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迷惑な顧客

先日、1.5TBの外付けHDDを購入したとブログに書きましたが、2日ほど前にその商品が配達されたと同時に、私はEDIUSのリファレンスマニュアルで「HDV素材は7倍に膨れ上がります」という記述を見つけたので、1.5TBというHDDのサイズが頼りなく思えてきました。

購入時点で2TBを選ばなかった理由というのは、現在使用しているWDの2TBが500GBのものに比べてかなり読み書きが遅いと思ったからです。やはり、HDDのサイズが大きくなるとその分時間がかかるものなのかなぁと考えて、”大きければ大きいほど良い”のではなく、必要な分だけのHDDを買ったほうが良いと考えたのでした。前作のときは、500GBのHDDに250~300GBのデータを収めて使っていたので、今回のハイビジョン編集に関しては(全くの勝手な想像ですが)全体のデータは1TB程度で、1.5TBのHDDならゆとりを持って収められるだろう、と判断したのです。

しかし、前述のデータ7倍問題があったので、1.5TBではなく、2TBにすべきだと考え始めました。ハイビジョン編集をされているドキュメンタリー監督の中井さんと以前編集の話をしていたときに(彼は量販店で購入した7万円ほどのデスクトップパソコンで、アドビのプレミアプロを使用してハイビジョン編集)、たくさん取り込むとデータが重くなってしまうので、要らないデータはどんどん削除しながら編集している、でも、よく(あのデータほしかったなぁ)と思うことがあって、そのときはまたその箇所をキャプチャーしている・・・というようなことを話していました。なんと、まぁ、面倒な作業!!

私は削除→再キャプチャーなどの作業はやりたくありません。それに、データの総量が大きくなってしまうことを気にするあまり、キャプチャする箇所を減らしては良いものができないなと思うので、やはり大きさを気にしすぎることなく、よさそうと思ったところはどんどんキャプチャーしていきたいのです。

それでは、この買ったばかりの1.5TBの外付けHDDは、未開封のままで2TBに交換したほうが良いと考えて、お店に連絡。何度かやり取りの末、商品を返送し、返送料と返金の振り込み手数料を私が負担し、改めて2TBを新規で注文するということになりました。(交換で差額のみ支払いということはしていないのだそうです)

返送料と振り込み手数料分が無駄な買い物となってしまいましたが、しょうがない・・・。

さて、昨日からは今回初めて使用する編集ソフトEDIUS Neo 2 Boosterで、テスト版を作りながら、チュートリアル的に使い方をマスターしよう、ということで、早速始めて見ました。

まず、ソフトを立ち上げると、プロジェクトの設定画面が出てくるのですが、私の場合、非常にややこしい事情を抱えているのです。というのも、カメラを購入したのがイギリスなので、記録方式が日本のNTSCではなく、欧州のPAL形式。よって、ミニDVテープに取った素材はすべてPALなので、日本のビデオカメラでは再生が出来ません。(←このせいで、これまでに、たとえば私が撮影した映像をほかの日本人が編集して使いたいと思っても、テープのままでは渡せないのです。コラボするにも壁が・・・)

そんなカメラなので、プロジェクトを設定しようにも、思わぬ落とし穴があるかもしれません。各設定について、マニュアルでは一応の説明はされているけれど、私のような面倒くさいユーザー用のことまでは想定されて書かれていないのです。

EDIUSを販売している会社(トムソン・カノープス)では、90日間の無償サポートというのをやっているので、早速質問してみることにしました。(ちなみに、この90日間のサポートの起算日は初めて問い合わせをした日となっているので、私は今日から90日間サポートを受けられるということになります。90日間以内に映画が無事完成すると良いのですけれど・・・!)

以下が、私が質問した内容と、それに対する回答(数時間で回答が来ました!!)。海外生活が長い人&海外と日本の両方で活動する人にとっては、私と同じPAL/NTSC問題が出てきますので、ご参考までに。(ちなみに、電化製品の電圧も重要ですね。パソコンやカメラなどの製品は全世界対応の100-240Vとなっているものがほとんどですが、周辺機器、例えば外付けHDDや外付けDVDライターなどは、日本でしか使えない電圧になっているものも多いです。例えば、ポピュラーなBuffalo社のHDDなど。これらも、頻繁に海外にもっていって使うという方は注意が必要)

私からの質問は3つ。回答は青字になっています。

①プロジェクトの設定(インターレース、プログレッシブ)

ビデオカメラはヨーロッパで購入したCanon HV-30(1440x1080ハイビジョンのHDVで撮影)を使っています。よってビデオカメラの記録方式はPALですが、日本のテレビなどで見られるように、NTSCのDVDやブルーレイを編集・出力したいと思っています。

プロジェクトの設定では、プリセットで
a) HDV(OHCI HDV 1080/59.94i)
b) HDV 24F (OHCI HDV 1080/23.98p)
がありますが、どちらを選択すればよいでしょうか?

プログレッシブのほうが、インターレースよりも画質が向上するのかとも思いますが、よく分かりません。プログレッシブ、インターレースのどちらを選ぶのかは、撮影方式やどのような機器で再生をしたいかによって異なるのでしょうか?

