一年越しの上映会(上映会報告2010/9/18)
翌朝は9時ごろ起床。ホテル地下1階のアイリッシュ・パブが朝食用のレストランになっていました。
11時にホテルをチェックアウトし、荷物を預けたまま市内観光に出かけることにしました。前日も思いましたが、やはり東京より暑い気がします。
ホテルのある中洲川端駅そばに「福岡アジア美術館」があると知り、そこに行ってみる事にしました。
ちょうどこの日から「韓国モダンアートの波」という、韓国の現代美術を集めた企画展が始まっていたので、それを観ました。
絵画や彫刻とともに、韓国の現代社会を写した記録写真も展示されていました。貧しい時代を逞しく生きる労働者たちと、それを温かなまなざしで切り取る写真家の姿勢に、土門拳や木村伊兵衛などの記録写真に通ずるものを感じました。
美術館のチラシコーナーにはたくさんのイベントの案内がありましたが、そのうちの半分以上が福岡県外でのイベントで、東京などで開催されるものもたくさんおいてありました。東京のなんて置いて、一体誰が行くのだろうか?と不思議に思ってしまうのですが、案外東京へ行く用事のついでに・・・という人もいるのでしょうか。
チラシコーナーの中に、韓国で生まれ、世界的なビデオアーティストとして活躍したナム・ジュン・パイクについて語るシンポジウムのチラシを見つけました。マリンメッセ福岡で日曜日に開催されるとのこと。これは是非行ってみようと思いました。その、ナム・ジュン・パイクの、国内唯一、かつ最大級のパーマネント作品「Fuku/Luck, Fuku=Luck, Matrix」が、キャナルシティ博多に設置されているとも書かれていたので、それを見に行くことにしました。
川の流れに沿って、大きな商店街があり、そこでご飯を食べることにしました。福岡YWCAの野崎さんより、「福岡の名物はかしわの水炊き」と聞いていました。(”かしわ”って何だろう?)と思い、同居している姉に聞いたところ「鶏の頭ではないか?」とのことでした。
看板には「せっかく博多に来たけん、もつ鍋、水炊き食べてって」とあります。これは、食べないわけには行きません!
店内に入ると、カウンターに明太子の箱が山積みされていました。これも、博多ならではなの光景だと思います。
お店の人に、「水炊きは”かしわ”の水炊きですか?」と確認。いや、地元の人にとっては、おかしな質問かもしれないのですが、でも、旅行者としては確認しておく必要があります。そして更に「”かしわ”は何のことですか?」と質問! 不勉強丸出しです!!
お店の人は、かしわとは鶏肉の事だと教えてくれました。姉は「鶏の頭」と言っていたけれど、それは焼き鳥でいう「カシラ」と混同していたんじゃないでしょうか?! あやうく失態をさらすところでした。
”かしわ”の水炊き登場! 鶏肉のぶつ切りの他に、鳥の肉団子も入っていました。あっさりして美味しい。
食べ終えて、またキャナルシティ福岡へ向かって歩きます。
ナム・ジュン・パイクのビデオ・インスタレーションを発見! 確かに巨大です。(制作は1996年)
この作品について、シンポジウムの解説文によると・・・
合計180台(縦10台×横18台)ものテレビモニターで構成され、まるで現代の情報のカオス状況を示すかのように、多彩なイメージの断片がめまぐるしく画面上を錯綜します。パイクが本作を語る際のキーワードの一つに「Electric Super Highway」という語があります。やがて実現されるであろう電子ネットワークに、我々はどのような情報を乗せ、走らせるのか? 氏は本作を通じて来るべき社会の「幸福」を問おうとしました。
キャナルシティ福岡を出て、ホテルへ向かいました。途中、川沿いの一角に屋台の駐車場を発見! 10台以上もの屋台がびっしりと並べられ、夕方までの出番を待ちます。
ホテルに戻って、預けていた荷物を受け取り、今日の上映会会場である福岡YWCAへ向かいます。道を間違えたため、余裕を持って出たものの10分ほどの遅刻![]()
上映会のチラシが貼ってありました! チラシには、ブライアンの言葉の数々がちりばめてあるのですが、これはYWCAスタッフさんたちのアイデアなのだそうです。
YWCAの建物に入り、今回の上映会を中心になって企画していただいた野崎さん、そしてYWCAのメンバーの方々にお会いしました。野崎さんは、昨年の福岡アジア映画祭で「ブライアン」を観ていただいて、そのときに「YWCAでも上映会が出来たら・・・」と言ってくださったのでした。それから約1年。上映会を本当に実現していただいて、私にとってとても思い入れの強い上映会でもありました。
上映開始時間となり、松井さんより開会の挨拶。今回、「第34回平和の集い」というイベントで呼んでいただいたのですが、なんと制作者を招いての映画上映会というのは初めてなのだそうです!
