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[jp] 種子島の詩人

6月29日、羽田から熊本へ向かいました。空港で、「ブライアン~」にも登場する宮田さんに迎えてもらいました。車に乗って、宮田さんのお友達の濱田龍郎さんを訪ねました。

濱田さんは「九州ラーメン党」という一瞬政党のような名前と思ってしまう団体を率いているのですが、これは政党ではなく、ボランティア活動なのだそうです。詩人として活動する一方で、ラーメン屋を営み、さらに、今回の東日本大震災やこれまでの各地の災害では、現場に赴いてラーメンを無償で振舞う活動をされています。

3人で地元の焼肉屋に行きました。
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焼肉は考えてみたら、ずいぶん久しぶりでしたconfident
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2年ぶりの再会の宮田さん
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種子島出身の詩人である濱田さんは、自作の詩を書いてくれました!
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出来上がり!
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「小亀 孫亀 帰ってくるよ おーい 馬毛島 ふるさとの海」という詩です。詩も素敵ですが、この字体、バランスが絵のようだ、と思います。Tシャツに印刷する案もあるそうです。

種子島近くの馬毛島は、米軍の基地移設の有力候補地になっているそうで、そのお話を聞きました。URの住宅問題でも感じたことですが、単に「反対」や「賛成」ではなく、利害関係者を複雑に絡ませ、住民運動さえも影では抱き込み・・・といったような国の進め方が、ここでも進められているようだというお話を聞きました。住民の反対運動を意図的に起こさせ、そしてそれを収め、最後には目的を達成させるというような、長期ビジョンの高度(?)なやり方。こういう長期的な展望を見据える能力があるのなら、それを国民のために使ってほしいと思うのですが・・・。

馬毛島の米軍基地移設についてはネット上でもいくつかの記事があります。1年以上前の記事ですが、参考までにご紹介します。(他にもっと詳しいのがあると思います)。「政府検討、米側は難色」とか書かれていますが、きっとそういうのも全部筋書き通りのものなんだろうな~と思ってしまいます。そもそも無人島になぜ立派な滑走路が既に作られているのでしょうか!!

濱田さんたちは、それらの政府のやり方も見越した上で、どう馬毛島に米軍基地を移設させないかの方法を探っているそうです。

「ブライアン~」の上映で、私は初めて各地の地方都市を回る機会を得ましたが、自然が豊かな一方で、米軍基地、原発、ダムなどの誘致・建設との戦いでもあるのだ、と思いました。この日本で、本当に静かに自然とともに調和して生きられる場所を見つけるのは、不可能なのではないか?とさえ思ってしまいます。

ずっと熊本にお住まいの宮田さんからも、熊本でも原発誘致の話はこれまでに何度も起こったと聞きました。反対運動でその計画をつぶしても、また亡霊のように湧き上がってくるのだそうです。原発以外にも、大規模な公共事業の計画(莫大なお金をかける割には利用価値の低いもの)があれこれと持ちかけられるそうです。

今回、熊本でも新作を上映できればと宮田さんにお願いしていましたが、平和運動にずっと携わってきた宮田さんは、私の今回のテーマである住宅問題、住宅運動では、なかなか知り合いがいなくて、どこに声をかけてよいのか分からなかった、と言っていました。

確かに、様々な社会運動、住民運動がありますが、それぞれが別個に運動しているものの方が多いです。前回、「ブライアン~」を上映していただいた人たちの中には、純粋に「反戦」を目的として活動している人も多いので、そういう人たちにとっては「さようならUR」は専門外の映画となります。一方で、反戦を活動の中心としつつも、その人たち自身映画に幅広く興味があって、社会問題の映画の一環として「さようならUR」の上映を検討してくださる方々もいます。多分同じような現象は、例えば「障害者福祉」だったり、「冤罪」だったり、色んなテーマで分かれているのかも知れません。

今回、宮田さんとお話していて、ふと、2年前に「ブライアン~」を上映していただいたときの会場が「武蔵ヶ丘教会」だったことを思い出しました。URが高幡台団地73号棟を耐震性不足で取り壊すと決定したときに、全国で同じような団地をピックアップしたものの中に、「熊本県武蔵ヶ丘団地」と書いてあったのを思い出したのです! ネット上にも記事があります。

宮田さんに「以前上映していただいた”武蔵ヶ丘教会”というのは、”武蔵ヶ丘団地”の近くにあるのですか?」と聞いたところ、そうだとのこと!! それはぜひ現地を訪ねてみたいですし、そこの住民の人たちならば映画にも興味を持つかもしれない、という話になりました。そして熊本の大学で建築を学んでいる学生たちも興味を持つのでは?と、話していたらどんどん宮田さんからもアイデアが出て、「夏には上映会をやりましょう!」という話に。誰に向かって呼びかけるか、どういう人たちが映画に興味を持つのか、そういう分析も自主制作映画ではとても重要だと思います。翌日はまず武蔵ヶ丘団地を訪ねてみようということになりました。

色々とお話しているうちに、夜になり、宿に泊まりました。今回、急な訪問にもかかわらず、宮田さんが宿を用意してくれました。
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濱田さんからいただいた著書
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