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[jp] ドキュメンタリー制作を語る機会

今日は、朝8時に起き、朝食を食べた後10時前に映画祭会場へ向かいました。10時からペルー映画「悲しみのミルク」を観るためです。性暴力を扱った重いテーマの作品ですが、朝から会場は満席でした。

映画祭は二日目。
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お昼休憩を挟んで2時からは、山上千恵子監督の「山川菊栄の思想と活動 姉妹よ、まずかく疑うことを習え」を観ました。

上映前に打ち合わせをする山上監督Dsc03203

会場はほぼ満席!
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緊張されている様子の山上監督^^
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ゲストトークの様子
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撮影と編集を担当された山上博己さん。女性の地位が向上するのは男性にとっても大事と話されているのが印象的でした。
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私はこの映画を観る前は、山川菊栄に関する知識はほとんどゼロの状態だったのですが、戦前~戦後にかけて、女性の権利を向上させるために、社会の仕組みづくりから尽力された人がいると知って、驚きました。今年で生誕120年だそうですが、映画には栗田隆子さんや丹羽雅代さんなど、現代の女性、差別構造、貧困問題を語る女性たちが登場し、山川菊栄の思想と実践が現在にも受け継がれている(それは逆に時代が変わってもまだこの問題が解決していないと言うことでもありますが)ということを感じました。

4時半からは、映画祭のイベントディレクター・加藤和己さんの司会で、山上千恵子監督と共に、トークサロンに出演しました。
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以下は山上博己さんに撮っていただいた写真。ありがとうございました!
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普段、上映後のトークなどでは、大抵話題はその上映された映画+αということが多いのですが、今回のトークサロンでは、ドキュメンタリーの制作について興味深いディスカッションをお客さんたちも巻き込んで行なうことが出来、とても面白かったです。例えば、ドキュメンタリーでもっとも重要な、「被写体との関係」。どのように試行錯誤して被写体との関係を築くか。インタビューの面白さと難しさ。

そして、ドキュメンタリーにおける「構成とは?」。シナリオが原則的には無いドキュメンタリーにおいて、どのように構成し、作品を作っていくのか。ドキュメンタリーは、結局のところその作家個人の人間性が出るものなのだ、ということ。

また、ドキュメンタリーは「編集」によって、内容ががらりと変わります。同じ撮影素材から、編集によって180度違うものを作ることが可能です。なので、作り手に問われる「立ち位置」とは。

・・・と、とても1時間半では語れないような、また、監督によっても全く回答が異なるであろうこれらのトピックについて、ドキュメンタリーもかなり観ている(きっと私なんかよりも全然観ている)お客さんたちも交え、作り手側から、観客側から、かなり率直な意見が沢山でました。

作品はどんな内容でも1時間半、長くても2時間にしてほしいという観客からの(映画全体に対する)要望もありました。山上監督も、「やはり観る人の事も考えて、作り手は映画を作るべきだ」ともいっていました。私はそれに対し、「私は長さはあまりこだわる必要は無いと思うのだけど、1時間半を超える映画を作るのは、かなり高度な技術が必要。それができるなら、飽きさせることなく構成できるなら、2時間以上でも全然良いと思う」と言いました。

そして更に山上監督が、彼女はテレビで仕事をされた経験があって「時間が長ければ言いたいことが全部言える、言いたいことが伝わると思ったら間違い。短くても言いたいことは伝えられるし、逆に短くすることでストレートにメッセージを伝えられることもある」と言っていたのが、とても印象的でした。この「時間が長ければ、言いたいことが全部伝えられるというものではない」は、私もこの点を心のどこかに留めて、今後は編集作業をやりたいと思います。

トークサロンを無事終えた後は、浜野監督、山上監督、長年映画祭に関わっていらっしゃる方々と共に、とってもおいしいレストランに連れて行っていただきました。新得で2年前に食べたのと同じ、ラクレットチーズ(ハイジに出てくるチーズ)がこのお店では食べられるのです!! めちゃくちゃおいしかった!! 東京では気軽に入れるお店でラクレットを食べられるところはそんなに無いので、これには感激。写真も取りまくってしまいました。
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相変わらず今回も結構写真を撮っているのですが、前回のあいち女性映画祭の後に、私は詳細なブログを書き、そのアドレスをスタッフの皆さんにお知らせしたのです。私としては単なる”自己満足”行為に過ぎないものなのですが、今回再会したスタッフの碓氷さんが、「ブログで色んな写真を見れて楽しかった」と言ってくださったのがうれしかったです。

スタッフの方々は、映画祭期間中は本当に忙しいし、中にはゲスト控え室の当番をずっとされていたりしたら、なかなか他の場所を見たり、のんびり映画を観たりする暇がなかったりします。ましてや、映画が終わった後にゲストを連れて行ってくれる飲み屋などには、スタッフの方のほとんどは同行しません。なので、写真を見て「こんな場所に行くんだ~」とか思われるみたいです。

ちなみに、今日は碓氷さんたちと話していて、「昨日はどこに食べに行ったのか」と聞かれたので、「昨日はお好み焼き屋さんに連れて行ってもらって、名古屋式のもんじゃ焼きを食べました!」と言ったら、「なにそれ、名古屋式のもんじゃ?!」と、とてもびっくりされました。もんじゃに、タラコや餅、チーズが入って、青海苔をたっぷり振り掛ける・・・なんてもんじゃは、私にとっては名古屋アレンジとしか思えないのですが、名古屋の方にとってはそれがふつうのもんじゃで、東京でもそうなものだと思われていたようです。

タラコが入ったもんじゃなんて、東京で見た事ないですよね??? トッピングを頼めば可能なのかしら??

ちなみに以下の写真が、名古屋で食べたもんじゃです!!
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ゲスト控え室でスタッフの皆さんとおしゃべりできるのも、私のひそかな楽しみですhappy01

ところで、明日はいよいよ「さようならUR」の上映です!! やっぱり、自分の上映がまだ終わらないうちは、飲み会に行っても完全な開放感には浸れません。楽しみでもあり、緊張でもあり・・・。

普段9時過ぎに起きたりする私にとって、朝イチ(10時~)のプログラムを見に行くのは、実は何気に大変なことなので、明日は自分の上映(2時から)に備えて、朝イチのプログラムはパスし、ゆっくり寝てから会場に向かおうと思います。

名古屋方面の方は、明日の上映会、ぜひぜひいらしてくださいね!!

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