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小1の記憶(上映会報告2009/7/3~4)

7月3日~4日と、千葉県は館山市で開催された「第3回安房平和映画祭」へ出席しました。「館山」は最低1泊二日の旅行で行くような、ずいぶん遠いイメージがありました。でも、東京駅から出ている高速バスで2時間足らず。実はとても行き易いところなのだと知りました。

南国チックな館山駅
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予定よりだいぶ早く到着したので、ホテルにチェックインして荷物を置くことにしました。

今日の宿である、駅前のシティーホテル「マイグラント」
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ちょうどこの日は、広島での上映会の件で中国新聞さんとやりとりをしている時でした。締め切りの関係で、この日中に記者さんが追加の質問をすることになっていたのですが、今どき私は携帯電話がありません。そこで、ホテルのフロントにつないでもらうことにしました。

フロントはがら~んとしていて私の声が響きまくっていたのですが、今さっきチェックインしたばかりの客がフロントで「劣化ウラン弾」だの「新テロ対策法」だの話していたら、一体どんな客だ!と怪しまれたに違いありません・・・!

16時過ぎに、映画祭の実行委員会のメンバーである真魚さんが車で迎えに来てくれました。真魚さんとはこれまでメールだけのやり取りでしたので、お会いするのは今日が初めてです。そして、この真魚さんこそが、私の作品を映画祭で上映してくれることになった人なのでした!!

今年の3月頃でしょうか? 私は安房平和映画祭のことをネットで見つけ、上映作品を募集していますか?とメールをしたのでした。そうしたら返信のメールが来て、「映画祭は作品の公募はしていないけど、毎月(?)やっている小規模の上映会での上映に興味があるかも」ということでした。それでDVDを送って待つこと数ヶ月。なんと、「大どんでん返しで、映画祭で上映することになりました」と返事が来たのです!!! きっとものすごい大どんでん返しだったのでしょうね!

真魚さんの車に乗せてもらい、会場へ向かう途中に館山の町を見て回りました。このブログを読んでいる人の中には、「なぜ館山で平和映画祭?」と思う人もいるかもしれません。私は今まで知らなかったのですが、館山には大きな自衛隊の基地があります。第二次世界大戦の時には、米軍が帰りに飛行機を軽くするために館山近辺で爆弾を落としていったとか、人間魚雷の発射台(?)などが今でも戦跡として残っていたり・・・など、実は戦争に関わる事柄が多く存在するのです。そんなわけで、ここ、館山で平和映画祭を開き、平和へのメッセージを発信することは、ものすごく重要なのだなと思い知らされました。

そんなことを思いながら会場である「南総文化ホール」へ向かいます。

巨大な施設!
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施設の入り口には映画祭の看板が!
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映画祭の開催は二日間で、初日の金曜日は夜の回に「アメリカばんざい」の上映とトークのみ。初回の上映前に、施設の音声さんと作品ごとの音声レベルの調整テストをしました。

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なんと、上映作品4作品のうち、私の作品以外は全部同じレベル! 私のだけが雑音が多すぎて、他の作品に比べずいぶんボリュームを下げなければなりませんでした(涙)。何しろ、私は家庭用の小型カメラで、その内臓マイクで撮影していたため、かなり音声が悪いのです。しかも、撮影場所のパーラメント・スクエアの交通量はものすごくて・・・。作った当初は(しょうがない)と割り切っていたつもりでしたが、こうやって上映会を重ねていくと、(やはり音声や映像のクリアさはこだわっておくべきだった)と後悔しきりなのであります。

映画祭実行委員長の八木さんによる開会の挨拶
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初日は、アメリカの貧困徴兵制をテーマにした「アメリカばんざい」の上映。上映のあとは、映画のプロデューサーでインタビュアーでもある影山あさ子さんのトークがありました。撮影の秘話や、アメリカの現状などについて興味深いお話でした。

影山あさ子さん
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初日が無事終了し、その後は交流会がありました。
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とにかく食事が美味しそうで、私はバチバチ写真をとりまくっていました。

