構成案データの更新
昨日で、タイムライン上にすべての素材を並べる作業を終えたと書きました。今日からは、細かい部分を見直していく予定だったのですが、テンポ良く展開するためにバサバサと切り落としていくと、後になって(これじゃ分からない!)となった場合に、以前のデータに戻りたい場合があります。
データフォルダの中には、すべてのキャプチャーした大元のデータ自体はあるので、そこには戻れるのですが、それはただキャプチャしただけのものなので、1~5分ぐらいあります。それをまた見直して、以前切り出していた必要な数十秒をまた切り出す作業は、とても無駄です。
それで、私は今回タイムライン上に並べただけのデータをすべて保存しておくことにしました。具体的には、トラック1においたものの複製を作り、使わないトラック(第4トラック)などにするのです。その第4トラックを無効化しておけば、それが表に出てくることはないので、最終的な出力データには影響がありません。でも、削りすぎてしまったがために、参照したり、また復活させたいときには、その第4トラックを一時的にでも有効化すれば、そこにあるデータを見られるのです。
それでデータのほうは問題がないのですが、タイムライン上に並んだデータと言うのは、サムネイル画像程度のものですので、ずらっと並んだデータを見て、瞬時にどこに何があるのかまでは把握しにくい状態です。
やはり、こういうときに便利なのはエクセルファイルなどで、きちんと構成表を作っておくことです。構成案をエクセルで作って、それをもとに素材をタイムライン上に並べましたが、タイムライン上で作業をしているときに、実はそぐわなかったとか、(ここはこうしたほうが良いのでは?)などと思いついて変更を入れたので、実際に今出来上がっているデータは構成案と一致しているわけではありません。
実際のデータと構成案を完全に一致させておけば、今後削りすぎたときや構成を戻したいときに、どこに何を置いていたのかがすぐに分かります。完全に一致させるときに、使っているデータだけを載せておくのではなくて、候補としてあげたにもかかわらず使わなかったデータについても、「使わなかったデータ」として理由とともに表示しておくとなお便利です。(←そうすれば、あとでまた「このシーン、使えそうなのになぜ?」と考えたときに、なぜ使わないことにしたのかの理由が瞬時で思い出せるからです)
今日は、タイムライン上の素材をすべて見返していって、構成案をそのとおりに更新し、気になったところはコメントを書き添えたり、ナレーションの原稿も映像に合わせて書きながら作業を進めていました。
これがものすごく時間がかかって、今日中には終わらず、今日は朝から作業して2シーケンス目まででした。明日もこの作業の続きをやり、明日中には最新版の構成案を完成させたいと思います。
実際のパソコン上の編集作業よりも、それ以外の作業、特にデータ作りには膨大な時間をかけてやっていますが、でも、そうすることで結局その後の作業効率がとても上がるので、きちんとしたデータベース作りをやりたいと思っています。実際、これまでに作った撮影素材のノートや素材管理のエクセルファイルも、とても役に立っています。これらのデータを公開できたら面白いのですが、そうすると映画のネタバレになってしまうので、残念ながら出来ませんけれども。。。
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