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誤爆を防ぐ

今日でなんと、すべての撮影素材のテープを見返す作業が終わりました! 良かった!!

撮影テープ総数168本(撮影期間3月22日~12月9日)。そのうち、キャプチャーして使うテープは109本という結果になりました。

今日の午後早い時間にテープ見返し作業が終了したので、午後からは音声ファイルの確認作業を始めました。こちらも、特に問題なく作業が進めば、明日中には終われそうです。

今後はキャプチャーをして、そのあとはキャプチャーした細切れのデータを、分類していきます。例えば、100番のテープから、1つ目にキャプチャしたデータには100_1などの通し番号をつけ、そのデータに含まれている内容によって、エクセルファイルなどに分類をして、編集作業時に探しやすくします。(100_1が、団地の夕暮れシーンならば、「風景素材」「団地」「夕暮れ」などのようにタグをつけ、エクセルに記入していけば、風景シーンで何か使いたいというときに、そこから適当なものを探せるのです。何しろ、データが数百(もしくは1000以上行くかも知れません)になるので、このように管理しないと、必要な素材を探せないのです。

こういった作業の場合は、ノートに手書きよりも、エクセルのようなファイルの方がデータの上書きや移動が出来て便利です。

しかし、問題は私はパソコンを安価で自作したので、オフィスのソフトを入れていないのです。なので、ワードやエクセル、パワーポイントといったデータの作成が出来ません。よって、ネット上でこれらの代用ソフトを探し、無料ソフトをダウンロードしました。(オープンオフィスを使用)。

予定より若干早いペースで進められていると思いますが、油断せずどんどん作業を進めて行きたいです!

ところで、間が開いてしまいましたが、直撃取材の続きです。前回、理事長の住所を法人の登記簿謄本によって手に入れたところまでは書きました。

すると今度はその住所の不動産登記簿を取るように言われました。その際、住所と”地番”は違っていることが多いから、確認するように、とも。電話で法務局にその住所の地番を確認すると、現住所とは全く違う番号を言われました。謄本を取るときは現住所ではなく、地番で請求するのだそうです。

最寄の法務局に請求をしに行きましたが、住所地ではない法務局ではコンピューター化された以降のものしか取れないことになっているそうです。それ以前のものがほしければ、その住所地を管轄する法務局(今回の場合は九段下の法務局)に行かなければ取れません。とりあえず、その日はコンピューター化以降のものを取ってみました。住所地の登記簿を取るのにはどんな意味があるのでしょうか…。

初めて見る不動産の登記簿。見てみると、その不動産を、誰からいつ取得したのか、新築か中古か、中古の場合はその前の所有者、取得の際の支払い状況(組んだローンの額と年率、どこから借りたか、も)、そこに住む前の住所などが書かれていました。その登記簿を見る限り、私の中ではつじつまがあっていました。とりあえず不動産をローンを組んで中古で購入して、天下りしたその年に(おそらく退職金で)一括返済していたのです。まぁ、よくあるパターンといえばパターン。

なので、寺澤さんに状況を説明しました。不動産の登記簿を見ることによって、例えば、官僚に対する賄賂では、現金を渡すのではなく、不動産を渡したり、とても低い利率で貸し付けたり、と、そういったパターンもあるそうなのです。明らかに一般に比べて低い利率で借りれていたり、官僚にふさわしくないほど高額な物件を購入していたら、それは賄賂の可能性もある、ということ。

今回はそのパターンに当てはまるということはなさそうでしたが(他にも不動産を所有していたら別ですが)、「一応電算化以前のものも入手しておいたほうが良い」ということで、九段下の法務局まで行き、その不動産が出来て以降すべての登記簿を取りました。

また、その前に住んでいた住所地も一応訪ねてみました。見るからに”官舎”といった風のつくりでした。地味で古い造りなのですが、ゆとりある敷地内に三階建て。しかも一棟の居住者9世帯と、かなりの広さの間取りであることが容易に想像できます。私が取材している団地が一棟250世帯であることと比べたら、その差は歴然。

特に塀や仕切りなどのない建物でしたので、郵便受けの近くまで行ってみると、居住者向けの連絡事項が張り出されてあり、そこではっきりとここが官舎であることが確認できました。その張り紙は「緊急災害時の連絡体制について」というものでした。災害や事故発生時、どこに連絡するかといったことが書かれていました。その中で、「住民がマスコミの取材を受けた場合」というのも”災害”などの中に含まれていました。マスコミの取材(しかも住居での突撃取材)を受ける公務員というのですから、ここはやはり、公務員の中でも高級官僚が住む住宅なのだ、ということが分かりました。

住所地を確認した後は、直撃取材のために実際に現住所を見学しました。例えば、車を停めておける駐車場が近くにあるか、数時間張り込みをしても大丈夫そうな場所があるか、住居のエントランスはどうなっているか、家を出てどちらの方向に向かっていくか、などを現地で確認するためです。

元機構の職員や、これまで数多くの大物の直撃取材をしてきた寺澤さんによると、「理事長クラスは黒塗りの車で送迎」が当たり前なのだそうです。なので、車はどちらに向かって走るか(どの方向に車をつけるか)、運転手はどこに車を止めて本人を迎えるか、万が一本人が自分の車で出勤の場合、駐車場はどこにあるかetcも確認します。

その界隈自体は、高級住宅地というほどのエリアではなく、駅に降り立ってみるとかなり庶民的な感じがしたのですが、地図どおりそのマンションへ向かうといきなり堅牢な豪華マンションが出現! 木もうっそうと茂って、部屋は全く見えません。塀はお城のように高くそびえ立っていて、登ることも難しそうです。エントランスホールも奥まっていて、管理人も常駐しているので、何気なくエントランスホールに近づくのさえ怪しまれる感じ。

