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2012年2月

[jp] 今年初の「ブライアン~」上映会

昨夜は、渋谷の「とも企画設計」にて、「ブライアンと仲間たち」の上映会をしていただきました。毎月企画されている上映会で、昨年6月に「さようならUR」の上映会をしていただいたご縁で、今回声を掛けていただきました。

2度目なので迷わずに事務所に到着。予定時間よりずいぶん早く到着してしまったら、まだ皆さんお仕事中でした。

お茶を頂きながら、前回の上映で伺ってから半年間の出来事を、いろいろとお聞きすることが出来ました。

「とも企画設計」の事務所は渋谷区にあり、新宿駅からも歩いていけるとても便利な立地です。それはイコール土地代がものすごく高いということでもあります。

最近、地域での居場所作り、とか、地域の人々を孤立させないような仕組み・取り組みは各地で起こりつつありますが、そういった場所というのは大抵、使われていない建物や、安い家賃で借りられる場所などで運営されることがほとんどです。

しかし、渋谷・新宿エリアの場合、家賃がとても高いので、安く提供してくれる場所を探すことはとても困難です。(家賃が高いため、この不況で空きとなっているテナントが多く、シャッターを閉めている商店も多いのですが、安い値段では貸したがらないのだそうです。使っていないのならば安くで貸して有効活用してもらったほうが良いのでは?と私などは思うのですが、なかなか商売ではそうも行かないのでしょうね)。

「とも企画設計」では、このエリアで活動される方々とともに、「地域の居場所作りをしたい」と思ってきたそうですが、上に述べた理由から、このエリアでそういった場所を探すのは困難でした。区役所にも話を持ちかけてみたそうですが、難しかったそうです。

しかし、つい最近、幡ヶ谷にある障がい者通所施設「むつみ工房」内を借りて、毎月1回の居場所づくりを始めることができたのだそうです! 2月5日にオープニング・パーティーが開かれ、約30人が参加。年代はさまざまで、子連れの人、若者から高齢者まで。参加した動機もそれぞれで、他の地域で居場所作りをやっている人、誰かと一緒にご飯を食べたいと思っていた人、軽いうつと診断された人、ケアマネジャーとして働く人、本業以外で人と交流したいと思った人etc。話を聞いていて、私もぜひ行ってみたいと思いました。

今後の開催は3月4日(日)11~16時、4月15日(日)、5月13日(日)を予定しているそうです。(詳しくは「居場所づくりの会」電話03-5304-1550まで)

更に! 現在この「居場所」のネーミングを大募集しているそうです! これまでのところ「ひだまり」と「ぬくぬく」が有力候補となっているそうですが、もし「これは!」という名前を思い浮かんだ人は、名乗り出てみてはいかがでしょうか?happy01

さて、今年初めてとなる「ブライアン~」の上映会。この日は約10人ほどの方が来てくれました。多くは前回の「さようならUR」の時に参加されていた方ですが、路地と人の原田さんも来てくださって、うれしかったです!

この日の受付は露木さんhappy01
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おいしそうなお菓子やパンも用意されていました!
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上映の様子。私自身も「ブライアン~」を観るのがすごく久しぶりで、考えてみたら昨年10月のブライアン追悼上映会以来でした!
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先日のブログに、ブライアンDVD-Rの再生について書きましたが、この日は事務所での上映で、オフィスには何台もパソコンが備わっているから、何か不具合があっても対応できるだろう・・・と油断していたのですが、半分を過ぎたあたりで再生がカクカク・・・thunder!!!!!

他のノートパソコンでの再生を試そうとしたのですが、オフィスにはデスクトップタイプのパソコンがメインで(考えてみたら、普通はそうですよね)、ノートパソコンはお蔵入りしているものがもう1台という状態でした。

久しぶりに使うというそのノートパソコンは、DVDを挿入したところ、無反応・・・。でも、顔をパソコンにすごく近づけると、「確かに動いている!」と、まるで生存確認をしているような状況でしたcoldsweats01
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あれこれ試すこと15分ほど。「やはり元のパソコンの方がよさそうだ。ディスクを交互に再生しながら乗り切ろう」ということになり、元のパソコンを再び立ち上げます。15分ほど”休憩”させていたのが功を奏したのか(?)、残り半分は最後までとまることなくスムーズに再生されました。

今回の再生不具合の原因については不明ですが、今回はノートパソコンに外付けのDVDプレーヤーで再生していて、そのプレーヤーは独自電源ではなくノートパソコンから電源を供給されるタイプだったので、それによるパワー不足だったかもしれません。分かりませんが。いずれにせよ、やはり事前にDVDを送り、通しでの再生を確認していただくべきだったと反省しました。主催者のみなさん、映画を観に来てくださったみなさんには、大変ご迷惑をおかけしました。

映画の上映後、参加者の関さんより、ワインと「あるもの」の差し入れがありました! なんと、昨年10月に山形の映画祭で受賞したことをお祝いしてのプレゼントだそうです!! どうもありがとうございます!!!

中央が関さん
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ワインを開けます。みんなが注目・・・catface
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湯飲み茶碗で頂くワイン!
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さて、ワインともうひとつの「あるもの」ですが、これ、なんだと思いますか??
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なんと、関さん自家製の発酵にんにくなのだそうです! 中国のお土産としていただいたときに美味しくて、健康にも良いからと自分で作り始めたのですって。食べてみると、確かににんにくの強い味。でも、意外に食べやすく、においもオリジナルのにんにくに比べたらだいぶ弱くなっていました。

とても簡単に作れるというので、つくり方をお聞きしたところ、丸ごとのにんにくを炊飯器にそのまま入れ、2回炊飯、その後は、炊飯器を「保温」モードにして、10日間保温して完成。。。

確かにとても簡単そうですが、でも、炊飯器をにんにくが10日間も占拠するというのは、普通の家庭ではちょっと無理があるのでは・・・coldsweats01

でも、興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。(ネットでは、様々なつくり方が紹介されていますが、炊飯器では大体10日~2週間かかるのが相場のようです)

ワインと発酵にんにくを頂きながら、映画についての感想や質問を皆さんから頂きました。「日本だったら抗議活動を根こそぎ撤去してしまいそうなのに、それをしない・させないのは、イギリスの民主主義の底力だと思う」、「イギリスの平和活動について日本ではあまり知る機会がない」という感想や、「マイケル・ムーアのシッコを観て、イギリスの社会、社会保障制度はとても進んでいると思った。でも、この映画を観てイギリスの社会についてまた違う面を知った」、「ブライアンがこの活動を始めた原動力は?」、「イギリスではブライアンはどの程度知られているのか?」、「子どもとはよく会えていたのか?」、「オックスフォード・ユニオンのディベートの結果をブライアンはどう思ったのか?」、などの質問を頂きました。

「シッコ」を観て、イギリスの社会保障制度が優れているという印象を持つ人は多いです。確かにNHSはかろうじて存続していますが、風邪による受診の予約で2~3週間待ちは当たり前という、普通の人が普通に利用するには程遠い状況です。所得がある人はまずNHSを利用しないでしょう。所得が極端に少ない人や緊急の場合はNHSで救われるという点ではアメリカよりマシですが、でも「マシ」という程度に過ぎません。

そして「シッコ」が、マイケル・ムーアが「アメリカに皆保険制度を作らせる」という明確な目的を持ってあの映画を作ったということが重要です。あらゆるドキュメンタリーは、制作者の意図が反映されます。なので、取材していることは全て事実に基づいたものであったとしても、た~~~くさんの”事実”の中から、自分の主張に役立つ”事実”だけを拾い集めて編集されるので、「アメリカ以外の国の医療制度はこんなに進んでいる! なぜアメリカが出来ないんだ!」というゴールに向かって、様々な声が積み上げられて映画が構成されるわけです。(必ずしも全てのドキュメンタリーが”ひとつ”の目的や意図で作られることはありませんが、「シッコ」の場合は明確)

なのでNHSをイギリス人のために取り上げた映画を作ったら、180度違ったものになっていると思います。

9時半ごろになり、上映会はお開きとなりました。久しぶりに「ブライアン~」を観て、ブライアンについて語り合え、とても楽しい時間でした。

主催してくださった「とも企画設計」の皆さま、寒い中観に来てくださった皆様、どうもありがとうございました!!

(次回の「とも企画設計」連続DVD上映会は、3月26日(月)18:30~。「世界は恐怖する」(亀井文夫監督・1957年)の上映と、安田和也さん(第五福竜丸展示館・学芸員)による解説で、会場はプーク人形劇場です。入場料は700円)

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[jp] いま私たち市民にできること~仙台・大槻フローランスさん~

以前このブログにも書きましたが、昨年8月に仙台・長町の仮設住宅を訪れ、鈴木良一さん宅へインタビューにお邪魔した際、鈴木さんを訪ねていた大槻フローランスさんと出会いました。そのときにフローランスさんにもインタビューをさせてもらい、その後、「住まいるチャンネル」9月末の仙台メディアテークからの生放送にも出演していただきました。

先日、そのときのフローランスさんのインタビュー映像を、ヨコヤマテツヤさんが再編集し、手話通訳をつけたバージョンが BS11 デジタル (日本BS放送株式会社) 「いま私たち市民にできること」で放送され、YouTubeにもアップされました。

私のオリジナル(8分37秒)もYouTubeにアップされていますが(以前このブログでも紹介しました)、再編集されたバージョンはさらにエッセンスが凝縮され、手話もついて、また違った印象の仕上がりになっています。ビデオはこちらよりご覧いただけます。

インタビューに協力していただいたフローランスさん、そして再編集していただいたヨコヤマさん、どうもありがとうございました!!

なお、フローランスさんは仙台長町の仮設住宅で、仮設に暮す皆さんへフランス語を教えるイベントをされたそうで、その様子が長町の仮設住宅のブログで紹介されていました。とても楽しそう!!

