« 2010年11月 | トップページ | 2011年1月 »

2010年12月

2010年最後のご挨拶

2010年も、今日で最後ですね! 今年もまた、各地で「ブライアン~」の上映会を開いていただいたり、いろんな方と出会えたり、そして第2作目の制作を始めるなど、とても恵まれて充実した1年でした。本当にどうもありがとうございました!

そして、11月よりほぼ毎日更新しているこのブログも、全部読んでくださっている(!)という方々から励ましのメールを頂いたりして、孤独になりがちな編集作業もおかげ様でなんとかやっております。

2010年最後の今日は、名刺や書類の整理をし終えました。「ブライアン~」関連と、現在の団地取材関連でいただいた名刺は大体700~800枚ぐらいでしょうか? 私は名刺ファイルを持っていなくて、お菓子の箱の中に輪ゴムで束にして保存しているのですがcoldsweats01、この中から映画やエンディングのクレジットに登場するために、名前や肩書きの確認が必要な人のものなどを抜き出しました。(やっぱりちゃんとファイルに保存しないと探しにくくてダメですね・・・)

書類については、映画の中で書類を写したものも必要になりそうな気配ですが、しかし今撮影するのではなく、編集作業がかなり進んだ状態のときに、本当に使いたい書類をどういうアングルでどの部分を映すのかがはっきりした時点で、いっぺんにやってしまうのが望ましいと考えたので、今はやらず、タイムライン上には何か別のものを仮置きしておくつもりです。

ということで、素材の管理について年内に完了できましたので、年明けからは再度構成を考え、編集を始めたいと思います!!

今日は早めに作業終了happy01

それでは、良い年末年始をお過ごしください。また来年~heart01

| | コメント (0)

微妙に終了せず・・・

今日で、予定では素材管理表をもとにした、素材の見返し作業は終わる予定だったのですが、そうすんなり終わらなくて、まだ明日も引き続きやることになってしまいました。

以前、素材管理表のシートを「風景&小物」、「インタビュー」、「イベント」としたと書きました。それで、前から順に作業を進めてきたので、今日は「イベント」を見て、それで終わりという予定でした。

しかし、この「イベント」シート、内容はそう多くなさそうに見えるのですが、曲者なのです。”イベント”ですから、さまざまなイベントや出来事が脈絡なくひとつのシートに記入されています。「事業仕分け」、「直撃取材」、「大臣記者会見」などの”イベント”が列挙されていて、素材を順に見ていって、必要部分だけ抜き取ろうと思ったのですが、その取捨選択の基準となるべき”軸”を決めかねて、はてさて、これはどこをどう使ったらよいものやら・・・とまた悩みだしてしまいました。

以前このブログに書いたように、この団地取り壊しの背景には団地を削減するという国の政策が大きく影響しています。それで、団地住民のインタビューだけでなく、事業仕分けや大臣の発言なども取り入れなければこの問題の全体像は見えない、と思っているのですが、どうやって”国”と”団地”をつなげるかを考えている、と書きました。そして、それを考えていたときに、住民の方がつぶやいた「仕分けのお姉さん」発言により、つなぐ道筋が見えてきた、とも。

確かに、その言葉によってつなぐことは可能に思えるのですが、だとしてもそれは単に部分的なシーン同士のつなぎにしかならず、例えば事業仕分けのシーンに行く前には、前提としてどれだけの事柄や背景を語り終えていなければならないか、という問題が出てくるわけです。・・・となると、それは全体の構成としてどういう順序で話題をつないでいくかで、どのタイミングで事業仕分けが出てくるか、ということまで考えていないといけない、ということなのです。そしてもちろん、数時間に及ぶ事業仕分け映像の中で、何をこの映画の中で語らせたいのか、も大切です。

なので、局所的に「仕分けのお姉さん」で、その前後の絵だけがつながっていてもダメなのです。その前に、さまざまな機構の問題点や疑問点が語られた上で、それらを”仕分け”るためにレンホウさんが登場しないといけない・・・

素材の見返し中とはいえ、それは構成を考える作業と別物ではなくて、両輪のように並行して行っていく作業といえます。素材を知らなければ構成は出来ないし、構成がないと素材の取捨選択基準が分からない、と・・・。だから、時に行ったりきたりが必要になります。

そんなわけで、今日は素材を見返して、明日から再度構成をと考えていましたが、今日の夕方はいったん構成を考え始めました。特に、「事業仕分け」、「大臣記者会見」、「理事長直撃取材」というイベントをどう映画全体の中で配置し、つなげていくかということに絞って。

その作業は数時間かかりましたが、それでも何とかそれらの部分を繋いで入れられるという辻褄あわせ(?)のようなものが自分の中で出来ました。まだアイデアが煮詰められていないような感覚が自分の中でありますが、とりあえずは先にも進んでいくために、現時点ではこれを仮の構成として、あとは再構成のときと、タイムライン上での編集作業時に細かい点を見ながら編集していきたいと思います。

この”細かい点”というのも、なかなか難しいです。細かく見ているようでも、実は見れていないことが多いからです。大量の素材の中から必要部分を絞っていく初期の段階と、具体的に選んだ素材をつなぐ作業をする段階では、細かさの意味合いや視点も異なってくるからです。

内容としては辻褄が合っていても、”てにをは”などのせいでつなげられないということもあります。内容は良くても、言葉遣いや言い回しのせいで使えないこともあります。例えば、ずいぶん長い前置きを話す人がいて、それは省いてその人の結論だけを使いたいという場合があったとします。しかし、話者が「私は前者を選びました」などと言っていると、そこだけ切り出しても、その”前者”が何なのかが分からなくなってしまいます。そうすると、長くて使いたくない前置き部分でも、ないと何のことだか分からないので、丸ごと使わざるを得ない、もしくは、それが嫌ならその部分は丸ごと使うのをやめる、といったようにせざるを得ません。または要約してナレーションやキャプションで本人の弁を代弁するとか。活字での表現者なら大して気にならないこういったことが、映像では問題になってくるのです。

こういうレベルの細かい話は、素材を何度か見て内容を把握しているだけでは、その素材が本当に使えるのかどうかまで分かりません。実際にタイムライン上においたときに、(あれ、おかしい。繋げられないじゃん!)となります。

素材管理表をもとに映像素材を見終える作業は先ほど終了しましたが、再度構成を考える前に、映像素材だけではなく、紙の資料ももう一度見返しておこう、と思い立ちました。例えば、この問題の歴史年表や、過去の新聞記事など。これは映画の中でキャプションで地名や肩書き、人名、文書名、年月、金額などを正確に表示するのに必要です。特に、インタビューで登場する方たちの名前と肩書きは、本人の名刺も見て、間違いの無いように表記したいと思います。こういったものも、映画の中で使う資料だけをさらに抜き出して、ひとまとめにしておきたいと思います。そしてその資料のインデックスを素材管理表に加えようと思っています。

最初はカウントしていなかったこれらの作業ですが、こういうのは何気に時間がかかるので、明日の作業はこれだけで終わってしまいそうです。

・・・っていうか、明日は大晦日ですね!!!

11月以降ほとんど家にこもりっきりですが、この2ヶ月、早いような遅いような・・・。時間の流れがよく分かりません。でも、制作日程に余裕がないのだけは事実weep

何とかなると良いですが・・・

| | コメント (0)

最後は一人で

今日も、素材管理表をもとに、素材を見ていく作業をやりました。3分の2終えられたので、明日中には完了すると思います。だいぶ素材が絞れて、絞っていくに連れて、自分のアイデアが煮詰まっていくような感覚があって、うれしいです。明日、見終える時間によっては、再構成にも着手したいです。

今日は直撃取材の続きを。2回目の直撃取材は、エンジンの冷却水不足で未遂に終わったということまで書きました。車の修理を待ってから、また仕切りなおして、三度目の直撃取材を9月21日に行いました。

前回は理事長宅のそばのコインパーキングに車を停めたのですが、今回はマンション入り口そばの道路に車を停め、車の中から出てくるのを待つことにしました。ちょっと大胆ではありますが、二人してカメラを持ったまま待ち伏せするほうが、この住宅街の環境ではよっぽど怪しまれるので、車の中で待機のほうが自然だったのです。

公用車による送迎は廃止しているとのことでしたから、本人が駅まで歩いていくか、駅までは少し距離があるので家族が車で送っていくかのどちらかでしょう。歩きなら簡単に捕まえられますが、車の場合は私たちも駅まで追跡し、駅で直撃取材ということになります。改札内では出来ないので、改札に入るまでの間ということになります。電車で本社まで追いかけていく事態も想定して、スイカに十分な残高をチャージしておきました。

7時過ぎには現地に到着し、しばらく待ちます。マンションから何度か人は出てくるけれど、本人らしき人はいません。その日も9時ごろまで待って、引き上げることになりました。

もう3度も直撃取材に向かって、どれも空振り。毎回4時半におきて、家に帰ったあとは疲れて何も出来ない状態。体が元に戻るまで、毎回丸1日はかかりました。

…でも、これは自分のことだからどんなに大変でもやるしかないのですが、毎回付き合わされる寺澤さんは、本当にいい迷惑でしょう! (毎回目覚ましで起こされる私の姉にもかなり迷惑をかけています!!)

寺澤さんも、まさかここまで空振りが続くとは、最初は想定していなかったでしょうが、それでなくても色んな仕事を掛け持ちして忙しいフリーランスのジャーナリストに、いつ会えるとも分からない直撃取材を何度もお願いするのは考えものです。

それに、これまで同行してもらって、直撃取材の心得的なものを沢山教えてもらったので、ここから先は自分ひとりでやってみることになりました。最初から一人では挑戦しなかったかもしれませんが、今はここまで来たらやるしかないという気持ちになってきました。

最初は広報担当者を2カメで直撃取材するという程度のアイデアだったのに、今は一人で機構の天下り理事長を直撃取材することになるなんて…!!! 自分でも、こんな事態になるとは全く想定していませんでした。

理事長がそのマンションには住んでいないということも考え、本社の最寄り駅で張り込みをすることにしました。最寄り駅は、本社ビルに直結しているみなとみらい線の馬車道駅か、もしくはJRなら桜木町駅です。どちらを使用しているかは分かりませんが、とりあえず直結しているみなとみらい駅に、休日に下見に行ってきました(平日では、職員に遭ってしまうことがあると思ったので)。

私は馬車道駅に行ったことはそれまでにありませんでした。渋谷からみなとみらい線直通の電車に乗って、馬車道駅へ到着。改札から、本社ビルまでの道を歩いてみます。改札を出たとたん、私は(うわぁ~、これはすごくいい!)という直感を持てました。馬車道駅に行ったことのある人は分かるかもしれませんが、改札の広さ、スペースの広さ、本社までの道のりの長さ(2分程度)etc、すべての条件が、直撃取材にとってやりやすく設計されているのです!(←そんなことを念頭に設計したということは100%ないでしょうけれど!)

マンション前の直撃取材では、取材できるのは数秒で、たった一つ強烈な質問をぶつけるというのがスタイルです。しかし、特定の団地について、直接関わっているわけではない理事長(もちろん最終的な責任は彼にあるのですが)にひとつ質問をぶつけるのって、なんか馴染まないように感じていたのです。

でも、この馬車道駅のレイアウトでは、改札を出てから本社ビルに入るまでの2分程度、歩き続けながら取材が出来るのです。馬車道駅だったら、新宿や東京駅のような混雑もないでしょうから、人ごみにまぎれて見失うということもなさそうですし。

一人での直撃取材となったことで、もちろん不安や心細さはありますが、とにかく馬車道駅のレイアウトは気に入り、当初マンション直撃時用に用意していた質問事項を、馬車道駅用に改良することにしました。2~3分話し続けられて、だんだん核心に迫っていくというようなやり方の質問を。準備を万端にして、単独直撃取材に備えます。

続きはまた後日。

| | コメント (0)

”首”を温めて作業快適に

今日も、昨日から引き続き素材管理表を元に、素材を見直す作業をしていました。今、3分の1強終わったところなので、やはりあと2日ぐらいはかかりそうです。でも、作業をしていて、かなり編集の細かいところまで考慮しながら素材の取捨選択をしているので、再度構成を考えるときにやりやすいだろうなと思っています。

とはいえ、こう素材が大量にあると、内容の細部までは覚えていなかったり、見てしばらくたつと、細かいディティールに関して思った自分の感想などが思い出せなかったりするのです。なるべくノートに書き加えるようにしていますが、作業をやり終えて再構成する際に、またずいぶん忘れちゃうんじゃもったいないよなぁ・・・と思います。

以前、テレビ局のドキュメンタリー制作者の方とお話していたときには、「150本ぐらいまでの素材だったら、何があるかを全部把握できるようにしておかないと」と言われました。私は約170本ですから、やはりこれは自分の頭がこれぐらいは扱えるようになっていないと、この先厳しいですよね。細かい部分が、ポロポロとこぼれていってしまいそうな感覚がありますが・・・。

ところで、長時間作業をする中で作業環境というのはとても大事なものですが、私は編集作業を始めてから、ずっと机の冷たさというのが気になっていました。キーボードやマウス操作のために、手首は机に密着します。それで手首がずいぶん冷えてしまうように感じたのです。体の中で”首”と呼ばれる部分(首、手首、足首)を暖めると、それでずいぶん体感温度が上がったり、血の巡りが良くなる、と聞いたことがあります。実際私は”足首ウォーマー”を愛用しているのですが、おかげで足は暖かいです。

ならば、これを手首にも応用してみたらどうだろう?と今日ふと思いついて、手首に足首ウォーマーをつけてみたところ、これがとても暖かいのです!! 今日は一日中、快適に作業をすることが出来ました。

手首についてはそれで解決したのですが、今後はイスを取り替えなくてはと思っています。今使っているイスは、折りたたみ机についてくる、折りたたみの丸イス。それに硬くなった座布団を強いて座っているので、座面がとても小さいし、イスは全く動かないし、で、とても不快。快適なイスを探しているところです。

ほんの少しパソコンやったり、本を読んだりする程度なら、これでも問題ないですが、10時間以上座り続けるとなると、ちょっとの無理が体に響いてきそうです。

こういうことはきっと、オフィスで働いている人たちも同じでしょうね。

| | コメント (0)

さらに厳選中

今日の午後までに素材管理表を作り終え、夕方からはその素材管理表を使ってさらに素材を厳選しようと思いました。

とりあえず「風景・小物」のシートから始めたのですが、これがすごい時間がかかるのです! 例えば、「夕方の団地」と書いてあるのが複数あります。それらを見比べて、どれが一番良いか、もしくはそれぞれが微妙に違うのか(夕方といってもまだかなり明るかったり、夜の一歩手前だったりとそれぞれ表情が違います)、などを見ていくのです。また、長めにキャプチャしてあるので、その中で実際に使う部分のタイムコードを記入したり。

これがすごく時間がかかって、気がついたら今日は夜10時半までやっていました! かなり面倒な作業ですが、でもこれをやっておけばあとの編集作業がかなり楽になるはずなので、やるしかないと思っています。

当初は年末の3~4日間で再度構成を見直す予定でしたが、その前にこの作業を終わらせないとと思っています。この作業にも3日間ぐらいはかかってしまうのではないかと思うので、そうなると、再構成が年内に出来ないのかも…。

出来れば年明けから編集をと望んでいましたが、ちょっとずれ込みそうです。

| | コメント (0)

内部情報の壁

全素材のキャプチャを終えたので、今日からはエクセル(私はオープンオフィスの表計算ソフトで代用)で素材管理表を作り始めました。

編集をするときに、インタビュー映像だったらある程度その人の素材が何本かのテープにまとめられていて探しやすいですが、例えば風景映像などは、さまざまなテープに分散して入っています。(夕暮れ時の団地の映像はないかしら?)とか、(ここで季節の植物の映像をちょっと息抜きにはさみたいな)とか思ったときに、さっと探せるようにするためです。

エクセルは「風景・小物」、「インタビュー」、「イベント」の3つのシートに分けてみました。(これが使いやすい分類かどうかは、使ってみないとまだ分かりません)。

風景・小物というのは、団地の風景や夕暮れ、新緑、花、建物外観など。インタビューは各人のインタビュー。イベントは、例えば集会や夏祭りなど。

検索しやすいように、各シートごとのフォーマット・項目にも注意しました。まず、重要度(◎、○、△などで、使いたいレベルに応じて)、キャプチャ番号、その素材の詳細が記入してあるノートのページ、イベント名(インタビュー、集会など)、登場人物1(メインとなる登場人物)、登場人物2(登場人物が複数いる場合はサブの登場人物)、メイントピック(その素材の要約)、サブトピック(補足で書き加えておきたいことがあれば)、タグ1~3(検索キーワードを入れる)、備考、という構成にしました。(こちらも、今後使い続けていく上で、使いやすさを考えて改良されていくでしょう)

今日は朝からその作業を始めたので、全素材の半分ぐらいを終えました。明日中には素材管理表を完成させたいです。

ところで、また日にちがたってしまいましたが直撃取材の続きを。(本当は直撃取材をもう書き終えて、他の取材エピソードなども書いていきたいのですが、結構詳細に書いているので、なかなか先に進まず・・・)

初めての突撃取材の試みは空振りに終わってしまいました。現地で張り込みをしてみて、あの住宅街では次も長時間張り込みをしていたら、近所の人に通報されてしまうだろう、ということで、次回は絶対成功させるために詳細な情報収集を、ということになりました。

まず、本当にその住所地に住んでいるのかどうか。そして、通勤手段、出勤時間、通勤経路、最寄り駅、毎日出社しているのか、等。これらは、「本社に勤務している人だったら、それとなく調べられるはず」というのは寺澤さんの意見でした。

私は元職員の方にこれらの事を改めて聞きました。しかし、その方は元労働組合をずっとされていた方で、目をつけられているため(←未だにってことはないでしょうが)動きが取れにくく、そういった情報を調べるのは難しいといわれてしまいました。

今回の件以外でも感じたことがありましたが(今回はつくづく感じたのですが)、労働組合というと、その会社なり業界に精通している人と思われがちですが、先頭に立って会社批判をしてはいるけれども、意外に内部情報には詳しくなかったりするんだなぁ、ということを改めて感じました。普通の職員や、パートの人でも知っていそうなレベルの情報でさえ、目をつけられていたり隔離されて、知らない・知り得なかったりする・・・。

でも、その人以外には職員を知りようもなく。。。

取材者にとって、内部情報のある・ないはかなり大きな差となりますが、内部情報へのつながりはどうやって作っているのでしょうか? 寺澤さんの活動分野も内部情報を得るのは機構以上に難しい世界だと思いますが、それでも内部情報を得ています。

どうやって内部情報を得られるようになったのかと、これまでの経験をいろいろ聞きましたが、結局はやり続けることと積極的に追い求めることというのに尽きるのだろうなぁ、と感じました。

だって、内部情報を外部に漏らすというのは、その当事者はとても大きなリスクを背負って告発するわけですよね。取材者が、その情報提供者の名前を明かさない、推測もされないようにするのは当然とは言っても、見ず知らずの、しかもこの分野で初めて映画を作るような人に、情報を提供するのは無理といえば無理な話。寺澤さんとかが内部情報を得られるのは、その分野でずっとやってきたという信頼があって、はじめて人も寄ってくるのだと思います。そんなわけで、私がそう簡単に情報を得られるってことはないのです・・・。

ということで納得なのですが、長期的にはそれで努力するとして、今この直撃取材をどうするか、が、問題です。

ふと、大宅壮一図書館でとったコピーの記事を思い出しました。その記事は機構の内部資料をすっぱ抜いたものでした。この記者に連絡してみたらどうか・・・

もちろん個人の連絡先は知らないので、編集部宛にメールを出しました。すると、丁寧にも本人が連絡をくれ、私は自分の置かれている状況と、直撃取材をしたい旨を伝えました。

内部情報といっても、巨大な組織なので、どの分野の内部情報かでも情報源は変わってきます。残念ながらその方は理事長には関わったことのない方でしたが、長年の取材経験から「おそらく登記簿上の住所に住んでいるだろう」ということでした。かつて、例えば成田闘争などの頃は、トップが命を狙われるのを恐れて登記簿や公にされている住所とは異なる場所に住んだり、護衛をつけていた時期もあったそうですが、現在、機構は批判こそされ、命の危険までは全くない。よって、登記簿どおりの住所に住んでいるでしょう、とのこと。なるほどね~~。

また、公用車による送迎は「多分していない」。それは独法に対する批判の高まりから。すると電車で通勤ってこともありえるわけですね。

電話であれこれとお話を聞いて、直撃取材に直結する情報ではないものでも、とても参考になるものがたくさんありました! 

