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今度はゲストルーム!(上映会報告2009/9/23-24)

23日の朝は8時ごろに起きました。今日は新得を離れ、札幌に向かうことになっていました。昨年夏、G8サミットが北海道・洞爺湖で開催されたときに、私はG8サミットを市民の目で伝えると言う「G8メディアネットワーク」に参加して、北海道を訪れました。女性フォーラムの打ち上げの席で斉藤郁弥さんと出会い、札幌での上映会を企画してもらったのでした。

上映会は夕方からでしたので、何時に新得を発つかは決めていませんでした。札幌へ向かう特急電車は1時間に1本程度。青原さんも今日札幌に向かうと聞いたので、一緒に電車に乗ろうということになりました。せっかく新得に来たのだから映画祭会場以外も見たいということで、10時台の電車に乗ることはやめ、田代さんに新得を案内してもらいました。

映画祭の会場である新内ホールへお別れの挨拶に行きます。片付け作業中でした。
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田代さんの車に乗り、新得の町を回りました。昔は複数の会場に分かれて映画祭を開催したこともあるそうで、ここは35mmの上映をしていた場所。
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まさに”北海道”といった景色が広がります!
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この山はなんという名前だったっけ・・・忘れてしまいましたが、聞けば思い出す(←当たり前だ!)有名な山です。
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しばらく車で走ると、インディアンさんの家に到着。なんと、自分で建てた家なのだそうです!
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「空想の森」にも登場する宮下さんの家に行きました。家に行く途中には蕎麦畑が。
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宮下さんの家。留守でした。
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庭先にはかぼちゃが。
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宮下さんは畑で作業をしていました。ジャガイモの掘り起こしを今日中に終わらせないと、と言っていました。
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宮下さんの畑を離れ、共働学舎へ向かいます。「共働学舎」とは耳慣れない言葉かもしれませんが、かなり大雑把に説明すると、様々な人々が大自然の中で共同生活を送りながら、農作業や酪農などの生産的労働をする、という場所です。詳しくは、共働学舎のウェブサイトに説明を見つけましたので、そちらをご覧ください。

共働学舎の交流センター「みんたる」(アイヌ語で広場、人の行き交う場所という意味)。
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チーズの盛り合わせをいただきました!
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共働学舎の方にチーズの説明をしてもらいました。
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「ラクレット」というチーズを溶かしてジャガイモにかけた一品。美味しいです!
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気がついたら、12時過ぎ発の札幌行きの特急の時間が近づいていました。新得駅へ向かい、田代さんとお別れしました。新得最終日のこの日は天気もよく、観光には最適の日でした。車で色々と案内してくださった田代さん、ありがとうございました!

2時間ほどで札幌に到着しました。札幌駅で、今夜の上映会を手伝ってくださる水上さんと待ち合わせをしました。今日の宿は郁弥さん、水上さんのお知り合いの方が住んでいる超高級マンションのゲストルームに宿泊できるということでした。宿泊者の知り合いのみが1泊2,000円で泊まれる部屋なのだそうです。青原さんが札幌の宿をまだ決めていないと聞いたので、青原さんも泊まれるかどうか水上さんに聞きました。ちょうど部屋に空きがあったので、青原さんもゲストルームに泊まることになりました。どんなところか楽しみです!

今夜の上映会までまだ時間がありました。水上さんが、今日はイスラムの人たちのラマダン(断食)の最終日でそのお祝いがあると言っていたので、そのお祝いに参加することにしました。

ラマダン終了のお祝い
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このお祝いはインドネシアの方々の集まりでした。札幌には北大がある関係で留学生が結構暮らしているそうです。ちょっとしたコミュニティーを形成するほど暮らしているのだと驚きました。ダーツ大会が行われていて、景品は圧力鍋やアイロンなど。留学生には生活用品はうれしいのでしょう。

お祝いのお弁当が振舞われていました。
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しばらくして郁弥さんが到着しました。1年2ヶ月ぶりの再会です!!

