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内部情報の壁

全素材のキャプチャを終えたので、今日からはエクセル(私はオープンオフィスの表計算ソフトで代用)で素材管理表を作り始めました。

編集をするときに、インタビュー映像だったらある程度その人の素材が何本かのテープにまとめられていて探しやすいですが、例えば風景映像などは、さまざまなテープに分散して入っています。(夕暮れ時の団地の映像はないかしら?)とか、(ここで季節の植物の映像をちょっと息抜きにはさみたいな)とか思ったときに、さっと探せるようにするためです。

エクセルは「風景・小物」、「インタビュー」、「イベント」の3つのシートに分けてみました。(これが使いやすい分類かどうかは、使ってみないとまだ分かりません)。

風景・小物というのは、団地の風景や夕暮れ、新緑、花、建物外観など。インタビューは各人のインタビュー。イベントは、例えば集会や夏祭りなど。

検索しやすいように、各シートごとのフォーマット・項目にも注意しました。まず、重要度(◎、○、△などで、使いたいレベルに応じて)、キャプチャ番号、その素材の詳細が記入してあるノートのページ、イベント名(インタビュー、集会など)、登場人物1(メインとなる登場人物)、登場人物2(登場人物が複数いる場合はサブの登場人物)、メイントピック(その素材の要約)、サブトピック(補足で書き加えておきたいことがあれば)、タグ1~3(検索キーワードを入れる)、備考、という構成にしました。(こちらも、今後使い続けていく上で、使いやすさを考えて改良されていくでしょう)

今日は朝からその作業を始めたので、全素材の半分ぐらいを終えました。明日中には素材管理表を完成させたいです。

ところで、また日にちがたってしまいましたが直撃取材の続きを。(本当は直撃取材をもう書き終えて、他の取材エピソードなども書いていきたいのですが、結構詳細に書いているので、なかなか先に進まず・・・)

初めての突撃取材の試みは空振りに終わってしまいました。現地で張り込みをしてみて、あの住宅街では次も長時間張り込みをしていたら、近所の人に通報されてしまうだろう、ということで、次回は絶対成功させるために詳細な情報収集を、ということになりました。

まず、本当にその住所地に住んでいるのかどうか。そして、通勤手段、出勤時間、通勤経路、最寄り駅、毎日出社しているのか、等。これらは、「本社に勤務している人だったら、それとなく調べられるはず」というのは寺澤さんの意見でした。

私は元職員の方にこれらの事を改めて聞きました。しかし、その方は元労働組合をずっとされていた方で、目をつけられているため(←未だにってことはないでしょうが)動きが取れにくく、そういった情報を調べるのは難しいといわれてしまいました。

今回の件以外でも感じたことがありましたが(今回はつくづく感じたのですが)、労働組合というと、その会社なり業界に精通している人と思われがちですが、先頭に立って会社批判をしてはいるけれども、意外に内部情報には詳しくなかったりするんだなぁ、ということを改めて感じました。普通の職員や、パートの人でも知っていそうなレベルの情報でさえ、目をつけられていたり隔離されて、知らない・知り得なかったりする・・・。

でも、その人以外には職員を知りようもなく。。。

取材者にとって、内部情報のある・ないはかなり大きな差となりますが、内部情報へのつながりはどうやって作っているのでしょうか? 寺澤さんの活動分野も内部情報を得るのは機構以上に難しい世界だと思いますが、それでも内部情報を得ています。

どうやって内部情報を得られるようになったのかと、これまでの経験をいろいろ聞きましたが、結局はやり続けることと積極的に追い求めることというのに尽きるのだろうなぁ、と感じました。

だって、内部情報を外部に漏らすというのは、その当事者はとても大きなリスクを背負って告発するわけですよね。取材者が、その情報提供者の名前を明かさない、推測もされないようにするのは当然とは言っても、見ず知らずの、しかもこの分野で初めて映画を作るような人に、情報を提供するのは無理といえば無理な話。寺澤さんとかが内部情報を得られるのは、その分野でずっとやってきたという信頼があって、はじめて人も寄ってくるのだと思います。そんなわけで、私がそう簡単に情報を得られるってことはないのです・・・。

ということで納得なのですが、長期的にはそれで努力するとして、今この直撃取材をどうするか、が、問題です。

ふと、大宅壮一図書館でとったコピーの記事を思い出しました。その記事は機構の内部資料をすっぱ抜いたものでした。この記者に連絡してみたらどうか・・・

もちろん個人の連絡先は知らないので、編集部宛にメールを出しました。すると、丁寧にも本人が連絡をくれ、私は自分の置かれている状況と、直撃取材をしたい旨を伝えました。

内部情報といっても、巨大な組織なので、どの分野の内部情報かでも情報源は変わってきます。残念ながらその方は理事長には関わったことのない方でしたが、長年の取材経験から「おそらく登記簿上の住所に住んでいるだろう」ということでした。かつて、例えば成田闘争などの頃は、トップが命を狙われるのを恐れて登記簿や公にされている住所とは異なる場所に住んだり、護衛をつけていた時期もあったそうですが、現在、機構は批判こそされ、命の危険までは全くない。よって、登記簿どおりの住所に住んでいるでしょう、とのこと。なるほどね~~。

また、公用車による送迎は「多分していない」。それは独法に対する批判の高まりから。すると電車で通勤ってこともありえるわけですね。

電話であれこれとお話を聞いて、直撃取材に直結する情報ではないものでも、とても参考になるものがたくさんありました! 

その後の情報で、公用車は数年前に廃止していたことが分かり、電車での通勤ということが分かりました。

でも、電車で通勤といっても、理事長の自宅は複数駅が利用できるのです。しかも横浜の本社まで結構遠く、どのルートを使っても最低2回は乗り換えなければなりません。一体どの駅に向かうのでしょう?? それによっても、張り込み位置は変わります。

結局もろもろの情報は集められないまま、二度目の直撃取材を9月10日(金)に行いました。前回が月曜日だったので、今回は金曜日にしてみよう、と。

今度は虫除けも持ちました。朝6時に迎えに来てもらい、車で向かいます。渋滞もそんなになく、スムーズな走行でした。杉並あたりに近づいた頃、寺澤さんの車に冷却ランプ(?)が点灯し始めました。「え~、なんで?」と寺澤さん。私はペーパードライバーなので、何も分からず座っているだけ。

しばらくそのまま走っていると、フロントガラス越しにボンネットから白い煙があがるのが見えます!!!!!!!

「寺澤さん、車から白い煙が上がってますが!!!!」

急いで、路肩に車を止め、寺澤さんは高速道路の電話へ。車を停めると、白い煙がどんどん上がってくるのが見えました。一体車の内部で何が起こっているんだ!!

レッカー車が到着するのをしばらく待ちます。もうこうなると直撃取材どころではありません!!

レッカー車がやってきて、ボンネットを開けました。エンジンの冷却水がぐつぐつと煮え立っています。煙の正体はこれでした。冷却水を足してくれ、その後は最寄の販売店までレッカー車で車を持っていってくれました。

ちなみにその車の修理代は15万円もかかったそうです!! すごい出費・・・!!

車はそのまま修理に預けたため、お昼ご飯を食べ、電車で帰りました。

呪われているのかしら、この直撃取材は・・・。理事長ってつくづく悪運の強い人なんだなぁと思いましたwobbly

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