上映の間、私はしばらく自分の映画を観て、途中からは会場を抜け出して、建物内を散策してみることにしました。おいしそうな匂いにつられて下の階に降りていくと、この日は上映会の後にお食事つきの交流会を用意してくださっているということで、野崎さんたちが料理中でした。
YWCAというと、女性クリスチャン団体という知識しかなかった私ですが、その活動はとても幅広く、近年では福岡のYWCAは、特に福岡に住む外国人たちのサポート(日本語教室など)も中心的な活動の一つになってきているそうです。時代の流れとニーズに合わせ、活動を広げていっているのだということを知りました。
上映の後は、質疑応答がありました。司会をしてくださったのは柴田さん。
質問では「どんな観客を想定して映画を作ったのか?」、「ブライアンがパーラメント・スクエアで抗議活動を始める前はどんなことをしていたのか?」などを頂きました。
質疑応答の後は、交流会。お皿が並べられ始めています。お料理はYWCAスタッフの方々の手作りなのだそうです!!
しかも、国際交流をされているだけあって、お料理にも多国籍なアレンジが。
ひとしきりおいしいご飯を堪能した後、私は江副さんに皆さんの自己紹介をお願いしたいと言いました。普段、上映会に行って、その後のトークや質疑応答で私は自分の事を話すので、聞いた人は私のやっていることや考えをある程度理解されるかもしれませんが、私は来ていただいた方のことを聞くチャンスなく終わってしまうこともあるからです。それってすごくもったいないことだと思う!!
そんなわけで、皆さんに順番に自己紹介をしていただきました。戦争を経験され、平和のためにサイレント・スタンディング(声を出して何かを訴えるのではなく、メッセージを書いたプラカードなどを持ってたたずむ事で、自分の主張を伝える手法)をされている方、韓国との有効の架け橋となっている方、福岡に住む外国人のサポートをされている方、日本語教師の方など、本当にバラエティーに富んでいました! 交流会の後でも、立ち話の状態であれこれと色々聞いてしまいました![]()
そして更に素敵なお土産まで頂いてしまいました!
なんと、めんたい味のかりんとう!! 生まれて初めて見ましたが、一体どんな味なのかっ?!
当初、この日の夜はYWCAのスタッフの方のおうちに泊めていただくことになっていました。しかし、その方の都合が悪くなってしまったということで、急遽野崎さんが他の宿を探してくれたとの事です。でも、行きの飛行機が満席だったように、福岡市内のホテルはどこも満室で、やっと見つかったのが、博多駅からすぐのところにある韓国人用のゲストハウスで、今夜はそこに泊まるとの事。一体どんな場所なのでしょう!!??
車に乗せてもらい、韓国人用ゲストハウスへ向かいます。ゲストハウスといっても、相部屋ではなく、一人暮らし用アパートを借り上げたような、個室タイプのものとの事。予約をしてくれた野崎さんも、まだ行ったことがないとのことで、送っていただいたスタッフの方ともども、みなさん興味シンシン!
これ、ほんとに単身用アパートを借り上げた風のゲストハウスじゃないですか! 綺麗だし、広いし、でも生活に必要なものはバッチリそろってます。博多駅まで歩いて5分。超穴場です! 野崎さんも「これからYWCA御用達になるかも」と言っていました![]()
キッチンと洗濯機もあるので、1週間とか、長めの滞在の人には特にオススメでしょう。
ところで、チェックアウトは何時なんだろう・・・と思い、部屋に備え付けの案内を見ました。
しかし、中は見事に韓国語! 何のことが書かれているのかさっぱり分かりません![]()
ずっとページをめくっていくと、最後に「For foreigners」(外国人向け)として英語での必要最小限の案内がありました。日本語はナシ! 日本人には全然知られてないのかなぁ~。穴場なのに。
チェックアウトの時間を確認して、今日一日を終えました。上映会を企画してくださったYWCAの皆さま、そして映画を観に来てくださった皆さま、どうもありがとうございました!!!
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