その後の情報で、公用車は数年前に廃止していたことが分かり、電車での通勤ということが分かりました。

でも、電車で通勤といっても、理事長の自宅は複数駅が利用できるのです。しかも横浜の本社まで結構遠く、どのルートを使っても最低2回は乗り換えなければなりません。一体どの駅に向かうのでしょう?? それによっても、張り込み位置は変わります。

結局もろもろの情報は集められないまま、二度目の直撃取材を9月10日(金)に行いました。前回が月曜日だったので、今回は金曜日にしてみよう、と。

今度は虫除けも持ちました。朝6時に迎えに来てもらい、車で向かいます。渋滞もそんなになく、スムーズな走行でした。杉並あたりに近づいた頃、寺澤さんの車に冷却ランプ(?)が点灯し始めました。「え~、なんで?」と寺澤さん。私はペーパードライバーなので、何も分からず座っているだけ。

しばらくそのまま走っていると、フロントガラス越しにボンネットから白い煙があがるのが見えます!!!!!!!

「寺澤さん、車から白い煙が上がってますが!!!!」

急いで、路肩に車を止め、寺澤さんは高速道路の電話へ。車を停めると、白い煙がどんどん上がってくるのが見えました。一体車の内部で何が起こっているんだ!!

レッカー車が到着するのをしばらく待ちます。もうこうなると直撃取材どころではありません!!

レッカー車がやってきて、ボンネットを開けました。エンジンの冷却水がぐつぐつと煮え立っています。煙の正体はこれでした。冷却水を足してくれ、その後は最寄の販売店までレッカー車で車を持っていってくれました。

ちなみにその車の修理代は15万円もかかったそうです!! すごい出費・・・!!

車はそのまま修理に預けたため、お昼ご飯を食べ、電車で帰りました。

呪われているのかしら、この直撃取材は・・・。理事長ってつくづく悪運の強い人なんだなぁと思いましたwobbly

| | コメント (0)

メリークリスマス!

昨日、今日と編集作業が出来なかったのですが、とりあえずメリークリスマス、ですねcoldsweats01! 

今日は、イギリスで居候をさせてもらっていた家から、クリスマスプレゼントが届きました! イギリスは、今年は史上まれに見るとても寒いクリスマスなのだそうです。(そういえば、雪で閉鎖されたヒースロー空港などが日本でもニュースでやっていましたね)。12月初めに送ってくれていたプレゼントが、ぎりぎりクリスマスに間に合って届きました。

まだデジカメが修理から戻ってきていないので、携帯カメラで撮影したものしか紹介できないのが残念です・・・。

届いた箱を開けると、暖かそうな毛糸の靴下。
0257

クリスマスの定番、クラッカー。クリスマスのディナー(イギリスでは昼食をディナーといいます。夕食はティー)を食べるときに、クラッカーを鳴らします。
0258

クラッカーの中には、子供向けの小さなおもちゃ(ミニトランプや小さなボールペンなど)と、クリスマスにちなんだクイズやジョークが書かれた紙が入っています。
0272

箱の中からたくさんプレゼントが出てきました! イギリスの場合、プレゼントは自分で包装するのが普通(←でもイギリス人の包み方はかなり大雑把coldsweats01
0259

包みを開けました!
0264

ほうれん草の缶詰。インドカレーのチキンサグなどを作るときに使いますが、日本では輸入食品店などに行かないと手に入りません。(イギリスではインド系移民が多いので、どこのスーパーでもあります)。プレゼントでは通常送らないものですが、私が大好きなのを知っていて送ってくれました。
0265

トフィー(キャラメルのようなお菓子)
0266

可愛い雪だるまのついた靴下。可愛いですが、でも洗濯はどうやって・・・
0267

イチゴやざくろのポプリ、部屋において芳香剤代わりに使うもの。
0268

この缶詰は、イギリスのサイエンス・ミュージアムショップで購入したものだそうなのですが、一体何が入っているのでしょう・・・? 硬くてふたが開かない!!! 超気になります~~。
0269

紅茶の詰め合わせ。パッケージ上部に印刷されているマークは王室御用達ということ。(マークによって、王室の誰の御用達かが分かれています)
0270

クランベリーの石けんとクリーム。イギリスのマツキヨとも言えるBootsのもの。(そういえば、ブーツは日本からは撤退してしまいましたね・・・)
0271

ちょっとお祭り気分で編集作業から離れてしまっていましたが、また明日からがんばろうと思います。

皆様も良いクリスマスを~bell

| | コメント (0)

キャプチャ終了!

今日の夕方までに、テープのキャプチャ作業が終わりました。DVに比べてHDVはデータが最大7倍に膨らむと聞いて、データサイズをかなり心配していた私でしたが、キャプチャし終えてみると、全体のデータサイズは490GBほどに納まっていて、安心しました。データがHDDいっぱいになってしまうと、動作が重くなってしまうので、7割ぐらい迄に抑えたほうが良いとか聞きますが、490GBなら私の場合HDDの25%を占めるに過ぎないので、ずいぶん余裕があります。

私のカメラは2008年のクリスマスにプレゼントでもらったものなので、まだ2年しか使っていない(本格的に撮影を始めたのはたった半年前)のですが、もう調子が悪くなり始めているのですweep。調子が悪くなり始めた原因としては、今年の夏にテープのバックアップを取るために数日間連続で再生し続けていたことと、理事長直撃取材時にスタンバイモードにしていないと、撮影がすぐに始まらないため(電源スイッチをオン→撮影開始ボタンが押せるまでに5秒ぐらいかかるので、それでは突然の撮影が出来ないため)、直撃取材を行った6回、その間は常にスタンバイモードにし続けていて、最後の日は気がついたらカメラが発熱しているかと思うぐらい熱くなってしまったのです。その辺の酷使が、このカメラの寿命を縮めてしまったのだと思います。

不調で困ったのは、きちんと撮影されているテープなのに、再生するとテープが部分的に飛んで再生されてしまったりすること。特にテープの最初の1~2分の部分が。カメラの調子が良いときはきちんと再生されたのに、いざキャプチャとなると、ブツブツと途切れて再生されてしまうのです・・・。そうなると、キャプチャされた映像ももちろん途切れたものになってしまいます。決定的に使いたいという部分では、幸いそれは起こらなくて良かったのですが、こんなでは超困ります!

では、キャプチャのために他のカメラを使ったらどう?という意見もありそうですが、私の場合イギリスのカメラ(PALのHDV)なので、日本のカメラ(NTSC)ではキャプチャが出来ないのです! ネット上では、日本でも中古のPALカメラを見つけることも出来ますが、PALで且つHDVじゃないと、私の素材は再生できないので、HDVのカメラがそう安く販売されているのを見つけることは出来ません。そんなわけで、私は自分のカメラを今はだましだまし使い続けるしかないのです。無事編集が終わったら、修理に出さなくてはと思っています。

テープのキャプチャを終えたあとは、そのほかの素材の取り込みをしました。映画の中で使いたい写真データ、音楽のCD、音声ファイルなどです。それらは30分ぐらいで終わりました。

今回キャプチャをしながら、その素材を本当に使うべきか、どんな風に使うのが良いかなど、気がついたことをノートに書き加えていきました。キャプチャしようと思っていた箇所でも、全体を考えた後では、やっぱり使うのやめたと思ったところとかも。

明日から数日間は、それらのコメントを見直し、それでまたどんなアイデアが浮かんでくるかを考えたいと思います。並行して素材管理のためのエクセル表も作っていきます。1週間ぐらいで出来ればよいですが。

今日の夜は年賀状のテンプレートを作りました。前にこのブログで書いたとおり、パソコン自作の写真を入れましたが、自分を入れるのは控えました。入れてみたら、なんか違和感あったのでcoldsweats01

| | コメント (0)

マッシュアップになりそう・・・

今日キャプチャーしたテープは20本。ということは、あと20本(正確には19本)ですべてのキャプチャー作業が終わります。素材の全部見返し+キャプチャ時の見返しで、候補となる素材を二度見たことになる私は、いよいよ具体的なつなぎ方も考えるフェーズに入ってきてしまいました。

今回は、モンタージュで構成したいがために、意図的に同じ質問をさまざまな人に対して行ったということは、これまでにも書きました。でも、素材を見返してみて、確かに同じ質問をしているのですが、その人の個性、話し方、その質問をどういうことと解釈して答えるか(←これが一番大きい)によって、必ずしも各素材が同一次元ではないのです。

考えはさまざまでも、同じ次元であればつなぎやすいのですが、今回かなりばらばらなので、難易度高そうって感じですcrying。それにしても、インタビューを見返してみて、住民から専門家にいたるまで、とにかく個性の強い人ばかりだなぁと思いました。(前作もキャラの強い人ばかりでしたが)。

現在の私の心理モードは、映像製作者ではなく、編集者のモードになっているので、撮影時の人間関係や思い入れというよりも、純粋に素材としてどうなのか? 意見はオリジナルか? その話題は映画で取り上げたい内容か(本筋から脱線していないか)? その人自身の考えから出ているものか(誰かの受け売りではないか)? 他の人とダブっていないか? この人の立場でこれを発言するより、こちらの立場の人に言わせるほうが面白いのでは?・・・などなど、そんな思考回路で、あれこれとつなぎ方を考えています。

もともと映像出身ではなく、クラブカルチャーのほうに馴染みがあった私としては、編集作業をしつつも、なんだかDJ的なノリでつなぐことを考えたり、ストーリー展開以前に(この音楽絶対使いたい)という出発点から構成を考える、みたいなところがあります。

でも、今回登場人物の発言がかなりバラバラなので、DJのようにスムーズに曲をつなぎ合わせたり、だんだん盛り上げていく・・・といった展開が出来るのか、なんだか怪しくなってきました。もしかして、個々の曲がオリジナルなままぶつかり合う、マッシュアップ式になってしまうかも~~~! それはそれで面白そうだけど・・・。

登場人物の個性により、映像をつなぐことに難航しそうな気配ですが、さらに私には大きな課題があるのです! それは、今回は劇中に演歌を入れるということ!! ドキュメンタリーのバックグラウンド・ミュージックで演歌ってありえないでしょ!

しかし、私は演歌のような超個性の強いジャンルの曲は、正しく使えばものすごい効果がある、と思っているのです。それで、前々から(日本で映画を作るときは、演歌を使いたい)という野望を持っていました。

野望を持つのは自由ですが、実際演歌の曲を使うのは、編集という技術面だけでなく、楽曲使用の権利という面でもハードルが高いです。ロックバンドならば、巷にインディーズ系の優れたアーティストはわんさかいますが、演歌のインディーズは少なく、駆け出しの演歌歌手でもすでに音楽事務所に所属しており、低料金や無料で楽曲を使わせてもらえることが少ないからです。(ちなみに、前作で大手レコード会社に1曲あたりの楽曲使用料(原盤権)をたずねたところ100万円でした・・・!)

ところが、今回私は知り合いの方を通じて、演歌歌手の方のCDを使わせてもらえることに!! めちゃくちゃラッキーです!

ハードルは高いけど、演歌を使うことにチャレンジしたいです!

なぜ自分は演歌を使うことにそこまでこだわりを持つのか、について考えてみたのですが、思い当たる理由は二つありました。ひとつはずいぶん前の話ですが、タランティーノ監督の「キル・ビル」を観た時に、雪の中での決闘のシーンで突然演歌が流れてきたのに、衝撃を受けたからではないかと思います。舞台は日本と設定されているとはいえ、めちゃめちゃハリウッドな映画の中で、突然演歌を聴いたときの衝撃・・・。そして、それがすばらしくマッチしていたという衝撃。

あともうひとつは、私が大好きなラジオDJのピストン西沢さん(私は中学生の頃からファン!)が、番組内でよくマッシュアップのDJをやるのですが、洋楽リミックスの中に演歌を強引に持ってくるのです。こんな斬新なマッシュアップはない! 発想が自由すぎる!! と、聞くたびに驚かされ、脱力してしまいます。だって、「ビヨンセとサザエさん」とか、「エミネムと松田聖子と吉幾三」、「きみまろとトランス」とか、普通ありえないですよね?? R&Bと演歌を合わせるのも彼の十八番で、そういうのを私も面白がってよく聞いていたので、”ドキュメンタリーに演歌のこぶしを!”という考えを持つにいたったのだと思います。(その是非はともかくとしてcoldsweats01)。

ちなみに、ピストン西沢さんがどんな風に曲を組み合わせているか、YouTubeに誰かが音源をアップしていたので、載せますね。
http://www.youtube.com/watch?v=87lUDMwZB48

カッコいい出だしで始まって、1分後ぐらいからサザエさんが登場するなんて、ありえな~い! 

・・・映画の編集とだいぶ話がずれてしまいましたが、いや、私も本当にそろそろ編集作業が始まってしまうのですが、どうなるんでしょうね。。。大いに不安。

| | コメント (0)

治療をめぐって

ここ最近は、連日テープをキャプチャする作業をしています。1日20本を処理することを目安に、今日までで70本のキャプチャを終えました。あと残るは40本です。

今日の午前中は、DVD素材の取り込みもやりました。マニュアルどおりにやってみましたが、なぜかDVDのMPEG2データがカクカクしてスムーズに再生されず、その上2分ごろに止まってしまうのでした。

昔も別のソフトを使っていたときに、MPEG2がうまく再生されなかったのですが、その時はMPEG2の圧縮方式がソフトと相性が悪いらしく、MPEG2から非圧縮のAVIに変換して取り込んだところ、編集が出来ました。

DVDプレーヤーでも、PCにインストールしている再生ソフトでも、問題なく最後まで再生されるのですから、DVD自体には問題がないことは確かです。問題は、編集ソフトで取り込んだときに、編集ソフト上でうまく再生されるかどうか、です。

以前試したように、今回もAVIの非圧縮などにしてみようと、データの変換を試みたのですが、なんと変換にかかる目安時間は10時間と表示されたのです! 本当に10時間たって上手く変換されていれば良いですが、こんな数字がDVD1枚の変換作業ごときで最初から出るというのは、まずおかしいと思ったほうが間違いなさそうです。

試しに、DVDの全データではなく、5分ぐらいを切り離して上記のAVI変換を試してみたところ、数十分でAVI変換データが出来上がりましたが、案の定、再生が途中で止まってしまう、不十分なままのデータでした。

あれこれと試しましたが上手くいかなかったので、インターネット上でも解決策を探すことにしました。EDIUSのホームページの「よくあるお問い合わせ」コーナーに、DVDから取り込んだデータが上手く再生されない、という質問があり、その対処法が書かれていました。取り込みの詳細設定で、「取り込み時にファイルの再構築を行う」という欄にチェックを入れると、再生がうまくいく場合がある、と書いてありました。

書かれているとおりにやってみると、滑らかに再生するではありませんか! ほっと一安心。無事、DVD3枚のデータ取り込みと、必要部分の切り離しが出来ました。

ところで、今日は大変なメールがイギリスから届きました。ブライアンが活動を始めた初期の頃からのサポーターで、ブライアンのウェブサイトと銀行口座(ネット経由のブライアンへの寄付をブライアンに届ける)の管理をしていたエマからです。

エマは、私やリッキーとともに、ブライアンにマリアとの仲裁サービスを受けるように手紙を送った1人です。ブライアンは、エマに「マリアは警察のスパイなので、自分たちの平和活動から追い出した」という一文をブライアンのサイト上に掲載するようにずっと求めていました。それを彼女が拒み続けたことで、エマもブライアンからスパイ呼ばわりされ、結局エマはサイト運営から手を引き、銀行口座もブライアンに返したのです。それは1年ほど前の話でした。

エマも、リッキーも、そして日本にいるため事実上何も出来ない私も、ブライアンとはそれ以降距離を置いていました。私たちの誰もが、ブライアンが入院していることは知っていましたが、これまで積極的に何かをすることはありませんでした。

それが、つい先日エマはイギリスの活動家系のサイト「Indymedia UK」上に、”肺がんで入院しているブライアンに、ヨーロッパの病院で治療を受けるための寄付を!”と呼びかける、思想家(?この表現が適切かは微妙ですが)David Ike(デイビッド・アイク)についての投稿を見つけたのです。

Indymedia UK上の投稿はこちら

デイビッド・アイクのHP上の呼びかけはこちら

デイビッド・アイクは、日本でも知っている人がいるかもしれませんが、政治や社会についてさまざまな批判や提言を書籍や講演会などを通して行っている人です。私も彼の発言をこれまでにあれこれ見聞きしたことはありますが、的確に指摘していると思う部分もあれば、かなりの論理の飛躍に首をかしげるところもあります(例えば、エリザベス女王はトカゲである、とか本気で言っています。またUFOなどに関する発言も多いです)。

彼の発言が正しいかどうかや、彼を支持するかどうか、などといったことには、私は全く興味はないですし、それなりに書籍も売れているのですから、それはそれで結構なことだと思います。でも、彼が、かなり症状の進行した肺がんのブライアンを、現代医療による治療を受けさせずに、ヨーロッパの代替医療で知られるその病院に連れて行こうとしている、それはどう考えてもおかしいと思うのです!!

