[jp] ブライアン追悼上映会 参加していただいた方の感想
10月2日のブライアン追悼上映会で、アンケートに記入していただいた方の感想を掲載します。
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住民同士のみならず家族間にまで対立を生むURのやり方に非常に怒りを覚えました。建て替えになった新しいUR住宅に住む私ですが、問題は根深いですね。いつもエネルギッシュに撮影する早川監督の今後に期待します。
(40代、女性)
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観ながら、しきりと、原子力村のことを連想してしまいました。行政主導の公共事業が血税を浪費し、様々な利権や天下り、大借金など、ブラックホールそのもの。その氷山の一角に果敢に喰らいついた映像に喝采!
(50代、男性)
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住民が追い込まれていく様子と家族内で意見が異なっている場面など、まるで福島県(+東北)で今起きていることと、そのままだと思いました。
UR、専門家(!?)の「経済合理性」を振りかざす姿は、いつでもどこでも同じだなぁーと。
市民(住民)ひとりひとりが考えていくための情報がたくさん詰まっていますね。突撃取材には大拍手を送ります。おつかれさま。ありがとう!!
(50代、女性)
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何より住人への愛情がにじみ出ている、そこがこの映画のイノチですね。でも、切実な現実を抱えている人々、あるいは逆に今身近に具体的な問題が見当たらなくて、「結論」だけが欲しい人たちは、性急に「どうしたらいいのか?」と答えを(この映画に)求めることでしょう。でも「答」は「戦術」でも「対処法」でもない。各々の生活の場で、一人ひとりが「住民として」力をつけていくために必要なことを、この映画を通して皆が考えられることを期待しています。
(50代、男性)
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「さようならUR」「ブライアンと仲間たち パーラメント・スクエアSW1」を初めて拝見しました。
「さようならUR」
築年数の古いURに住む老人達の気持ち、URの経営状況、両方がよく分かりました。子育ても仕事も一段落し、これからゆっくり過ごそうとしていたところに移住をせまられ、不安で夜も眠れないご老人。大きな負債をかかえ、政府にはせっつかれ、どうにか経営を立て直さなくちゃならないUR。お互いが一歩も引かず、折り合いをつけられない状況は、改善できないのでしょうか。
URの住人達は、今まで甘えていたところがあったはずです。何か問題があったらURに頼めば良い、自治会の会長は常に同じで対話をあまりしない、近所のコミュニティ活動を活発にしていなかった。URもそうです。ずさんな経営とURの住人への理不尽な対応。お互いの問題点を解決し、自分の主張を完全に通そうとせずに、どちらも納得が出来る妥協点を見つける努力が出来たら良いのに。
73号棟のおじいちゃん、おばあちゃんは、どうしているだろう。裁判の行方が気がかりです。
「ブライアンと仲間たち」
ブライアンは子供が好き、そして自分の国イギリスも好きなのだな、と感じました。自分の好きなイギリスが、子供を傷つけているのが許せない。だから、何年も何年も訴え続ける。イギリスが、ひどいことを続ける訳がないと信じて。
そんなブライアンに賛同し、サポートを続ける人々の勇気も凄い。自分の生活そっちのけで人を助けるなんて、なかなか出来ない。ブライアンが亡くなった今も座り込みを続けてる、素晴らしいです。イギリス政府は国益ばかり考えず、心の通った政治を一刻も早くしてほしい。
「マリア達との対話」
とても面白かったです。遠く離れた国に住む私達が、お互いのことを思いやっていて、嬉しく心強く思いました。早川さんの同時通訳も素晴らしかった。楽しいイベントをありがとうございました。
(メールにて、女性)
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どうもありがとうございました!
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