以下に、「いま私たち市民にできること」についてご紹介します(ウェブサイトより引用)。
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被災者・被災者支援に取り組む人々が「自ら伝える」放送です

•「取材される」のではなく、被災者・被災者支援に取り組む人々が「自ら伝える」放送です
•一方的に流される放送ではなく、市民ならではの参加型、双方向の放送を試みます
•被災地や支援活動と長期的に関わっていくことを目指します
•放送をつくる過程においては、市民どうしの助け合いや相互交流を大切にします
•情報保障としての文字通訳や多言語(手話含む)による放送を目指します
•市民による市民のための新しい放送が、震災に発する困難を生き抜く力となることを目指します

これまでに経験したことのない甚大な被害をもたらした東日本大震災。国内外のさまざまな市民団体・ NPO ・ NGO が、各地で被災者への支援活動を展開し、多くのボランティアが被災地に駆けつけ、さまざまな人が自分にできることは何だろう、と考えています。

このような「 いま 」を市民の力で全国に伝えたい。そして、この先、テレビや新聞のニュースが減ったとしても、継続的に被災地や支援活動を伝えていきたい。このように考えた有志が、市民によるテレビ放送を企画し、全国無料で視聴できる BS11 デジタル ( 日本 BS 放送株式会社 ) での放送が決まりました。このような活動は、世界各地で行われているメディアへのパブリック・アクセスに通じるものであり、市民が運営する番組の全国放送は国内初の試みです。
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[jp] 「ブライアン~」英語版DVDジャケット

今日は朝9時より部屋の大掃除をしていて、このブログを書いている午後3時は、3分の2ぐらいが終わったところです。あとこれから夕方6時ごろまでに台所と洗面所、トイレの掃除を終わらせたい! 午前中は書類の整理もしていたのでやたら時間かかりましたが、後半はスイスイ行くことを祈ります・・・。

さて、現在「ブライアン~」の英語版DVDを発売するための準備をしていることは、このブログにも書きましたが、昨日はDVDジャケットの表面を作りました! 

日本語版のDVDジャケットをもとに英語版仕様を作ろうと思ったのですが、英語版トレーラーを作った時同様、日本語をそのまま英語にする、ではどうもおかしな感じになってしまい(例えばタイトルひとつとっても、「ブライアンと仲間たち パーラメント・スクエアSW1」と日本語で書いてあるのと、「Brian & Co. Parliament Square SW1」と英語で書いてあるのでは、文字が占有するスペースや印象もだいぶ変わるのです)、作業を担当してくれたポールとスカイプでやり取りしながら、約3時間かけて完成させました。

ちなみに、日本語版DVDジャケットの表面は以下です。(クリックすると拡大します)
Brianco_flyer_small

日本語版では、ブライアンの直筆で「Brian & Co. Parliament Square SW1」とビッグベンの上にあり、下側に日本語・黄色で、「ブライアンと仲間たち パーラメント・スクエアSW1」と入れています。ブライアンの直筆を英語版でも使いたいと思いましたが、下側にタイトルを入れるなら繰り返しになってしまいますし、ブライアンの直筆だけでは、タイトルとしてやや読みづらいかなと思いました。そこでブライアンの直筆は英語版に入れないことにします。

日本語版では雨宮処凛さんの推薦コメントを入れていますが、英語版ではこちらもはずしました。「ブライアン~」がどこかの知られた英字媒体でレビューされていて、しかも好評価(星がたくさんついていれば尚よし!!)のものだったら、それを載せるのがいいと思うのですが、残念ながらレビューされたことがありませんcrying

英語版ジャケットの作業を始めるときに、まず決めたことは「日本語版と同じ写真を使う」、「ブライアンの直筆を削除する」、「特典映像と写真がついていることをステッカーのような感じで表現する」ということでした。

とりあえずそこまでの状態で作ったものを送ってもらいます。
Covertest2

ステッカーの感じは良いと思いました。タイトルに関しては、色は黄色でよいと思いましたが、フォントをもう少し抑え目(細め)にして、下側に置くほうが良いかなと感じました。そして、日本語で「早川由美子監督作品」に該当する文言「A Film By Yumiko Hayakawa」(大文字・小文字の使い方は好みがありますね)を入れ、上部分には何かキャッチフレーズ的なものを入れたほうが良いと思いました。

キャッチフレーズに関しては、日本語版では「帰りません この戦争が終わるまで ~八年以上国会の前に居続ける男、ブライアン・ホウ」と入れています。これを英語に訳して入れるのはちょっと違和感がありました。映画の中で使われているブライアンの言葉の中から、何か象徴的に使えるフレーズがないかと探しました。

ポールからは「Love, Peace, Justice for all」はどうか?と聞かれました。確かに、ブライアンがしょっちゅう使う言葉です(本人が実生活で実践していたかどうかは別として!)。良いフレーズですが、でもその言葉はこの写真には合わないような気がしました。「Love, Peace, Justice for all」という言葉を発するときは、ブライアンの顔が私たちに向いていると思うからです。目の前の国会に向かって立つブライアンの後姿の写真には合わない感じがしました。

キャッチフレーズを決めかねていましたが、とりあえずキャッチフレーズらしきものを2行ぐらいで入れたいので、そのスペースを確保してほしいと「XXXXXX」と書いて送ります。タイトルを下に入れるのにあわせてステッカーを上にずらし、私の名前も入れました。
Covertest2_1_1

キャッチフレーズについては、色々と話し合った結果、日本語版に入れているキャッチフレーズと近い意味合いのものになりました。ブライアンが抗議活動を始めた頃に、警察やマスメディア、通りすがりの人たちから一番良く言われた質問、「いつまでここにいるのか?」に対するブライアンの答え「As long as it takes.」です。余韻を持たせるために「... As long as it takes.」としてみました。

ブライアンのことを紹介するような文言(anti-war campaigner, etc)はあえて入れませんでした。ただ「... As long as it takes.」とだけ書くほうがインパクトがあると思ったので。

キャッチフレーズが想定していた2行ほどから、だいぶ短い言葉になってしまったので、上のスペースをどうしようかと迷いました。下側の部分は、映画タイトル、監督名、そしてステッカーと情報がたくさんあります。それに比べて上側はずいぶんさびしいし、日本語では曇り空のところに縦書きでキャッチフレーズを入れることで空間を埋めていますが、英語では縦書きという技が使えない、キャッチフレーズも短い。。。

キャッチフレーズをかなり大きなフォントにして(あまり大きくしすぎると映画のタイトルに見えてしまうので、映画のタイトルより小さくなるようにしました)、なんとか隙間を埋めます。でも、曇り空部分がやはり気になる・・・。

ポールから、曇り空の空きスペースに受賞のことを入れたらどうか?と言われました。映画の宣伝でよく見る、月桂樹の冠に映画祭などでの受賞を書いたアレです! 「ブライアン~」はJCJで新人賞を頂いたので、それは良いと早速冠作りを始めます。

中に入れる文字を、昔のタイプライター風のフォントにしたら、どこか”ジャーナリスト”っぽい感じに見えました(そんな風に感じるのは私だけかもしれませんが)。

冠表記にルールってあるのでしょうか? この月桂樹の冠を作る時に、他の映画のウェブサイトをたくさん見て参考にしました。映画祭で何らかの”賞”を取ったことを冠に入れているものもあれば、大激戦の有名な映画祭(メジャーな映画にとってのカンヌやベルリン、インディーにとってのサンダンスなど)などは上映されるだけでもすごいことですから、賞は取っていなくても、その映画祭で上映されたということで冠に入れているものもありました。冠の中に、映画祭の文字ロゴデータを使っているものもあり、冠表記だけでもなかなか奥が深い世界だと思いました。

無事、月桂樹の冠を作って、曇り空の隙間を生めることは出来ましたが、でも曇り空(白地)に月桂樹の冠は、まだどこかさびしい感じがします。「これが青空だったら良いのにね!」と、年中曇り空のロンドンの天気をうらめしく思いました。(でも、年中変わり映えのしないロンドンの天候のおかげで、四季を問わず映像をつなぐことが出来たのはすごく便利でした。日本は四季がはっきりしていて、真夏と真冬では人の服装もだいぶ異なるので、しょっちゅう違う季節を行ったり来たりすると時系列がめちゃくちゃに入れ混じっているのが気になるかもしれませんが、「ブライアン~」ではそれを心配する必要はなかったです。)

青空かぁ・・・。試しにデータ全体に薄い青色のカバーをかけて見ました。・・・すると、白地ではまだ寂しい感じがした月桂樹の冠部分が、良い感じで収まったのです! ビッグベンとブライアンにも薄い青色がかかっていますが、その青色はとても薄いため、ビッグベンとブライアンにはほとんど影響していないように見えました。(ふたつを並べてみると違いは分かりますが)。

結局、キャッチフレーズを入れ、月桂樹の冠を入れ、全体に薄いカバーをかけたDVDジャケットの表面が完成した頃には、既に日付が変わっていました。この日はDVDジャケットの表面を作ってからウェブサイトの作成を・・・と考えていたのですが、昨日はウェブサイトには全く手をつけないで終わりました。ウェブサイトは来週末に出来ればと思っています。

とりあえず昨日完成させた英語版DVDジャケットの表面はこれです!!
Covertest5

仕上がりにはとても満足!!

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[jp] JCJ機関紙「ジャーナリスト」に上映会のレポート

2012年2月25日発行のJCJ(日本ジャーナリスト会議)機関紙「ジャーナリスト」に、1月23日の築地社会教育会館で行われたJCJミニシンポ・「さようならUR」上映会のレポートが掲載されていますので、以下にご紹介します。

(記事はクリックすると拡大します。)
Jcjur_re3

レポートを書いていただいたのは、大場幸夫さん。どうもありがとうございました!

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[jp] DVD海外販売ページ作成中!

以前このブログで、PAYPALを利用して「ブライアン~」のDVDを海外販売したいと考えていると書きました。でも、実際にはそのための準備は全くしておらず、(そのうちに・・・)と思っていたのですが、一昨日に突然イギリスよりメールが来て「ブライアンのDVDを買いたいが発売しているのか?」という問い合わせをもらいました。なんと言うタイミング!

ウェブサイトの準備が整っていなくても、その人には個別に対応して販売するということはできますが、それでなくても怪しげな個人の自主制作作品ですので、やはり販売条件・方法をきちんとウェブサイト上で公表した上で、その人にも納得してもらって購入してもらうのが信頼できるだろうと考え、「海外発売するためのサイトと、海外用のDVDジャケットを製作中なので、数週間待ってほしい。準備が出来たらメールする」と連絡しました。

そこで、昨日2時間ほどかかってDVDの海外販売用のウェブサイト原稿を作成しました。私の場合は、「Petite Adventure Films」のサイト、「ブライアンと仲間たち」専用のサイト、それらの日本語・英語ページともに、イギリスのポールに作成・修正をお願いしています。原稿は全て英語で書かなくてはならないし、一緒に画面を見ながら作業できるのではないので、かなり具体的・詳細に自分のイメージを伝えなければなりません。その原稿作成にとても時間がかかるのです!