(Indymedia UKのサイト上では、デイビッド・アイクの主張するヨーロッパの病院・Shen Clinicについてのたくさんのコメントが寄せられています。例えば、この病院に勤務していた医師は、乳がんの患者に重曹を注射して死なせ、有罪判決を受けている、など)

エマはこの事態を心配し、ブライアンの子供たちの中で、ブライアンの活動を一番支持しているピーターに連絡を取ったそうです(ブライアンの子供のうちすべてがブライアンを支持しているのではなく、3人ぐらいです)。まだ学生で、平和活動をしているわけではないピーターは、デイビッド・アイクの名前さえ知らず、どんなことをしている人かも知りませんでした。だから、自分の父親が説得されて、ヨーロッパのどこかの病院に連れて行かれようとしているのを聞いて、びっくりしたそうです。

…というか、そもそもこういう場合まずは奥さんですが、奥さんは現在離婚の申し立てをしているぐらいですから、今回の件でもブライアンとは連絡を取っていません。なので、子供たちに連絡を取るしかないのです。でも、お母さんの協力が得られない中で、ピーターはロンドンから遠くに住んでいますし、10代の学生でまだお母さんの庇護のもとで暮らしているのですから、そんなに強力にブライアンのために動くことも難しそうです。

ブライアンのディスプレイを芸術作品にし、ターナー賞を受賞したアーティストのマーク・ウォリンジャーもこの件を憂慮していて、ピーターに連絡を取っているそうです。

…以上の経緯で、私、リッキー、そして同じくサポーターのポールに、エマからメールが届いたのでした。一体私たちは何をすべきなのか、と。

私たちは今年の初めごろに、ブライアンに長い長い手紙を書いて、マリアとの仲裁サービスを受けさせようと説得を試みました。しかし、それが全く効果がなく、如何にブライアンを説得するということが難しいかについて、よ~~~~く分かっているので、またブライアンを説得しようとしてもそれが失敗に終わるであろうことは、容易に想像が出来ます。

ならば、デイビッド・アイクの側に連絡を取り、彼と話し合ってみるのが良いのではないか?という意見も出ました。さらに、ピーターとも密に連絡を取り、ブライアンが突然病院から連れ出されてしまうことがないように、とも。

…う~~~ん、あれこれと飛び交うメールを見ていて、つくづく(パーラメント・スクエアが、私が映画を撮っていたあの頃のようにみんなが信頼しあっていたら、こんなことには絶対ならなかったはずなのに…)と、とても悔しい思いをしました。

まだ具体的にどうするのかは、私たちの間で案が固まっていないのですが、今すぐに何かしなければ、という点では一致しています。注視していきたいと思います。

| | コメント (3)

意外な敵

さて、直撃取材の続きですが、前回までに、住所の下見をし、顔写真も手に入れたことは書きました。

寺澤さんと打ち合わせをして、人生初の張り込みの日を8月23日と決めました。この日は月曜日だったのですが、週初めというのは例えば毎日出社するのではない重役の人でも出社する可能性が高いということで、この日に決めました。

また、張り込みは朝か夜かですが、仕事後のスケジュールを読むのは難しいため、張り込み時間が数時間に絞られる朝に張り込みをすることにしました。機構本社の出勤時刻は9:15とのことでしたので、おそらく9時から9時半に到着するのでは?と元職員の人より情報を得ていました。逆算して都内から横浜であれば、渋滞もあるし8時ごろにお迎えの車が来るはずだと考えました。

そこで、寺澤さんと私は理事長宅に7時から張り込みをすることにしました。6時に車で迎えに来てもらい、理事長宅に向かうということに。

前日夜に電話をもらったときは「今日は眠れないかもしれませんが、まぁ明日がダメならまた別の日にというつもりで…」と言われ、アハハと笑った私でしたが、なんと本当に一睡も出来なかったのです!!! ぜんぜん眠れないなんていう経験は、もう10年以上したことがありません!!! 自分でも驚きました。 

緊張しているというか(←もちろんしていたから眠れなかったのでしょうが)、布団の中で目をつぶっていると、(ドアが開いたときに全速力で駆けって…)とか、自分で考えた質問事項(聞きたいものから順に質問を用意していました。本人はまともに答えないだろうから、後半の質問は走り去ろうとする車にたたみかけるように叫ぶ感じで)がぐるぐると頭の中を駆け回り続けるのです。

そんなことをしているうちに、あっという間に4時半になり、起きる時間に。普段8時過ぎに起きている私からすれば、とんでもない早起きです。でも、自分は眠いのか、疲れているのかさえも良く分からないような状態でした。

車に乗って理事長宅に向かいます。途中の道はやや混雑していましたが、ほぼ時間通りに到着しました。マンションの近くのコインパーキングに車を停めて、カメラ、飲み物など必要最低限の荷物を持って車を出ました。

…暑い…!!!!

今年の猛暑はまだ記憶に新しいところですが、この日も本当に暑くて、7時過ぎにもかかわらず既に30度を超えている状態でした。登記簿を取りにいったり、現地の下見など、これらの作業はすべて真夏に行ったので、熱中症にならないように気をつけながらやっていました。この日も、飲み物や保冷剤などを保冷バッグに入れてもって行きました。

マンションの前を歩いて、どこで張り込みをしようかと相談します。エントランスになるべく近く、でも管理人からは見えないような位置で、かつ、付近の住民にも怪しまれないような場所。誰かの敷地内ではまずいので、公道でもなければなりません。ちょうど視界の良い場所で、かつ日陰になっている道路部分があったので、そこに立つことにしました。

…とは言っても、芸能人が住むような高級住宅地でもない場所に、カメラを持った男女二人がずっと立っていれば怪しいもの。近くのアパートから出てきた女性に「誰かいるんですか?」と声をかけられたので「いや、別に…」と答えました。

寺澤さんは、張り込みのときに声をかけられたことは今までにない、と驚いていました。殺気立っているから、人は近寄ってこない、と。…う~~~ん、私は十分緊張しているし、話しかけるなオーラを出していたつもりなんですけど。。。まぁ、そんなのどうでもいいか。。。

熱中症対策とゲリラ豪雨対策について準備をしてきましたが、意外にもこの日の敵は”蚊”でした。この高級マンション、うっそうと木が生い茂っているので、蚊がすごいのです!! 私も寺澤さんも、じっと立っているので蚊に刺されまくりました。久々の張り込み取材という寺澤さんも、蚊は予想外のことだったと言っていました。

さて、待つこと30分。そろそろ出てきても良いころです。でも、いかにもそれらしい黒塗りの車は現れません。時々、住民がマンションの中から出てくるのですが、どれも明らかに違う人。何度か、マンションから車が出てきましたが、車の場合(家人が駅まで送っていくとか)、本人確認がとても難しいということに非常に焦りました。駐車場から出てきて、ハンドルを切り坂を下り始め(←そうなってはじめて正面を向くので、顔が見える)、私たちの前を通り過ぎるまでの時間が本当に短く、正面を向いてから通り過ぎるまで1秒ぐらいしかないのです。しかも、フロントガラスが日光に照らされて反射し、運転席、助手席の顔が見づらい。(これは大変だ~)と思いました。

しかし、突撃取材で一番厄介なのは、寺澤さん曰く自転車で出勤の場合なのだそうです。いきなりひゅっと出てきて、自転車でさぁ~っと通り過ぎる…。これは確かに直撃取材は難しいですし、追うこちら側も間抜けな映像となってしまいそうですcoldsweats01

今か、今かと待ち構えていましたが、一向に現れず、とうとうこの日は9時近くになってしまいました。9時では、出社するのに遅すぎます。今日はダメだったねということで、また出直すことになりました。駐車場に戻ると、車のドアは触れられないぐらい熱くなっていました。

8月23日は、ちょっと遅めの夏休みだったのか、それとも、他に住居を持っているのか(横浜まで通うのはちょっと遠いので)…全く見当がつきません。また別の日に改めて直撃取材をすることにし、その間に理事長の動向(出社時間や住んでいる場所、仕事のスケジュールや必ず出席する会合など)を調べておくということになりました。

直撃取材が成功しなくて、ほっとしたような、でもこんな極度の緊張、早く終わってほしいと思うような、複雑な気持ちで家に戻りました。

| | コメント (0)

異例の公開手順

数日前、イギリスの著名なジャーナリストであり、ドキュメンタリー作家でもあるジョン・ピルジャー(John Pilger:出身はオーストラリア)の最新作"The War You Don't See"がイギリスのテレビで放送されると聞いたので、イギリス人に頼んでビデオにとってもらいました。

ジョン・ピルジャーの作品はこれまでにいくつか見たことがあります。綿密な取材・構成は、私が通っていたロンドンのジャーナリズムの学校でも、優れたジャーナリズムの教材として先生が紹介するほど。ベトナム戦争のころから、そして70歳を超えてなお現役で取材活動をしているのだから、本当にすごい!

この作品、実はテレビ放送の前日(数日前だったかも)にロンドンの劇場で上映、そして翌日にテレビで放送、さらにそのすぐあとにアマゾンでDVDの販売を始めたのです。これってすごく珍しい展開ではないでしょうか? 普通、商業的な作品というのは、映画館で散々上映したあとにDVDが販売され、さらに時間がたってからテレビで放送、というのが全世界どこでも共通の流れだと思うので。それが、数日ごとのペースでこれらをやってしまうのですから、なんでだろう??と不思議に思っていました。

ブライアンのサポーターの人とその話をしていたら、この最新作の中には、ジョン・ピルジャーがウィキリークスのアサンジにインタビューしたものも含まれているのだそうです。だからこの時期に色んなメディアでどんどん流しているのではないか、と。ジョン・ピルジャーは、マイケル・ムーアたちと同様、アサンジの多額の保釈金を払った一人でもあります。今回の件で、ジョン・ピルジャーもマスコミの取材攻勢を受けているのだとか。

なるほど。。。

そういえば、ジョン・ピルジャーはブライアンにも取材をしたことがあるそうです。ブライアンは私に良くその話をしていました。「あの、ジョン・ピルジャーが俺のところに来たんだよ」って。すごいじゃん、ブライアンhappy01

なんと、「俺はあいつにどなったんだよ」というではありませんか・・・・・!!!!!! なんてこと!!!!

相変わらずの傍若無人ぶりに仰天した私でしたが、ジョン・ピルジャーに対するブライアンのどなりは「お前のドキュメンタリーを見て、俺はカンボジアに行ったんだ。お前が俺の人生をここまで変えてしまった!」というものだったそうです。

・・・なぁんだ、良かった・・・。ジョン・ピルジャーも、ジャーナリスト&ドキュメンタリー作家としては、こんな風に言われたら本望でしょうね。どんなインタビューだったのか、それがどこかで発表されたのかは分かりませんが、ジョン・ピルジャーのブライアンインタビュー、見てみたいです!

ちなみに、ウィキリークスでアサンジに”反抗的”として追い出された人たちが、「オープンリークス」なる内部告発サイトを始めたそうですね。ブライアンのサポーターの人とその話題にもなって、同様のことはパーラメント・スクエアでも起こっているので、「ブライアンもアサンジも、社会的にはすごく必要な人だけど、きっとお友達になるのは微妙な人なんだろうね」と言って、お互いに深くうなづきあってしまいましたcatface

ジョン・ピルジャーの最新作について、詳しいインタビュー記事がネット上にあります。英米のマスメディアが如何に戦争を歪めて報道しているかについて答えています。興味のある方はぜひ!

| | コメント (0)

そろそろ年賀状を…

今日は朝からキャプチャ作業をしました。撮影素材を見返したときに、使いたい候補について、タイムコードと内容を記入してありました。ノートを見ながら、そのタイムコードの部分をキャプチャしていきます。

”バッチキャプチャ”といって、1本のテープ内でキャプチャしたい複数の箇所をまとめてキャプチャする方式にすれば楽なのですが、(すべての候補素材を見返すのはこれで最後にしよう)というつもりで、1箇所ずつキャプチャし、その間は画面を凝視して自分の頭の中にその映像を焼き付けます。

候補としてタイムコードを書いておきながら、今となっては使わないと変更したものもずいぶんありました。すべてを見終えたあとでは、重複する発言について、こちらよりあちらで言っていたときの方が良いと思ったり、(話が広がりすぎてしまうので、ここまでは取り上げないことにしよう)と決めた話題についての部分だったり。

そんなわけで、キャプチャしつつも絶対使わないものについては、ノートに×印をつけます。また、使うかもしれないけど、そんなに良くないものについては△を。絶対使いたいというものには○をつけました。この段階でかなり絞っておけば、再度構成を考える際にちょっとは楽になるかなぁと思います。

今、今日キャプチャしたもののバックアップをしているのですが、100GBほどあるのでかなり時間かかっています。

編集作業は順調に進んでいてひとまず安心していますが、そろそろ年賀状もやらなくちゃいけない時期ですよね? 張り切って100枚買ってあるのですが…。いつやろう…。

| | コメント (2)

全素材終了!

昨日に撮影素材を見終え、今日は音声データをすべて聞き終えました。なので、すべての素材を確認し終えたのです! 素材について詳細を記したA4ノートは合計7冊。延べ440ページになりました。使ったボールペンの本数5本。さすがに手が痛くなってきましたgawk

12月の残りの日程で、キャプチャ作業、素材のエクセル表作成、構成を再度考えること、そして編集ソフトのEDIUSに馴れるように、毎日少しずつでも触って行きたいと思います。

編集ソフトは先月末にテスト版作成と称して、マニュアルを見ながらあれこれ触ったつもりでしたが、それは超基本的な作業をやったに過ぎず、EDIUSのサイトを見ていたら、上級者用に裏技テクニックが満載されていたのです! 例えば、Premiereのように映像と音声トラックをすべて切り離したトラック構成にする方法(←映像と音声をばらばらに扱うことが多い人にはとても便利)や、ボケからピントがあった映像にする(例:光のイルミネーション映像で、最初は膨張した光の粒が、だんだんとはっきり輪郭を現すようになる)、クロミナンス(モノクロ映像の中で一部だけ色がついている)、モザイクをかける、などなど、さまざまな大技&小技がサイトでは紹介されていました。なので、これらもやってみたいです。

EDIUSのサイトでは、その他にも映像制作についての一連の作業を大まかに(部分的には詳しく)説明しているページがありました。これは映像に携わる人たちにとっては、参考になる部分が多いと思います。用語解説やちょっとしたヒントなど。

例えば編集に関するページ。
http://www.edius.jp/cre_lab/edit01.html

無意識では理解しながらやっているけれど、改めて読むと(なるほどね~)と思いながら読みました。

ちなみに私は映像制作については、始めてから1年後ぐらいにロンドンの本屋さんでゲリラ的にインディペンデントでドキュメンタリーを制作する人向けの指南書(技術的だけでなく、スピリット面のアドバイスも満載で良いです)を購入し、それを参考にしてやっていました。NYのドキュメンタリー作家によって書かれたものですが、ロンドンのインディー系の人たちにも愛読されていました。ニューヨーカーによって書かれたものだけあって、例えばスラム街での撮影の方法なども、かなり詳しく書かれています。

参考書について思うことは、分かりやすく書かれているにこしたことはないけれど、大切なのは実際にある程度自分でやってみて、試行錯誤をしてから読んだほうが良いということです。自分でやって失敗してみてこそ、書かれていることに対して(そういうことだったのか!)と強く理解が出来るのだと思います。最初から知識だけ身につけてもしょうがない。

だから、最初にまず本を買って頭から覚えるより(←というより、やったことがなければ、何も実感として頭に入ってこないでしょう)、やりながら、不足分を補うつもりで読んでいくのが良いでしょう。インタビューも、最初は自分の思ったようにやってみて、それで(ここをこうするにはどうしたら良いのかな?)と考えながらやるほうが、本で習うよりももっと実力が上がるはずです。

・・・でも、こんなことは映像制作に限らず、どんな分野のことについても言えることかもしれませんが・・・

しかし、私はよく「映像をやっている」というと、イギリスでも(例えばジャーナリズムの専門学校のクラスメイトとかにも)、「私も映像をやりたいんだけど、学校に行かないとダメだよね?」と言われることがたびたびあったのです。市販の高性能なビデオカメラがこんなに世の中にあふれているのに、「映画」や「映像」というと、それは学校などに行かないと出来ないことだと思う人がいまだに多いみたいです。

確かに学校で技術的なことは教えてもらえるし、仲間が出来るのは良いけれど、それが色んな事情で無理でも、映像制作をあきらめることはないと思います! 撮影と編集を繰り返すことで失敗から学んでいくことが出来るし(←例えばプロの世界でも、編集に立ち会わないカメラマンは、編集でどのように素材が使われるかを理解できないので、いつまでも撮影技術が上達しないと聞きます)、インディペンデントでやっていく時に必要な図々しさやたくましさといったような要素は学校では教えてもらえませんから、自力で習得するしかないです! だから、必ずしも学校に行かなければできないというのは間違っている、と私は主張したいです。

・・・と書くと、先日このブログで紹介したドキュメンタリー講座はどうなんだ?という突込みがありそうですがcoldsweats01、ぶっちゃけ私は基本的に自分で出来る人はどんどん自分でやっていって、オリジナルなスタイルで映画を作ってしまう人が増えたら面白いと思っているので、学校に行く・行かないは選択肢の一つでしかない、と思っています。

| | コメント (0)

誤爆を防ぐ

今日でなんと、すべての撮影素材のテープを見返す作業が終わりました! 良かった!!

撮影テープ総数168本(撮影期間3月22日~12月9日)。そのうち、キャプチャーして使うテープは109本という結果になりました。

今日の午後早い時間にテープ見返し作業が終了したので、午後からは音声ファイルの確認作業を始めました。こちらも、特に問題なく作業が進めば、明日中には終われそうです。

今後はキャプチャーをして、そのあとはキャプチャーした細切れのデータを、分類していきます。例えば、100番のテープから、1つ目にキャプチャしたデータには100_1などの通し番号をつけ、そのデータに含まれている内容によって、エクセルファイルなどに分類をして、編集作業時に探しやすくします。(100_1が、団地の夕暮れシーンならば、「風景素材」「団地」「夕暮れ」などのようにタグをつけ、エクセルに記入していけば、風景シーンで何か使いたいというときに、そこから適当なものを探せるのです。何しろ、データが数百(もしくは1000以上行くかも知れません)になるので、このように管理しないと、必要な素材を探せないのです。

こういった作業の場合は、ノートに手書きよりも、エクセルのようなファイルの方がデータの上書きや移動が出来て便利です。

しかし、問題は私はパソコンを安価で自作したので、オフィスのソフトを入れていないのです。なので、ワードやエクセル、パワーポイントといったデータの作成が出来ません。よって、ネット上でこれらの代用ソフトを探し、無料ソフトをダウンロードしました。(オープンオフィスを使用)。

予定より若干早いペースで進められていると思いますが、油断せずどんどん作業を進めて行きたいです!

