[jp] イギリス写真その4
2月20日(日)は、久しぶりのパーラメント・スクエアへ! 私がイギリスに来たからには、ここに立ち寄らないわけには行きません。
芝生には立ち入れないように、フェンスで囲ってあります。相変わらず、芝生を大事に守っているんだよなぁ。
4月末に行われる、ウィリアム王子の結婚パレードのため、テントを張った泊りがけの抗議活動を出来ないようにする動きが、政府内であります。マリアはそれに反対して、あれこれと働きかけをしています。マリア曰く、「この場所にずっといるということが大事なの。一度でもここを離れてしまったら、例えば、何かのときに抗議活動をやりたくて申請しても、”保安上の問題からダメ”って言われてしまうのよ!」といっていましたが、その通りだと思いました。イギリスのメディアも全く問題視していないこの動きですが(むしろ、結婚パレードで目障りだなんて記事を書いています)、抗議活動が出来なくなることの大きさをもっとたくさんの人が実感してくれたら・・・と思います。
彼女の弁護士は「そうは言っても負けるかも」と言っていて、マリアは負けたときには、パーラメント・スクエアでチャーチル元首相がイギリスに戦争をさせるように熱く説いた過去の有名なスピーチをパーラメント・スクエア版に改造した演説を、大音量でパーラメント・スクエアで流すそうです。
・・・でも、そうは言ってもやはり負けないでほしい・・・
2年間の間に、パーラメント・スクエアはずいぶん変わりました。人も、そしてテントも。マリアは、イギリスの交番そっくりの箱を立てました。SOCPA法の範囲内の、横幅&高さ3M、奥行き1Mをぴったり守った、最大サイズのものです。彼女はこれを「POLICE BOX」をもじって、「PEACE BOX」と名づけ、そこで活動しているのです!
中も素敵にデコレーションされています。何人かのアーティストのコラボだって。
このボックスの頂上に、マリアが少年兵士のレプリカを取り付けました。
もうひとつの大きな箱も、SOCPA法ぎりぎりで作られたもの。
ボックス内はとても暗いので、懐中電灯が必要。(フラッシュたいて撮影)
このすばらしいボックスですが、SOCPA法範囲内であるため警察は禁止することが出来ないのですが、何度も”除去してほしい”と”お願い”されているそうです。マリアの弁護士は、この箱は取り除いたほうがまだ勝ち目があると主張していて、マリアはこの箱を、違法ではないのですが、取り除くことに決めました。
とはいっても、マリアのことですから、普通に取り除くことはしません。彼女はバンクシーら、有名なアーティストにこのボックスにアートワークを施してもらい、オークションで売り、その売上金を全てイラクとアフガニスタンに寄付するというのです! もし本当にバンクシーが何か描いてくれたら、それだけで数百万円にはなります。実現するとよいなぁ!!
エンバンクメント駅近くのパブで夕食。ソーセージとマッシュポテト+グレービーソースは、パブ飯の定番。
ちなみにヘナは現在このような感じ。
デザートは、イギリスの昔ながらのスイーツ、ルバーブとクランブルにカスタードをかけたもの。クランブルは、チーズケーキの土台部分のようなつぶして粉々にしたクッキー。
イギリス写真その5へ続く。
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