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音楽の依頼

ここ2日ばかりブログを書いていませんでしたが、22日は「にっしぃ劇場」にて今年初めてのブライアン上映をしていただきました。この上映会についての報告は、近日中にアップします。

編集作業をいったん終えた今は、映画の最終的な仕上げに向けた様々なことをしています。昨日は、ポスター画を描いてもらう画家さんにDVDを送りました。絵を描いてもらうにあたり、私的なキーワードとして書き添えたのは、「人生、泣き&笑い、たくましさ&弱さ、誕生~成長~老い、昭和、レトロでポップ」などの言葉を書いたのですが、書いてみて(これじゃあ全部じゃん!)と自分で突っ込みを入れたくなってしまいました。

ですが、考えてみれば、団地=住まいというものは、人間の人生の全てが詰まっている場所。だからこそ、キーワードは包括的なものになるのではないか、と。

そして、私としては隠れコマンドレベルでよいので、舞台となっている団地の建物が絵の中のどこかに紛れ込んでいたらよいなと思います、とも伝えました。

しかし、基本的に何を描くかというのは全てその画家さんにお任せで、全体としてのイメージとか構想があるでしょうから、私が列挙したキーワードが盛り込まれていなくても良い、とも書き添えました。私としては私の希望を伝えるだけで、私が絵のイメージを持っているわけではないし、そもそも彼の画家としてのまなざしに共感・信頼して絵を依頼しているのですから、私があれこれ言うよりも、出来上がるものを楽しみにして待つ、ということです。

春ごろから忙しくなってしまうのでその前に、と聞いていたので、予定していたより早く編集が完了してDVDを送ることが出来て、一安心しました。

画家さんにDVDを送った後は、2度だけお会いしたことがあるミュージシャンの方に電話をしました。その人に電話をかけるのは初めてです。例の、冒頭に音楽を入れたい件について、最終的に絶対この人の作る音を入れたい!と、自分の中で確信したので、では早速やってもらえるかどうか聞いてみようと思い、それはメールよりも電話で相手の意向も確認しながら話を聞いたほうが良いのではないか?(メアドしか知らないなら別ですが)、と思って電話をしてみました。

これまでにあったのは2回だけですし、しかも大人数でのパーティーの場所でしたし、それは半年以上も前のことなので、(覚えているかしら・・・)と不安に思いつつ電話。

幸いにも私のことを覚えていてくれ、酒の席でお願いした(←私は相当酔っ払いでしたがcoldsweats01)映画の音楽演奏の話も覚えていてくれたのでした!!!!!

私は映画の大まかなあらすじを説明し、映画が現在ほぼ完成した状態であること、冒頭のシーンで廃墟のようになった団地内をカメラが探索するシーンがあって、それはどことなく心象風景のようでもある。それにカリンバ(彼はカリンバ奏者なのです!)の不思議な音色が絶妙に合うと思った。以前パーティーで演奏したときに録音させてもらった音を実際にかぶせてみたが、すごくよかった。でも、パーティーでの録音なので雑音も入っている。なので、またその曲を静かな場所で演奏してもらえるか、もしくはDVDを見てもらって、もっと合う音があると思ったらそのように演奏してもらえるか、と聞きました。

すると二つ返事でOKしてくれました!!! すごくうれしいです。何しろ、今となっては、勝手にあわせてみたカリンバの音色無しには、そのシーンは成立しないというほどの存在感をもって映画の中で使われているのです。

そのミュージシャンの方にもDVDを送り、見てもらってイメージを膨らませてもらうことになりました。今後、どこでどう録音するのかが課題ですが、それはまた追々考えていくことにします。録音は、民家のような場所では無理ですし、録音するならスタジオのような場所でラインもとって録音したほうが、このときの演奏を彼もどこかでつかえると思うのです。きちんと演奏をしてもらうなら、それなりの場所をこちらも用意すべきだと考えます。どこか、好意で使わせてくれる音楽スタジオとかご存知の方はぜひご一報を!

昨日の夜は、毎週月曜日のメディアールビデオ講座の授業の用意をしました。数日前にまた根来さんとスカイプで打ち合わせをしたので、それを元に授業の内容をレジメにまとめます。前回(初回)の授業では、知識詰め込み型の座学が多く、ビデオの扱いに関しては初歩のことまでしか出来なかったので、2回目の授業(今日の夜)は、もっと実際にカメラを使ってみることにもきちんと時間を割き、また、授業の進め方についても、せっかく現役の映像制作者二人が講師として関わっているのですから、自分たちの映像素材もどんどん使って、現実の映像制作について紹介していくべきだということで、やや方向転換しました。

私は前回が初めてだったので、ドキュメンタリー制作で使えるさまざまな小技的な知識満載を準備して望んだのですが、カメラを始めて間もない人に知識をどんどん詰め込んでも、それは実感がわかないと思います。やってみて初めて(こうしたほうが良い)と気がついて改善していくものなのですから。それに、”知識”というのはどこまで行っても”知識”でしかありません。100教えて、100残る、みたいな。でも、ドキュメンタリーを今後作っていくうえで、100得た知識ぐらいでは到底すぐに底を尽きてしまいます。”知識”ではなく、”発想の方法”とか”姿勢”とか、そういうものを講座で身につけるほうが、後々独り立ちしていく上でよっぽど強い武器になると思うのです。

そんなわけで、今日は撮影の方法や、撮影時のリスク、インタビューなどについてを学ぶことになっているのですが、以上の方針に基づいて授業の構成を考えました。

私も教え方について試行錯誤中で、ドキュメンタリー映画を作るのとはまた違う、”伝え方”について模索しているところですが、真剣に取り組みたいと思います。

ちなみに、今日は”撮影時のリスク”の項目では、映像って自由気ままに撮って発表してよいものなの?という投げかけで始めようと思っています。例えば、公道、学校、病院、空港などのさまざまな場所で撮影はして良いのか? デモ行進で歩いている人ならば撮影しても良いの? 例えば、それがセクシャルマイノリティーのパレードだったら? 企業の批判をして営業妨害や名誉毀損で訴えられることはない?? などなど、さまざまな場面を想定して、共に考え、どう撮り、どうリスクを予想し、それに対して予防線を張っていくか、ということを取り上げたいと思います。

そのときの教材として私が用意したもののひとつが、理事長直撃取材の映像。受講生の方々にワールドプレミア(wink)するわけですが、その映像を見て、私・早川由美子はどのようなリスクを背負うか、それに対してどのように反論・自己防衛するのかも考えます。

リスクに対して学ぶことで、怖がって、問題となりそうなテーマを避けるようになってほしくないと思います。ただ無邪気に撮影して、思わぬ事態に巻き込まれることがないように、という思いで取り上げるのです。リスクがあっても、マスコミからは無視される重要な問題は沢山あります。それを取り上げるのはインディペンデントの制作でしかできません。ならば、どうやって撮影するか、自己防衛するか(←100%安心というわけではないけれど)を心得た上で、萎縮することなく立ち向かってほしいと思うのです。

レジメも印刷したし、直撃取材部分のDVDも焼いたので、今日の準備はもうOK。授業が楽しみです。

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