ところで、間が開いてしまいましたが、直撃取材の続きです。前回、理事長の住所を法人の登記簿謄本によって手に入れたところまでは書きました。

すると今度はその住所の不動産登記簿を取るように言われました。その際、住所と”地番”は違っていることが多いから、確認するように、とも。電話で法務局にその住所の地番を確認すると、現住所とは全く違う番号を言われました。謄本を取るときは現住所ではなく、地番で請求するのだそうです。

最寄の法務局に請求をしに行きましたが、住所地ではない法務局ではコンピューター化された以降のものしか取れないことになっているそうです。それ以前のものがほしければ、その住所地を管轄する法務局(今回の場合は九段下の法務局)に行かなければ取れません。とりあえず、その日はコンピューター化以降のものを取ってみました。住所地の登記簿を取るのにはどんな意味があるのでしょうか…。

初めて見る不動産の登記簿。見てみると、その不動産を、誰からいつ取得したのか、新築か中古か、中古の場合はその前の所有者、取得の際の支払い状況(組んだローンの額と年率、どこから借りたか、も)、そこに住む前の住所などが書かれていました。その登記簿を見る限り、私の中ではつじつまがあっていました。とりあえず不動産をローンを組んで中古で購入して、天下りしたその年に(おそらく退職金で)一括返済していたのです。まぁ、よくあるパターンといえばパターン。

なので、寺澤さんに状況を説明しました。不動産の登記簿を見ることによって、例えば、官僚に対する賄賂では、現金を渡すのではなく、不動産を渡したり、とても低い利率で貸し付けたり、と、そういったパターンもあるそうなのです。明らかに一般に比べて低い利率で借りれていたり、官僚にふさわしくないほど高額な物件を購入していたら、それは賄賂の可能性もある、ということ。

今回はそのパターンに当てはまるということはなさそうでしたが(他にも不動産を所有していたら別ですが)、「一応電算化以前のものも入手しておいたほうが良い」ということで、九段下の法務局まで行き、その不動産が出来て以降すべての登記簿を取りました。

また、その前に住んでいた住所地も一応訪ねてみました。見るからに”官舎”といった風のつくりでした。地味で古い造りなのですが、ゆとりある敷地内に三階建て。しかも一棟の居住者9世帯と、かなりの広さの間取りであることが容易に想像できます。私が取材している団地が一棟250世帯であることと比べたら、その差は歴然。

特に塀や仕切りなどのない建物でしたので、郵便受けの近くまで行ってみると、居住者向けの連絡事項が張り出されてあり、そこではっきりとここが官舎であることが確認できました。その張り紙は「緊急災害時の連絡体制について」というものでした。災害や事故発生時、どこに連絡するかといったことが書かれていました。その中で、「住民がマスコミの取材を受けた場合」というのも”災害”などの中に含まれていました。マスコミの取材(しかも住居での突撃取材)を受ける公務員というのですから、ここはやはり、公務員の中でも高級官僚が住む住宅なのだ、ということが分かりました。

住所地を確認した後は、直撃取材のために実際に現住所を見学しました。例えば、車を停めておける駐車場が近くにあるか、数時間張り込みをしても大丈夫そうな場所があるか、住居のエントランスはどうなっているか、家を出てどちらの方向に向かっていくか、などを現地で確認するためです。

元機構の職員や、これまで数多くの大物の直撃取材をしてきた寺澤さんによると、「理事長クラスは黒塗りの車で送迎」が当たり前なのだそうです。なので、車はどちらに向かって走るか(どの方向に車をつけるか)、運転手はどこに車を止めて本人を迎えるか、万が一本人が自分の車で出勤の場合、駐車場はどこにあるかetcも確認します。

その界隈自体は、高級住宅地というほどのエリアではなく、駅に降り立ってみるとかなり庶民的な感じがしたのですが、地図どおりそのマンションへ向かうといきなり堅牢な豪華マンションが出現! 木もうっそうと茂って、部屋は全く見えません。塀はお城のように高くそびえ立っていて、登ることも難しそうです。エントランスホールも奥まっていて、管理人も常駐しているので、何気なくエントランスホールに近づくのさえ怪しまれる感じ。

でも、だからといって確認を怠ってはいけません。管理人に挨拶し(←考えてみたら怪しいのですが、当然のように振舞うのがポイント)、エントランスホールで郵便受けを確認。しっかりと郵便受けに理事長の名前が書かれているのを1秒ほどで確認しました。

現地調査の結果、ハイヤーはエントランス(階段が数段ある)前に停めて、そこで本人をピックアップするのだろう、と想定しました。5分ぐらいなら、車を停めておくに十分な道路幅でもありました。

…となると、直撃取材が可能なのは、ハイヤーが建物前に停まってから、ハイヤーの運転手がドアを開け、本人が乗り込むまでの数秒間。距離にして3メートルほど。車が近づいたらものすごい速さで駆け寄って、車と本人の間に立ちふさがり、直撃取材をする、という段取りになります…うわぁぁぁぁ~~~そんなことできるのか???

寺澤さん曰く、まずは自分を名乗ること、そうでないとただの狼藉者になる、といっていました。確かに。

あと、質問はコンパクトに。能書きをたれているうちに、本人が立ち去ってしまったという記者の例を教えてくれました。だから、短くて強烈な質問をばーーーんっとぶつけるのが直撃取材であって、いすに座って、十分な時間を与えられたときに聞く質問とはタイプが違います。

また、むこうは百戦錬磨の高級官僚ですから、こちらが想定しないような応対をして、私の方が答えに詰まってしまって、間の抜けた事態になることもありえます。いろいろと応答を想定してそのときに言い返す言葉も考えます。例えば、「警察呼ぶぞ」と脅したり、もしくは「私にも家族がおりますので」と懇願したり、など。あれやこれやでやってくるかもしれませんから。

または、「本社のほうで対応します」というのも、ありがちで無難な応対です。その場合は「では私も今から車に一緒に乗って本社に向かいます」ぐらい言わないとダメ、と言われました。(ちゃんと応対しないと、この女また来る)と思わせないとダメなんだって。なるほど~。

その他にも、ボンネットに乗ったり、あれやこれや、ここには書き切れないぐらい色んなアドバイスや寺澤さん自身の直撃取材のときのエピソードなどを聞きました。

…直撃取材をしたいと寺澤さんを誘ったは良いけれど、やっぱり直撃取材ってすごい大変なことなんだ…とその時になって思い始めていました。だって、一発勝負だし、危険でもあるし、スピードと度胸、臨機応変に状況を見る力など、すべての総合的な力が問われます。あと、屁理屈を言う役人を理詰めでやり返すための、裏情報と知識も。

しかし、数々の必要な条件の中で、一番はずせないのは「面割り」です。万が一、一般人を襲ってしまっては、訴えられてしまう可能性もあります。本人確認、それが何をおいても一番大事です。

大臣レベルの超有名で、頻繁にメディアにも登場する人ならば、誤爆の可能性は低い(その代わり、護衛がついて直撃取材で接触できる可能性も少なくなってくるでしょう)ですが、元官僚、独法の理事長レベルでは、そんなに顔写真などは出回っていません。

私が唯一知っていたのは、機構自身のウェブサイトにある理事長からの挨拶とともにある顔写真でした。その他にネットで検索しても、同じ写真が使いまわされており、目新しいものはありませんでした。

しかし、マンションに住んでいるのですし、そのマンションが高級マンションなので、似たような高級官僚やどこかの社長クラスの人たちが住んでいるのでしょう。そんな中で見分けがつくのでしょうか? たった1枚の写真だけで?

写真以外に、例えば役人だったころのさまざまな悪事については、ネット上で色んな記述がありました。中にはあのしゃぶしゃぶ接待を受けていた、という記事も。

寺澤さんに相談したところ、世田谷の大宅壮一図書館に行けば、昔からの週刊誌がたくさんあると言っていました。そこに行けば、役人だったころの記事に顔写真も出ているのでは?と。

大宅壮一図書館に行ってみると、平日の昼間、しかも有料の図書館にもかかわらず、結構な人でごった返していました。ここにはありとあらゆる雑誌が保管されていて、それをデータベースで探して書庫から出してきてもらい、必要なものはコピーをしてもらえるのです(コピー代はかなり高いのですが…)

早速、ノーパンしゃぶしゃぶ含め、さまざまなキーワードを入れて検索してみました。出てきた雑誌の数は10冊ほど。昨年の雑誌もあります。それらを書庫から出してきてもらい、見てみることにしました。

おぉ~、あります、あります。本人の顔写真が! …あ、でも、機構のウェブサイトの顔写真と同一人物? これ??? フォトショップで加工したかと思うぐらい、機構の方はよく映っているような気が…!!!

昔の写真と、今の機構のサイト上の写真は、全く印象が違い(顔のつくりが違う、という感じ)、さらに昨年の雑誌に出ていた顔写真では、70才はとうに過ぎていると思えてしまうぐらいに老け込んでいました(その写真のコピーを他の人に見せたら「えぇ~、これじゃしゃぶしゃぶ行っても役に立たないじゃん!」ってびっくりされたんですよ、ほんとにcoldsweats01)。

う~~~ん。一体どれが本当の顔なの???

とりあえず、書庫から出してきてもらった記事はすべてコピーして家に戻りました。しかし、これではまだ本人確認に不安が残ります。その後執念で他からの写真を探し集め、最終的には(うん、これなら多分わかるでしょう。でも、誤爆は怖いから、確信持てないときは直撃取材せずに、その人のあとをつけていって、その人が機構の本社内に入っていけば、本人であることに間違いない。そうしたら後日改めてその人を直撃取材しよう)と心に決めていました。そのような心積もりで、いよいよ直撃取材の日程を決めます…!!

続きは後日。

| | コメント (0)

つなぐ言葉

今日は、事実上最後のインタビュー映像を見返していました。長かった素材見返し作業も、問題なく行けば、明日には終わる予定です。ヤッタ!

今日見ていたインタビューは、3人でお住まいの家族。団地住民のほとんどは60代以上で、子供はすでに独立しているという人が多い中で、唯一24歳の息子さんとご両親で暮らしている家庭です。

インタビューは11月6日に行いました。家族3人そろってのインタビューなので、3人がコタツに入り、3人ともフレーム内に収まっているという構図にしました。普段住民の会のミーティングには出てこられない奥さんがとても面白い方で、私の代わりにインタビュアーとなって、普段ご主人に聞きたかったことを、ここぞとばかり聞いているようでしたcoldsweats01

立ち退き請求にもめげず、住み続けるには家庭内の意見の一致が不可欠です。これまでに出て行かれた方のなかには、夫婦のどちらか一方は住み続けたかったけれども、もう一方の強い反対にあい、仕方なく出て行くことにしたというかたも、沢山いらっしゃいました。

なので、この日のインタビューの前、奥さんにはこれまでほとんどお話したことがありませんでしたが、当然住み続けたいと思っている方なのだと思っていました。ところが話を聞いてみると、ご主人が住み続けたいと思っているけれども、奥さんとしては「早く出たほうがいいわよ」という考えだったのです! 「何を言ってもお父さんは聞かないからねぇ。今はあきらめモード」とも言っていました。こういう状態、とても大変だろうなぁと思います。

映像的には、”コタツで団欒”といういかにもアットホームで和気藹々とした構図にもかかわらず、実際には家族の意見がみんなバラバラというギャップがとても面白かったのですが、悲しいのはこういった問題が、家庭内から出たものではなく、機構から、もっと大きく言えば政府の方針(団地の削減)に由来するものだということです。こんなことで家族が分裂するなんて悲しい。でも、この問題を考えるときに、政府の方向性を語ることなしに考えることは出来ません。

しかし、ひとつの団地に密着し、住民の方へのインタビューで日々の暮らしを語ってもらうという映画の中で、それを政府にまで結びつけるのはかなりの飛躍があります。どうやってストーリーをつなげるのか???

素材を見返す前に、粗い構成を考えていましたが、各パーツごとをどう結びつけるか、結び付けられるのかについて、しっかりとした確信を持つことは出来ていませんでした。特に、機構を考える上で大きな意味を持つ”事業仕分け”。このときの映像を使うということは心に決めていて、そこから国交省やあり方検討会につなげることは考えていましたが、住民のインタビューから突然仕分けに飛ぶのは無理がないか?と。

自分の思うように物語を展開するために、ナレーションで引っ張っていくということも出来ますが(「この背景には、一体どんな動きがあるのでしょうか?」的なナレーションを入れるとか)、私は今回は基本的にナレーション無しで、モンタージュで、編集で繋ぎたいという思いがあるので、ぐいぐいナレーションで展開させたくないのです。

しかし、今日住民の方のインタビューを見返していて、奥さんが「こういうの、仕分けのお姉さんがみたら、なんて言うかしらね? 聞いてみたいわ」と、ぽつりと言ったのです。一向に出て行く気のないご主人を横目で見ながら。

・・・仕分けのお姉さん・・・

ふと、(これは事業仕分けへのつなぎに使えるのでは???)と思い浮かびました。うん、面白いじゃん、じゃあ仕分けのお姉さんとやらに聞いて見ましょう!ということで、レンホウさん登場!みたいな???

本当にぴったりとはまるかどうかは、編集で、タイムライン上に載せて繋いで見ないとわからないものですが、今私の中ではこの流れで行って見たいなと思っています。

インタビューでは、基本的に中身に注目しているのですが、でもこういったさりげない一言って、結構色んなところで使いやすかったりするんですよね。思わせぶりな発言とか、予告編にも使えるし。でも、それらをあらかじめ使ってやろうという気がないと、聞き逃したり、重要じゃないと思ってキャプチャーしなかったりするので、見逃していることも多いと思います。だから、(これは!)と思う気になる一言があったら、それはピックアップしておいたほうが良いでしょう! きっとどこかで使えるはずです。

| | コメント (0)

ここ最近のロンドン社会情勢

直撃取材の続きを書きたいところですが、ロンドンのフリージャーナリストのRikkiから、このところ日本でもニュースで取り上げられたりした社会保障削減に関するデモなどについて、たくさんレポートをしたとメールがありましたので、今日はそちらを紹介したいと思います。

Rikkiは、ロンドンのインディペンデント系のジャーナリストでは、おそらく一番活発で、誠実に活動している人です。私はブライアンを通じて知り合い、ロンドンにいる間、取材のやり方をいろいろアドバイスしてもらい、ずいぶんお世話になりました。

以下、最近のレポート10本!
============
ボーダフォンに対する抗議活動
(ボーダフォンの60億ポンドに上る税金逃れが発覚したため。60億ポンドという額は、政府が発表した社会保障の削減額の3分の1にあたる莫大な額)

社会保障の削減に反対する人たちの抗議活動

11月24日の学生たちによる学費値上げに対する抗議活動(その1)

11月24日学生デモ(その2)

Rikkiが撮影したビデオでは、警察がデモに参加した学生たちを一定の方向に押しやっていく様子がわかります。これはKettlingという手法で、抗議活動参加者たちを群れのように一定の場所にまとめることで、扱いやすくするというもの。(Kettleは”やかん”。やかんは、蒸気の吹き出し口が一箇所。そこからだけ蒸気が吹き出すというのと、荒くれる抗議活動者たちを一箇所にまとめることを連想しているのだと思います)

学生たちを追いやる警察に「一体何の法律に基づいてやっているんだ?」とRikkiは問いただしますが、警察は何も答えません。

学生デモ(その3)

抗議活動は夜になっても続く。。。
学生だけでなく、先生たちもかなり抗議活動に参加していたようです。「私たちの生徒は顧客ではない!」と書いたプラカードを掲げた先生の写真も見えます。

Coalition of Resistance集会

カムデンセンターに1300人以上が集まり、抵抗して立ち上がる人々の連帯イベントを開催。学生や政治家などが登壇。

学生デモ11月30日(その1)

今度はパーラメント・スクエア近辺でのデモ。ものすごい警察の数。逮捕者も。雪が降ってて、寒そう~~~。

学生デモ11月30日(その2)

夜のトラファルガー・スクエア。警察と学生たちが押し合う中、一人の女性が気を失って倒れたにもかかわらず、警察は救護を拒否。彼女はその場に倒れたままで、しばらくしてやっと救助されたそうです。

写真にもありますが、イギリスのデモは馬が出動します。日本のデモでは、私はいまだかつて馬は見たことがありません(←日本でもいるんでしょうか?)。

学生デモ12月10日

こちらもかなり大規模なデモ。Rikkiによると、これらの一連のデモは、政府やマスメディアによって、学生たちの暴動により建物などに損害が出ている、という論調で報じられているそうです。Rikkiは、それらのうそを見破るための写真を紹介する、ということで多数の写真を掲載しています。

保守党・自民党連立政権に反対する抗議活動

自民党は選挙公約で授業料廃止を訴えていたにもかかわらず、政権入りしたとたんに授業料値上げに賛成したのですから、そりゃぁ有権者は怒りますよね!!

=========

以上、Rikkiからのレポートでした。ちなみに私の近況を聞かれたので、「公共住宅の追い出しについて映画を作っている」とメールしたら早速返事が来て、イギリスではサッチャー政権時代に民営化が進み、公共住宅については「Right to buy」(買う権利)というやり方を導入して、数年住めばその公共住宅を買う権利を持てる、という制度になり、多数の公共住宅が売却されました(バブル期はそれらを転売して一儲けする人も)。それは私も知っていました。

しかしRikkiによると、公共住宅についてRight to buyの流れはあったけれど、そのまま借り続けることも可能だったし、借り続けて自分が死んだあとは家族にその権利を譲ることが出来るとされていたそうです。それが、今度の保守・自民党政権によってその制度に改正が加えられ、公共住宅を借りて2年間は条件は変わらないけれど、2年ごとに条件が見直される(近隣の民間家賃と同水準へ値上がり)というように、変わっていくのだそうです。それによって、貧しい人々がロンドン郊外へ、そしてさらにその郊外へと追いやられていってしまっているそうです。Rikki曰く、「ロンドンは金持ちのゲットーになりつつある」とのこと。

日本だけでなく、世界中でこういう流れになっているよなぁ・・・とつくづく思います。

| | コメント (0)

初の直撃取材!

毎週月曜日の午前中は部屋の掃除をすると決めたのですが、今日はあいにくの雨で掃除を断念。その代わりに、これまで先延ばしにしていた海外の友人たちへクリスマスカードを送ることにしました。

駅前まで出かけ、文房具屋さんでカードを購入。新宿あたりだったら、たくさんの種類の中から選べるだろうけれど、地元ではせいぜい10種類ぐらい。その中から、いくつか選んで買いました。そのあとはお菓子を買いに。イギリス滞在時に半年間居候させてもらった家へ、大量のお菓子を買いました。イギリスの食事が相当不味いからか、日本人にとってはたいしたことないレベルのお菓子(最中やかりんとうなど)でも、すごく美味しいといってパクパク食べます。中でもかぼちゃのローストした種なんて、日本人にはプレゼントとして送るのも気が引けるぐらいですが、「またあれを送ってほしい」とリクエストが来るほどなんです!