ちなみに私はDVDプレーヤー、テレビ、プロジェクター、パソコンのディスプレイなどで幅広く再生可能なものを作成したいです。プログレッシブ、インターレースのどちらもそれが可能ならば、より高性能&高画質なほうを選びたいです。

b)で気になるのは、24Fということです。私のカメラはヨーロッパで購入したので、Canon HV-30のシネマモードという設定は、日本向け製品は24F(24コマ/秒)ですが、私のものは25Fなのです。b)を選択して24Fですと、ずれが生じてしまうのでは?と思います。大丈夫でしょうか?

上記件につきましては、NTSCのブルーレイやDVD出力をされたいのであれば、HDV(OHCI HDV 1080/59.94i)のプロジェクト設定で編集いただくことになるかと存じます。

※EDIUSの仕様にて、HDV 24F (OHCI HDV 1080/23.98p)の場合は、DVD出力できません。(BD出力のみ可能です)

そもそもプログレッシブ映像であれば、再生できるプレーヤーもプログレッシブで統一しないといけませんが、今回のように再生プレーヤーがわかるのであれば、一般的に対応している再生プレーヤーが多い、インターレスしか無いかと存じます。

②Neo2インストール時のNTSC, PALどちらかの選択について

そもそも、一番最初にNeo2をインストールした際に、「NTSCとPALどちらですか?」と選択する画面が最初にありましたが、そのときは「完成品をどちらで作成したいのですか?」という趣旨の質問だと思い、NTSCを選んでインストール作業を終えたのですが、ここはどちらを選んでおけばよかったのでしょうか? 

「PALで撮影はしたけど、NTSCで編集したい」、またはインストール時にNTSCを選んだにもかかわらず、「PALで撮影して、PALで編集・出力する」といったことは可能なのでしょうか? そもそも最初の質問は、どういうことを聞くための質問だったのでしょうか?

もし、私のようなケースでは、最初の質問時にPALを選んでおくべきだったのなら、いったんアンインストールが必要でしょうか? (Neo3の無償アップグレードを申し込みしてあるので、Neo3にアップグレード時に同じことが起こると思うので、そのときにきちんと選びたいです)

上記件につきましては、新規プロジェクトでデフォルトで表示するアイコンを決めるだけですので、ご指摘のとおり、NTSCを選んでのインストールで問題ございません。手動で新規プリセットを作成いただければ、PALでも編集可能です。

③Canopus HQ CodecでHDVのファイルサイズが7倍になるという件

リファレンスマニュアルを参照したところ、上記のことが書いてありました。「ファイルサイズが7倍」ということは、最終的に出来るファイルが7倍ということで、プロジェクトにキャプチャーして取り込み、ビンに保存されているaviファイルすべてが7倍に膨れるわけではない、と考えてよいのでしょうか?

というのも、最終的に1時間の作品を作るために、ビンフォルダに20時間分ほどのHDV素材を取り込みたいと思っています。20時間のデータの中から、適宜トリミングしてタイムライン上に編集していく予定です。

ためしに10分ほどキャプチャして取り込み、データサイズを確認したところaviファイルの大きさは5GB程度で、7倍にはなっていませんでした。

もし20時間分取り込んで、サイズが7倍になるとしたら、単純計算で1.8TBになってしまい、外付けハードディスクにバックアップするにも2TBしか持っていないので、どうしよう・・・と思ったのです。

最終的なファイル(タイムライン上で編集したもの)のみ7倍に膨れる、と考えてよいのでしょうか?

それとも、キャプチャしてビンに保存されているだけでは7倍に膨れないけれども、各aviファイルをトリミングしてタイムライン上に乗せるたびに、そのaviファイルは解凍してトリミングしなければならないので、タイムライン上に乗せることになるaviファイルは、実際にタイムライン上に乗せるトリミングされた部分だけでなく、すべて7倍に膨れる・・・となるのでしょうか?(つまり、取り込んだけれども、全く使用しないaviファイルだけが膨らまずにいる。たとえ少しでも使用するaviファイルはすべて膨らむ)

20時間分取り込み(各aviファイルは5分ずつ程度)、細切れのaviファイルから適宜トリミングしてタイムラインに編集、と考えているので、どうなるのかが気になりました。

上記件につきましては、HQコーデックのAVIファイルの段階で、最大7倍程度になります。

HDVの映像データは固定ビットレートで25Mbpsとなりますが、Cqnopus HQコーデックは、可変ビットレートで最大140Mbpsとなりますので、その映像内容によって、出力される映像データの容量は変わります。

よって、必ず7倍ということはありませんが、そもそもHDV編集においては、大量のHDD容量が必要になりますので、20時間も映像を取り込みされるのであれば、十分に余裕を持ったHDDを用意いただくことになります。

なるほど~~~、そういうことだったのか! と納得。プログレッシブのほうがよさそうと思っていたので、危うくプログレッシブで設定してしまうところでしたが、聞いておいて良かったです。危ない、危ない。。。最後にブルーレイしか出力できないなんて、それは大問題ですからね。また、データが必ず7倍に膨れるのではなく、最大で7倍というのも知りませんでした。今のところためしにキャプチャーをした、さまざまなシチュエーションで撮影した素材は2~3倍ぐらいで納まっていますので、今後も様子を見つつ進めて行こうと思います。

私のようなややこしい面倒な顧客の質問にも分かりやすく回答してもらって感謝。でも、これからが本番で、今後もっといろいろ出てきそうですが・・・!

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