新鮮なお刺身!
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刺身の写真を撮るなんて、まるで外国人観光客のようで、みんなに「一体どこ出身なの?!」と笑われてしまいました。「あ、八王子なんですけど・・・」というと、斜め前に座っていた方が「え? 八王子のどこ?」と聞かれました。(こんなマイナーな町はさすがに知らないだろう)と思いつつも「XX町」と答えると「え?何年生まれ? 小学校1年のときの担任の先生は?」と立て続けに聞かれました。

・・・うーーーん、一年生・・・。思い出すだけで気が遠くなってしまいます。もう数十年前・・・! それに学校卒業後地元を離れている私は、小中学校時代の同級生とも疎遠です。かろうじて「担任の先生はXX先生でした」というと、「私、そのとき他のクラスの担任だったのよ!」と言うではありませんか! こんなところで、小学校1年生のときの先生と再会するとは!! びっくりしました。先生はその後教職を辞め、20数年前から有機農業をされているそうです。いやいや、本当に驚きました。

宴会は12時ごろでお開きとなり、ホテルへ向かいました。私は影山さんと同じホテルだったため、ホテルに到着後もロビーで色々お話を伺うことが出来ました。寝たのは2時ごろでした。

さて、翌日。今日は映画祭2日目であり、自分の作品が上映される日でもあります。今日も館山に宿泊する私は、2日目の宿へ移動。こちらは自分でネット予約しました。

昨日とは打って変わって、いかにも「民宿」風。おしゃれさは求められませんが、目の前が海という超好立地です!
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お部屋も純和風。
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ここに荷物を置いて、また上映会場へ向かいました。午前中の作品を見た後はお昼休憩です。実行委員長の八木さんは館山で農家をしているので、お昼ご飯はご自分で作った有機農法の玄米もち米のおにぎり! しかも、おにぎりについているゴマも自家製、麦茶も味噌も自家製というからびっくり!! 玄米のもち米を初めて食べたのですが、その美味しさは「うっとり」とでも表現すべきものでした! ”食に絶望した国”イギリスで生活していた私には、何よりのご馳走です。

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いや~、こんなのが毎日食べられるって、実はものすごく贅沢なことなのではないか、と思います。安房平和映画祭には、農家や食にまつわる活動をしている人が多いのですが、やはり「食」、「健康」、「安全」を大切にすると、その最大の敵である「戦争」に反対するようになる・・・これはすごく自然なことなのだなと思いました。でも、まだまだ世間一般には、「環境」や「食」に対するこだわりを持っている人は多くても、それを「反戦」まで結びつけている人は多くないように思います。これらをどう結びつけていくかが、活動を広げていく上で重要になってくるでしょう。

午後になり、私の映画の上映になりました。上映前に少しだけ挨拶をしました。これまでの上映会では、映画の上映直後に質疑応答をやったりしますが、今回はありません。というのも、今回はなんと、夕方から「早川監督と語る会」なるイベントを開いていただいたのです!!

語る会の様子
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ナビゲーターの真魚さんと。
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語る会では最初に真魚さんから、館山のTVは東京と同じチャンネルなので皆は情報を知った気にはなっているが、実際は流行の店とかそういう情報ばかりで、本当に必要なことは知らされない、というようなお話がありました。私が自己流で映画を作ったことに注目して、では自分たちがどうやって自分たちに必要な情報を発信していけるのだろうか? というのを考えてみようということになりました。私は、自分がビデオカメラに興味を持ったいきさつから、いくらぐらいのどんな機能を備えたビデオを使っていたのか、撮影・編集はどうやって覚えたのか、など具体的に、なるべく参考になればと話しました。

会場からの質問では、「イギリスの反戦団体は、団体同士の横のつながりはあるのか?」、「映画を見て感心しても、しばらくするとまたもとの生活に戻ってしまう。どうしたらよいか?」、「イギリスは個人主義の国だから、反戦活動にも無関心な人は多いのでは?」、「今後の作品の構想は?」などがありました。

私にとって記念すべき初めての”映画祭”上映は、とても充実したものになりました。実行委員会の皆さま、映画祭に来ていただいた皆様、どうもありがとうございました。

意外に近い館山、皆さんも機会があったらぜひ!!

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