そんなわけで、今回もあんこ系のもの、チーズ鱈、ぬれ甘納豆、卵ボーロ、かりんとうなど10袋ぐらい買いました。

家に戻り、カードを書いて、プレゼントも用意して郵便局へ。今からだとEMSじゃないとクリスマスまでに届くのは難しいかなと思い、EMSにしました。総額2000円程度のお菓子を送るのに3700円ほどかかってしまいましたが、でもイギリスのクリスマスの場合、クリスマスの日までに届けばいいのではなくて(日本の年賀状のようには行かない)、みんな早めにカードを送りあって、クリスマス~新年の休暇ごろまで居間の暖炉の上などにみんなからのカードを並べるのです。早い人は12月の初めごろに出します。なので、海外から今頃送るようでは、もう遅いぐらい。

無事郵送して家に戻りました。そして、しばらくは撮影素材を見返す作業。夕方になって、ふとポストを見ると、「ブライアン~」にも登場するおじいさん、バニーからのクリスマスカードが届いていました。中を開けてみると、彼の近況がいろいろと書いてありました。なんと、80歳になった彼に初めてのお孫さんが出来たのだそうです! バニーの45歳の娘さんが、つい1週間ほど前に出産!!

あぁ~、私は今日投函したばかりの、バニー宛のクリスマスカードにおめでとうと書きたかった!ととても後悔しました。おめでとうと書いたカードを追加で送るのもなぁと考えて、(今はイギリスは朝8時だから電話してみよう!)と思って、バニーに電話をかけました。バニーは私から電話がかかってきたのに、とても驚いて、でも喜んでいました。あれこれと近況を話し合って、また会いたいね、と。ブライアンの状態についても聞きましたが、今は入院中で、診断された腫瘍の程度は「かなり悪い」とのことです。これからどう治療を進めていくのか、医者と話し合っているとか・・・。ブライアンの今年のクリスマスは病院かぁ~~~。路上で迎えるクリスマスも大変だけど・・・。

私は今から3年前(2007年)のクリスマスに、ブライアンたちとともに4日間テントで寝泊りしたときのことを思い出しました。クエーカー教徒の人たちが、私たちのためにクリスマスディナーの配達を手配してくれて、みんなで輪になって座って、クリスマスのターキーを取り分けて食べたのです。めちゃめちゃ寒かったけど、最高に幸せで特別なクリスマスでした。なんか、もう、すご~~~い昔の話みたいなのが、不思議な感じがします。3年って、大昔ってわけではないのに。

ところで、話は変わって、今日見返した撮影素材は10月のもので、機構の理事長直撃取材をしたときのものが含まれていました。直撃取材について、これから何回かに分けて書きたいと思います。

最初は直撃取材なんて、考えてもいませんでした。普通に広報に取材を申し込んで、別に理事長指名ではなく、担当者が答えれば良いと思っていました。それが、先日も少しブログで触れたように、「会って担当者が説明することは出来るが、写真や映像の撮影は一切ダメ」という回答でした。映画を作っている私は私はもちろんそれ(=映像なし)では納得しないので、できないという理由を説明すべきだし、取材を受けることを考えるべきだ、と何度も主張しました。

機構=独立行政法人ですから、民間企業ではありません。税金(財投)も投入されて、国の施策を実現するために設けられた組織です。その公共性ゆえに、情報公開請求の対象にもなっているのです。それが、国民(映画の作り手も国民であることに変わりはありません)からの要求、国会でも議論された問題(=この団地の件は5月に国会でも取り上げられました)について取材を申し込んでいるのに、正当な理由なく映像取材を拒むとは何事か、と。機構が設置された根拠法や、情報公開法、機構自身のウェブサイトで謳っている情報公開・お客様第一などの文言も引用しながら、機構の取材拒否姿勢を追及していました。

それらに対してなんら明確な答えを得ることなく、先日もブログに書いたように、私が取材申し込みをしていたのと同時期(6月半ばごろ)に、機構は私への取材は拒否しながら、一方でTBSの取材には応じていたのです。

それで私は、これまで私とやり取りをしてきた広報担当者を直撃取材しよう、と思い立ったのでした。で、私は直撃取材をするときに、豪華に2カメでやりたいと考えました。ひとつは私自身が持つカメラ(=興奮しているし、アングルはめちゃくちゃだし、対象者に近づきすぎて、相手の顔などはきちんと映っていない、でも、めちゃめちゃ臨場感がある)、そしてもうひとつは別の人が2~3メートル離れた位置から、ものすごく冷静に事の成り行きをすべて写した映像で、取材する私自身と、応対する相手の表情がばっちりと映っている、というもの。

この直撃取材・2カメ撮影を思い立ったときに、(これをお願いするなら寺澤さんでしょう!)と思いました。寺澤さんには春ごろに会ったとき、取り壊しされようとしている団地を撮影し始めたばかりということは話していました。機構についての現在の対応も説明し、取材に応じてくれないから担当者を直撃取材するしかないと思っている、ひいては寺澤さんも一緒に撮影してほしい、とお願いしました。

寺澤さんは直撃取材について、快く承諾してくれましたが、広報担当者を直撃取材してもしょうがない、ただの担当者で何の権限もない、私が直撃取材をしたら弱いものいじめ風の映像に見えてしまうのでは?と言われました。

・・・そうなんだぁ・・・。でも、私にはこの人が水際作戦で、私の取材を拒んでいるんだと思うんだけど・・・。でも、この人だって、組織の方針で応対しているのであって、自分の一存で行動しているのではないのだから、この人を攻めてもしょうがないのか・・・などなど考えました。じゃぁ、こんな不当な扱いを受けて、誰に言えばいいんだ??? もしかして一番上のトップ??? 天下りだし。でも、どうやって・・・。会ったことも、何の接点もないんだし・・・。

寺澤さんは、「まず機構の登記簿謄本をとってみて」と言いました。これは会社の履歴書みたいなもんだから、と。

会社の役員名などは、機構のHPに出ています。なので、会社の構成や役員などはウェブサイトで確認できます。なんで、わざわざ登記簿謄本を取るんだろう??と思いながらも、ちょうどその翌日に、契約が打ち切られてしまう住民の方が、今後は家賃を機構が受け取らないために、供託することになるため、法務局へ行くことになっていて、わたしも一緒に同行させてもらうことになっていました。登記簿謄本も、法務局で取ります。なので、言われたとおりに登記簿謄本を取ることにしました。取ること自体、私にとっては初めての経験でした。

機構ほどの大きな組織となると、登記簿もかなり分厚くて、ちょっとした雑誌程度の厚さになりました。

手に入れた登記簿謄本を何気なくパラパラと見ていると、各役員の名前とともに、彼らの自宅住所が載っているではありませんか!!!!!!!!

驚きました。だって、機構の役員たちの住所が全部載っているのですから・・・。え~~~、こんな風に住所がばれてしまうのって大丈夫なの???って思ってしまうぐらい。

私は驚いて寺澤さんに電話しました。「住所が載ってる!」って。すると、「でしょ? 登記簿謄本取るのは事件記者の常識だけど、最近の新聞記者はそれさえ知らない人もいる」ですって!

登記簿謄本取れということは、そういうことだったのかぁ!と、やっと分かりました。これで、ターゲットの住所を手に入れるという第一段階をクリア。でも、そこからがまたいろいろあって・・・。

続きは明日。

| | コメント (0)

デジカメの修理

10日ほど前にデジカメを修理に出しましたが、(あれどうなったのかな?)と思いながら日々過ごしていたら、おとといになってやっとサービスセンターから電話が来ました。私は2年半前に購入したデジカメですが、価格の5%を支払って5年間の延長保証をつけていたのです。なので、修理費は無料ですむはずでした。

ところが、かかってきた電話では、「電源ボタンの陥没は、自然故障ではなく、外的に力を加えたことによる故障なので、延長保証ではカバーできません。修理代金が15000円かかるが良いでしょうか?」というもの。そんなの、ハイそうですか!っていうわけないでしょう!!

24000円ほどで買ったカメラの、電源ボタン(プラスチックで出来ている)を直すのに15000円・・・。しかも、保証の範囲外だなんて。

私はサービスセンターの方に、「カメラを落として割れたというのが外的に力を加えたことによる故障といわれるのは分かるが、そもそも外的に力を加えなければならない電源スイッチ部分に、常識の範囲の力を加えたらボタンが陥没したというのは、当然頻繁にボタンを押すことが想定される電源スイッチの耐性が不足していたということなのではないでしょうか?」といいました。(←今まで機構とのやり取りでナンセンスな言われ方に慣れていたので、こういうときの反論は得意になってしまいました^^;)

サービスセンターの方は、ソニーの修理の人に言われたので自分では決定を覆すことは出来ない、ソニーから直接電話をさせるということでしたので、電話を私にくれる前に、私の言い分も伝えておいてくださいとお願いしました。

15000円でボタンを直すのはありえないよなぁ。それに、デジカメを今買い換えるつもりは全くないし・・・。そんなことを考えながら電話を待ちました。

翌日、また同じサービスセンターの方から電話がかかってきて、結果は「お客様の言うとおりなので、無料で修理します」ですって!! 当然といえば当然なのですが、でも良かった~と一安心。これからさらに2週間ぐらいかかって修理が完了するそうなのですが、早くカメラが戻ってきてほしいです。

ところで、今日も撮影素材を見返していましたが、永遠に続くのでは?とさえ思ったこの見返し作業、気がついたらすでに峠は越えていて、見終えた本数は130本ほどになりました。ということは、あと40本ぐらい!!

でも、それで終わりではなくて、本数としてカウントしていなかった音声データ(映像無しの音声インタビュー、電話の録音など)も何気に5時間ほどあります。そちらも書き取りをしなければならないし、書き取りが終わった後は、今度は使用する部分のキャプチャー作業が待っています(現在はノートにキャプチャーする部分のタイムコードを書き記しているだけで、実際の取り込み作業はしていません)。それも、例えば5分の映像をキャプチャ(パソコンに取り込み)するには、同じく5分かかるのです。そんな調子で数百の箇所をキャプチャしていくのですから、これも5日間ぐらいはかかるのでは?と思います。だから何だかんだ言って、作業が終わるのは年末ぐらいなんですよね。この調子だと。

でもいい加減毎日毎日テープ見返しという同じ作業ばかりやっているので、他の作業もやりたいという気持ちが日々大きくなってきているので、テープ見返し作業があと1週間~10日ぐらいで終わるのはうれしいのですが。

こういう作業、折れ線グラフでも作って毎日達成した本数を記入して行ったら、達成感が目に見えてがんばれるかもしれません。私の場合は、今日数えてみるまで峠を超えていたという感触をいまいち実感していませんでしたから。

| | コメント (0)

MediRビデオ初級講座「あなたもつくれる3分ビデオ」受講者募集中!

映像作家の根来祐さんと共に、来年の1月からMediRでビデオ初心者を対象にしたビデオ講座を開催します! ビデオカメラに触ったことが無いという方でも、企画、撮影、編集、そしてネットでの公開や上映会の開催などまで一通りの事が出来るように、全8回のコースとなっています。

根来さんは、これまで初級~上級まで様々なコースで講師を務めた実績があります。で、私は何をするかというと、”理論ではなく実践!”をモットーに、これまでの撮影で身につけたノウハウ、上映会を開くまでのあらゆるプロセス、フリーランスで取材をするための実用的な情報、ジャーナリズムという視点からのドキュメンタリー制作などについて、イギリスで学んだジャーナリズムの手法も取り入れながら、可能な限りの全てをお伝えしたいと思います! ご興味のある方はぜひ!!!
(ちなみに、講座で使用するカメラ、編集用パソコンは講座で用意されていますので、「これからカメラを買いたいけど、どんなものを購入したら良いか」と言う方にもオススメです)

以下、講座の詳細です。情報の転送・転載大歓迎です!
=======================
MediRビデオ初級講座 「あなたもつくれる3分ビデオ」
日程: 2011年1月17日・1月24日・1月31日・2月7日・2月14日・2月21日・2月28日・3月7日
毎週月曜日よる19時-21時
料金 8回通し15,000円(一般)/12,000円(会員)
講座内容:ビデオ初級講座では今までカメラに触ったことが無い全くの初心者の方に撮影、編集の基礎から丁寧に説明します。編集を仕上げてYouTube等インターネット上に映像をアップしたり、DVDに保存したり、スクリーンで上映するスキルまで全てをレクチャーします。
講師:映像作家 根来祐/映画監督 早川由美子
http://medir.jp/course_2010winter06

お申し込みは以下から
http://medir.jp/applyform_2010winter?cn=6

お問い合わせ
住所:160-0004 東京都新宿区四谷1-2-17伊藤ビル3階
電話: 03-6273-0363(講座のお申込は、メールまたはFAXにてお願いします)
ファクス:03-5379-2608
電子メール: office@medir.jp (代表)
course@medir.jp (講座担当)
Webサイト: http://medir.jp
==================

| | コメント (0)

他人とのコラボ

幻の派遣社員生活を一瞬していた時期に、今回の映画を撮り始めるようになった私は、月~金で働いていたので、早々平日の昼間にお休みが取れませんでした。しかし、ドキュメンタリーの撮影というのは、インタビューを除き、私の都合なんてお構い無しに展開していきます。ちょうどそのときにどうしても撮っておきたい集会が参議院議員会館で平日の昼間にあったので、市民テレビ局に同期で入った友人に撮影をお願いすることにしました。(結局その映像は残念ながら今回の映画ではややテーマがずれるため使わないのですが。)

私は前作のときもそうですが、基本的に撮影から編集まですべて自分でやっています。あとから他の人がすでに撮った映像を部分的に使わせてもらうことはありましたが、制作進行段階から、撮影をまるごと他人にお願いしたことはありません。いつも自分でやっているので、自分が何をしたいか・何が欲しいかというのを言葉にする必要がないのです。ですが、このときは他人に撮影をお願いして私はそれに付き添うことが出来ないため、初めて自分が欲しいものの言語化をしました。以下がそのとき、その人に送った撮影時の注意事項です。これはある意味、私が撮影時にどんなことを考えながらやっているかが良く分かる資料でもあるので、載せてみました。

ちなみに、インタビューを誰かにお願いするのは、企画内容について、かなり深いレベルで理解していることが重要になるので、それをお願いするのは難しいですが、会議や集会ならば発言を収録するのがメインですので、他人にもお願いしやすいと思います。また、このときお願いした市民テレビ局の同期の友人は、これまでに市民テレビで一緒に番組を作ったこともありましたし、ご飯を食べに行く機会も多かったので、お互い気心と撮影技術と傾向を知っているという安心感がありました。いくら撮影のプロの人でも、やはりそれぞれの傾向やテイストがありますので、全く知らない人にお願いするのは怖いですね。

送ったメールの内容ここから。集会の日時、場所、映画の企画概要についても別途送付しておきました。
================
撮影について、詳しく希望等書いたものを送ります。
何か不明なところなどあったら聞いてください。

■機材について

・機材(カメラ・三脚)は市民テレビ局で事前に借りてください。(バッテリーが充電されているか注意。撮影時間は2時間~2時間半あります)。お手数ですが、XXさんの方で借りる手続きをしてもらえますか?

・カメラは業務機ではなく、局員養成講座で使用したタイプ(民生機)のもの。

・画面比は「ワイド」に設定してください(4:3ではなく。局のビデオのデフォルトは4:3になっていると思います。その場合は設定を変更してください)。その他の設定は「オート」でOKです。

・会場がざわついていた場合のために、外付けマイクも念のために借りて行った方が良いかも知れません。(これも養成講座の時の小さいのでOK)。でも集会では、発言者はマイクを使って話すと思うので、大丈夫かもしれません。

・お手持ちのデジカメも持って行ってください。建物、集会風景、発言者をそれぞれ一枚ずつ撮って欲しいです。

■テープ、交通費、謝礼について

・ミニDVはお手数ですが、XXさんの方で購入いただいて、後で清算させてください。
(3本パック、またはそれ以上)。領収書の宛名は「早川由美子」でお願いします。

・交通費・謝礼はXX円でお願いします。後日テープ受取時にお支払いします。

■撮影当日について

・念のため、身分証明書(運転免許書など)と名刺(個人のでOKです)を持参してください。

・良い撮影場所を確保するため、開場時間よりちょっと早めに到着してください。

・受付で撮影に来た旨伝えてください。

・もし受付名簿等に記入する必要があれば…

→どのように書いて欲しいかを適宜伝えます。所属先、肩書き、名前、住所、電話、メアドなど。

・撮影可能範囲について主催者に確認してください。
(座席後方は撮影NGとかなっている場合があります)

・出来れば、会場の左右どちらかの端から斜めに撮影で、音を拾えるように真ん中より少し前方ぐらいの位置がベストですが、当日の発言者の壇上の位置などで良さそうな場所を選んでください。

・会場で配られる資料と、置きチラシ(問題に関連したイベントなどの情報を得たいので)を一部ずつ頂いてきてください。

・当日発言された方の名刺をもらえたら、もらっておいてください。その際、簡単に自己紹介と映画の内容について伝えてください。(←怪しい者と思われないように^^;)

■撮影してほしい内容について

・撮影は、休憩時間を除いて、ずっと回しっぱなしでOKです(発言者毎に停止ボタンを押してテープを止めなくてよいです)

・司会者のあいさつから、閉会のあいさつまで全部を撮ってください。

・集会での発言を撮影してほしいです。発言はおそらく発言者が一人ずつ登壇して話す形式だと思うので、①ズームで発言者の顔がわかるように(バストショットで、胸から上が映るぐらい)と、②引きでのショット(集会に集まるお客さんたちの後ろ姿と発言者の姿が入り、「これは集会です」といった雰囲気が伝わるような感じに)の2種類です。

・集会参加者の手元などのアップ。メモを取る様子や配られた資料を見る様子など。顔は斜め後ろ姿など、個人が不必要に特定されないように。

・会場である参議院議員会館の外観の映像も欲しいです。でも時間をかけてやっていたら、警備員が来て注意して止められる可能性もあるので、満足するまでやりなおさなくても、ささっと三脚を広げて素早く撮ってもらったもので構いません。(それか、道路の向かい側からだったらOKなのかも?)

・参議院議員会館であることが分かるように、建物の看板の映像も欲しいです。

…以上です。お願い事てんこ盛りですみません!!

完成がいつかは決まっていませんが、完成した暁にはもちろんXXさんのお名前をクレジットに入れさせてもらいます!!