今日は昨日書いた、DVDの海外販売についての原稿を紹介します。

まず、DVDの販売をしていることを目立つ形でウェブサイトに宣伝するには、「バナー」が有効だと思いました。そのバナーをどうするか考えます。

「ブライアン~」のDVDであるので、ブライアン作成の時に集めた写真の中から、文字が写りこんでいないもの(反戦の看板やバナーにはメッセージが書かれているものが多くあり、そうすると「Online DVD Shop」などの目立たせたい文字が目立ちません)、なおかつ写真の中にスペースがあるもの(「Online DVD Shop」という文字を空きスペースに載せたいため)という視点で選びます。

バナーに関しては、簡単に自分でサンプルを作って「こんな感じで!」と伝えるほうが、より分かりやすいと思い、いくつかのサンプルを簡単に(雑ですが)つくってみました。今回、入れるのを忘れてしまったのですが、バナー上のどこか、もしくはバナーのすぐ下に「Click here!」、「Click the banner for Online DVD Shop.」などの文言を入れた方が良いかも。

オリジナルの写真
Brian1_yumiko

バナーサンプル
Dvdshop_icon_2_a

オリジナルの写真
Tent_yumiko

バナーサンプル(テントの「NO WAR」が文字として入っているけど。あと、文字が赤はあまりよくないかしら)
Dvdshop_icon_5_a

オリジナルの写真
Brian8_paul

バナーサンプル(バナーは小さいので文字がある程度大きくないと分かりませんが、ブライアンの顔の一部に文字がかかってしまうのは良くないですね)。それにあんまり深刻そうな表情の写真では、重いかな・・・とも思います。
Dvdshop_icon_1_a

オリジナルの写真
Police1_silvie

バナーサンプル(こういうのもありかな、と思って)。でもなんか、ショップのバナーが警察って、見張られているようで嫌だわ。
Dvdshop_icon_3_a

オリジナルの写真(ロンドン在住のフォトグラファー、シルビーから提供してもらった写真)
Brian9_silvie

バナーサンプル(私の中ではこの写真が一番いいかもと思っています。なんか、ブライアンが「買ってくれ~!」と叫んでいる感じがして可笑しいから)。ブライアンの顔が暗くなってしまっているので、明るさもやや調整した方が良いかも。
Dvdshop_icon_4_a

Dvdshop_icon_4_b

青の文字の方が爽やかな感じがしますが、バナーとしてやっぱり文字が目立つとしたら黒かなぁ。

これらのサンプルは仮につくったものなので、ポールにはオリジナルの写真とサンプルを送り、きちんとしたものをつくってほしいとお願いしました。

ポールへの原稿
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Banner samples are in “DVD Shop Icons” folder.
(I think the “DVDshop_icon_4” is good. What do you think? I just quickly made these samples by myself, so please make it from “Original Photos” for proper one!!)
バナーのサンプルは「DVDショップアイコン」フォルダーにあります。(私は「DVDショップアイコン4」が良いと思いますが、どう思いますか? 私はこれらのサンプルを自分でざっとつくったので、「オリジナルフォト」のフォルダーより、きちんとしたものを作成してください。)
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バナーの次は、ウェブサイトへの修正依頼です。これまでウェブサイト上にはDVD販売の情報を載せていなかったので、それをどこに・どう載せるのかを書きます。入れる場所を具体的に指示するため、ウェブサイト画面をスクリーンキャプチャして、そこにマーキングしていきます。


「Petite Adventure Films」の英語版サイト(クリックすると拡大します)
Petite_en_1_1

DVD販売のバナーを入れたい場所を水色の四角で囲いました。書ききれない指示やテキストを入れたい場合は、それぞれ<N-1>, <N-2>とナンバリングをして、別途テキスト資料を送ります。

ポールへの原稿
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<N-1> Online DVD Shop banner here. (Move "Contact" and "About the Director" downwards.)
オンラインDVDショップのバナーをここに入れてください。(「お問い合わせ」と「監督紹介」は下にずらしてください。)
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この英語版ページでは、一番上が最新作の「さようならUR」、そしてその下が「ブライアン~」となっていますので、ページトップにDVD販売のバナーを載せる以外に、「ブライアン~」記事内にもDVD販売の情報を載せます。

「Petite Adventure Films」の英語版サイト(ページ下側の部分)
Petite_en_2_1

「ブライアン~」の部分の構成は、まず映画タイトル、作品情報(制作年やフォーマットなど)、予告編ビデオ、「ブライアン~」ウェブサイトへ飛ぶリンク、あらすじ、受賞歴、映画祭情報履歴となっています。

DVD販売情報を入れるのはウェブサイトとあらすじの真ん中が良いと考えました。全ての情報の一番下に入れるとなると、映画祭情報履歴のリストが長いので(うれしいことですが)、一番下までスクロールして情報を見てもらえる可能性が低いからです。

ポールへの原稿
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<N-2>
Buy DVD online (in Bold font)
Click here for online shop (as body text)

#To Paul:
I would like to put DVD thing between “Website” and “Story”.
DVD sales title (“Buy DVD online” is a bit arrogant?) should be in the same font size with “Website” and “Story”, and say something like “Click here for online shop” in the same font size with “Click here for website” above.

「DVDをオンラインで購入する」(フォントはボールド)
オンラインショップはここをクリックする(通常テキストのスタイルで)
ポールへ:
DVD販売情報については「ウェブサイト」と「あらすじ」の間に入れたいと思います。DVDの販売タイトルは(「Buy DVD online」ーDVDをオンラインで買え、はちょっと乱暴な言い方でしょうか?)、「ウェブサイト」や「あらすじ」と同様のフォントサイズにしてください。そして、タイトルの下の文章は「オンラインショップはここをクリックしてください」などの文章を、「ウェブサイト」タイトルの下にある「ウェブサイトはここをクリックしてください」のように入れてください。
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次に、「ブライアン~」の英語版ページの修正原稿を用意します。Petite~ではなく、ブライアンのページに直接行き、Petite~の存在を知らない人もいるからです。(一応ブライアンのページ上に、このページはもう更新されていないことと、新しいウェブサイトに行ってほしい旨は載せていますが、訪問者がそれをきちんと読んでくれるとも限らないので)

「ブライアン~」のトップページにDVD販売のバナーを載せることにしました。
Brian_en_home_1

ポールへの原稿
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"Online DVD Shop" banner here. So, the short synopsis locates on center. If the layout looks strange, then may think of removing the photo on the left???

「オンラインDVDショップ」のバナーをここにおいてください。そうすると、短いあらすじは真ん中にレイアウトされることになります。もしレイアウトがおかしいようであれば、左側にある写真は削除しても良いかもしれません。
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「ブライアン~」の「お問い合わせ」のページを「お問い合わせ/DVDの購入」に変更することにしました。
Brian_en_contact

ポールへの原稿
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Change to "Contact/Buy DVD" (is this good?) here.

<N-3>
Buy DVD online (in Bold font)
Click here for online shop (as body text)

#To Paul:
These words may change depends on N-2.
The font size/style for N-3 is the same with “Brian & Co. E-mail Directory” above.
And then say something like “Click here for online shop” (Same phrase with N-2 text).

And now, the problem is how the online DVD shop page should be!
I am thinking of small pop-up window like the enlarged flyers.
What do you think?
But when I have many DVDs to sell in future, it maybe good to have a botton or tab for the shop page, but at moment I think pop-up window is fine for Brian & Co. DVD...?

「お問い合わせ/DVD購入」に変更してください。(メニューの言葉は端的にする必要があるので「Buy DVD」としたのですが、短い単語は乱暴な印象も与えます。そこで「Buy DVD」としても良いかどうか尋ねています)

<N-3>
DVDをオンラインで購入する(フォントスタイルはボールド)
オンラインショップはここをクリックする(通常のテキストのスタイルで)
ポールへ:
上記の言葉は<N-2>の表現を修正した場合は、それに伴って変わります。<N-3>のフォントサイズ・スタイルは、その上の「ブライアンと仲間たち Eメールディレクトリ」と同様で、その下に「オンラインショップはここをクリックする」(表現は<N-2>にあわせる)と入れてください。

ここで問題となるのは、クリックした先の、そのオンラインショップのページをどうするかということです。私は、(英語ページにある)拡大したフライヤーを表示する時の、小さなポップアップウィンドウのスタイルが良いと思っています。(英語ページには、各作品のフライヤーアイコンがあり、それをクリックすると拡大されたフライヤーが別ウインドウに表示される仕組みになっています)。どう思いますか?
もし将来、私がたくさんのDVDを販売することになったら、ショップページ用のボタンやタブを用意した方が良いのかもしれませんが、現時点では「ブライアン~」のためだけならば小さなポップアップウィンドウで問題ないと思います。
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今回、DVD販売について検討するために「ブライアン~」の英語版ページを詳しく確認していたら、「上映情報」のページを開いているときにのみ、以前仮で作った「DVD」のメニューが表示されることに気がつきました。それは削除をお願いしました。
Brian_en_screening

ポールへの原稿
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I noticed "DVD" tab appears only when opening "Screenings" page. So could you remove this?
「上映情報のページを開いたときにのみ”DVD”のタブが現れることに気がつきました。これは削除してもらえますか?
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小さなポップアップウィンドウで表示する「オンラインDVDショップ」の原稿も書きました。

ポールへの原稿:
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“Brian& Co. Parliament Square SW1”

DVD On Sale Now!

「ブライアンと仲間たち」DVD発売中!

<I would like to put English DVD jacket picture here when it is completed>

海外販売用のDVDジャケットが完成したら、ここにその画像を入れたいです。

Running time: 97 minutes
Languages:English/Japanese
Subtitles:English/English for the hearing impaired
Format:NTSC, PAL available
Bonus videos and photos included!

再生時間:97分
言語:英語・日本語
字幕:英語・英語(難聴者用)
フォーマット:NTSC、PAL両方あります
特典映像と写真が収録されています!

Price: Japanese Yen ¥3,000
(includes international registered shipping fee for any region/country)
→ View the approx. price at currency converter
Payment method: PayPal

価格:日本円¥3,000
(国際書留郵便による送料込み。全世界・地域共通)
おおよその値段を為替レートで見る。(日本円での値段表示では、海外の人にとってこれがどのくらいの値段のものなのかイメージしにくいので、簡単に自国の通貨でおおよその値段を見れる機能をつけました)
支払い方法:PayPal

# To Paul:
Please make a link for [the approx. price] above to:
http://finance.yahoo.com/currency-converter/
Is it good if I say “the approx. price”? Or should I say just “the price”?

ポールへ:
「おおよその値段」部分を以下のサイトにジャンプできるようにしてください。
http://finance.yahoo.com/currency-converter/
「おおよその値段」という表現は良いですか? それとも単に「値段」というべきですか?(為替レートは日々変動するので、このように質問しました)

Send an e-mail to xxx @ xxxxxx with:
- Your name
- Postal address
- Zip code
- Country
- Contact phone number
- E-mail address
- Desired DVD format (NTSC or PAL)

以下の項目をxxx @ xxxxxx 宛てにメールで送ってください。
- お名前
- 住所
- 郵便番号
- 国名
- 連絡先電話番号
- Eメールアドレス
- ご希望のDVDフォーマット(NTSC または PAL)

Shortly after you will receive an e-mail with instruction on how to complete your order.

