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[jp] 新得で団地問題を問う!

17日は、朝9時に宿の送迎バスで会場に向かうことになっていたので、7時半頃に起きました。

朝食はバイキング形式。
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バイキングのメニューに筋子やたらこがあるのに、北海道らしさを感じます。
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ホテルのロビー
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映画祭会場の新内ホールは、廃校になった小学校。
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薪の用意もしてありましたが、やはり朝晩は冷えるなぁと思いました。
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旧新内小学校の由来について(写真をクリックすると拡大します)
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私や中井さんはこの日に上映だったので、朝一番で映写チェックをしました。
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映写を担当してくれたのは栗原さん
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座席はこんな感じ
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台所では、座間で反戦運動をされているおばさまたちが、食事の支度をされていました。前日は夜2時過ぎまで飲んで盛り上がっていたそうですが、本当に元気な方たちです!!
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コーヒーをいただいてから上映会場へ。
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藤本監督によるオープニングの挨拶(道新特別バージョンcatface
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そのあとは、10時からの「リアの島」を見ました。海面上昇に直面した島に住む人たちという設定の、フィクション作品でした。

11時半からは田代陽子監督の「大間原発大間違い」~函館・大間からの報告~でした。
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前作「空想の森」を完成させて丸3年。3.11を経て、新作に取り組み始めた経緯を語っていました。
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田代さんのお話に続いて、今度は大間原発訴訟の会の野村さんより、大間原発に関する説明がありました。
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田代さんの撮影素材より一部が上映されました。
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前作には7年を費やした田代さんですが、今回はいつ完成するのか、今からとても楽しみな私です!! 

お昼は「のはな」さんのタイカレーを食べました。
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さて、午後一番には「さようならUR」の上映です!! 上映してもらえるのはもちろんうれしい一方で、住宅不足にあえいで建てられた東京のベッドタウンの団地問題が、このだだっぴろい新得で、一体どう受け止められるのかとも思ったりしました。
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でも、所々で笑いが起こったりして、楽しんでみてもらっているようで一安心。

上映後のトーク
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私のほうからは、「ブライアン~」のあと、この作品を作るに至った経緯や、若者層の貧困と住宅問題、社会問題とのつながりについて話しました。

会場からの質問では、「最後に木が切られるシーンを入れたのはなぜか? あれは負けを予想しているみたいな感じではないか?」とか、「真っ黒塗りの情報公開請求で、その後本物が住民に渡されたのはなぜか?」、「インタビューで住民の人とずいぶん打ち解けている雰囲気が会ったが、どのくらいの期間撮影したのか?」などの質問をいただきました。

無事上映が終わって安心しました。上映後の休憩時間には、きょうこさんの家で採れたクルミをいただきました!
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「たまごかけごはん~関東風味~」ってどうなの。
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映画のあと、いんであんさんと話しました。私の映画の中で真っ黒塗りの情報公開が出てくるのですが、いんであんさんは情報公開請求の常連さんなのだそうです! 情報公開請求を含む、行政との対応はとにかく”粘り強く”、”しつこく”やることが肝心ですが、いんであんさんの請求により、新得町は全国で初めて議会会議録を電子データとして公開することになったのだそうです! すごい!!

私が普段お世話になっているジャーナリストの寺澤さんの情報公開請求もそうですが、個人の奮闘により行政が変わっていくのだなぁとおもいます。行政側から、国民の目線に立った情報公開なり、行政サービスを提供されるのを期待するのは、はっきり言って無理なんだから。

そのあと、映画を観てくれた旭川の人と話しました。映画祭に来る前は、(札幌を除く)北海道で住宅事情はどうなんだろう?と思っていましたが、その人によると、旭川でも景気が悪く、住宅に悩む若者がとても多いのだそうです。景気が悪くても、給料が下がっても、家賃だけは下がらないというのは、東京に限らずどこの都市でも同じなのだなぁと思いました。

休憩のあとは、竹見智恵子監督、中井信介さん撮影・編集の「カタロゥガン!ロラたちに正義を!」を観ました。私は6月に中井さんの編集現場を訪ねましたが、そのときはまだ完成していなかったので、観られるのを楽しみにしていました。
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上映後の竹見監督挨拶
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中井さん挨拶
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フィリピンの取材だけでなく、現在の日本の大学生などにもインタビューをしているのが良いと思いました。

そのあとは、夕食タイム! ・・・っていうか、考えてみたら映画祭期間中は、ひたすら映画→ご飯→映画→ご飯状態coldsweats01 
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食材や道具がすごく充実しているので、普段もイベントでの出張販売とかされているのかを聞いてみたのですが、空想の森映画祭でだけなんだそうです。
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きょうこさんが注文したものを少し分けてもらいました。Dsc03647