皆で記念撮影
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ラマダン明けのお祝いは終了し、上映会場へ向かいました。「rit」というお店です。レストラン、バーに加えて、ちょっとしたライブステージも設けられています。店内にはギターも飾られていました。郁弥さんがここで水上さんとご飯を食べていたときにスクリーンが備え付けられているのを発見し、上映会ができるかどうか聞いてみたそうです。プロジェクターも、スピーカーも備え付けられていて、会場の広さもちょうどいい感じでした。

「rit」入り口
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郁弥さんは「告知があまり出来なかった」と言っていましたが、この日は12~13人ぐらいのお客さんが来てくれました!

上映前の郁弥さんのあいさつ
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映画の中で、パーラメント・スクエアに雪が降るシーンがあります。ブライアンのサポーターのエリック(パーラメント・スクエアのテントに寝泊りをしている83才のアメリカ人)が「ホッカイドウみたいでしょ? サッポロ」と私に話しかけるシーンがあります。この日の上映会ではここで笑い声が起きました。エリックは今から60年以上前に仕事で日本に来て、北海道に約1年住んでいたことがあるのです! それで北海道のことを知っているし、カタコトの日本語が話せます。80才を過ぎてなお、パレスチナやイラクへ出かけていく、バイタリティーのあるおじいさんです。

上映の後のトークでは、お客さんから質問をいただきました。映画の中で使用している曲について(YANEKAという日本のアーティストの曲で、オックスフォードへ向かう道のりで使っている歌です)、ジャーナリストを志した理由、留学先にイギリスを選んだのはなぜか、Fish & Chipsは体に悪いのか、などの質問をいただきました。

トークの様子
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上映会の後は、札幌名物・スープカレーを食べに行きました。
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皆さんで記念撮影。ありがとうございました!!
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気がつくと、もう11時半を回っていました。水上さん、郁弥さんに連れられて、ゲストルームへ向かいます。なんと、そのマンションは札幌駅の前にあるとのことでした。超豪華マンションなんでしょうか?!

駅前にそびえ立つマンション!(翌朝撮影)
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エントランスからしてゴージャスです!(翌朝撮影)
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予約してくださった住人の方に、早速ゲストルームへ案内していただきます。
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洗面・トイレスペース。トイレのふたは自動で開閉。
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バスルーム
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ゲストハウスとゲストルーム。言葉は似ていますが中身は全く違うんですね!! 皆さんも泊まるときには「ハウス」なのか「ルーム」なのか事前によく確認した方がいいですよ!

終電の時間があるということで、郁弥さんと水上さんとお別れしました。

ゲストルームからの夜景
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ちなみに昼間はこんな眺めです(翌朝撮影)。
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ベッドも快適で、ぐっすり寝ました。

翌朝は9時ごろに起きました。たった1日しか宿泊していないのに荷物を広げすぎて、まとめるのに時間がかかり、マンションを出たのはチェックアウト時間のぎりぎりになってしまいました。

お昼の飛行機だったので、青原さんと喫茶店に行きました。コーヒーを飲みながら、映画作りについての話になりました。ドキュメンタリーの制作で、よく、「〇年かけて撮影」といいます。そういう話を聞くたびに、5年とか10年とか、そんな長期にわたって撮影し続けるのは自分には無理だな、と思っていました。

10年と言っても、おそらく10年間毎日撮影していたわけではなく、生活費を稼ぐ仕事をこなしながら断続的に撮影をして、結果的に10年になったというものも多くあると思いますが、私の場合は、それだけに集中して取り組みたいし、その間はそのことだけをやりたいので、集中力としても、経済的にも1~2年が限度だなと思うわけです。かえって10年なんて撮影したら、間延びするんじゃないかとも思っていました。また、仕事の合間を縫って、例えば半年振りとかのペースで、何気なく断続的に撮影し続けるというので作品になるのだろうか?という疑問もありました。