お申し込み後、お支払い方法などについて記したメールが届きます。それにしたがって注文を完了させてください。
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一応これで海外販売用DVDのページ原稿は完了したので、あとはポールからの実際の出来上がったものを見て、さまざまな修正を加えていくことになります。私がイメージしていたのと実際が違ったという場合もあれば、意思疎通が上手く伝わらず、私のお願いしたとおりにやってもらえなくて違う仕上がりとなってしまう場合もあります。いずれにしろ、これまでずっと一緒に作業をしてきた相手でも、大きな修正やページの新設のような大掛かりな作業が1度のやり取りで済むことはありません。

原稿を書いてみて、ふと、その原稿の書き方、相手への伝え方が、私が前職でやっていたことと全く同じではないか!と思いました。私はオーディオ製品の操作マニュアルの原稿を日本語と英語で書く仕事を、イギリスに留学するまでに約5年間していました。簡単なDTP作業は自分でやっていましたが、そのほかの原稿のレイアウト作成は専門のDTPオペレーターさんに依頼していたので、そのときにどこをどのように伝えると、双方に行き違いがないか、そもそも、原稿の組み立てをどうするか(他の項目との表現の統一や順序だてて説明することなど)について、そのときに訓練されたものが、生かされているかも!と思いました。

これらの作業は、映像制作には直接関係はないかもしれませんが(編集では関係している部分もありますが)、自主制作で全ての作業工程に関わるには必須の作業です。

無事海外販売用ページが完成すると良いです!

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[jp] 「さようならUR」というタイトルについて

すご~~~く時間がたってしまいましたが、昨年の11月に習志野で「さようならUR」の上映会をしていただいた際、映画を観に来て下さった花輪紅一郎さんが主催者の垣内さんに送られた感想を、後日転送していただきました。

よく「なんで”さようなら”URなの? 公団住宅に住み続けたい人たちが”さようなら”というのはおかしいのでは?」と言われます。その質問があれば、毎回私は自分がタイトルに込めた思いを説明しているのですが、花輪さんから頂いた感想は私の言わんとするところを書いてくださっているので、ぜひ紹介したいと思ったのでした。

昨年末に感想をブログで公開しても良いとのお返事を頂いたのですが、タイミングを逸して掲載していなかったので、ずいぶん時間がたって恐縮ですが、以下にご紹介します。

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映画も良かったし、監督トークと参加者皆の感想で内容も深まって、とても充実した映画会でした。

「さようならUR」のタイトルについて、その場でも発言しましたが、とても象徴的と思いました。

URの設立当初の目的は、「貧しい国民にも一定レベルの住環境を提供する」という崇高な理念を持っていたはずのものが、いつのまにか「弱者を虐げる」逆の組織に変貌してしまっている。だから、本来のURは無くなったことに対して「さようなら」と言うしかないのでしょう。

そしてそれは、URだけの変化ではない。実は日本の社会全体が、「戦後民主主義」の平等理念から、いつの間にか「新自由主義」の格差理念に転換してしまったことの、身近な事例の1つなのだと思います。

40年前に、設立当初の高幡台団地に入居した人たちは、その時点では「戦後民主主義」のルールでの勝者だったのに、いつの間にかルールが変わって自分たちは以前のままなのに立場だけ敗者になってしまったようなものでしょう。

同じように、戦後民主主義を信じていた「団塊の世代」はおしなべて、最近の世相に対してこんなはずじゃなかったのに、という違和感をいま感じています。私のように。

早川監督の世代の目で、この社会の歪みを捉えているのがすごいと思いました。
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[jp] 裁判の引継ぎ

今朝は、高幡台団地73号棟の裁判傍聴のため、立川地裁に行きました。あいにくの雨でしたが、傍聴席は満席で、住民側約20名、UR側8名が傍聴していました。

毎回、住民側の意見陳述として、これまで住民がどのような気持ちで暮らし、今回の件に対して驚き、URに失望し、怒り、そしてこの裁判に臨んでいるのかを、一人ずつ述べています。今回は栗原さんでした。緊張のため手が少し震えているのが見えました。意見陳述の間、私はUR側の傍聴人たちを見ていたのですが、無表情にただじっと聞いていました。

畦地さんが先月亡くなったとき、同居していた畦地さんの奥さんは、73号棟に住み続けるために裁判を引き継ぐことになりました。

そこで、早速先日は、毎月行っている家賃の供託(URが家賃を受け取らないので、毎月法務局まで家賃を納めに行っています)のときに、家賃払い込み人の変更手続きをしました。手続きはとても簡単だったそうです。(一般的にお金を払うという手続きは支払いを受ける手続きに比べて簡単ですものね)

ところが、今日、裁判の引継ぎについて裁判で話題になったところ、裁判官は「法定相続人全員(奥さん+同居していない3人の息子さん)が被告になる」という見解を示しました。今回の裁判では、73号棟の住民は”訴えられている”側なので、これは権利の承継ではなく、”債務”となるということで、その場合は奥さんと息子さんたちが被告の立場になるのだ、と。

息子さんたちがその”債務”から逃れる方法としては、”相続放棄”があります。例えば、亡くなった方が借金を抱えていた場合などに、相続放棄すればその債務を逃れることが出来ます。しかし、今回の件で”被告”となることを逃れるために相続放棄をしてしまうと、それは他の資産や預金も放棄することになってしまうのか・・・???? (この点につき、「この部分については放棄する」、など、限定的な放棄なんて出来るのか?と帰り道に住民の方たちで話していたのですが、どうなのでしょうかね?? 私は法学部卒ですが、まったく分かりませんcoldsweats01

担当の弁護士の方は、「息子さんたちも被告になるといっても、弁護士に委任してもらって弁護士が法廷に行くのだから、被告=法廷に毎回足を運ばなければならないというような負担はない」と言っていましたが、奥さんは、同居していないし、この73号棟の問題について何も関わりのなかった息子さんたちを、畦地さんが亡くなってしまったからと言っていきなり被告に加えるのは抵抗がある、と言っていました。

以前、畦地さんにインタビューをした時に、息子さんたちとの関係について尋ねたことがあります。息子さんたちはこの立ち退き問題についてどう思っているのか?、と。畦地さんは「息子たちは”また親父が何かやってるよ。止めても無駄だ”と言って、それ以上は何も言わない」と言っていました。それを聞いて如何にも畦地さんらしいなぁと思っていました。何も言わせないかわりに、それは何も関係ない(その結果の影響は子どもたちには及ばない)、ということでもあっただろうと思います。

畦地さんの奥さんの希望としては、奥さん一人が被告になることですが、それがどうやって実現可能なのか、とんでもなく大変な手続きが必要なのか、気になるところです。

今後の裁判の日程は3月29日(木)11時~、5月17日(木)11:30~、いずれも場所は立川地裁です。たくさんの方が傍聴にこられるということは、この裁判を注目しているのだという裁判官・原告への大きなアピール・圧力となるそうです。ぜひ、都合のつく方はいらしてください!!

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[jp] DOCLAB2010コレクション上映会+スカイプ@路地と人

先日このブログでも少しお伝えした、「DOCLAB上映会+DOCLAB創設者ティさんとのスカイプ」の詳細が決定しました!  ぜひいらしてください。私も今からもう楽しみです!

「路地と人」の大村さんが作ったステキなフライヤーに詳細が掲載されています!! フライヤーはクリックすると拡大します。

フライヤーその1(その1、その2共に本文の内容は同じです)
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フライヤーその2
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以下、イベント内容についてフライヤーより引用します。

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ベトナムの「いま」を観る DOCLAB2010コレクション上映会

〈DOCLAB〉は、アメリカでドキュメンタリー映画製作を学んだグエン・チン・ティさんにより、ベトナムで開設されたインディペンデント・メディア・センターです。数ヶ月間のワークショップを経て制作された作品はどれも芸術性が高く、センター開設から2年という短い期間ながら、受講生たちの作品は国内外で高い評価を得ています。

今回、路地と人ではドキュメンタリー映画監督の早川由美子さんをナビゲーターにお迎えし、昨年の山形国際ドキュメンタリー映画祭の会場で記録された、大阪の市民メディア〈映像発信てれれ〉の下之坊修子さんによるティさんへのインタビューと、2010年に制作された〈DOCLAB〉のコレクション9作品を上映。さらに夜の部では、スカイプを使ってのティさんへの質疑応答&ディスカッションも行います。

リアルな現代のベトナムの姿を、9つの視点からお感じいただければ幸いです。

会場:路地と人(千代田区神田神保町1-14栄光ビル2F)
日時:2012年3月3日(土)
昼の部:13:00~17:00(上映のみ。時間内出入り自由)入場料500円
夜の部:18:00~21:30(上映+スカイプ質疑応答・ディスカッション)参加費1,000円

※スカイプ質疑応答は当日の状況により中止になる場合もございます。予めご了承下さい。
※入場料及び参加費の50%はDOCLABへ寄付いたします。
※予約制ではありませんので、満員の場合は入場をお断りする場合がございます。(夜の部開場は17:30から)

お問い合わせ
rojitohito@gmail.com

上映プログラム
・ベトナムのメディア事情(監督:早川由美子/20分23秒/英語+日本語字幕)

〈DOCLAB〉コレクション(全92分/ベトナム語+英語字幕/日本語解説資料あり)
・A Film by Phuong
・The Garden
・Train Journal
・Fiction
・Hieu's Story
・Friendgradma
・The Medium
・Ramblings
・Underneath It All

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以前にも各作品の解説についてブログに掲載しましたが、改めて各作品のスチール写真と共にご紹介します。(写真提供:DOCLAB)

1 A Film by Phuong
(Director: Trieu Thi Lan Phuong, 5 minutes)A_film_by_phuong_copy

退屈な日常
でも逃れられない

わたしの体
わたしの顔

生きている?

2 The Garden
(Director: Doan Hoang Kien, 10 minutes)
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家主に棄てられ、荒れた庭
まるで自分の幼少期のよう

一つ屋根の下で暮す母とは
10年以上会話がない

遠くから、レンズを通して
彼女を見つめるだけ

私を愛している
そう願いながら

3 Train Journal
(Director: Tran Thanh Hien, 7 minutes)
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列車から撮影するとき
ドリー撮影をしている気分になる

列車の内外で起きる出来事に
夢中になってカメラを回す

そこには人々の生があり
そして悲しい別れもある

今日も列車は走る

4 Fiction
(Director: Ngo Thanh, 10 minutes)
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24歳の私
仕事は文芸・映画批評

ジェンダーについても学んでいるけど
実体験が伴っていないとからかわれる

本を読みあさり、映画を観る
知識はどんどん入ってくる

「大島渚の映画における性」…
そう書きかけたものの、筆が一向に進まない

私の考え、価値観、見るもの、話すこと

全てはフィクションなのか?

