ブライアンはモテ男?(上映会報告2009/7/6~7)
6日朝に福岡のホテルをチェックアウトし、熊本へ向かいました。JR博多駅から特急が1時間に数本出ていて、それに乗れば2時間弱で熊本に着きます。14時ごろには熊本に到着しました。
今回の熊本での上映会を企画してくれた宮田さんとの待ち合わせは16時。上映会は18時からなので、今のうちにお昼ご飯を食べておこうと思いました。熊本から路線バスに乗り、あらかじめ待ち合わせ場所の「交通センター」についてから、近くの商店街を歩いて食べる場所を探しました。
奥まった場所に、お店の中の様子が全く見えないレストランがあり、かなり怪しげでしたが入ってみることにしました。メニューもなく、値段も張り出されていないのに、知らない土地でチャレンジしてみたくなってしまう私・・・。
入ってみると、そこは夜にお酒を飲むのがメインといったような感じの店でした。カウンター席のみで、器にかなりのこだわりが感じられます。前菜のサラダが山盛り!
熊本なのに、なぜか注文はノルウェー産のサーモン丼にしてみました。これがかなり美味しい!めちゃめちゃ脂が乗っています。
一人でご飯を食べていると、お店の人が気を使ってか良く話しかけてくれます。「どこから来たの?」、「観光?」と聞かれたので、「自主映画を作ったので上映会のため」と答えたら、それまで洗い物をしながら話していたお店のママさんがその手をぴたりと止めて、真顔で「あなた映画監督なの?! じゃあ、絶対熊本城に行かなくちゃ! あそこで映画とって頂戴よ」といきなり無理な注文をされました。
熊本城に行ったことはありませんし、今回ハードな日程なので特に観光しようとは考えていませんでした。でも、ママさんが絶対熊本城を見なくちゃダメと主張するので、では明日の午前中に行ってみようかと思いました。さすがに映画は作れないでしょうが・・・。
食べ終わって店を出て、15時半頃になっていたので、交通センターに向かいました。公衆電話から宮田さんに電話をします。宮田さんも待ち合わせより早く着いていたようで、すぐ会うことが出来ました。
ところで、今回の熊本上映会がなぜ実現したかというと、これがすごい偶然のつながりなのです! 私の映画の中には日本を語るシーンがあって、偶然イギリスのオルダーマストンでの反核運動に参加したときに見つけた日本人たちが登場します。彼らはその後パーラメント・スクエアにやってきてブライアンと対面するのです。その中の一人が宮田さんでした。
しかし、その時は全員の名前や連絡先を聞いておらず、結局宮田さんとはその後連絡が取れませんでした。
それが6月に原水協通信に私のインタビューが掲載されたのを宮田さんが読んで、ウェブサイトから私に連絡をくれたのです! 「映画の上映会をやりたい」と書かれていました。私は急すぎて迷惑かもと思いつつも、思い切って「福岡アジア映画祭で福岡へ行くので、そのあと熊本で上映会をやれませんか? 私も熊本まで行きたいです」とお願いしてみたのです。もう既に日程は1ヶ月を切っていましたが、宮田さんがいろんな方に掛け合ってくれて、今回の上映会が実現したのでした。しかも6日と7日の合計2回!
宮田さんは熊本で「さをり織り」を教えています。2枚枠の織り機を使って織りますが、予備知識がなく誰でも簡単にはじめることが出来、かつ様々なバリエーションに富んでいて、幼稚園児から大人まで楽しめます。リハビリテーションとしても使われるそうです。宮田さんにさをりの工房へ案内してもらいました。
さをりの機械
さをり織りは織るだけでなく、織り終ったあとに色んな加工をして楽しむことが出来ます。私も挑戦!
織物のはずがなぜか水色の布が一面に張られています。そしてミシンの前に着席・・・?
オルダーマストンではギターを弾いていた宮田さんですが、さをり工房にはハープもありました!
気がついたら上映会開始までもう時間がありません! どんなに車を飛ばしても絶対遅刻! 急いで工房から会場へ向かいます。今日の会場は「熊本パレア」という交流センターです。
上映会の様子
この日は上映会+原水協さんの報告会議があったため、私の映画は上映のみでトークはなしとなりました。報告会議が9時ごろに終わり、それから宮田さんと森さんに食事に連れて行っていただきました。
ちなみに、写真手前右にある白い塊は「たてがみ」と呼ばれる部位です。馬のたてがみ部分の肉のこと。初めて知りました!
