同期モードに翻弄
今日の朝は2時間ほど、ブライアンのサポーターの人とスカイプで話しました。ブライアンの近況ですが、なんと以前ブログに書いたデイビッド・アイクはブライアンに海外で治療を受けさせるための十分な寄付を集め、ブライアンはドイツの病院に送られたそうです!!!!!(デイビッド・アイクは当初オランダの病院に送るとしていましたが、その病院に関する非難の書き込みが集中したためか、ドイツの病院に彼を送りました)
う~~~ん、一体どうなってしまうのでしょう・・・
また、イギリスの抗議活動を規制する法律の制定についても、気になる動きがあります。政府は4月に行われる予定のロイヤルウェディングを控え、国会前でテントを張って抗議活動をしている人たちの一掃を計画しています(ウェディングのパレードが通る際に目障りだから、ということらしいですが、でもそれはきっと口実で、抗議活動をやめさせたいのだろうと思います)。
政府は、テントや寝袋を持ち込んでの抗議活動を禁止するという法律案をつくり、現在パブリック・コメントを受け付けているところなのだそうです。その後、下院→上院で審議され、可決されれば法律として成立してしまいます。
実際、パーラメント・スクエアで抗議活動を続けているマリアたちにも、つい先日パーラメントスクエアを管理するGLAからnoticeがあり、来週中(?)ぐらいに出て行くようにとかかれていたそうです。
この件に関してマリアは弁護士に相談して、どうやって反論するか、裁判をするかなどの計画を立てているそうです。
「公道を占拠しないこと」とも書かれていたそうなのですが、パーラメント・スクエアはブライアンが抗議活動を始めて以降、政府側の嫌がらせとしてそれまであった横断歩道が消されてしまいました。ゆえに、パーラメントスクエアにブライアンを訪ねる場合は、かなり車の往来の激しい道を急いで渡っていかなければならないのです。なので、「パーラメント・スクエアの舗装された地面は公道や道路ではない。パーラメント・スクエアは横断歩道がないので、広場ではない、アイランドだ!」というのが活動家側の主張・・・。一体どんな応酬が法廷で繰り広げられるのでしょうね
今日は昨日に引き続き、追加で撮影した映像と、ナレーションをタイムライン上に入れ込んでいく作業をしていました。
絶対今日中には終わるはず、と見込んでいた作業ですが、予想以上に難航し、まだ終わっていません。
現在、すでにほぼ完成状態のデータは、映像&音声トラックが3つ、音声のみのトラックが2つ、そして字幕のトラックという複数の構成になっています。ひとつのシーンで、例えばインタビュー映像にインサートとして別の映像をかぶせたり、音声についても、ナレーションの音声と共に、音量を絞った背景音声などもかぶせているので、このような複数トラックでの構成となるのです。
これらの複雑なトラックに、あたらな映像や音声を加える場合、そこに追加データを入れると、それ以降のデータがずれ、さらにはそれらとすべてタイミングを合わせて入れていたほかのトラックの音声や字幕データなどもずれるといった事態が起こります。
それを防ぐためには、(編集ソフトによって異なるかもしれませんが)エディウスの場合、「同期モード」というモードにしてすべてのトラックが呼応して動くようにすれば、新たなデータを追加したことで映像トラックにずれが生じても、そのずれと同じ分だけ他のトラックのデータもずれるようにしてくれるのです。
ただし、この同期モードはいつでも便利というわけではなくて、他のトラックは動かしたくない場合でも、常に他のトラックまで影響してしまうので、気がつかずにどんどん作業をしていたら、必要な部分が上書きされて消されてしまった!という事態にもなってしまうのです。
細かい編集作業に集中して、この同期モードの切り替えを忘れることがたびたびあり、タイムライン上にぽっかり開いた穴を見つけて初めて気がつき、戻るボタンを何十回も押して、元の状態に戻り、同期モードの切り替えをして、また同じ作業を繰り返す・・・といったようなことが今日は何度も起こり、なかなかすらすらと進まないのでした。
また、今の編集データは「仮完成」としているので音量の調整はしないと当初決めていたのですが、ストーリーのつなげ方というのは映像だけではなく、音もつながるか、音的におかしくないかも非常に重要な要素となってくるので、音量も調節した上でないとその素材を使う・使わないが判断できない場面も多々あり、音量調整も細かくやっていったので、こちらにもかなり時間がかかっています。
今日は実際、その音つながりでつなぐのをあきらめたパートもありました。(今までは音調整をしないまま放置していたので、つなげられると思っていたのですが、今日音を調整したうえでやはりつなぐのは難しそうだと判断したので、思い切って削りました)。
ナレーションに関しても、上手く撮れたと思ったテイクに印をつけていましたが、そのテイクがよどみなく、スラ~っと読めた場合でも、前後のナレーションが他のテイクと声質がちょっと違ったりすると、めちゃめちゃ違和感があるのです。なので、上手く撮れたテイクをタイムライン上に並べていけばよい、という単純な作業ではありませんでした。
ナレーションはもちろん完璧を目指すべきですが、私としては完璧に読めたテイクだけをバラバラに切り離して使うよりも、多少難点があっても、同じテイクのものをつないでいくほうが統一感は保てるのではないか?と思いました。
いずれにしろ、ナレーションは声質やテンションを一定に保つために、一気にやってしまうのが鉄則です。前作のとき、途中で休憩してお昼ご飯を食べたら、午後のナレーションがやたらリラックスしたものになってしまったという経験があります。また、ナレーションのときに取る水分は、お茶やコーヒーなどカフェインが入っているものは、ちょっと心拍数が上がる気がしました。(←普段は全く気にならないのですが、ナレーションは本当にちょっとした差異が声に表れてしまうのです。すごくデリケートな分野だなぁとおもいます)。なので、ただの水だけを飲むようにしました。
そんなわけで、今日はシーケンス2と3の細かい調整作業だけでした。明日こそはシーケンス4まで出来るかな??
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