5 Hieu's Story
(Directors: Do Tuong Linh, Ngo Thanh, Nha Thuyen, 9 minutes)
Hieus_story

最新のファッションに身を包み
オンライン・ショップで洋服を売るHieu

人は外見で判断する

良い洋服を着ているか
大きな家に住んでいるか

結局それが全てだろ?

親世代の価値観を押し付けられるのは
うんざりだ

分かり合える相手じゃない…

急激に変化する社会の中で
もがき続けるHieuの日常

6 Friendgradma
(Director: Pham Mai Phuong, 11 minutes)
Friendgrandma_copy

私の祖母は、私の母の母です
祖母は私の友人です

全く異なる時代に育った
90歳の祖母と25歳の私

共に時間を過ごし、幸せな友情を育む

タンスの中に眠る華やかなドレス
手に深く刻まれたしわ

それら全てが愛おしく、そして懐かしい

7 The Medium
(Directors: Cao Trung Vinh, Tran Thanh Hien, Do Huyen Trang, 13 minutes)
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20歳そこそこの青年Trung

少年のあどけなさと女性の妖艶さが漂う彼は
とある宗教の教祖!

6歳で洗礼を受けて信仰の道へ
それまでの生き辛さから開放された

洗礼では王女が降臨したという

今では信者のお布施でお寺を構える

王女に扮し、艶やかな衣装をまとう
信者は熱狂し、お札が宙を舞う

人が新しい洋服を求めるように
宗教も変わっていくべきだ

Trungは自らの癒しと再生を
宗教に見出す

8 Ramblings
(Director: Pham Thu Hang, 10 minutes)
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たくさんの人が行き交う街
恋人たち 物を売る人たち

親元を離れて10年近く
古いアパートの一室で暮す私

金網越しに見る隣人が
とても遠くに感じてしまう

誰かのぬくもりを感じたくて
あてどなく街をさまよう

9 Underneath It All
(Directors: Do Van Hoang, Pham Thu Hang, Nguen Thi Hong Hanh, 17 minutes)
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山村から都市へ出てきた少女、Dieu
男たちに混じり、建設現場で働く

バラック小屋で
作業員たちと寝起きする日々

彼らの視線やからかいに戸惑いつつも
そこで働き続ける少女

心安らぐ場所ではないと感じるが
道行く人の視線はもっと冷ややかだ

大都市で働く少年少女たちの
リアルな日常

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[jp] DVD-Rの再生

市販されているDVDの大半は、工場でプレスしたDVDディスクだと思いますが、私の場合は自分のパソコンで焼いているのでDVD-Rです。

DVD-Rのために、これまでに再生が途中で止まってしまったというトラブルが発生したことがあり、いつも再生をハラハラしながら見守っているということは、このブログにも以前書きました。

サイト上でも販売している「ブライアン~」のDVDーRは、イギリスで、ソフトはプレミアで作成したものなのですが、これまでに古いDVDプレーヤー(公共施設で稀に発生)や、Macのノートパソコンでの再生不具合が報告されています。

つい1週間ほど前にも、福岡のインフォショップ「反転地」で「ブライアン~」のDVDを購入された方から、再生されないという連絡を頂きました。再生が途中で止まり、変な回転音がしたとのことです。

もしかしてディスクに不備がある可能性もあるので、こちらで再生を確認した新たなDVDを送りましたが、それもダメ。となると、これはDVD-Rと再生機との相性の可能性が高くなります。再生した機器はMacのノートであるとの事でした。「他の再生環境で試してください」とお願いしたのですが、あいにくDVDプレーヤーやウィンドウズのPCは持っていないそうで(そういう人も多いですよね)、これ以上試しようがないのでした。

再生されないDVDを持っていても意味がないのですから、では返金させてくださいと申し出たところ、2枚のDVDを交互に再生しながらMacで最後まで観ることができたとのこと! 映画自体も気に入ってくれてうれしかったのですが、でも心中複雑ではあります・・・。

このDVD-Rの件で、その方と何度もメールをやり取りしていた際、「良い作品なので、少量でも良いから正規プレスできると良いですね。私も昨年末に初めてDVDをリリースし・・・」うんぬんと書かれていました。

それまでのやり取りでDJをされているということは知っていたのですが、DVDをリリースしたということに興味を持ち、今度は私がDVDを購入させてもらうことに! DJの人が作る映像ってどんなのだろう! 興味シンシンです。

購入したJuzu a.k.a. MoochyさんのDVD「Movements Beyond」。ステッカーも入っていました。
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音楽のPV集と勝手に想像していたのですが、約2時間の映像の半分以上は国内外で出会った人たちのインタビュー映像でした。セネガル、沖縄の辺野古、山口の祝島、過疎の町、青森の祭り、六ヶ所村etcで、そこに暮す人々、抗議の意思を持って集う人々の声を取り上げていて、ドキュメンタリーとしても見ごたえがありました。

YouTubeにJuzu a.k.a. Moochyさんのミュージックビデオがいくつかアップされています。そのうちのひとつでDVDにも収録されているビデオはこちら

ちなみに、「さようならUR」のDVD-Rは日本で、ソフトはエディウスを使用して焼いたものですが、こちらも再生の不具合がたまにあるのです! 再生が止まるケースをある程度限定できる「ブライアン~」と違って、こちらはランダムに不具合が発生coldsweats02 この方が厄介で、悩みの種です・・・。

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[jp] 既に5回以上

昨日は、新宿の大久保地域センターにて、73号棟の支援集会があり、その中で「さようならUR」の上映もしていただきました。

会場の様子。司会は前川雄司弁護士。
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映画の上映。
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この日の上映は、やや音が小さめだったかもしれません。スピーカーのすぐ前に座っている人たちがいて、音を大きくしすぎると最前列の人には耳が痛くなってしまうので、あまり音量を上げられませんでした。今後、こういう場合はスピーカーのすぐ近くには座らないようにしてもらうなど、気をつけなければと思いました。

上映の後は、借地借家法と住まいの権利について瀬川宏貴弁護士よりお話。とても分かりやすかったです!
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続いて、73号棟の弁護団である、飯田美弥子弁護士より裁判についての経過。飯田弁護士は素敵な着物姿で登場happy01
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建築家の江国智洋さんからは、73号棟の再生計画についてのお話がありました。
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完成当時の高幡台団地、隣接する百草団地の航空写真。(手前が百草団地で、高幡台団地は奥側です)
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73号棟はラーメン構造のため、住居間の壁を取り払ってもそんなに問題がないそうです(その専門的な理由は失念してしまいましたが)。なので、例えば2つの住居の壁を取り払って1戸とし、広い居住空間にしたり、バリアフリーに対応できるぐらいのスペースをとったりすることも可能なのだそうです。
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73号棟住民による挨拶。この日は村田さん、中川さん、吉津さんがいらしていました。
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73号棟の問題をずっと支えてきた田中さん
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支援集会のあとはもちろん(?!)懇親会
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懇親会の時に、映画にも登場する吉津さんから、「映画は今日が5回目だけど、観るたびに違う印象がある」と言われました。この日は73号棟から出ることを決めた津覇さんと佐川さんのシーンがとても印象に残ったそうです。「あんなに力強い言葉言ってたかな?と思ったよ」と言われました。

実は吉津さんは映画を初めて観た時に、自分のシーンがすごく短かったのに不満だったのかもしれませんが(インタビューでは10時間ぐらいお邪魔してずっと撮影させてもらったのに、本編では15秒ぐらいしか使っていないので)、観終えたあと「出て行く人のインタビューが多すぎる。映画を観た人は、出て行く人の愚痴を聞かされている気分になるのでは?」と言っていました。

それに対して私は、「この問題の難しさ、大変さは、出て行きたくないけれど出て行かざるを得ないと決断した人たちによって、より伝えることが出来る」と主張しました。例えば「裁判全然オッケー」とあんみつを食べながらあっけらかんと話す中川さんはすごいです。でもそれだけでは、住まいを奪われそうになることの大変さや理不尽さを、観る人に共感を持って伝えることは難しいのです。(もちろん、「出ない」という気持ちがまったく揺らがない中川さんでも、辛い目にはたくさん遭っていて、インタビューの時に涙を流したこともありますが、映画の中での中川さんの人物設定により、あえてそういうシーンは使っていません)

吉津さんは何度か映画を観るうちに、津覇さんや佐川さんが映画で話していることについて「ああいう人たちの声があるから、映画は説得力を持つ」と言ってくれるようになりました。それはうれしくもありますが、でも基本的には私が映画で描こうと思った主張や意図は、映画が完成した時点で私の手を離れていってしまうものとも思うので、観た人がどんな風に感じてもらっても良い(というより、私は何もいえないし出来ない)と思っています。

出演者の人たちは、上映会のたびに映画を見せられてもう飽きてしまったのではないか?と心配していましたが、それはまだ無さそうで良かったですcoldsweats01

昨日は、支援集会でしたので、すでに映画を観た事があるという人がかなりいたのですが、ちらほらと、友人に勧められて観に来てくださったという方や、なんと現役のUR職員という方まで来ていただき、とてもうれしかったです。どうもありがとうございました。

以下、昨日アンケートにご協力いただき、公表OKとなっていたものをご紹介します。
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ドキュメント映像は、事実だけに納得!
今後も耐震を理由の退去は五万と有りますね!
私も体験者で、借地借家組合に加盟した経緯があります。
御体大切に、これからも頑張ってください!
(70代、男性)
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家というのは人生の基盤であって、植木でも植え替えるように簡単に別の部屋に移し変えればよいという話ではない。映画を観ればそのことが良く分かる。
(30代、男性)
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突撃レポートあり、団地の祭りあり、本当にリアルにUR高幡台73号棟の問題を照らし出していて、大いに感動し、感心しました。大変公平な取材で、説得力があります。どこかの団体が”偏向”と言ったとかいう噂も聞きましたが、ぜひぜひそういう人たちに見せたいです。
(70代、女性)
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住民の苦労とURの無法な言い分が、浮き彫りになっていて、説得力のある映画だと感じます。
訴訟での勝利を強く望みたい。
住居が利潤追求の対象にされている現状は許せない。
(60代、男性)
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日本の住宅問題のあり方、建替えと居住権の問題を問う重要なテーマを持った映画だと思いました。
(男性)
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勉強になりました。ありがとうございました。
私も追い出されそうになっていますので・・・・・。
映画、どのお話しもとても良かったです。
(70代、女性)
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百草団地に暮しています。前からこの映画を観たいと思い、ネットで調べて参加しました。
団地の歴史、住人でいる方の苦しみ、息遣い、そして背景にあるURの民営化、もうけ路線! よ~く分かりました。私もぜひ、色んな取り組みに協力して行きたいと思います。ありがとうございました。
(30代、男性)
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難しいこととは思いますが、URと住民が対峙するところと、URへの取材があると、面白かったと思います。でも、住み手の立場がエゴと思われないように編集されていたと思います。
(60代、男性)
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73号棟追い出し問題の本質(ストック再生再編計画・民営化)を鋭く抉り出し、闘う住民の明るさを描き出している。小川理事長への密着取材は圧巻。さすが、賞を取った作品だと思った。URの追出しのえげつなさを丁寧に追い、観る人に怒りを覚えさせる。編集も素晴らしく、2回目をじっくりと観させてもらい、感動を改めて覚えた。「ブライアンと仲間たち」も楽しみに見せてもらいたい。
(70代、男性)
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URの説明責任不足が理解できた。黒塗りの情報公開図面と非開示理由に驚いた。
当初実施していた耐震改修を取りやめ、建物を除却しようとしている。理由は高く土地を売り払うために行っていると思う。政治主導の地上げの面があると思います。赤字を抱えるURと居住者代表の7人の住まう権利の闘いであると思う。
(60代、男性)
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アンケートへのご協力、ありがとうございました!