でも、だからといって確認を怠ってはいけません。管理人に挨拶し(←考えてみたら怪しいのですが、当然のように振舞うのがポイント)、エントランスホールで郵便受けを確認。しっかりと郵便受けに理事長の名前が書かれているのを1秒ほどで確認しました。

現地調査の結果、ハイヤーはエントランス(階段が数段ある)前に停めて、そこで本人をピックアップするのだろう、と想定しました。5分ぐらいなら、車を停めておくに十分な道路幅でもありました。

…となると、直撃取材が可能なのは、ハイヤーが建物前に停まってから、ハイヤーの運転手がドアを開け、本人が乗り込むまでの数秒間。距離にして3メートルほど。車が近づいたらものすごい速さで駆け寄って、車と本人の間に立ちふさがり、直撃取材をする、という段取りになります…うわぁぁぁぁ~~~そんなことできるのか???

寺澤さん曰く、まずは自分を名乗ること、そうでないとただの狼藉者になる、といっていました。確かに。

あと、質問はコンパクトに。能書きをたれているうちに、本人が立ち去ってしまったという記者の例を教えてくれました。だから、短くて強烈な質問をばーーーんっとぶつけるのが直撃取材であって、いすに座って、十分な時間を与えられたときに聞く質問とはタイプが違います。

また、むこうは百戦錬磨の高級官僚ですから、こちらが想定しないような応対をして、私の方が答えに詰まってしまって、間の抜けた事態になることもありえます。いろいろと応答を想定してそのときに言い返す言葉も考えます。例えば、「警察呼ぶぞ」と脅したり、もしくは「私にも家族がおりますので」と懇願したり、など。あれやこれやでやってくるかもしれませんから。

または、「本社のほうで対応します」というのも、ありがちで無難な応対です。その場合は「では私も今から車に一緒に乗って本社に向かいます」ぐらい言わないとダメ、と言われました。(ちゃんと応対しないと、この女また来る)と思わせないとダメなんだって。なるほど~。

その他にも、ボンネットに乗ったり、あれやこれや、ここには書き切れないぐらい色んなアドバイスや寺澤さん自身の直撃取材のときのエピソードなどを聞きました。

…直撃取材をしたいと寺澤さんを誘ったは良いけれど、やっぱり直撃取材ってすごい大変なことなんだ…とその時になって思い始めていました。だって、一発勝負だし、危険でもあるし、スピードと度胸、臨機応変に状況を見る力など、すべての総合的な力が問われます。あと、屁理屈を言う役人を理詰めでやり返すための、裏情報と知識も。

しかし、数々の必要な条件の中で、一番はずせないのは「面割り」です。万が一、一般人を襲ってしまっては、訴えられてしまう可能性もあります。本人確認、それが何をおいても一番大事です。

大臣レベルの超有名で、頻繁にメディアにも登場する人ならば、誤爆の可能性は低い(その代わり、護衛がついて直撃取材で接触できる可能性も少なくなってくるでしょう)ですが、元官僚、独法の理事長レベルでは、そんなに顔写真などは出回っていません。

私が唯一知っていたのは、機構自身のウェブサイトにある理事長からの挨拶とともにある顔写真でした。その他にネットで検索しても、同じ写真が使いまわされており、目新しいものはありませんでした。

しかし、マンションに住んでいるのですし、そのマンションが高級マンションなので、似たような高級官僚やどこかの社長クラスの人たちが住んでいるのでしょう。そんな中で見分けがつくのでしょうか? たった1枚の写真だけで?

写真以外に、例えば役人だったころのさまざまな悪事については、ネット上で色んな記述がありました。中にはあのしゃぶしゃぶ接待を受けていた、という記事も。

寺澤さんに相談したところ、世田谷の大宅壮一図書館に行けば、昔からの週刊誌がたくさんあると言っていました。そこに行けば、役人だったころの記事に顔写真も出ているのでは?と。

大宅壮一図書館に行ってみると、平日の昼間、しかも有料の図書館にもかかわらず、結構な人でごった返していました。ここにはありとあらゆる雑誌が保管されていて、それをデータベースで探して書庫から出してきてもらい、必要なものはコピーをしてもらえるのです(コピー代はかなり高いのですが…)

早速、ノーパンしゃぶしゃぶ含め、さまざまなキーワードを入れて検索してみました。出てきた雑誌の数は10冊ほど。昨年の雑誌もあります。それらを書庫から出してきてもらい、見てみることにしました。

おぉ~、あります、あります。本人の顔写真が! …あ、でも、機構のウェブサイトの顔写真と同一人物? これ??? フォトショップで加工したかと思うぐらい、機構の方はよく映っているような気が…!!!

昔の写真と、今の機構のサイト上の写真は、全く印象が違い(顔のつくりが違う、という感じ)、さらに昨年の雑誌に出ていた顔写真では、70才はとうに過ぎていると思えてしまうぐらいに老け込んでいました(その写真のコピーを他の人に見せたら「えぇ~、これじゃしゃぶしゃぶ行っても役に立たないじゃん!」ってびっくりされたんですよ、ほんとにcoldsweats01)。

う~~~ん。一体どれが本当の顔なの???

とりあえず、書庫から出してきてもらった記事はすべてコピーして家に戻りました。しかし、これではまだ本人確認に不安が残ります。その後執念で他からの写真を探し集め、最終的には(うん、これなら多分わかるでしょう。でも、誤爆は怖いから、確信持てないときは直撃取材せずに、その人のあとをつけていって、その人が機構の本社内に入っていけば、本人であることに間違いない。そうしたら後日改めてその人を直撃取材しよう)と心に決めていました。そのような心積もりで、いよいよ直撃取材の日程を決めます…!!

続きは後日。

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