=============
送ったメールの内容以上。

この集会のときは、私の友人はばっちり完璧に撮影してくれたのですが、結局それを使わなくなってしまい、理事長直撃取材も当初は私自身のカメラ+別の人のカメラも合わせて、贅沢な2カメ構成とする予定で何度か一緒に張り込みをしたのですが、最終的に直撃取材が成功した日は私一人だったので、今回の映画の撮影者は私一人。それもなんだかさびしいな、と思ったりします。誰かとコラボしたかった。。。まぁ、それは将来の楽しみにとっておくことにします。

ところで今日はイギリスの友人からメールが届いて、最新のパーラメント・スクエアの状態を教えてもらいました。イギリスは、ご存知のとおり、保守党政権が赤字財政を立て直すために、50万人の公務員削減やさまざまな社会保障の切捨てなど、かなり強引な立て直し政策を進めています。(ちなみにイギリスの公務員には身分の保証はないのかと聞いたら、ないのだそうです。公務員でもクビになります)

強引な立て直しのプランをすでに持っているのですが、それらを発表するとものすごい混乱となるので(フランスでの年金支給開始年齢の引き上げのように)、まだほんの少ししか発表されていないということです。そのうちのひとつが、大学の授業料の値上げ。文系で2~3000ポンドと比較的安価なイギリスの大学の授業料が、大体3倍になるということです!年間100万円近くの授業料となると、日本の大学とほぼ変わりはありません。ものすごい負担増です。(ちなみに、イギリスの大学はイギリスおよびEU圏内の学生は安価ですが、それ以外の留学生は私が留学した当時から1万ポンドクラスが当たり前でした。今後、留学生の授業料がもっと値上がりするということもあるかもしれません)。

この値上げに怒った学生、若者たちがパーラメント・スクエアで大規模な抗議デモを行いました。デモ隊と警察・機動隊が衝突して大変な騒ぎとなったようです。

BBCのウェブサイトにそのニュースがあります。ちなみに、そのデモ隊の近くを通りかかった王室の車も人々に囲まれ、窓ガラスなどが叩き割られたそうです! 中に乗っていたのは、チャールズ皇太子とカミラ婦人。そのビデオもサイト上で見られるようになっています。

今後、新たな財政立て直しプランが次々発表されていくと思いますが、どうなるのでしょうね。。。

ちなみに、最近明らかになった文書によると、サッチャー政権時代、炭鉱の閉鎖を決めたサッチャー元首相は、大規模なデモが起こることを予想して、閉鎖を発表するずいぶん前から、炭鉱夫たちに理由を告げぬままたくさん働かせたそうです。それで2年分の鉱石をあらかじめ手に入れておき、長期間デモが起こっても国や政府は痛くもかゆくもない、というように準備していたそうです。その話を聞いて恐ろしくなりました。きっと今の政権も、国民の反乱をあらかじめ予想して、もっともっと前から用意周到にその準備を進めているのかもしれません。

そんなことを考えた一日でした。

| | コメント (0)

久々のオフ

考えてみたら、先月20日のネコノマでの上映会以来、一日も休むことなくテープの見返し作業をしてきました。今日は、初めてのオフ!

というのも、今日は午後4時から高田馬場で団地について裁判になった場合の対応などを考える会議があったのです。ならば、一日オフにして、今まで出来なかったことをやろうと思い、今日は朝から出かけました。

まず、向かったのは横浜桜木町。今年の6月に初めて機構の本社に行ったときに、建物の外観を撮影していました。本社建物外観は映画でも必ず必要になる素材です。でも、撮影素材のテープを見返していたら、そのショットが、ちょうど梅雨時で空がどんよりと変に曇っていたのと、カメラワークもがたがたで、使い物にならない状態だったのです。(良くこんな撮影でOKとしてその場を離れたな・・・)と自分でも不思議に思うくらい。

また、建物外観だけでなく、理事長を馬車道駅で直撃した際の映像のために、馬車道駅の撮影素材も必要なのですが、直撃取材というのは、いわば張り込みで、数時間も緊張と高集中力の連続ですから、駅の映像を撮っている心理的な余裕がなかったようです。なので、馬車道駅改札付近の映像も撮らなければ、と思っていました。

ただ、心配していたのは、12月の撮影であるということ。横浜といえば、綺麗な町並みで、クリスマスの飾りがとても似合いそうな街です。今の時期に行ったら、本当は6月~10月にかけて本社通いをしていたのですが、駅や街がクリスマスの飾りで埋め尽くされているかもしれません。そんな季節ものが映ってしまうのはまずいと思っていました。

桜木町駅に着くと、いかにも横浜の景色(ランドマークタワーや観覧車が一望できる場所)には、巨大なクリスマスツリーなどはなくて一安心。おまけに今日はすっきりとした快晴で、とても良い眺め。(しかし気をつけなければならないのは太陽の位置。撮影する時間によっては、いくら晴れでも、今度は逆光になって暗くなってしまうという恐れもあります。撮影する時間には注意しなければなりません)。

やったぁ!と思いながら、横浜の綺麗な景色を撮影。駅前から今度は本社に向かって歩き、運河のような場所から、観覧車→本社ビルをパンで撮ろうと思いました。本社ビル近くまで歩くこと2分ほど。クリスマスのイルミネーションがないことを祈りながら・・・。

・・・と、今度は紅葉したイチョウの木が本社前にそびえているではありませんか!!!

クリスマスも困るけど、紅葉したイチョウの木も困ります。こらっ、何でこんなところに立っているんだ、君は!!と、一人憤慨。初夏~夏がほしいの、私は!! マジでこの木、切り倒してやりたい!!

ちなみに、サラリーマンのスーツというのはあまり季節感がないので助かるのですが、季節によって変わる植物を植えてもらっては困る!(逆に、その季節感を利用させてもらう場合も大いにありますが)

ぶつぶつ文句を言いながら、イチョウの木が入らないように撮影。でも、ちょっと入ってしまっているところもあり、観覧車~本社ビルの映像は使うのがなかなか厳しいようです。本社ビルだけで、下から上への映像はきちんと撮れましたが。

いやぁ、クリスマスが敵と想定していたのですが、紅葉も、とは思いもよりませんでした。

そのあとは馬車道駅改札も撮影。こちらも、直撃取材をした10月当時のままで、一安心。

撮影が終わったのが11時半ごろで、その後は新宿へ向かいます。ヨドバシカメラでクリスマスプレゼントの贈り物を買いました。(ちなみにソニーのデジタルカメラNEX5の専用皮革ケースを購入したのですが、ケースだけで1万2千円! すごく可愛いし、しっかりしてはいるけれど。。。でもこのカメラ、今すごく人気あるようですね。YouTubeにもNEX5で撮った映像がたくさん載っているし。しかし、動画のフォーマットが汎用ソフトで編集の難しいAVCHD方式ですから、皆さん編集はどうしているのでしょうか??)

そのあとは、走って新宿の映画館へ。前売り券を購入していた映画を観ます。会議まで余裕を持ったつもりでしたが、映画が2時間10分と長く、会議の30分前に映画が終了。また走って映画館を出て、またヨドバシへ行き今度はブルーレイディスクのRE(繰り返し録画)を購入。先日のブログに書きましたが、私の環境ではまずREに焼くことが必要だとわかったからです。今回はマクセルのを買ってみました。5枚で1500円ほど。

いよいよ時間がなくなって、急いで山手線に飛び乗り、高田馬場の会議へ向かいます。時間の5分前に到着。ただ単に会議に出席するなら、5分前到着はオーケーですが、撮影の場合はNGです。誰よりも早く会場に行って、撮影のために一番良いポジションを確保し、資料なども必ず手に入れることが必要なのですから(ぎりぎりに到着すると、予想外に会議の出席者などが多い場合に、あとから来た人まで資料が回らない可能性がある)。また、初めて撮影に伺う場合は、もちろん早めに行って、主催者などに挨拶・名刺交換をすることも必要です。(撮影許可自体はもちろん事前にとることが必要ですが)。

参加者が多く、部屋がちょっと狭かったので、撮影はあまり良い環境ではありませんでしたが、何とか撮りました。

住民の方たちとほぼ1ヶ月ぶりに再会したのですが、会うなり「ちょっとふっくらしたね」と言われました!! えぇぇぇ~~~。多少は家で体を動かしているし、お米の量も意識的にやや控えめにしてはいるのですが、やっぱり太ってきているんだ、私は・・・。気をつけねば・・・。

会議は7時ごろに終わり、そのあとは皆さんと居酒屋で大騒ぎ。帰ったら10時過ぎでした。

久々のオフを満喫し、また明日からはテープを見返す作業。がんばらなくちゃ。

| | コメント (0)

[jp] インタビューで苦戦

昨日と今日も、相変わらず撮影した素材を見返す日々でした。昨日観たテープの書き取りは、ある住民の方のロングインタビューだったのですが、ずいぶん楽な作業でした。

・・・と書くと、まるで良いことのように聞こえるかもしれませんが、実はとても悪いこと。なぜなら、インタビューにもかかわらず、書き留める内容がそんなにない=映画本編で使えるものがあまりない=実のあるインタビューではなかった、ということなのですから。

その人は、住民の会の中でも割と中心的存在で、住宅問題にとても関心を持って勉強もされ、話も理路整然とした理論派。これまで学生運動から労働組合の運動まで、さまざまな活動をされてきました。

インタビューは午後2時から始めました。インタビューの日時を決めるときは、私はもちろん相手に合わせるのですが、2時というのはインタビューのゴールデンタイム。午前中ではあわただしいし、午後1時ではお昼ご飯を食べた直後だし、ということで、良く2時に設定されます。(打ち合わせとかもそういうことが多いですよね?)

よって2時にその方の家に伺ったのですが、インタビューが終わったのは夜10時!!!! 夕食をいただいた時間を除いても7時間近くインタビューをさせていただいていたのです!

私はインタビューをするときに、特に「こうしてください」とか、ましては「ここから歩いてみてください」とか、そういったことは一切しません。自由に話してもらいつつ、例えば、(ここはもうちょっと話してもらいたかったな)とか思ったら、先の話題に進んだときに、またさりげなくその話題を振ったりして、いわゆる”私がほしいものや言葉”を集めるべく、会話を進めて行きます。

短時間で制作するニュース番組などと違って、被写体とじっくりと向き合えるのが自主制作のよさなのですから、こちらが欲しいものを急いで手に入れたいばかりに、「こうして」なんて言いたくない、そういう気持ちがあります。

インタビュー慣れしていない人は、話があちこちに飛んだり、うまくまとめられないこともありますが、それも当たり前のことなので、インタビューの中で、例えば”まとめ”、”確認”的に何度かたずねたりして、だんだんとコンパクトに話してもらえるようにしたりとか。とにかく、こちらから最初にこうしてくれと言ったりしたら、その人の内面から出てくるものを奪ってしまうと思うのです。

そんなわけで、インタビューを始めて、最初のうちは(う~~~ん、こういう風に話してくれないかなぁ)とかも正直思ったりすることがあるのですが、それは1時間も話していれば、だんだんインタビューに慣れてきて、お互いにとってやりやすい形に自然に変わっていくというのをこれまでの経験上から分かっているので、あえて何も言わないというのが私の方針です。カメラの前では自分を良く見せたい、良いことを言いたいと思うのも自然な気持ちですが、でも、それもお互いがリラックスして長時間話していくと、だんだんどうでも良く(?!)なってきて、自然になっていきます。撮影させてもらう側としては、取り繕った姿ではなく、本音で語ってもらいたいので、そのほうが良いです。

この日も、そのような信条の元にインタビューを始めました。しかし、1時間、2時間、そして3時間とたっても、一向にその人自身の言葉で語られるものが出てこないのです!

とにかくたくさんの本を読んで知識を固めている人なので、インタビュアーである私を”客観的な事実”や”知識人も認めている見解”などで説得しなければと思っているようなのです。だから、何か話すときも「有名な経済学者の○○が・・・」とか、「この本にも書かれているように・・・」と、専門家の著書の引用で話すのです。

そして、何かの質問をすると、その大元となる背景から話し始めます。そうしないと、私にちゃんと伝わらないと思う気持ちからかと思います。大元となる背景から話すのは悪いことではないのですが、これの悪いところは大元となる部分で一生懸命話してだいぶ時間がたち(質問に直結する話にたどり着くまでに30分以上かかったりしました)、やっと質問にたどり着いたときにはもうくたびれて、ずいぶん説明し尽くした気分になってしまうのです。でも実際は、肝心な質問に対して不十分な回答しかしていない。それならば、あまり大元にさかのぼりすぎずに、ある程度質問に対してストレートに答えたほうがよっぽどいいと思います。

また、話すときに紙に相関図的なものを書いて説明することも良くありました。「こういう団体があって、ここと対立していて・・・」というような。それも、普段の日常会話ならば、ずいぶん役に立つと思いますが、インタビューではマイナスでしかありません。紙に書くことで、本人の顔が下に向いてしまう。また、紙で説明をしている分、言葉での説明が不十分となり、画面にその乱雑に書いた紙を大写しにするわけにもいかないので、結局画面でその人の顔と声だけを聞く観衆には分からない・・・。

7時間のインタビューを終え、ぐったりして家に帰った私でしたが、質問として用意していった紙の3分の一も聞けずに(どうしよう・・・)と思いました。その方からは「今日だけじゃ話し足りないよね。続きはまた今度話す」と言ってくださったのですが、私としては回数や時間の問題ではなく、この映像は使えない、と思いました。またインタビューをやったとしてもこんな調子だったら、何回やっても無理だとさえ思いました。

何でこんな風になっちゃうんだろう?と考えました。彼が一生懸命権威や紙を使って私に説明する根底には、自分の思っていることの正しさを私にも理解して欲しい、という気持ちがあるのか・・・などなど、いろいろ考えてしまいました。

この推測は間違っているのかもしれませんが、でも、私が彼(問わず誰にでも)インタビューをするのは、”正しさ”や”正解”、”正論”が欲しいからではないのです。その問題の当事者である人が、客観や常識とは無関係に、何を考えているのか、どんな思いでいるのかを聞きたいからインタビューさせてもらっているのです。正論や専門知識が欲しいなら、それはその道の専門家から聞きます。(←その専門家の言っていることが正しいかはまた別問題ですが)。だから、どこにでもあるようなありふれた正論で自分を理論武装して欲しくない。でも、これまでの彼の経験(運動)が、相手を論破するためにそのように武装させるようにしてしまったのだろうか・・・。

また、インタビューのときに奥さんが同席していたというのも、鎧が取れない理由のひとつかも、と思いました。インタビューをされる(言ってしまえば、裸にされるような気分でもあります)のに、恥ずかしい自分は見せたくないという感じ・・・?

そんなわけで、私として(今までの自分のやり方のままではダメ)と思い、どうやったらその人のインタビューがうまくいくのかをその後1ヶ月近くかけて考えていました。

その結果、私が思いついた条件は下記。これらを紙に書いてもっていき、再度のインタビューの開始時に「今日はこのルールでやってみませんか?」と提案したのです。提案する前、こんなことを提案して良いものだろうかと散々悩みました。その人のやり方というものを本来尊重するべきなのではないか、と。でも、前回の繰り返しになってしまったら、結局映像自体を使わないことになる(私も使用する映像に妥協したくないですから)。それはもっと失礼だと思い、提案してみることに決めました。これがうまく働くかは分からないけれど・・・。

(実際の紙は実物が手元にありますが、名前なども書いてあるのでここには載せません。でも、この話自体はナイショではなく、お互いに笑い話として話したりします。「あの時こんな風だったよね」と)

★自分の言葉で話す。
学説や本の引用、紹介よりも、ご自分の考え・言葉で話していただきたいです。

★紙に書いて説明をしない。
映像では使えません。

★あまりさかのぼって説明しすぎない。
本題に到達する前に疲れて、説明した気分になってしまいます。

ご本人も苦笑いしつつ同意してくれて、再度のインタビューをしました。インタビューの間中、ルールを大きく書いた紙は、見えるようにテーブルに置いた状態で! そのときは、奥さんの同席は無しということで、サシで2時間、前回に比べたら時間は短いですが、内容の濃い、すばらしいインタビューが出来ました!!!

でも、成功した秘訣は私の工夫というより、その方の協力と柔軟性だと思います。本当に理論武装が染み付いてしまった人ならば、30歳以上も年の離れた他人からこんな提案をされて怒ったかもしれません。でも、提案を快く受け入れてもらい、お互いに新しいやり方にチャレンジしてみたのですから。

また、その間に1ヶ月以上間があったことで、その間しょっちゅう住民の方たちと会っていたので、お互いに良く知るようになったというのもあるかもしれません。

・・・でも、2回目のインタビューのときに、(あ、この人私が欲しい言葉を分かってる・・・!?)と一瞬思った瞬間があり、こちらが欲しいものの意図を悟られるのもまずいとも思いました。それはそれでまた、その人個人の考えと外れてきてしまいますからね。その人がある言葉をつぶやいて、私が(おっ)と思った表情・反応を、(ここは映画で使うでしょ?)という表情でその人が私を見たのです!!!! あれには参ったなぁ!!