ちなみに森さんはお仕事で東京に行かれることが年に数回あるそうですが、「東京の刺身は食べない」とのこと。そんなに違うの?と思っていたら、やはり刺身のツヤが違う!! 輝いています!!
今回短日程でしたが、館山→福岡→熊本と回ってきて、どこの土地でもご飯がすごく美味しいのに驚きました。今回の旅だけで太ったんじゃないかと思うほどです。
食事のときに、反核運動をしているお二人に、私は最近良く話題になっていることについて聞いてみました。それは「オバマってどうなの? 信頼できるの? 核兵器のない社会にとか言っているけど、本心なの?」ということです。
私自身も上映会で良く聞かれます。例えば「オバマはイラクから撤退するといっている。そうしたらブライアンの抗議活動は終わるのか?」といったように。確かに、ブライアンはイラクに対する経済制裁に反対して抗議活動を始めました。しかし、活動を続けるうちに対象を広げ、現在は「テロ戦争と言う名の元に他国を攻めるな」という主張で抗議活動をしています。なので、「イラク」だけに限定しているわけではありません。
オバマはイラクからは撤退しても、アフガニスタンには増兵するといっているのですから、ブライアンにとっては(私もそうですが)「これで問題が解決した」ということにはなりません。でも、オバマの発言が高く評価されることに、少なからず疑問と不安を抱いていました。なので、反核運動をしている人たちはどう受け止めているのか聞いてみたかったのです。
「オバマのバックにはすごいメンバーがついているのだから(←悪い意味で)、安心はできない。でも、ブッシュのときに比べて明らかに対話を重視するようになったので、少しずつは変えていけると期待できるのではないか?」というのがお二人の意見だった。
さて、時間は既に12時ごろになり、ホテルへ向かいました。今日の宿泊は「交通センターホテル」です。
さてチェックアウトをした後は、荷物をそのままホテルに預け、熊本城へ向かうことにしました。今日は午後13時半から上映会があるので、2時間ほどはお城を見て回れるはずです。
石垣は、下が緩やかなつくりで一見登れそうに見えますが、上部分がほぼ垂直となっており、登れないように設計されているのだとか。
とにかく大きくて立派な熊本城でした。夜にはライトアップされて、それはまた違った趣があるそうです。映画にできるかというとそれはかなりハードですが(特に反戦映画は!)、お城の存在感に圧倒されました!
12時ごろになり、ホテルへ向かいました。13時に宮田さんが迎えに来てくれて、今日の上映会の会場である、武蔵ヶ丘教会へ向かいました。教会で映画を上映するのは初めてでした。教会の牧師さんが、映画の上映などをされる方で、スクリーンやプロジェクター、スピーカーなど一式を揃えているので驚きました。
スクリーンの組み立て中!
日中で光が入るので、スクリーンの周りを黒い板で覆います。
質問では、「平和活動家なのに、顔面に刺青をしている人もいるのか?」、「映画を作ったモチベーションは、ブライアンへの興味からか?」、「ブライアンがここまでの活動をするに至ったのは、どんな動機か?」といったものから、イギリスの小選挙区制、果てはサッカーとラグビー、「オックスフォード大とケンブリッジ大のラグビーの試合は盛り上がるのか?」と言ったものまで多岐に渡りました。(残念ながら私はラグビーには詳しくありません・・・!)。
そして質問とは別に、「ブライアン、すごくハンサム!」というコメントが帰り際に寄せられました。実は館山の上映会でも「男前」って言われたのです。「クリント・イーストウッドに似ている」とまで言う人がいました。本当!?!? 「ブライアン=(愛すべき)だめんず」と捉えている私にはびっくり! 日本だったらブライアンはもてるんでしょうか? 2会場の婦女子からの衝撃告白をブライアンとサポーターたちに伝えたいと思います。いやいやびっくり。
すっかり盛り上がってしまい、気がついたらもう4時半を回っていました。福岡空港行きのバスが4時39分で、それに乗り遅れたら完全にアウトです。おしまいの挨拶もそこそこに車に飛び乗り、バス停に到着したのはバスが来る1分前! ヒヤヒヤでしたが無事にバスに乗れ、空港へ到着。東京へ戻りました。
急な日程にもかかわらず上映会を計画してくださった宮田さん、森さん、映画を観に来てくれた皆様、どうもありがとうございました!
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