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[jp] 85歳!

先週は、高幡台団地73号棟住民で、裁判の当事者でもある村井さんのお誕生日に行ってきました! 

この日は、都内に住む妹さんも泊りがけで来ていて、3人でお祝いをしました。

すこし早めのひな祭りのような感じです
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妹さんと妹さんの娘さんからのプレゼント
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私は近所の花屋さんできれいな花を見つけたので、それをプレゼントに
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いつまでもお元気で・・・の気持ちを込めたカード。なんと、85歳になるのだそうです!! つくづく、私は自分が80歳を超えて裁判をたたかうなんてことが出来るのだろうか? と思ってしまいました。
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私は妹さんにお会いするのが初めてでした。村井さんは6人兄弟の一番上で、お母さんの体が弱かったため、小学校の頃から家の家事を手伝い、学校を出てからはお母さん代わりに兄弟たち全員のお世話をしていたそうです。兄弟たちが大きくなるまでずっと家事をして、30を過ぎて初めて就職。結婚はせず、定年まで働いて、現在はお一人でお住まいです。

妹さんは「お姉さんは家族の犠牲になった。だから少しでも恩返しをしたい」と言って、毎月食べ物をダンボールで送り、昨年村井さんが倒れたときには数ヶ月73号棟に泊り込んで村井さんの看病をしました。この73号棟問題、そして現在の裁判のことを妹さんはしきりに心配しています。

村井さんと妹さんの会話を聞いているだけで、二人の仲の良い関係が初対面の私にも良く分かるような気持ちがしました。

村井さんと妹さん
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村井さんが食事の用意をしてくれました。(座ってみている私と妹さんcoldsweats01 いや、手伝わなくて良いよと言われたので・・・)
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買ってきたものも含め、とんかつ、サラダにお漬物と盛りだくさん!
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お二人から小さな時のお話もたくさん聞きました。戦時中は阿佐ヶ谷に暮らし、東京大空襲で家は全部焼けてしまったけれど、家族は全員無事だったことなど話してくれました。村井さんから昔の写真を見せてもらったことがあり、映画の中でもエンディングで使わせてもらったのですが、なぜ写真が残っているかというと、おうちのタンスを田舎の親戚の家に疎開させていたからなのだそうです。人ではなくタンスを疎開させるなんて、私は初めて聞きましたが、そういうことも行われていたのですね。

映画の中で使わせてもらっている村井さんの小学生のころの写真です。村井さんの会話の内容からも、そしてこの立派なお洋服からも(入学式などの特別な行事ではなく、普段着ていた洋服なんですって)、かなり裕福な家に育ったんだろうなぁと思いました。
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村井さん、これからもお元気でいてくださいhappy01

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[jp] 人形によるデモ禁止?!

人形やおもちゃの車、おもちゃの兵隊などが「汚職反対」、「公正な選挙を!」などと書かれた小さな看板を持って雪の中に立っている。本来、デモをする主体たるべき人間の姿はそこにはない・・・。

そんな風変わりな”デモ”が、最近ロシアで始まったそうです。

しかし、イギリスのガーディアンは、ロシア政府はこの人形やLegoなどによる抗議活動を禁止した、と報じました。記事はこちら

ロシア政府は、禁止の理由について、「おもちゃ、特に輸入されたおもちゃはロシア市民であるとはいえないし、そもそもおもちゃは人間ではありません」と大真面目に答えているのが、なんだか笑えます。

この”人形デモ”を禁止された活動家たちは、また新たな方式のデモを模索するとの事です。

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[jp] 【お知らせ】調査報道セミナー・2012年春

JCJ(日本ジャーナリスト会議)の須貝さんより、下記のご案内を頂きました。ご興味のある方はぜひ。

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調査報道セミナー・2012年春

メディアの信頼回復が急務と言われています。そのカギを握るのが「調査報道」。でも、この課題をどう実践していけばいいのでしょうか。現場経験が豊かな新聞人、テレビ人を招き、その方法論や考え方など「取材現場の話」にじっくりと耳を傾けたいと思います。

フリー記者、会社員記者、研究者、学生など調査報道に関心を持つ人に集まってもらい、活発な議論も交わしたいと思います。ぜひご参加ください。

●主催:実行委員会
●後援:日本ジャーナリスト会議、アジア記者クラブ、平和・協同ジャーナリスト基金
●期日:2012年3月3日(土曜日)午後1時半〜6時
●場所:岩波セミナールーム(東京都千代田区神田神保町2丁目3−1 地下鉄・神保町駅下車)
●定員:60人(予約不要・当日先着順)、資料代1000円

■13:30〜15:30
【第1セッション:調査報道のテーマをどう見つけるか】

「権力追及型」だけが調査報道ではない。新聞だけが調査報道の主体でもない。日々の風景の中から、どうやってテーマを見つけるか。それをどう掘り下げていくか。テレビ界の2人にその方法論や発想法を聞く。

<曽根英二氏×萩原豊氏> 進行:岩崎貞明氏(メディア総合研究所)

●曽根英二氏(阪南大学教授、元山陽放送記者) 
1949年、兵庫県姫路市生まれ。早稲田大卒。山陽放送では1980年から4年間、カイロ特派員。報道部記者、報道部長、報道制作局長代理などを歴任。「全国最悪の産廃投棄の島」といわれた香川県豊島を90年から約20年間、JNN(TBS系)で継続報道。聾唖者の600円窃盗容疑事件の裁判、特攻の妻の物語、貧困、過疎などテーマに番組制作を続け、「第45回菊池寛賞」や「民放連盟賞最優秀賞」「早稲田ジャーナリズム大賞」などを受賞。著書に「限界集落」ほか。

●萩原豊氏(TBS報道局社会部デスク)
1967年長野県生まれ。1991年TBS入社。95年から「報道特集」でドキュメンタリー制作に携わる。2001年から「筑紫哲也 NEWS23」を担当。2005年に「ヒロシマ~あの時原爆投下は止められた」の取材・総合演出を担当し第60回記念・文化庁芸術祭テレビ部門で大賞受賞。「NEWS23クロス」の編集長・特集キャスター。ロンドン勤務を経て現職。原発事故報道では再三現地入りした。

■16:00〜18:00
【第2セッション:警察権力への迫り方】

日本の事件報道は「当局寄り」の典型である。警察と二人三脚になって犯人捜しに狂奔するメディアは「ペンを持った警察官」とも揶揄される。今の事件報道を変えるには、どうすればいいのか。公判ではなく、捜査段階でなかなか「冤罪」を発見できないのはなぜか。権力の壁を突破する手法を新聞記者2人に聞く。

<梶山天氏 × 石丸整氏・飼手勇介氏> 進行:高田昌幸氏(ジャーナリスト)

●梶山天氏(朝日新聞特別報道部長代理)
1956年長崎県生まれ。1978年朝日新聞入社。西部本社社会部事件キャップ、東京本社社会部警察庁担当、佐世保支局長、西部本社報道センター(旧社会部)次長、鹿児島総局長などを経て現職。2003年に起きた「鹿児島県警による県議選公職選挙法違反事件」、いわゆる志布志事件が冤罪であることを見抜き、取材班を率いて大キャンペーンを張った。一連の報道で2007年11月に石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞を受賞。著書に「『違法』捜査〜志布志事件『でっち上げ』の真実」(角川学芸出版)ほか。

● 石丸整氏(毎日新聞さいたま支局事件担当デスク)

● 飼手勇介氏(同県警担当キャップ)
昨年の統一地方選・埼玉県深谷市議選で20数人を接待したとして、市議らが逮捕された。ところが、接待された側の住民で毎日新聞の取材に応じた20人全員が接待を否定、埼玉県警が取り調べの際、虚偽の証言を強要していたことを明らかにした。一連の報道で取材班は、昨年の新聞労連ジャーナリスト大賞の優秀賞を受賞した。石丸氏は1972年佐賀県生まれ。奈良新聞社勤務、サンデー毎日契約記者を経て2001年毎日新聞入社。社会部警視庁担当、遊軍、国税担当などを経て現職。飼手氏は1980年生まれ。福岡市出身。2007年入社、さいたま支局配属。

「ジャーナリズムは公共財」と言われてきました。そうであれば、「成果物」の記事や番組だけでなく、取材のノウハウ等も公共財ではないか、と主催者は考えています。取材プロセスの可視化、ノウハウの共有化を進めることは、広く日本全体の取材活動の足腰を強化することにつながるはずです。本セミナーは今後も定期的に継続開催し、取材や報道に関する具体的ノウハウや視点、問題点などを広く報道界全体、市民社会全体に還元したいと考えています。
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お知らせは以上です。

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[jp] ”ワールド・ミュージック”扱い

昨日は、友達と会う予定があり、池袋に行きました。待ち合わせは夜だったのですが、午後には池袋に着いて、久しぶりにジュンク堂書店に行きました。

ちなみにランチは「サイゴン」で食べました! 美味しかったです。
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イギリスの大英博物館でさえ、1~2時間で飽きて出てきてしまう私が、なんとジュンク堂書店では6時間近く過ごしていました。ジュンク堂書店って、私にとっては大英博物館よりすごいのかも!

そもそも調べ物をするためにジュンク堂書店へ行ったのですが、その調べものが広範囲にわたることと、書店自体を隅々まで見てみたいとも思って、上の階から順に降りていきます。(書店は大きなビルで、地上9階まであるのです!)