とにかくインタビューは難しいです。これは試行錯誤してやり続けることでしか、上達の道はないのでしょうが・・・。

| | コメント (0)

環境を仕切る

今日見返していた撮影素材は、住民の会の代表の方のインタビューでした。午後3時ごろに伺って、結局夕食までご馳走になり9時近くまでいました。

私にとっては、この代表の方へのインタビューが一番初めでした。もともと何人かの住民の方にインタビューをしたいと当初から思っていましたが、順番として、まず代表の方にインタビューをして全体的なことを説明してもらい(もちろん個人的なことも聞きますが)、それでこの問題の全体像を把握してから、今度は個別の状況を見ていこうと考えていたので、そのような順番にしたのです。

実質的なインタビューは3時間ほどでしたが、ご主人&奥様ともにとても活動的で忙しい方で、家にいるのは週末ぐらいという状態なので、インタビュー中も宅急便が届いたり、電話がしょっちゅうかかってきたり、とかなりあわただしい状態の中でのインタビューでした。

さすが代表を務められていることもあって、何度もこの問題に対してこれまでに取材を受けてきた経験があるので、お話はとても分かりやすくて良かったのですが、インタビュー中に入ってくる音(電話や玄関口での話し声)などがとても気になりました。大事なところを話している最中でも、”ピンポーン”ときます。しかもかなり大きい音で。あとからテープを見直したときに、「裁判になったらどうなるか?」みたいな話をしている途中でピンポーンときて、「は~い、ちょっとまってください」といってから、答えていたりするのです・・・。これはかなり見るほうにとっては集中力の妨げになってしまうよなぁ・・・

私も「あ、すいません、今音入っちゃったんで、もう一度いいですか?」とか聞けばよかったのでしょうが、なんか、こういう撮りなおしってお芝居みたいで嫌だなと思ってやり直しをしなかったのですが、今から思うと、さりげなくもう一度聞くなどして、良い音の状態で撮れることを優先すべきではなかったかと思います。

絵がきちんと撮れている事が、映像では一番大事と思われがちかもしれませんが、実は音のほうがもっと大事、というのは私の個人的な意見ではなく、映像に携わる方たちの多くがそういいます。私も前作を作って以降、本当にそう思います。映像は部分的に多少ぶれていたり、全く良く撮れていなくても、何かの映像をかぶせることでカバーできますが、音声の悪いのはカバーしようがないのです。なので、音については、雑音が入っていないか、入ってしまったら、勇気を持って「もう一度いいですか?」とお願いすることが必要だと思います。

一度、市民テレビ局の撮影で、ある方のお宅でインタビューしたときのこと。その家の居間でインタビューだったのですが、その居間では金魚の水槽がありました。部屋に入ったとたん(嫌だな・・・)と思ったのですが、ボコボコと酸素ポンプの音がしていました。インタビューというのは、大抵被写体の方はその部屋を掃除して用意してくれることが多いので、他の部屋をリクエストするというのをアドリブでお願いするのは難しかったりします。しかし、他人の家にお邪魔して、インタビューで邪魔だから、金魚の酸素ポンプをはずしてくれなんて、お願いできないですよね?!?! インタビューごときのために、金魚が苦しんでも構わないのか!ってことになるわけですから。

しょうがないので、水槽のボコボコ音がしたまま10分ほどインタビューを続けました。でも、私の落ち着かない表情が伝わったのか、「この音入っちゃってませんか?」と途中で聞かれたので、申し訳なさそうに(でもはっきりと)「ハイ、かなり・・・」といったところ、あっけなく酸素ポンプをはずしてくれたのでした。

結局最初の10分間のインタビューは、良いことを話してくれていたにもかかわらず、ボコボコ音のせいで使えず。でもやっぱりこれに関しては自分からはさすがに言うことはできなかったので、しょうがないとあきらめました。

しかし、そのほかの気になる音に関しては、やはり取り直しは聞かないのだから、「すみません、もう一度いいですか?」といって、音をきちんと撮ろう、という気持ちでいます。結局耳障りな状態での録音では、被写体の方にも失礼だと思いますし、被写体の方は音には無意識でいたりするので、言われて「あ、そう」という感じで、気軽にやり直しに応じてくれたりするものです。

インタビューなら以上でよいのですが、難しいのは改まったインタビューではないときの場合。何度もお邪魔している家では、インタビューで伺ったのではなく、ただご飯に呼ばれたときでも、普通に暮らしている日常を撮らせてもらうために、さりげなくカメラを回し始めることがあります(もちろん被写体の方もそれは分かっています)。そんなときは、テレビを見ていたり、ラジオを聴いていたりと、音としてうるさかったり、もしくは著作権に引っかかってしまうような場合もあります(JASRACのサイトでは、意図して撮ったものではなく、ラジオやテレビから入ってしまった音楽についても著作権の手続きが必要と明記してあります)。きちんとしたインタビューで撮っているときではないときにもかかわらず(←本人にとってはリラックス時間)、「音楽とめてもらえますか?」というのは、図々しいのではないか?? と思うのです。

でも、いろいろと世間話をしているうちに、やっぱり話題は住まいのことになったりして、せっかくの良いお話をきちんと録音できないのももったいないですし・・・。

私の中で試行錯誤するうち、被写体の人がトイレや台所に行った隙に、さりげなくラジオを切ったり、テレビを消すなどをするようになりました。(←これも図々しいんですが)

あとは、本当にどうしようもないときは「すみません、テレビ消していいですか?」と申し出たり。(そうすると、「え~、何、撮るの?」といって恥ずかしがられてしまうので、自然体ではなくなってしまうというジレンマが・・・)

自分自身で気がついたことは、だんだん映画を作るという気持ちが強くなっていくにつれて、自分のリクエストを相手にはっきり伝えるようになってきたということです。最初は(ここはまあこんな風に撮れていればいいか)と妥協しながらやることもあったのですが、きちんとした映画にして、この問題を社会に広めたい、とか、だんだん住民の方々の気持ちに感情移入していったりすると、もじもじして悩むところから、自分でも驚くぐらい、例えばデリケートな問題のときでも、「この日、撮影させてもらってもいいですか?」とか、「この日は私も同行して良いですか?」、「音を小さくしてもらってよいですか?」などと相手に伝えるようになるのです。なので、どちらの気持ちが強いか、良い映画にしたいという気持ちが強ければ、言いにくい事でも言うという風に変わっていくものなのかもしれません。

でも、これがエスカレートして、被写体の方の気持ちを全く察することなく、自分の希望だけでずかずか相手の中に入り撮影するというような、乱暴なやり方になってはいけませんが。。。その辺のバランスは大切だし難しいと思います。

| | コメント (0)

いきなりですがダウングレード

つい先週、編集ソフトの無償アップグレード版を入手し、インストールした私ですが、この1週間使い続けた結果、前のバージョンにダウングレードしようかと考えています。

というのも、今回のアップグレードでは、HDDタイプのカメラの人にとってはデジタル一眼レフカメラなどで動画を撮るのに良く使われるAVCHDフォーマットの編集環境がかなり向上したそうなのですが、一方で私のような時代遅れとなりつつあるテープメディアを使っている人にとっては、これまでのEdius Neo 2ではプロジェクトの設定をすればキャプチャできたテープが、キャプチャの設定をしなければ出来ない、というように不便になっているのです。

でもまあそれは、キャプチャの設定をすればすむことですが、以前のバージョンでは特に何もすることなく混在できていたHDVとDVが、DVのキャプチャ設定を正しく設定しているはずなのに、HDVのプロジェクト上でキャプチャ出来ない・・・。

う~~ん、何かやり方はあるのでしょうが、あれこれとテープには不便なのかなと思う設定の変更が他にもこまごまとあって、(←それにNeo 2を数週間使って慣れたというのもあるかもしれませんが)、Neo 2に戻したいなぁ・・・と考えるようになりました。

しかし、そんなことは出来るのでしょうか?? 普通は、アップグレードしたものの方が良いと考えられているのですから・・・。

Ediusを販売しているトムソン・カノープスに連絡したところ、Neo3無償アップグレードからNeo2にダウングレードすることは可能だし、将来的にまたNeo3に無償でアップグレードすることも出来る(無償アップグレードキットを持っている限り)との回答でしたので、私はダウングレードしようかなと思っています。

でも、Neo2もNeo3もどちらもまだ使いこなせているとは言えないから、今後(あぁ、Neo3でやっていればよかった)とか、思うところが出てくるかもしれませんが。。。あと、PlugInのソフトも入れているので、それらがどうなってしまうのかが不安。ちゃんとリンクして動けばよいですが。

Edius Neo関連のフォーラムを、今日初めて覗いてみたのですが、いろんなユーザーの人の声がのっていて面白かったです。(Neo3はなんか使いにくそう?)と思ったのは、私だけではないようで、今までEdius ProとEdius Neoは、プロ用と一般用で住み分けされていたようなのですが、今回出たPro6とNeo3の両者はかなり似ているのだそうです。いろんなことがマニュアルで設定するようになっていて、Neo2とだいぶ違うなという印象を持ったのは、そのせいでしょうか?

ちなみに、先日このブログでブルーレイディスクが焼けなかったと書きましたが、その原因についてもフォーラム上に投稿があったのです。なんと、「パイオニアの内蔵ドライブでは、EdiusからBD-Rが焼けない」という書き込みでした。私の内蔵ドライブもパイオニアです!!!!

まさか、そんな事情で焼けないのだとは知りませんでした。それじゃあ、何度焼いても無駄だったのですね。ちなみにその回避方法は、BD-RE(繰り返し録画できるブルーレイ)ならばEdiusから焼けるそうなので、いったんBD-REに焼き、ディスクを焼くソフトでBD-Rにコピーするというもの。

こんな限定事情のトラブルまでフォーラムで扱っているんだということに驚きました。これからは何かあったらフォーラムも見てみようと思います。

ダウングレード、多分明日あたりにやるかなぁ。

| | コメント (0)

ドリアンでペースが狂う

先月下旬から、ずっと撮影素材を見返している私ですが、大体毎日の作業ペースというのが決まっています。1日大体6本で、午前中に2本、午後3本、そして夜1本、という感じです。

前作のときは、撮影素材が150時間ぐらいだったのですが、まるっきり使わなくて、早送りでみてもOKみたいなものが結構あったのですが、今回はインタビューや会議など”話”中心なので、ちゃんと聞いていかなくてはいけません。それでなくても、撮影素材自体も170時間以上あるし、よく半年の間にこれだけ撮ったなあと驚くほどです。(ちなみにブライアンのときの150時間は1年半かけて撮ったもの)

よって、何かの用事などで作業が出来ない日があるというのは結構痛手で、毎日ひたすらこなして、クリスマス前後に終われそうか?という感じです。

そんな1日1日の果たす役割が大きい中、今日は夜に作業がきちんと出来ませんでしたcrying

・・・というのも、先週マレーシアに旅行に行った姉が、ドリアンの加工品をお土産で買ってきたのですが、それを一口食べたら、その今まで食べたことのない、なんともいえない味に体が変になってしまったのです!

ドリアンのにおいは、私も昔タイに行ったときに売られているのを見ましたし、東京でも新宿の果物屋さんにいつも置かれているので、どんなにおいなのかうっすらは知っていました。でも、食べたことはありませんでした。

においというだけではなくて、あの独特の味は、かなり好き嫌いがあるでしょうね。私は一口でダメだと思いましたが、好きな人はかなり好きなのかも。

私は食べ物の好き嫌いはほとんどないし、甘いものも辛いものも大好きなんですが、久しぶりに食べれないというものに出会いました。

そんなわけで、今日の夜の作業は滞ってしまいました。

編集作業中に気をつけるべきものとして、私のリストにドリアンが加わりましたcoldsweats01
まだ口の中がちょっと変な感じです。

| | コメント (0)

技術論に行きがち

ここ数日見ている撮影素材は、団地を取り壊すとされている理由(=耐震不足)と、それに対する住民たち、建築家、弁護士、活動家などの反論です。

取り壊すという理由が、如何に多方面から見てナンセンスであるか、誤りであるかを指摘することこそが、取り壊しをやめさせるための対抗手段となります。

私も耐震基準なんて、今まで全くの無知でしたが、この問題をきっかけに、耐震基準の法律やその運用などについてずいぶん勉強をしました。そして、借地借家法や定期借家、立ち退きの場合に大家に要求される正当事由なども、資料を読んだり、インタビューで答えてもらったりして、だいぶよくわかるようになりました。

住民たちの毎週のミーティングでも、これらのことは話題にならないときはないといって良い位です。裁判になるときも「これは技術論争になるだろう」という弁護士や専門家もいます。TBSの番組でも、耐震不足、欠陥住宅の疑いなど、技術面をかなり取り上げていました。

ただ、私が映画の構成を考えたときに、これらの”技術論争”をとことん映画で追求することが、果たして必要なのだろうか?・・・と疑問に思うのです。

確かに、法廷やあらゆる場面で問題になってくるのは、機構が主張する耐震不足になります。でも、この問題の背景にあること(政治の流れにより、全国的に団地が削減方向であることや、高齢化が進み、あらゆる団地の老朽化が進んでいるという現実的な問題)と、それを決める立場にある人たち(政治家や役人、機構)の考えがどうなのか、建築の専門家たちはプロとしてどうかかわっているのか、活動家たちはどのような思惑でかかわっているのか、そして一番肝心な当事者たち(住民)はどんな思いで暮らしているのか・・・そういったことに光を当てる方が、この問題の核心なのではないか・・・? その推測が正しいかは分かりませんが、そんな風に思うのです。

毎回技術論ばかり聞いて、自分でもあれこれ知ってくると、ついつい映画に入れたくなってしまうものですが、そこはぐっとこらえて、私は人の心をメインにしたいなぁと思っています。

なので、例えば建築家の先生にインタビューをしたときは、大抵専門家のインタビューがドキュメンタリーや報道番組で登場するときは、技術的なことだけを述べる役割を与えられるのが普通ですが、私は技術論だけを聞くのではなく、「これまでにも団地は建替え問題も含めてさまざまな問題が起こってきました。立場の弱い住民の方たちがそんなときに頼りにするのは、建築の専門家たちだと思います。これまで、こういう問題が起こってきたときに、専門家たちはどのようにこれらの問題にかかわってきましたか?」というような、建築家の精神面(?)も聞きました。また、建築業界で仕事をしていく上で、機構は”上得意”であるわけなのですが、機構に対して声を上げるということに、仕事上の心配はないのか?など。(←実際、機構からの仕事を受注したいために、声を上げない建築家も多いとも聞いていたので)

こういった専門家に、技術以外のことを聞く理由というのは、すばらしい知識と知能を持っていても、学者・プロとしての”良心”がなければ、原子力爆弾を作るというようなとんでもない方向に行ってしまう・・・という危惧があるからです。団地問題だって、”学会で発表するために・・・”なんて、セコい考えで取り組んでいる学者系の建築家だっているはずです。この団地問題にかかわる建築家の技術論ではなく精神論をあえて聞かせてほしいと思って、あれこれと聞きました。

もちろん裁判などではとことん技術面を掘り下げて、そこで争っていくべきだと思いますが、映画という観点からすると、機構側も、それを指摘する技術論も、どちらも全体の大きな問題からすれば、機構側は苦し紛れの弁明であるし、それを指摘する技術論はあげ足とり、ということになると思うのです。(←っていうと、身もふたもないのですが・・・)。結局はそこで暮らしている人が穏やかな生活を送れること、それが一番大事で、それこそが映画を通して訴えたいメッセージなので、どうやってそのメッセージを伝えるかということに自分は力を注ぐべきだと。

だから、例えば建築家が(これを言ったら相手に大打撃)と思っているような事実をあれこれ羅列したり、活動家が意気盛んに結束を呼びかけたりする場面を取り上げるよりも、淡々と暮らす住民の生活風景を入れるほうがよっぽど説得力がある・・・と思います。

でも、インタビューでは意図的に同じ質問を違う立場の人たちに投げかけてきて、案の定正反対の面白い意見などが飛び出してきたので、それらをモンタージュ風につなげたいなというのが、今回の撮影時から思い描いていた構図でした。なので、技術面を担当する専門家たちも登場させつつ、住民の意見とうまく(良くも悪くも)呼応・敵対するような形で全体がつながってほしいです。

あれこれ書きましたが、社会問題を取り扱うドキュメンタリーとして、事実関係や基礎となるべき技術的な知識は、作り手はすべて認識しておくべきで、理解している上であえて使わないとするべきだと思うので、今後も技術論争はきちんと把握していかなければ、と思います。

| | コメント (0)

マスコミによる取材

今日見返していたテープは、6月初旬のころのもの。TBSの噂の東京マガジンという番組が、この団地を取り上げるということで、6月初めごろから何度か団地に足を運び、住民の会のミーティングなどを取材していました。もちろん私も自分の映画のために取材をしていたので、彼らが撮影中に私は私のビデオで撮影していたため、TBSのディレクターさん、ADさんと住民の方との会話があれこれと記録されていたのでした。

年代のせいだけではなく、一般的に”フリーランス”というものはメディアではない(=マスメディアこそがメディアである)、大きな影響力として捉えられていないという傾向があるかと思いますが(←それに対して私としてはもちろん不満なのですが、しかしそれが世間一般のものだとは自覚しています)、住民の方たちも、ぶっちゃけそうです。そうとは言いませんが、でも言葉の端々や態度(対応?)からそれは分かります。

そんなわけで、TBSの取材がくるということで、住民の方たちはとても喜んでいました。(若干名の映りたくない人を除いて)。私としては、この問題が広く取り上げられてほしい、色んなメディアの人たち(マスメディア、独立系を問わず)が色んな視点で取り上げたらよいと思っているので、私もTBSがどのように取材し、どう構成するのかを興味を持ってみていました。

例えば、インタビュー時に”注意事項”的なお願いをするなど、(へぇ~~~)と思いながら聞きました。テレビに取り上げられるというと、過剰な期待をする住民もいます。それに対して、「住民の方の不満は分かるが、向こうには向こうの言い分もあって、報道する側としてはそれも取り上げざるを得ないのです」とか。他にも、「皆さんが同時に話し出すと、編集のときにとても大変なので、お一人が話しているときは、他の方は静かに。その方のお話が終わったら、他の人が話すようにしてください」とか。これは私も超同感!! そうなんですよねぇ!! インタビューに答える側は、みんなでよってたかって話すし、色んな言葉がぽんぽん飛び交ったほうが、向こうもたくさん情報が得られて良いんでしょ?ぐらいに思っているのかもしれませんが、これは大きな間違い!!

