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[jp] 進む入居者の高齢化

とあるメーリングリストで、UR賃貸住宅に関する情報が回ってきました。URが2010年11月~12月に実施した賃貸住宅入居者の定期検査によると、なんと入居者の半数近く(38.9%)が、65歳以上の高齢者が入居する世帯なのだそうです。

記事は全国賃貸住宅新聞によるもの。

「買い物難民」とか「団地商店のシャッター街現象」など、日本の高度成長、そしてその衰退とともに老いていく団地の姿が、数値としてもはっきりと示されたのです。

私も団地にまつわる映画を作ってみて、色んな資料を読んだり、学習会などにも参加して、日本や諸外国の公共住宅、高齢化対策の例などを勉強するようになりましたが、街づくり、コミュニティーづくりというものは、特に現代においては「意識的に仕掛けていく」ことがとても重要だと思うようになりました。

最近、高齢の単身世帯が増えていることで、”見回り”サービスを謳うところが増えています。マンションや団地だけではなく、例えば先月訪問した仙台の仮設住宅でもそのような取り組みが行われていました。

しかし、実際に仮設住宅に住む人たちや、阪神大震災のときから被災した高齢者の研究をされている大学の研究者たちと話していると、「見回りサービスは、ないよりはマシだが、十分には機能しないし、安心は担保されない。やはり一番大事なのは、住民同士の横のつながりだし、コミュニティーがあること」と言っていました。これは、街中にたくさんの監視カメラをつけてさえおけば、私たちの社会は守られているのだという”幻想”と同じだと思います。

「人は、ふれあって育つ」がUR賃貸住宅のテーマなのですが(!)、安易な外部委託の見回りサービスなどの導入を検討するより、本当の意味での住民同士のつながりをはぐくむような、ソフト面での仕掛けを考えていってほしいと思います。

高幡台73号棟の例など、実際には人とのつながりやコミュニティーをぶち壊していってますからbearing

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