調べ物に費やした時間は、実際には多くなかったのですが、何しろ、書店のあまりの品揃えの多さに改めて驚きました。膨大な書籍を、カテゴリー分類して並べるわけですが、そのカテゴリー分けの仕方・基準を見るのも面白くて。

マニアックすぎて愛好者は全国にごくわずかだろうと(自分は)思っているものでも、立派なコーナーがあり、その棚は全てその関連の本で埋まり、各種の雑誌も出版されている・・・。それらを発見しながら見て回るのは、自分が見ている(見えている)世界観を覆されるようで、面白かったです。

我が家の近所の書店では、「児童教育」というコーナーがあるかどうかさえ怪しいところですが、ジュンク堂では教育>保育>保育実務>「遊び・ゲーム」、「運動・イラスト・壁面」というレベルにまで細分化されているわけです。
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日本哲学・思想についてもこの通り
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フロイトも”派”ごとに細かく分類されていました
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錬金術や占星術のコーナーも充実
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ここまで細分化されているにもかかわらず、(あれっ?)と思うコーナーを見つけました。「戦争・軍事・事故・事件」という区画です。
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「軍事・戦争」コーナーの「沖縄・ヒロシマ・ナガサキ」はまだ理解できます。(しかし、本来は沖縄、広島、長崎、それぞれが独立したコーナーを設けるぐらいの書籍が取り揃えられているべきなのでは?とも思います)
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しかし、その隣のコーナーを見て驚きました! 「事件・事故>事故・右翼・左翼」って・・・
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さらにその隣は「事件・事故>ヤクザ・宗教」って・・・!
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これまで詳細な分類を見てきただけに、このあまりにもおおざっぱ過ぎるまとめ方に衝撃を受けましたcoldsweats01

さらには「日本論>ホームレス」って・・・! よく分かりませんが、ホームレス問題は”日本論”の中に位置づけられるものなのですか?
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私は、圧倒的な書籍量と詳細な分類を誇るジュンク堂での、このおおざっぱ過ぎるくくり方は一体いかがなものかと思いました。しかし、考えてみれば、これは世間の関心事・関心の度合いを反映したものに過ぎないのではないか?とも思いました。一日、テレビで放送される内容と、ジュンク堂書店で各ジャンルの書籍が占める割合は、そんなに大きく違わないと思います。

ジュンク堂では、アイドルの写真集や芸能人のエッセイ本には、コーナーや棚どころではなく、区画全体が占拠されています。日々のテレビ番組でも芸能人やタレントの占める割合はものすごく多いのですし。

これらのことを考えていて、ふと、先月、神保町の「路地と人」で「てれれ1月・2月号」の上映会の後、路地と人スタッフの皆さんとお話していて、あるスタッフの方が「自分が好きだと思うアーティストは大抵、棚の端っこの”ワールド・ミュージック”に分類されてしまっている」と話していたことを思い出しました。”ワールド”の棚では、国も音楽のジャンルも違うものたちが、狭いコーナーにギュウギュウかつランダムに押し込まれているわけです。

きちんとした音楽のジャンルがあり、素晴らしいと思う音楽を作っている日本人のアーティストだとしても、音楽業界の中では”ワールド”扱い。メジャーなレーベルに所属していないからなのか、社会問題にも熱心に取り組んでいたりするのが影響しているのかわかりませんが。”ワールド”に分類されるということは、これは音楽マーケットでの、ある意味”分類不可能なもの”だったり、”はみ出しもの”であると同義といえるかもしれません。

私も自分が好きなものが、世間ではサブカル扱いされていたりします(別にサブカルが悪いというわけではありませんが)。それに、もしかして私のやっていること自体も、世間から見れば”サブカル”、”ワールド”に分類されるかもしれませんね! 

ジュンク堂で「精神世界」のコーナーで「UFO・宇宙人」さえも、独立した分類タイトルが与えられているのを見ながら、そんなことを考えました。
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[jp] Pechakucha Night

福島第一原子力発電所事故の後、家族で福島から京都へ移住したイギリス人アーティストのジェフ・リード(Geoff Read)さんより、京都で行われたPechakucha Nightというイベントで、福島の子どもたちの現状を訴えるプレゼンテーションをしたという連絡をもらいました。

ジェフさんのプレゼンテーションは以下よりご覧になれます。http://www.ustream.tv/recorded/20370446
(動画はイベント全体を収録したもので、ジェフさんのパートは25:00~36:50頃までです。

ジェフさんのプレゼンテーションももちろん必見ですが、私はこのPechakucha Nightというイベントが面白いな、と思いました。イベント名について、どこかで聞いたことあるなと思ったら、東京では西麻布のSuper Deluxeで開催されているそうです。Pechakucha Nightのホームページによると、このイベントは2003年2月に東京で始まったそうで、当初は若いデザイナーたちが集い、知り合い、自分の作品をプレゼンテーションする機会を作るために始まったのだとか。プレゼンテーションの方法がユニークで、発表できる画像は20枚、1枚につき20秒間、と決められているそうです。

このPechakucha Night、現在では世界中の数百の都市に広まっているそうです。日本でも、世界でも、もし近くの都市で開催されていたら、行ってみたら面白いかも。

ちなみに次回の東京開催は2月23日夜8時20分から、場所はSuper Deluxe。詳しくはこちら

ジェフさんのプロジェクト「Strong Children Japan」のブログはこちらです。

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[jp] 英語版サイト、若干更新

Petite Adventure Filmsの英語版ページに、「さようならUR」と「ブライアンと仲間たち」の英語版予告編を埋め込みました。埋め込むとページ上のスペースをとってしまうという難点はありますが(下の方の情報を見てもらうには、スクロールしてもらわないといけません)、一方で、クリックしなくても予告編の存在をアピールできるという利点もあるので、埋め込みとしました。

もし、お知り合いで、住宅問題や平和活動に関心のある外国の方がいましたら、ぜひこのサイトをご紹介くださいhappy01 ウェブサイトにある情報だけでなく、英語による詳しい解説資料・プレスリリースの用意もあります。

先日ブログにも書いた「ブライアン~」の海外DVD販売も、実現させたいです。

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[jp] 海外在住の日本人から見たニッポンという感じで・・・

2007年から2009年にかけてイギリス留学をしていた私は、2008年に2ヶ月ほど日本に一時帰国しました。そのときに参加したのが、北海道・洞爺湖で開催されたG8サミットに反対し、市民の目線で報道をしようという、G8メディアネットワークでした。

1週間弱参加して、睡眠は毎日2~3時間ほど、ほぼ1日1本のペースで動画をアップするというハードなスケジュールでしたが、イギリスでしかビデオ撮影や市民運動に参加したことのなかった私にとって、とても充実して貴重な出会いにも恵まれ、興奮状態でイギリスに戻って行った事を覚えています。

G8が終わってしばらくして、G8メディアネットワークのサイトが閉鎖され、記事やビデオは全て見られなくなってしまったと思っていましたが、半年ほど前に、別のサイトにそれらがアップされていると聞き、すごく久しぶりに自分がそのときに作ったビデオを観ることができました。

その当時は、まだ「ブライアン~」の撮影中で、編集には取り掛かっておらず、編集といえば、日常生活を記録したものを、ビデオに付属してきた無料の編集ソフトで簡単につなげることぐらいしかやったことがありませんでした。

イギリスからG8メディアネットワークに参加表明をした私は、実際に日本で参加してみて、参加者たちのレベルの高さに驚きました。「自分のカメラを持ち込む場合は、機材に保険が掛けられる」と聞いていたので、私もお願いしていたのですが、他のメンバーの人たちが数十万円はするような業務用のビデオカメラを持ち込んでいたのです。私は自分が保険に申し込んだのが恥ずかしくなってしまいました。なぜなら、私のは友達から譲り受けた3~4万円程度のビデオカメラ(自分で最初に購入した5万円のカメラが壊れたので)だったのですから!

そして、G8メディアネットワークで用意されていた編集ソフトも、プレミアとファイナルカットのみ。私はそのようなプロレベルの編集ソフトを使ったことがなかったので、すごい基礎のレベルから使い方を教えてもらい、初めてプレミアで編集をしました。

今、当時作ったものを観ると、繋ぎかたやキャプションの入れ方などが稚拙すぎるのですが、当時の私の様子を知る甲斐さん曰く「ビデオカメラを持ったばかりでうれしくてたまらない」感は、確かに映像から伝わってくるかもしれません・・・coldsweats01

そのときのビデオを記念にダウンロードして、自分のYouTubeのサイトに載せました。ぜひご覧ください! ちなみに、園良太さんや韓国のドヨンも写ってます(若い!!)

また、G8が終わった後に、G8メディアネットワークの活動を振り返る報告集が作られました(自分は買いそびれてしまったのですが)。その報告集に私も自分の感想を寄せました。幸い、メールの昔の履歴から自分の原稿を探すことが出来たので、以下にご紹介します。今ではすっかり日本に定着した私ですが、当時の原稿を読んでいると、海外にベースを置いている日本人的な雰囲気が漂っています。海外在住の日本人が、日本に戻ってきて日本の文化にカルチャーショックを受けた様子を綴っています。

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G8デモは日本文化の結集なり

私は昨年からイギリスに滞在していて、これまでに延べ60回以上、ロンドン各地で行われる様々な抗議活動を撮影してきた。私は日本にいるときに、デモ集会や抗議活動などに行ったことがなく、洞爺湖のG8サミット反対活動を、ビデオユニットに参加して撮影しにいけることを、とても楽しみにしていた。一体日本人は、どんな抗議活動をするのだろうか? 国際的には“おとなしい”と思われている日本人は、一体どこまで抗議活動ができるのだろうか? というのが、私の関心事だった。

7月5日に行われた、ピース・ウォーク。私は出発地点である公園に到着して、仰天してしまった。会場を埋め尽くす、ハッピ姿、のぼり、団扇、着ぐるみ、コスプレ、浴衣、チンドン屋、千羽鶴の数々・・・日本文化がそこに集結しているのである! しかも、行進の掛け声で「ワッショイ、ワッショイ!」・・・こ、これは祭りだぁ~~~!・・・と、日本人なのにカルチャー・ショックを受けてしまった。

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↑こんな光景、イギリスじゃ見られません!

