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[jp] お祝い気分が・・・

山形での受賞のお祝い気分に沸いていたここ数日ですが、すっかり現実に引き戻されてしまいました。

というのも、福島原子力発電所事故対策統合本部の記者会見に参加の申込をずいぶん前にしていたのですが、その回答が来て、なんと出席不可と言われてしまったのです!

マスメディアによって構成される記者クラブが政府と癒着して、国民にとって必要な情報が報道されないということは、ずっと以前から日本の問題ですが、でも今回の福島原発事故によって、その弊害(「犯罪」とも言えるでしょう)は多くの国民の知るところとなってしまいました。

報道が、本当に国民にとって必要なものとなるためには、まず記者会見にフリーランスの記者たちが入れるようになるべきですが(フリーランスジャーナリストの畠山さんや寺澤さんたちの頑張りにより、かなりの省庁で出席が可能となりましたが)、福島原子力発電所事故対策統合本部の記者会見は、”条件”を用いて、フリーランスの排除をしようと躍起です。

ちなみにその”条件”とは・・・

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「フリーランス」の方につきましては、ジャーナリストとしての活動をされていることを確認する観点から、「福島原子力発電所事故対策統合本部の記者会見の実施について」(平成23年4月23日、福島原子力発電所事故対策統合本部)別紙Ⅱ.8.にあるとおり、過去6ヶ月(細野補佐官(当時)の判断により1年間としています)以内に日本新聞協会、日本民間放送連盟、日本雑誌協会、日本専門新聞協会、日本地方新聞協会、もしくは日本インターネット報道協会の媒体に2つ以上の署名入り記事が掲載されていることを基準とさせていただいております。
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なんですが、これでは紙媒体で活動しているフリーランスの記者を想定したもので、私のような自主制作のドキュメンタリー制作者や、例えば協会に所属せずミニコミ誌を発行しているライターなどが含まれません。これだけメディアが多様化し、大組織に所属しなくても情報発信が出来るようになった今日、上記の条件だけをフリージャーナリストとして想定するほうが時代錯誤です。そもそもドキュメンタリー制作者が何で書名記事書かなきゃいけないのだ?!?!

私は、過去半年に上記媒体への署名記事を書いたことはありませんが、ドキュメンタリー制作者としてのこれまでの自分の制作&上映活動について詳細に記し、記者会見への参加を申し込みました。

数日後に福島原子力発電所事故対策統合本部から来た回答には、「フリーランスの参加条件」として以上のことを述べた上で、以下のように付け加えられていました。

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一方、早川様の活動実績につきましては、署名記事を求めている当該基準には直接的に当てはまるものではないと思われますが、このようなジャーナリストとしての活動があることは事実でありますので、扱いにつき改めて検討させていただきたいと存じます。
このため、少しお時間をいただきますよう、お願いいたします。
早い回答をということですが、なにとぞご理解いただければと存じます。
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そして待つこと2週間あまり。やっと来た回答は、以下。

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ご連絡が遅くなりまして大変申し訳ございません。
先日お伝えしましたとおり検討させていただきましたが、現時点では、やはり現行の基準で判断をさせていただければと存じます。
つきましては、「福島原子力発電所事故対策統合本部の記者会見の実施について」(平成23年4月23日、福島原子力発電所事故対策統合本部)別紙Ⅱ.8.にあるとおり、過去1年以内(同資料では過去6ヶ月以内にとなっておりますが、細野補佐官(当時)の判断により1年以内としています)に日本新聞協会、日本民間放送連盟、日本雑誌協会、日本専門新聞協会、日本地方新聞協会、もしくは日本インターネット報道協会の媒体に掲載された2つ以上の署名入り記事を送付していただきますようお願いいたします。

同資料は、以下をご覧いただければと存じます。
http://www.nisa.meti.go.jp/oshirase/2011/230423-2.html

お手数をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

政府・東京電力統合対策室
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・・・・・・。あのねぇ、なんでドキュメンタリー制作者が記者会見の申込をしているのに、署名記事に固執するの!! 映像作る人も、記事を書かなきゃダメってこと?!?! しかも、前のメールで自ら「早川様の活動実績につきましては、署名記事を求めている当該基準には直接的に当てはまるものではないと思われますが、このようなジャーナリストとしての活動があることは事実でありますので」と認めているにもかかわらず、署名記事を条件に入れさせないのは、もうとにかく排除したいからなのでしょう。

書こうと思えば、上記の条件に該当する紙媒体で記事を書くことも可能ですが、それでは筋が違います。自分のためにも、他の自主映像制作者たちのためにも、あらゆる媒体・メディアのフリーランスが記者会見に出席できるようにしなければなりません。もちろんここで引き下がるわけではありませんので、今後の対応を仲間たちとともに考えたいと思います。

政府とマスメディアの関係について、分かりやすく伝えるのに好都合な材料を、今日夕食の準備をしながら思いつきました。思いついたばかりなので、これから交渉していかなければならず、まだここには書けませんが、山形のことをブログに書き終えたら、こちらも取り掛かって行きたいと思います。

11月は割りと時間あると思っていましたが、なんだか忙しくなってきそうな雲行きです。。。

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