でも、青原さんは断続的にでも取り続けるのは大切だと言いました。最初から映画作りを意図して撮り始めたものでなくても、カメラを回し続けることによって、ある日決定的な瞬間が撮れてしまったりする。それが撮れた事によって、今までなんとなく追い続けてきたものを、作品としてまとめようと意識することもある、というのです。

確かに、私も最初にブライアンたちを撮り始めたときは(ブログのネタに)としか考えていませんでした。カメラを買ったばかりだったので、何が撮りたいというよりも、とにかくカメラを使いたいという気持ちでした。それで面白半分に取り続けて、数ヶ月ほどたった頃に警察との衝突やちょっとしたエピソードなどが偶然撮れて、段々と映画にしようと思い始めたのです。最終的に映画としてまとめるときに、最初の頃の、何の目的もない無意識の遊びで撮った映像でも、かなり使える部分が沢山ありました。だから、一番大切なのは、映画にする・しないに関わらず、面白いという気持ちに任せて撮り続けることなのかもしれません。

私もどんどんカメラを回して行きたいと思います!

また、編集についてのアドバイスももらいました。私は映画の前半部分で、パーラメント・スクエアの歴史を説明するパートで、静止画の写真を多く使っています。青原さんによると、基本的に映画は動画を使った方が良い、とのことでした。静止画を使うのは、それをはっきりみせる必要があるときだけ。例えば、昔の写真や地図など。

私は編集していたときに、ナレーションの内容と映像はマッチしていた方がいいと思っていたので、過去の歴史を説明するにもその動画を持っていないので、その代わりに静止画を使いました。でも、ナレーションの内容と映像を必ずしもマッチさせなくてはならないということはなく、例えば歴史を説明する部分で、映像はブライアンの暮らしぶりや日常の風景などを使っても良かったのではないか?と言われました。国会とパーラメントスクエアの位置が具体的にはどのようなものなのかが分かるように、国会からパーラメントスクエアまで歩きながらの動画でも面白いのではないか、とも。

また、オリジナルが持つ映像と音声はなるべく生かすべきで、特に私の映画の中で登場する機動隊との衝突シーンは、音楽をかぶせてしまうのではなく、生の音を入れたほうが良かったとも言われました。音声が良く採れていたら生の音を使いたかったのですが、収録状況が良くなかったので、音を全て消し、音楽をかぶせてしまいました。

現場の音はすごく面白い音だったのです! というのも、ロンドンのデモでは、よく「デモのDJ」というのが登場します。いわゆるサウンドデモなどのDJとは違って、デモの参加者でスーツケースなどにお手製のスピーカーをくくりつけて、iPodなどの音楽をデモの現場で再生するのです。それが、機動隊やデモの参加者たちを煽るかのように、デモの進み具合や衝突具合によって絶妙に選曲を変えるのです! 例えば、機動隊がずら~っと横に並んでこちらに歩いてくる場面では、スターウォーズのテーマ曲が、そして機動隊がデモ参加者たちに容赦なく襲い掛かるシーンではビートルズの「All you need is love」がかかっていたのです! しかし残念ながら音楽のボリュームは小さく、現場の騒乱の声などにかき消されて、そんなに効果的な音声ではありませんでした。よって私は思い切って消してしまいましたが、そんな場合でも、例えば音声を半分残して、音楽をかぶせることでフォローできるのではないか? と言われました。

青原さんから参考になる話を沢山聞けました。やがて帰りの飛行機の時間になり、お別れして千歳空港へ向かいました。シルバーウィークの連休だったため、空港は大混雑でした。

ポケモンジェットに乗って羽田に到着。
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連休中から始まっていたメディアアクティビストたちの三里塚キャンプに合流したいと思っていましたが、あまりにも疲れすぎて断念し、12日間の旅を終えて家に戻りました。

お世話になった皆さま、どうもありがとうございました!!!

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