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[jp] ヤマガタバージョン!

すみません、仙台の報告の続きがまだ終わってないのですが、とりあえず今日の出来事について書きたいと思います。

昨日で写真の整理やメールが一段落したので、今日は朝から英語字幕の作業をしていました。ちょっと前に英語字幕版は完成したのですが、それは英語字幕のみを表示するバージョンでした。仙台に出かけるちょっと前から、日本語キャプション(人名や地名、説明書きなど)+英語字幕同時表記バージョンの作成に取り組み始め、今日はもっぱらその作業をしていました。

日本語と英語字幕の同時表記・・・。この需要は普通は余りありません。日本で上映するときは、普通は日本語バージョンですし、海外で上映するときは英語バージョンです。

しかしっ! 10月の山形国際ドキュメンタリー映画祭で「さようならUR」が、日本の新作ドキュメンタリーを紹介するプログラム「New Docs Japan」で上映されることになったので、それで日本語+英語字幕の同時表記バージョンを作っているのです。

山形は、ブライアンのときも今回も応募はしましたが、しょせん「記念受験」ですし、上映作品として選ばれる可能性は「宝くじで当たるに等しい」と思っていたので、とてもうれしいです!

山形はこれまで一度も行ったことがない映画祭なので、今年はお客さんとして観に行こうと思っていました。でも、上映される作品の監督として映画祭に行けるのは、また全然違う喜びがあるなぁ。

そんなわけで、今、鋭意日本語+英語字幕同時表記版を作成中なのですが、もう既に各言語の字幕はあるものの、それを置いていくだけではすまないということに気がつきました。

例えば、英語字幕のほうでは、人名などのキャプションと英語字幕(会話に関しての字幕)をいっぺんに表示してしまうと、読むほうは混乱してしまいます。そこで、人名などのキャプションを表記するときは、それだけにするのですが、でもその間も会話は進行しているので、その分の遅れをあとの字幕表示のタイミングで追いついていかなければなりません(もしくは必要最小限に会話を簡略化するなど)。

でも、日本語の字幕のほうは、日本語の分かる観客の人が、観ていて心地よいと思うペースでキャプションを表示しています。

観客はどちらか一方の字幕しか見ないとはいえ、日本語の字幕と英語の字幕が、生理的におかしなタイミングで切り替わるのは、どうにも気持ち悪い感じがするのです。それで、日本語と英語の字幕のタイミングを微調整しながらやりました。

また、映画の中には「事業仕分け」のシーンがあります。大きな事業仕分けの会場をパンするとき、日本語版ではそこには何の説明も会話もありません。導入としての映像です。

でも、海外の観客にとっては、そもそも「事業仕分け」が何なのか分かりません。そこで英語版のほうには、事業仕分けが出来たいきさつを、パンするときの間に表示することにしました。

When the current ruling party came into power -

they carried out a review of semi-public organisations
created during the time of the former government.

Because these semi-public organisations
often have a corrupt relationship with the government.

上記の説明字幕を、英語版では入れています。

・・・しかし、日本語+英語同時表示版では、パンしているシーンで、日本語版には何の説明もなく、英語字幕だけが表示されるのは、日本語の観客にとってはおかしな状態になってしまいます。

日本人には「事業仕分け」の説明はそもそも要りませんが、でも、何か入れないとおかしい・・・。でも、海外向けに作った上記の説明文の日本語訳を載せても、日本の観客にはちょっとそぐわない内容になってしまう・・・。

では、日本人向けに説明する文章は、どうしたらよいのかしら???

これにはちょっと悩みました。事業仕分け、知っているつもりで、いざ説明しようとすると、なかなか難しいですし、逆に日本人に向けて説明するほうが大変だ、とも思いました。

事業仕分けについて、改めてネットで調べてみました。事業仕分け自体が、かなり広範囲なもので、どこをどう紹介したら良いのかわかりませんでした。

でも、良く考えてみると、日本人向けには、「これから始まるシーンは、どういう関連を持って入れられているものなのか?」を理解する助けとなるような、そんな説明文にするのがふさわしいかなと思いました。

日本人の観客の中には、器用に日本語字幕と英語字幕の両方を見ながら鑑賞する人もいます(その表現の違いを楽しむのもまた面白いし)。なので、日本語の説明文が、英語のものとあまりにもかけ離れてもよくないので、その辺も注意しながら。

とりあえず、日本語の文章も出来上がったのですが、明日また読み返してみて、最終的に固めたいと思っています。

これは、日本語版には加えないので、「ヤマガタ限定バージョン」ということになりますhappy01

あと、エンディングのクレジットにも苦戦しました。日本語のクレジットは、ロールで下から上へ流れていくようにしています。左側には写真。ロールクレジットを日本語・英語表記に出来るほどのスペースはありません(ボリュームを増やしてしまうと、その文ロールの速度が速くなり、読めなくなってしまうので)。

検討した結果、左側の写真の下にあるスペースに、制作のクレジットのみ載せることにしました。日本語版のほうには出演者もクレジットされているのですが、英語のほうはロールではない表示なので、表示できる量が限られています。なので、出演者は省き、制作に携わった人(音楽、映像提供、レコーディング、ウェブサイト、ポスター、英語字幕etc)だけを載せることにしました。

まだ細かい部分の仕上げが残っていますが、2~3日で終えられたらと思ってます。

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