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レコーディングスタジオ

現在制作中の映画ではカリンバの演奏を使わせてもらいたいと思っている、ということは先日のブログにも書きました。DVDを観たそのミュージシャンの方から先日メールをもらい、「カリンバの音色合いますね!」とその人も書いていました。

私がサンプルとしてかぶせたカリンバの演奏は30秒程度なのですが、そのミュージシャンの方は「もっとあってもいいかも。即興的に映画全般にあわせて演奏してみましょうか?」と贅沢な提案をしてくれたので、私も「ぜひ!!」ということになりました。

とはいえ、私は映像・被写体自体が持つ力が強ければ、音楽は基本的にはそんなに要らないというスタンスなので、結果としてどのくらい音楽が入ってくるのか分かりませんが、でも音楽を入れてみることで印象がどのように変わるのかも見てみたいし、ぜひともやってみたいと思っています。

録音をどこでやるかが懸案事項でしたが、そのミュージシャンの方が普段録音で使っているスタジオは残念ながら都内から離れたところということでしたので、私のほうで知り合いのスタジオやその他のスタジオを探してみました。

ノンリニア編集(PCを使った編集)で使われる専門用語は基本的に理解している私ですが、レコーディングや音楽スタジオに関する言葉については初心者です。

スタジオのウェブサイトで、「レコーディング料金にはエンジニアリング料も含まれます」とか書いてあっても、そもそもエンジニアというのが、どんなことをどこまでやってくれる人なのかが分からない・・・といった具合に

レコーディング料金とは別掲で「マスタリング料金」というのもあって、マスタリングっていわゆるCDの量産とかするときに使うデータかもしれないけど、マスタリングもセットでお願いしないと、レコーディングだけではデータをもらえないのか?? などなど、私の頭は混乱。

「アンプやマイクなどの機材の貸し出し無料」は分かるけど、「音源の使用無料」の”音源”って何だ?、とか。

どこのサイトを見ても、それらはすでに理解済みの人向けに書かれているので、用語説明などは無いのです。

知っている人から見ればかなり的外れな疑問なのでしょうが、とにかく全く分からないので、良さそうだなと思ったレコーディングスタジオに電話して詳しく聞きました。私自身は映像制作者で、映画で使う音楽のレコーディングをしたいと思ってスタジオを探しているのだけど、用語が分からない、と。思いがけず15分ぐらいの長い電話になりましたが、丁寧に説明していただいたおかげで理解でき、さまざまな疑問も解決しました。

サイトには掲載されていませんでしたが、そこのスタジオではQuickTime形式(マックのパソコンとかで使われる形式)のデータであれば、モニターに映像を流して、演奏者がそのモニターを見ながら演奏が出来るのだそうです! 私はMP4で完成映像を作ったので、それならば流せるし、それすごくいいじゃん!と思いました。何しろ今回は、映像に合わせて演奏してもらうというのが主目的なのですから。

スタジオ料金もエンジニアリング料込みで1時間6500円と割安料金ですし、私としてはここが良いのではないかな?と思っていますが、実際に演奏するのは私ではないので、近々そのミュージシャンの方とともにそのスタジオを下見見学に行きたいと思っています。

ちなみに、私はレコーディングスタジオは初体験ではなくて、ロンドンに住んでいた頃にEMIさんのお仕事をいただいて、あの世界的に有名なアビーロード・スタジオで日本のミュージシャンがレコーディングをしたときに同行し、撮影したのです! 私もレコーディングが終わるまでの約16時間近くスタジオに入っていました。音楽は専門外の私でも、その設備・スタッフのすばらしさは一目瞭然。超感激しました!!
(ちなみに、そのミュージシャンはYANEKAというバンドで、彼らがそこでレコーディングした曲を「ブライアンと仲間たち」の中の、オックスフォードまで歩いていく道のりの中で使用しています。つくづく、すごい贅沢だと思います)

今回のスタジオに関しては、設備面ではそこまでの感激は無いかも知れませんけれど、今度は誰かの撮影ではなくて、自分自身の映画の録音のために使うのですから、別のレベルで感激すると思います!

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