スタッフのまかないご飯もいただきました。
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一日中座っているだけなのに、なぜこんなに食べれてしまうのか、自分でも不思議です。
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巨大な餃子
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夕食のあと、8時からはあがた森魚さんの新バンド「stereo davis」ライブでした。以下、ライブで撮った写真を掲載。

あがた森魚さん
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ベースの山崎優子さん
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パーカッションの益子武さん
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フラッシュをたいて撮った写真
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フラッシュをたかないで撮った写真。暗いしブレるけど、やっぱりこっちのほうがいいよなぁ。
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ライブは最高でしたが、中盤で室内の照明を全て落とし、外の明かりだけになりました。大きな蛾が舞っていて、光が当たってキラキラして、普段は「虫」扱いで冷遇されているのだろうけど、この日ばかりはとてもきれいで輝いていました。そんな空間の中で聴くあがたさんのライブは最高でした!
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新得で農業を営まれている宇井さんも参加!
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こういう光景って、空想の森映画祭ならではなんじゃないかな~と思います。あったかい雰囲気でした。
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ライブのあとは、またみんなで飲んだり食べたりしながら話しました。
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中井さんからは、私の映画について「(カメラアングルを)引きで撮っているから色々背景が映りこんでいて面白い」と言われました。中井さん自身は寄ってアップにするほうなのだそうです(映画を観てもそれは分かります)。

私の場合、引きにしている一番大きな理由は、被写体が体を動かしたときにフレームアウトしないようにするためです。一人で撮影とインタビューをしているので、被写体をずっとカメラで追い続けることが出来ないので、ある程度体を動かしても大丈夫なぐらい引いた位置にカメラを三脚で固定して置いているから、引きになっているのです。でも、結果として引きにすることで色々映っているというのは、他の人からも言われたことがあるので、それはそれで良かったんだなと思います。

中井さんは、被写体の人がインタビュー中に感極まって涙を流すときに(寄らなくちゃ!)と、さらにググっと迫っていくそうです。私はそれはありだと思うけれども、私自身はそれをやらない主義です。これは感覚の違いだと思うのですが、私にとって「涙」というのは強すぎる力を持ってしまっていると思うのです。相手が泣いてしまったら、他の人はもう何もいえない、みたいな。

私自身末っ子で、昔は何かあったときには最終的に「泣く」を武器に自分の要望を貫き通す場面が多々ありました。(そういえば、最近は泣いてないなぁ・・・gawk)。なので、”涙”というのは、全てを黙らせるぐらいの力があると思うわけです。水戸黄門の印籠じゃぁないけど、それが出てくると、もう全ては逆らえない、みたいな。ここではこう感じて!と観客に思わせざるを得ないような、圧倒的な力があると思う。

なので、私はインタビューの時に相手が涙を見せてもカメラで寄らないし、最終的には映画の中で泣いているシーン自体使いません。(←今後は分かりませんが。だって、必要なことを話しているシーンで、涙も出ていたらそのシーンは使わざるを得ないから。涙が出ているからそのシーンを使うという判断ではない、ということです。)

涙以外でその人の悔しさとか切なさとか怒りとか喜びとか、そういうのを表現できたら・・・と思っています。難しいけど!

その後、谷上さんと栗原さんと話しました。お二人とも撮影で、不思議な体験をしたことがありました。谷上さんはアウシュビッツで撮影した時に、ある場所でいきなり涙が溢れてきたそうです。その場所が何の場所かは全く知らなかったそうですが、後で聞いてみると死体の焼却場だったのだとか。

栗原さんは、ベトナム戦争の帰還兵がホームレス状態になって森の中で生活しているのを取材していたときに、仲間が森の中で何者かに殺害されたというインタビューを撮影しました。後でその素材を確認してみたら、殺されたホームレスの人の名前が出てくる場面で全て、その人の名前がプツプツと途切れていたのだそうです!!!

無念な思いを抱いたまま多くの人が亡くなっていった場所では、多くの怨念が渦巻いていて、それがカメラにも影響するということなのでしょうか? 背筋がぞっと寒くなりました。映画監督の中には、撮影前には必ずスタッフを連れてお祓いをするという人もいるそうです。私はまだそういう体験をしたことないんですが、もしかしたら何か映っているのか・・・

実は、谷上さんと栗原さんにこの話を聞いて以降、深夜のくったり温泉・レイクインの露天風呂に怖くて入れなくなってしまいました・・・!!!!!! だって夜中の2時に一人ではいるの、超怖いですから!!!!

夜1時ごろになり、タクシーであがたさんたちとともに宿へ戻りました。ミュージシャンの人たちって、ギターを何本も抱えて歩いたりして、映像制作者以上に大変そうだなと思いました。
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せっかくの温泉なのに、手短に済ませて速攻寝ましたhappy02

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