また、これはマスコミならではの配慮だと思いましたが、この時期は参議院選挙が近づいていましたので、ベランダなどに選挙のポスターを張っている人は一時的に取り外してください、とも言っていました。立候補者や政党名が入っているものを映してしまうと、公職選挙法に触れてしまうのだとか。

30分近くのコーナーで取り上げるということで、何度も撮影に来ていましたし、ミーティングだけでなく、集会なども撮影されていたので、結構丁寧に取材しているほうだと思いました。

結局、6月初めから取材を始めたTBSは6月末には番組をオンエアし、3月から取材を始めて、いまだに完成していない私をあっという間に追い越したのですが、それは人員、資金力、設備が整っている全国レベルの放送局と、かたや居候生活での制作環境なのですから、当たり前といえば当たり前。

番組自体は、ややバラエティーっぽく仕上げてあるものの、ポイントはきちんと抑えられていて、機構側にも取材をしていて、良かったと思います。

・・・しかし、私が納得がいかないのは、TBSに対してではなく、機構に対して。私の再三の取材申し込みには応じないのに、TBSには応じている!! この件に対して私は電話でも文書でも抗議をし、最終的には直撃取材までしたのですが、やっぱりフリーランスはなめられているよなぁ!と腹が立つのです。電話でのやり取りなんて、向こうの言い分に対して、私は文字通り髪の毛が逆立つような怒りを感じました。取材断るにも、説明が幼稚すぎる。

過去・現在・(かなりの確率で)将来も、マスメディアに所属することなく、フリーでやってきた私は、今後もこの壁と戦っていくことになります。でも、最近は例のYouTubeに投稿されたビデオや、ウィキリークスなどが大きな話題となっている関係で、だんだんとその効力の大きさや速さに対して、一般の認識も変わってきているのかもしれません。そして私の先輩に当たるフリーランスでずっと活躍してきた独立系の人たちのおかげにもよって。

取材の難しさは、単純にマスメディアVSフリーランスの構図ではありませんが(例えば、フリーランスといっても超有名な人から無名の人までいますし、フリーランスでもたくさん取材を成功させている人はいるし、マスメディアだからといって常に取材に応じてもらえるわけではなく、断られ続けても粘り強く交渉したり、内容を妥協したり、相手側に取材を受けさせざるを得ないような弱みを握ったりして、取材を可能にする・・・など、さまざまなケースがあり、単純に比較は出来ません)、しかし、今回のような、私と全く同じ取材内容で、私と同時期に取材を申し込んでいたにもかかわらず(私のほうが長く取材しているし、早くから取材も申し込み続けていました)、TBSの取材を受けて、私のは却下というのは、明らかに無名のフリーランスの差別でしょう! (同じ内容でも、時期が違えば取材に応じられないケースもあるでしょう。例えば、この件が裁判になれば「現在係争中の案件なので、コメントは差し控えさせていただきます」といったように。しかし、今回のケースでは、事態も動いていないし、同じ時期に取材申し込みをしています。こんなに条件を合わせて比較できるケースも珍しいぐらいです)。

取材拒否の理由については、機構側の担当者は「TBSは別件の取材もあったので受けた。その別件の内容については答えられない」と説明していました。”別件の取材”・・・。彼らと連絡を取り続けていた数ヶ月は、心身ともにかなり消耗しました。あんなのずっと続いたら、体に相当悪いだろうな・・・。

でも、本当の意味でフリーランスの世間的な評価を上げるためには、「偏見をなくして!」と叫ぶのではなく、きちんと取材をした質の高いものを提供し続けていくことを通じてのみ可能なのだと思います。

いわゆる”マスメディア”取材のテープを見ながら、そんなことを考えました。

| | コメント (0)

どうやって月を

今回の撮影中、私の頭の中ではキレイな満月の夜に、団地が浮かび上がるような情景が美しいだろうなぁと思い描いていて、それを撮影したいと思っていました。

そのために、月の満ち欠けをネット上の月齢カレンダーで調べ、そのチャンスを伺っていました。もし満月の日でも、雨が降ったらキレイなお月様は撮れないのですが、でも、2~3回(2~3ヶ月)見張っていれば、晴れの日に当たるだろう、と。

まずは自分の近所で月の撮影の練習をしてみようと、夜に近所を撮影しました。この日は満月ではなかったけれど、あと何日かすれば満月、という状態でした。ここで練習して、数日後に団地で撮影しよう、という段取りでした。

写真もそうですが、光の少ない夜景を撮影する場合は、ブレない様に三脚にきちんとカメラを固定しなければならないだろう、とは想像していました。よって、三脚も持っていきます。

月がよく見える位置に三脚を構え、ビデオカメラをセットします。あと数日で満月だけあって、とてもキレイで明るい月でした。クレーターもはっきりと見えています。

私のイメージとしては、16:9ワイド画面の左上あたりに、クレーターが見えるぐらいの大きさの満月がぽっかり浮かんでいる・・・そんな絵がほしいと思っていました。月が団地を見守ってくれている、という感じです。

さて、カメラをセットして、ビューファインダーを覗きます。

あれ、なんか、火の玉みたいに膨張してる・・・sign02

私の目に見える月は、ほぼ満月で、クレーターもはっきりと見えるきれいなものですが、カメラに映る月は、光が膨張して、発光しているかのようです。輪郭も丸ではなく、ひし形とか、ズームで動かすと、アメーバのようにゆらゆらと動いてしまいます。

テレビとかで、月のシーンはあって、それには月の表面まではっきり見えるように映っているものって、何度も見たような気がするのですが・・・。

場所を変えても、ズームを変えても、マニュアル設定にしても、私が見たままの月をそのまま捉えるには、程遠い状況でした。ズーム無しの状態では、月はかろうじて丸い輪郭のままなのですが、何しろ遠すぎるのです。印象的な月、ではありませんでした。

この日はあきらめて家に戻りました。

テレビで見る、あのきれいな月はどうやって撮影するものなのかと思って、私も所属している市民テレビ局のスタッフの方に聞いてみました。その方は、市民テレビ局に入る前は数十年ケーブルテレビでカメラマンをされていた方です。

その人によると、人間の目というのは高価なカメラよりもずっと精巧に出来ているのだそうです。例えば、私が月を見て、はっきりとそのクレーターを認識することができるのは、クレーターを見るという意識が働いて、きちんとピントを合わせているから。しかし、カメラの場合、カメラと月の距離がとてつもなくあり(そりゃあ、スペースシャトルで行くぐらいですからね!)、その間に無数のチリやホコリなどが存在するため、カメラはものすごく遠い月にピントを合わせることが出来ないのだそうです。途中のさまざまな障害物にピントがあってしまうため、ぼやけた映像となってしまう。

テレビで見るような、クレーターもはっきり見えるぐらいのきれいな月というのは、天体望遠鏡を使い、その望遠鏡とカメラを専用のアダプター(カメラ屋で販売されている)でつないで撮影するのだそうです!!!!

・・・う~~~ん、では、私はまず天体望遠鏡が必要なわけだ・・・

残念ですが、天体望遠鏡の購入はあきらめ、なんとかビデオカメラだけで、とりあえず大きめの、丸い輪郭の状態の月が撮れる様に、何度か撮影をしてみることにしました。どういう作用でかは分かりませんが、時々丸く撮れたり、ずっとひし形になってしまったりと、ばらつきがあるのです。ズームでアップにしてしまうと、形が崩れるということははっきりしていたので、大きな月はあきらめ、クレーターもあきらめ、とりあえず丸を撮ろう、と。

試行錯誤すること2ヶ月あまり。まぁまぁ良いかな?という状態での月がやっと撮れました。月だけでなく、夜の団地風景をまとめて撮影してしまおうと思い、姉にも付いて来てもらって、道路から団地、団地の看板、最上階からの夜景、公園、植物、ベンチなど、さまざまな”夜小物”(?)とも言うべき、夜のシーンに使えそうなさまざまなパーツを撮影。あれこれ考えながらの撮影でしたので、結局3時間近くかかりました。8月の末で、今年は猛暑だったので、夜とはいえ30度近く。三脚を持って、あちこち私についてきてくれた姉に感謝。

映像だけでなく、夜の音(鈴虫の音色など)も忘れずに撮影しました。絵は良いけれど、雑音が入ってしまったという場合に、音声は音声できれいに採ったものがあるととても重宝するのです(例えば、鳴いている虫を撮ったけれど、その映像自体には、大きなトラックが走りすぎたため、車の騒音が入ってしまっている、などの場合は、きれいに採れた虫の音の部分を音声として使用したり)。

団地での撮影を終えたあとは、夜の高幡不動尊へ。五重塔がきれいにライトアップされているのを見ていたので、(これも撮りたいな~)と思っていたのでした。

団地にしろ、五重塔にしろ、大きな建造物は撮るのが難しいのですが、(近い距離では一度にフレーム内に納まらないので、水平方向にカメラを動かして全景を捉えますが、私の場合すぅ~っと平行に行かずに、途中でぐらっとしてしまったりするcoldsweats01)、2~3回ずつ撮ったので、その中からどれかは使える状態になっていれば、と。

インタビューは練習あるのみ、と先日書きましたが、純粋な撮影技術も練習あるのみ、と思います。もっと上手に撮れる様になりたい!

今日はそのときのビデオを見返していて、100点満点とはいえないけれど、そこそこ撮れてはいたので、ちょっと安心しました。

| | コメント (0)

ブルーレイを買ってみたけど

撮影素材を見返す作業ですが、今日のテープは比較的楽なものばかりだったので、今日はずっと先延ばしにしていた買い物に出かけることにしました。天気予報は外れましたが、午後から雨ということだったので、まず朝から2本のテープを見て、お昼前に家を出ました。

ブログに載せている写真はデジカメで撮影しているのですが、そのカメラの調子がおかしくなり、ずっと修理したいとは思っていました。でも修理って大抵2~3週間はかかるものです。そんなに長く手放しておくのが嫌で、これまで先延ばしにしていましたが、今日やっと修理に出しました。不具合の内容は、電源スイッチの陥没、プレビュー中に勝手に撮影モードに変わる、撮影モードが勝手に変わる(オートから夜景モードへ、など)の3点です。やはり3週間ぐらいかかると言われました。よって、これからしばらくの間は、私のショボイ携帯で撮った写真ですweep

地デジ対応テレビの売り場を通り抜けましたが、エコポイント半減の直後でしたから、お客さんは皆無!

カメラを修理に出した後は、ブルーレイのディスク売り場へ行きました。ブルーレイは今まで買ったことがないので、一体いくらぐらいするものなんだろう?と思いました。私はDVDに関してはかなり色んなものを購入し、失敗と成功を繰り返して品質とコストパフォーマンスの良さを研究してきましたが、ブルーレイは未知の世界。

売り場に行くと、一回だけ記録可能なBD-Rについては、相場はソニーやパナソニックと言ったメーカー品で10枚2000円前後。ひゃ~高いんですねぇ! そしてちょっとブランドを格下げすると、10枚で1600円ほど。DVDは本当に安くなって、昔のCD並みにどんどん焼いてしまいますが、BDはそんな風に湯水のごとく使うわけには行かないなぁ・・・。まぁ、DVDは1枚の記録容量が4.7GBなのに比べて、BDは25GBで5倍近くあるのだから、それを考えると、単純に1枚あたりの値段で比較は出来ませんが・・・。

そんなことを考えつつヨドバシを出て、次はPC自作で大変お世話になったドスパラへ向かいました。こちらはパソコンにしろ周辺機器にしろ激しく消耗する人たち対象の店なので、ヨドバシでは置いてないような見たこともないブランド名の商品が販売されていたり、大量に消費する人のために包装を簡易にした大量のディスクも販売しているのです。だから、安価で大量に手に入るかも、と思ったのです。

案の定、ドスパラでは10枚990円で販売されているものを発見。しかも、日本製ではありませんか! 販売するためのディスクならば、きちんとした品質のものを購入すべきですが、今はまだテスト用のをためしに焼いてみるだけなので、その日本製の格安なディスクを購入しました。
0244

そのあとは、先日のブログでも書いた超使いやすいペンを再び購入。すぐに1本なくなってしまうので、まとめ買い。
0245

A4サイズのノートについても、さらに8冊購入。さすがにこれで足りてほしいなぁ・・・。
0247

その他にも化粧品なども買い、買い物が一通り終わったときには1時を過ぎていました。お腹がすいたので、地元の四川料理屋でランチ。いや、ここ、超美味しいんですよ。ほんとに。私なんて、初めて食べに行ったとき感激して、帰るときに厨房まで挨拶しに行ったのですから! お店のマスターも、すごく気さくな人。本場の料理人が作っているので、容赦ない辛さなんですが、うまみがあるのですごく美味しい。ちなみに今日食べたのは、ラム肉のピリ辛麺。おいしかった~~。
0241

2時ごろに帰宅し、それからは残りのビデオを見返しました。それが夕方には終わってしまったので、ブルーレイディスクを焼いてみることに。

マニュアルにしたがって、ブルーレイの出力をします。データのサイズは8GB程度。ですが、書き込みには約1時間20分かかるという表示が出て、実際そのぐらいかかりました。あと数分で終了し、最終フェーズに差し掛かった段階で、まさかのエラー!!!!

悲しいことに、1枚100円するディスクが逝ってしまいました・・・。

え~~~、何で?と思いつつ、同じやり方にはトライせずに、他の方法を考えました。なぜなら、突然最終段階でディスクが吐き出されただけでは、ディスクの問題なのか、データ作成の問題なのか、ブルーレイドライブの問題なのかが分からないから。

そこで、編集データから直接ディスクに焼くことはせずに、ディスクイメージファイルを作成することにしました。ディスクイメージファイルと言うのは、例えば完成データを後日ディスクに焼きたいというときなどに作成するデータです。私は「ブライアン~」のときに、DVDを販売していましたが、それは編集データから焼いていたのではなく、ディスクイメージファイルから焼いていました。そうすることの利点は、データのエンコードなどの処理は済んだ最終段階のデータ(←よって、編集データから焼く場合に比べて、その時間が短縮できる)を、編集ソフトがなくても焼ける、ということです。普通、編集データと言うのは、そのデータを編集したソフトがないと開くことが出来ませんが、ディスクイメージファイルにすれば、どのパソコンにも移すことが出来、DVD作成ソフトなどがあれば焼くことが出来る、という便利なものです。

以上の理由から、BD用のディスクイメージファイルを作成することにしました。マニュアルどおりに進めていくと、ディスクイメージファイルの作成にも1時間20分ほどかかるとのこと。夕食の支度をしながら、ファイルが出来上がるのを待ちます。

時間が過ぎ、無事、ディスクイメージファイルを作ることが出来ました。早速、今度はディスクイメージファイルをBDに焼く、というのを試して見ます。先ほどエラーとなってしまったディスクを、(ぜんぜん焼くところまで行ってなかったはずだけど、多分もう使えないだろうな)と思いつつ、ディスクトレイに挿入します。

案の定、そのディスクははじかれたので、がっかりしながらも新しいディスクを入れました。すると、数秒後に読み込み始めたのですが、なんと10秒足らずでエラー!!!!! あぁ、200円がぁーーー!と驚く私。

一体どうしたというのでしょう・・・。DVDのときに、格安のディスクを購入したところ、10枚中3枚程度エラーになってしまったことがありましたが、これはディスクに問題があるのか、それともブルーレイは高密度での記録のため、相当繊細なのか、それともディスクドライブとディスクの相性があるのか・・・。全くの不明です。

今回のテスト映像は、テストのために色んなテクニックをちりばめたのですが、今度はシンプルに1時間ただキャプチャしただけの素材とかにして、それでBDに焼いてみるというようにしようかしら・・・。

何しろ、ブルーレイが初めてですし、まだ安価ではない消耗品ですし、そうそうあれこれ試すうちに、あっという間に10枚を使いきってしまいそうで怖いです。

テスト版とはいえ、メーカー品にしたほうが良かったのかなぁ・・・。

ちなみに私はDVDに関しては、TDKの超硬を愛用しています。記録面がコーティングされていて、通常のDVDに比べて傷や汚れに100倍強いという触れ込みで売られています。書き込みのエラーもぜんぜんでないし、記録面も丈夫なので、重宝しています。通常の製品よりやや高いですが、品質を考えればお買い得!と思っています。

BDの超硬も販売されているのを見たのですが、すごく高かったcrying

っていうか、売り場面積からしてBDはまだまだ普及していないなと感じます。今回、エコポイントの駆け込みで地デジ買いまくった人たちが、BDをどんどん使っていって、もっと巷にBDが溢れてくれれば、DVD並みに安くなる日が遠からず来るはずです。

そんなことを思った今日、ブルーレイだけで3時間以上もかかってしまい、テープを見るほうがおろそかになってしまいました。ブルーレイはとにかく時間がかかるので、また後日、時間が出来たときにチャレンジしてみたいと思います。

| | コメント (0)

時代と言葉

昨日から今日にかけては、ある住民の方のインタビュー映像を見返していました。口は悪いけれど、照れ屋で心の優しい方です。口癖は「バカヤロウ!」。ずっと、インタビューを申し込んでいたのですが、答えは「バカヤロウ」で、全く取り合ってもらえませんでした。

普通、インタビューはもちろん相手の方の合意をもらい、日時も事前に決めます。しかし、この人に関してだけはそれをせずに、ノーアポで訪問しました。家にいてくれることを願いながら。

午後だと出かけてしまう可能性があると思ったので、午前11時ごろに伺いました。チャイムを押すと、インターホン越しに挨拶。「インタビューに伺ったんですが・・・」というと、「俺はインタビューなんて、やらねえよ」といって、それきりインターホンは切れました。

なので、ドアの前でじっと立っていたら、1分ぐらいしてドアが開いて「だから、俺は何も話すことねぇっつうの!」と言われ、今度は扉をバタン。

3分ぐらい、扉の前でじっと立っていました。

すると、ドアが開いて、「そんなところで突っ立っていられたら、こっちが困るから。コーヒー飲むだけな」と言われて、部屋に入れてくれました!!!

・・・っていうか、こういう取材方法は、これまでにやったことはもちろんなく、相手によってはかなり微妙でスレスレな方法でもありますが、でもこの人にはこの方法が一番良いはずと勝手に判断してやりました。

コーヒーを入れてくれ、しばし雑談。そのうち話題は自然とこの団地のことになり、成り行き(計算?)でインタビュー撮影が始まりました。

これまでの生い立ちや人生も聞かせてもらったのですが、あまりにもドラマチックで驚きました。満州で生まれ命からがら引き上げてきたときのこと、戦後の貧乏暮らしなど…。

この団地で残っている方々の多くは60代~70代の方が多いのですが、話を聞いていると、如何に戦争が人生に多大な影響を及ぼしているのかということを感じます。満州に住んでいた人も何人かいますし、沖縄戦を経験した人もいます。国家が起こした戦争というものに、翻弄される人々。そして定年後の日々を静かに過ごしていたら、今度は国家に住まいを脅かされる・・・。まじめに生きてきた人たちが、国家によって人生を狂わされるのが、とても悔しくなります。

そんな時代を生き抜いてきた住民の方は、人柄も話もとても魅力的で、インタビュー映像を見返していて飽きることがないのですが、しかし、いろいろと問題もあるのです。

例えば、言葉。全く悪意はないし、過去には普通に使われていた言葉でも、現代では差別表現とされてしまうものが所々に出てきたりするのです。決して現実の差別がなくなっているとはいえないのに、言葉上だけ気をつけるようになっているというのも、それはそれで問題があると言う人もいるかもしれませんが。。。言葉遣いだけでなく、漢字表現も最近は気をつけるようになりましたよね。例えば、「障害者」→「障がい者」というように。

そんな時代にあって、例えばインタビューの中では、「親戚のおばさんで本当に美人で親切な人がいてさ。30過ぎて”行かず後家”だったんだけどね」とか、そういう発言が時々出てくるのです!! 行かず後家って!!!!

もちろん、彼の話し方や、話している内容から、もちろんその”行かず後家”さんを嫌ったりしているのではないと言うことは明らかです。むしろ、とても慕っていたと言うことが伝わってきます。でも、やっぱり映像で使うのはなかなか厳しいものがありますよね・・・。

そういう調子で、そういう言葉遣いがよく出てくるのです。。。その人の人柄や時代感は伝わるけれども、難しいよなぁ・・・。

今日、イギリスの友達とスカイプで話していたときにこの話題になったら、イギリスも同じと言っていました。英語ではPolitical correctness(政治的妥当性)と言われているあれですが、例えばその人のおじいさんは昔犬を飼っていたそうですが、その犬は黒い犬で、おじいさんはその犬を「ニガー」と呼んでとても可愛がっていたそうです・・・!!! 「現代じゃありえないよね」とその人は言いました。

ニガー(nigger)は、アフリカ系の人たちに対する蔑称で、今そんな言葉を公の場で使ったら、大騒ぎでしょう! いまだに人種差別がなくならないイギリスですが、言葉づかい上は日本同様、差別表現は差し控えられています。
(アフリカ系の人たち同士では親しみをこめてお互いをniggerって呼び合っていますが、それを白人が言ったらダメなんですよね・・・。ややこしい状況だ!)

今回は、時代が変わるにつれて、言葉も変わっていくのだぁということを実感したインタビューでした。本当は、言葉だけでなく、実態も変わっていかないといけないのですけれど・・・。

| | コメント (0)

« 2010年11月 | トップページ | 2011年1月 »