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どちらがハードル高い?(上映会報告2009/11/21)

21日の土曜日は、千葉県習志野市で「わくわくならしの映画祭」がありました。記念すべき第1回目の開催です! 映画祭の会期は3日間で、プログラムは初日が私の「ブライアンと仲間たち」、2日目は「つくられる自白」、3日目は「フツーの仕事がしたい」となっていました。

会場の習志野市民会館。
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私が到着したときは、ちょうど会場の設営作業の真っ最中でした。

映画祭の看板
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会場の様子。広すぎる~~~
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この建物はかなり年季が入っていましたが、駅から歩いて1分程度という立地条件のよさから、稼働率がとても高いのだそうです。会場にはプロジェクター設備がないため、映画祭3日目の「フツーの仕事がしたい」の監督である、土屋トカチさんがプロジェクターを持参してくれました。ありがとうございます!

土屋トカチ監督と言えば、先月ロンドンのレインダンス映画祭で、ベスト・ドキュメンタリーを受賞したそうです! この映画祭、私もロンドンに住んでいたときに知っていました。行く機会はありませんでしたが、とにかく映画祭のカタログ(雑誌並みの厚さ)の充実振りから察するにかなり大きな映画祭で、またプログラミングの特色としてちょっとひねった感じがある、面白そうな映画祭だったことを覚えています。ロンドンに9日間滞在して何をされたのか聞いたら「パブで飲んでた」そうです。ま、パブは交流の場ですから、それが一番面白いでしょうけれど・・・。

開場前に、地域新聞の記者さんよりインタビューを受けました。映画の内容から、どうして映画を作ったのかというお話などを10分ぐらいしました。

受付には、なんと前回の上映会でお客さんとして来ていただいた方が、スタッフとして頑張っています!! 垣内さんにリクルートされたのでしょうか・・・??
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映画の上映前に、垣内さんより舞台挨拶がありました。
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この会場は、舞台のようなつくりなので、壇上が客席よりだいぶ高いのです。上映後のトークは壇上にぽつんと私が座る形で40分ぐらい行われました。お客さんからの質問は、「イギリスのマスメディアはブライアンたちの活動をどのように報道しているのか?」、「ブライアンのディスプレイの中に森住卓さんの写真があったが、ブライアンはそのことについて何か言っていたか?」などの質問をいただきました。

質疑応答も終わり、会場は9時に撤収厳守ということでしたので、大急ぎで片づけが始まりました。

荷物をまとめて台車に載せます。この状態で徒歩5分の事務所まで運ぶとのこと。いかにも途中で崩れそうです・・・
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上映会の後は、駅前にある居酒屋で交流会がありました。
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ここは昔は喫茶店だったそうで、店内の内装も居酒屋にしてはさわやかです。そして何よりここにはカラオケが設置されているのです!
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マイク片手に順番に歌っていく地元の人たち、喫茶店の面影を残す店内と居酒屋にしては明るすぎる照明、そしてテレビに映し出されるカラオケのビデオ・・・。なんとも不思議な光景がそこには広がっていました。歌が途中で詰まると「がんばれっ!」と声援が送られます。ここで歌うのはかなり勇気が要りそうです。

お鍋
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刺身は解凍するまでしばらく待ちます。
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やがて、私たちのテーブルにも歌う番が回ってきました。私がカラオケボックスに最後に行った数年前は電話帳のように分厚いカタログから探す方式でしたが、今はカーナビのような機械で検索するのですね。
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最初にわくわくクッキングのスタッフでもある、お豆腐屋さんの木村さんが歌いました。私や土屋トカチ監督も「歌ったら?」と何度も誘われましたが、最後まで歌う勇気はありませんでした。考えてみたら、上映の後舞台に立ってトークなどをやっているのに(←いまだに得意ではありませんが)、なぜカラオケマイクで歌うことにここまで抵抗があるのか分かりません。最近の歌謡曲(と言ってる自体古いですが)は分からないし、昔歌ったことがある歌も今ではうろ覚えなので、かなりハードルが高く感じてしまうのでした。

垣内さんの島唄ブルース。十八番と聞いていただけあって、とても上手でした!
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終電は11時半ごろまでありましたが、ちょっと早めに10時半ごろにお暇することにしました。というのも、翌朝京都に向けて出発するからです。帰りは土屋監督と一緒でした。

監督のビデオを撮り始めたきっかけについて聞きました。監督は、京都から東京に引っ越してきたときに、新宿西口の野宿生活者の多さにとても驚いたそうです。そしてそのあとの強制排除についても、とても違和感を持ったといいます。それで野宿生活者に興味を持つようになり、新宿夏祭りのときにボランティアを募集していることを知って申し込み、様々な野宿生活者と話すようになったそうです。それがビデオを撮り始めるきっかけになったと言っていました。

また、組合の話にもなりました。日本でもイギリスでも、組合離れが進んでいるそうです。若い人は、組合自体知らない人も多いのだとか。ある人が相談に訪れて、労働組合で何が出来るかを説明したところ、その人はユニオンがそんなことまでできるのか?と驚いて、何度も「詐欺じゃないですよね?」と訪ねたそう。その人は上司に「ユニオンとは何ですか? 信用していいのですか?」と聞いたら、その上司は「ユニオンってことは”国連”でしょ? じゃあ、信頼できるんじゃない?」と言って逆に信用したんですって・・・!! そんな~~~!

以前垣内さんとお話していたときに、地域の方から生活相談を沢山受ける垣内さんは、「皆がそれぞれで組合を作れば、そこで解決できる問題が沢山ある。もっと組合を作っていかないと」と言っていたのを思い出しました。組合離れが進んでいるという現状はあっても、労働者の権利を守ってくれる(はず)なのは組合。雇用者側に労働条件の改善を期待するだけでは限界があります。組合に組織として弊害があるのならばそれを正して行くべきで、組合をもっと活用していくのが良いと思いました。そんなことを考えた上映会でした。

わくわくならしの映画祭、主催者の皆さま、映画を見に来ていただいた皆さま、どうもありがとうございました。第2回以降も、楽しみにしていますhappy02!!!

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