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[jp] 慰問のチカラ

昨年から楽しみにしていたカイリー・ミノーグ、20年ぶりの日本ライブ。震災で、海外アーティストの公演がことごとくキャンセルとなっていたので、ホントに来るのかなぁ・・・と直前まで不安でした。それでも無事、カイリーが日本にきて、ライブも行われました。

あらゆるジャンルのライブに、こだわりなく出かけるのが好きですが、ライブのパフォーマンスや、アーティストの圧倒的な存在感に、めちゃめちゃ感動することは良くあります。それがライブの醍醐味なんだと思っていました。

でも、今回、カイリーのライブに行って、初めて「すごく元気をもらった」という気持ちになりました。「日本に来てくれてありがとう!」みたいな気持ちさえ持ってしまいました。チケットを購入したのは震災のずっと前ですし、別に自分が落ち込んでいるとも思わなかったので、ライブに行って自分がそんな気持ちになるとは、思いもしませんでした。

震災で被災された方々を思うと、東京に住み、計画停電も免れた私の生活は、なんでもないことだと思います。しかし、実際に被災をしていなくても、日々流れる震災のニュースを見て、見えない放射能の恐怖におびえ、海外の人からは大丈夫?と心配され、やはり普段の生活や精神状態とは全く異なる状態に、日本中の人々が意識的・無意識的問わず、置かれているのだと思います。そして不安や不満を抱えつつも、被災者でないのだから自分たちは我慢して、現在の状況に感謝すべきなのだ、というように自分に言い聞かせてきたようにも思います。

海外では一時、日本への渡航自粛令が出たなんてニュースを聞いたら、(海外の人にとっては、日本全体が危ない国なんだ、行ってはいけない国なんだ・・・)というニュアンスを持って響いてきたりとか、東京への旅行を計画していた海外の友人から「やっぱりしばらくやめておく」と連絡が来ると、やっぱり日本に住んでいる身としては凹んだりするもの。。。

知らないうちに、自分はそんな状態になっていたようで、震災にもかかわらず予定通り日本に来てライブを行い、私たちに直接励ましのメッセージとエールを送ってくれたカイリーに、予想外に励まされてしまったのでした!! 

(このすごい力は何だろう)と考えたときに、”慰問”という言葉を思い浮かべました。刑務所内の受刑者の慰問、戦地に派遣された兵隊の慰問etc、世間から隔離された極限の状況にいる人たちを、実際に訪問する行為。(実際に、この隔離された、危険かもしれない自分たちの地まで、この人は来てくれたんだ! そして私の目の前で今、パフォーマンスをしている!)、慰問により与えられるエネルギーは、ものすごいものがあると思います。歌だけでなく、演劇とか、落語とか、あらゆるライブの芸術、スポーツの試合とかに、きっといろんな人が、色んな場所で励まされているんだろうなぁ。。。

そんなことを考えた、カイリーのライブでした。

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