私が想像していた以上に、日本のデモ活動はカラフルで、ユニークで、素晴らしいと思った。しかも、参加者がすごく生き生きしている。イギリスに帰ってから、イギリスのアクティビストたちにピース・ウォークの写真を見せたら、みんな感心していた。特に、機動隊がずらーっと並んでいる前を着物姿の女性が歩いている姿など、「こういうの、すごくいいアイデアだわ。こんな美しい格好をした人を攻撃できる人なんていない」とか言っていた。(いや、機動隊はやるときはやると思うけど・・・と自分は思ったりするのだが)。

そして、参加者とは別に私が感心したのは、ビデオユニットに女性のメンバーが結構いたことである。イギリスでは、デモの参加者は女性が半数ぐらいと多いけれど、デモを撮影しに来ているインディペンデントのメディア・アクティビストで、なおかつ女性というのは、びっくりするぐらい少ない。5,000人規模の中規模デモでさえ、大体女は私一人なのだ。あとは写真家の女性が2~3人ぐらいで、のこりは全て男性である。警察が参加者を逮捕するときなど、抗議の意味を含めて携帯電話で写真を撮る女性(と男性)参加者はいるけれど、デモ自体を撮影するために来ている女性というのは、まったくと言っていいほどいないのだ。(2005年のスコットランドでのG8サミットでは女性もいたと聞いたが、通常のデモではまず見かけない)

それが、ビデオユニットには何人も女性がいて、しかも7月5日のピース・ウォークの時には、コスプレとかの格好で果敢に混乱のさなかに向かってビデオカメラを持って走っていく姿を見て、すごいと思った。欧米に比べたら、日本はデモの数も規模も少ないと思われがちだけれど、中身や質については、決して劣らないし、将来に希望を持っていいんじゃないか、と私は思う。

今、私はまたイギリスに戻っているが、ビデオユニットに参加できたことは、私がイギリスで活動していることに大きな影響を与えていると感じる。今回できたつながりを大切にして行きたいと思う。

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[jp] 大阪に行ったら必ず会いたいと思っていた人。残念。

先月末の畦地さんの訃報からまだそんなに時間が立っていないのですが、2月9日には大阪NDUの布川徹郎さんがお亡くなりになったと、NDSの中村葉子さんから連絡を頂きました。

中村さんが東京に来られたときに、布川さんの話(伝説とも言える)をたくさん聞いて、私はとても興味を持ち、「大阪に行ったら必ず会いたい!」と思っていたので、訃報のお知らせに愕然とし、残念に思いました。中村さんによると、9日の朝、誰とも話すことなく、突然亡くなってしまったとの事です。中村さん始め、NDSのメンバー、ご友人の方々の驚きと悲しみは、きっと計り知れないでしょうね。。。

中村さんは、NDSで出版する本のために、布川さんの聞き取りを担当されていたそうです。聞き取りがどこまで進んでいたかわかりませんが、将来、本が出版されたらぜひ読んで見たいと思います。・・・でも、やっぱりご本人に直接会ってみたかったなぁ・・・。

中村さんの「空っ風」の中でも、布川さんの存在感は特別なものがあり、強制排除で執行官と対峙する場面で、ペシャっと相手のおでこを布川さんが叩き、他のNDSメンバーから「布川さん、やめとこ!」と制止されるというシーンがありました。布川さんが相手側の挑発に乗ってしまったわけで、そんなささいなことでも”暴行罪”などに問われてしまうということは、布川さん自身もちろん認識していたでしょうけれど、それでもあの場でペシャっと叩かざるを得ないところに、布川さんの人間らしさ・怒りの深さを見たような気がしました。

中村さんから、布川さんのこれまでの作品で特にお勧めされたのが「モトシンカカランヌー」という映画でした。見たことも聞いたこともなかった私はそのタイトルの意味が分からなかったのですが、沖縄の方言で「元手のかからない商売をする者」という意味だと知って驚きました。映画の内容について中村さんから聞きましたが、ネット上にも詳しい解説が載っているのを見つけました。これを読んだだけでも、相当すごい映画なのだろうということは、容易に想像できます。

中村さんによると、今日が告別式で、今月の25日には大阪・釜ヶ崎で「お別れの会」が開かれるそうです。追悼特集上映なども、今後行われるのかもしれませんね? 東京でもぜひやってほしいと思います。ずいぶん昔に亡くなってしまった方の作品を”追悼上映”とか”レトロスペクティブ”で観るのはよいですが、つい最近の方、しかも会いたいと思っていた方の作品を追悼上映という形式で観ることになってしまうというのは、とても残念ですが。。。

ご冥福をお祈りします。

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[jp] 呼ばれて行く国

ドキュメンタリー映画「チベット・チベット」の監督、キム・スンヨンさんがインドを旅して作った最新映画、「呼ばれて行く国インド」の全編が2月限定でYouTubeで観られるそうです。

前編はこちら

後編はこちら

早速観てみましたが、もともとバックパッカーとして世界中を旅してきたキムさんが、気負わずにインドを見聞きした体験が、そのまま自然体にカメラに収められているような感じがしました。

大渋滞で無秩序の道路、死体が普通に浮かんでいる川、仏陀が悟りを開いた場所、スラム街、祭りetc、とにかくインドの人たちの行動や表情が強烈なので、それらを観ているだけで面白かったのですが、私はキムさんがインドで出会う、日本からのバック・パッカーたちやマザー・テレサの家でボランティアをする人との会話が印象に残りました。”どこを回って、次どこに行くのか”というような会話がメインでしたが、日本でのこれまでの生活や、インド旅行に求めているもの、など、色々聞いて見たいなぁと思いました。ガンジス川のほとりでゲストハウスを最初に始めたのが、日本人の女性だったというのも驚きでした。

なぜ新作の映画を2月限定で全編無料公開するのか?と不思議に思ったのですが、なんと、キムさんがツアーガイドとなり、インドを旅する企画があるのだそうです(締め切りは2月末)! なので、これはツアーのプロモーションを兼ねての映画公開ということかもしれません。映画を作る→劇場公開→各地での自主上映→DVD販売やCSなどでの放送・・・というパターンだけでなく、色んな形・順番での公開の仕方があるんだな、と思いました。

友人からは、最近フランスでは先にDVDを販売して宣伝し、それから劇場公開をするというものもある、と聞きました。どんな効果が上がっているのか、興味のあるところです。

インドツアー企画の内容は、キム・スンヨンさんのサイトにあります。インドのバックパッカー風ツアーで28万円は、正直ちょっと高いかなぁとも個人的には思いますが、普通の旅行では行けなさそうな場所も組まれていますし、映画を観て(キムさんと行ってみたい!)という人もいるかもしれませんね。

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[jp] 秘密の収容所

今、イギリスでは、イラク戦争中に存在した秘密の収容所、H1について大きな問題となっていると聞きました。

軍の最高顧問弁護士でさえもその存在を知らされておらず、国防省や空軍も口を割らない秘密の収容所であるため、その実態やそこに収容された人数は公の文書には記載されませんでした。また、公の収容所ではないため、赤十字による監視(ジュネーブ条約の人権規定に反した収容者への拷問などが行われていないかのチェック)なども行われていなかったそうです。

英・米、そしてオーストラリアによる連合軍が、イラク人(シリア人なども含まれていた)を捕まえ、夜中にH1に移送する。移送するヘリコプターの中でも拷問が行われ、移送中に死亡したイラク人もいたそうです。

H1の存在が明るみになった最初のきっかけは、イギリスで行われたイラク戦争検証の公聴会での発言だったそうです。

また、退役したイギリスの特殊部隊の元軍人が、イラク戦争時の連合軍による数々の拷問を目撃した経験を公にしたところ、国防省はこの元軍人を黙らせるための裁判所命令を出し、これ以上話した場合は収監するとして、黙らせようとしました。

移送中に死亡したイラク人に関して、イギリスのガーディアン紙が国防省に問い合わせても、死体解剖については「乾燥した砂漠の中に埋葬したので、今からでは死体解剖をすることは出来ない、埋葬した遺体を掘り返すには、現地のイマーム(イスラム教の僧)の許可が必要だ、と主張したそうです。しかし、実際には死亡したとされるイラク人の名前や埋葬場所も間違っており、埋葬地は石油採掘所のそばという人里離れた場所にあり、イマームの許可が必要な場所ではなかった、など、でたらめな対応がこれまでに指摘されています。

死体解剖に関しても、専門家によれば、砂漠に数年放置したから死体解剖をしても意味がないというのは嘘で、細胞の一部でも見つかれば、そこから虐待や暴行の痕跡を発見できる場合がある、とのことです。(実際、イギリス国内で起きた犯罪に関して、死後時間が経った場合でも死体解剖をするように、と指導されているそうです)

なかなか情報を公にしない国防省や軍隊に対して、わずかな彼らの発言の真偽をつぶさに確認し、情報の断片を拾い集め(オーストラリアでの情報公開請求なども!)、取材を積み重ねていく手法(執念?)はすごい!と思いました。ガーディアンの記事はこちらから読めます。(長いので読むのにかなり時間かかりましたcoldsweats01

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[jp] DOCLAB作品を分析

先月、神保町の「路地と人」で行われた、大阪のメディアセンター「てれれ」1月・2月号の上映会。そこでは、私が撮影・編集をしたベトナムのメディアセンターDOCLABのティーさんのインタビュー映像も上映してもらいました。

そのときに、DOCLAB2010年のコレクションから2作品を上映し、観た人たちから「全編観たい!!」というリクエストが相次いだということは、以前このブログにも書きました。

「路地と人」の上映の後に、上映で撮った写真や、DOCLAB作品への感想などをティーさんに送り、全編上映をやっても良いか尋ねた所、快く承諾してもらえました!!

なので、現在は「路地と人」の大村さんたちと共に、上映についての詳細を詰めているところです。詳細が決まりましたら、このブログでもお知らせしますので、今から準備(何の?)しておいてくださいね!!

今日はとある飲み会があったのですが、先週から風邪気味で鼻がつまり、食べ物の味が良くわからない状態なので、残念ながらキャンセルしました。風邪はほとんど良くなっているのに、食べ物の味が分からないのでは、飲み会の楽しさも半減ですからね。

なので今日は朝からDOCLABのビデオを観て、作品紹介の資料を作ることにしました。「路地と人」で2作品を上映したときには、(英語字幕しかないけれど大丈夫だろうか?)と心配したのですが、観客からは「言葉は分からなくても、全く気にならないほど面白かった」と言ってもらえました。

とはいえ、やはりインタビューではどんなことを話しているのか、どんな会話がやり取りされているのか理解できたほうが良いと考えて、作品紹介の資料を作ることにしました。

映像を再生して、台詞や情景をノートに詳しくメモしていきます。DOCLAB作品全編に共通することですが、アート性が強く、独特の世界観を持った作品が多いため、”解説”や”説明”、”あらすじ”にするのではなく、その空気感というか雰囲気が伝わるような文章にしたいと思いました。作品の持つ雰囲気を保ちつつ、字幕が分からなくても観客が全体像は理解できるように、必要最低限の情報も織り交ぜていく・・・そんなことを心がけて書きました。

作品を観ながら、私は私で詩の世界を膨らませていくような気持ちで観るのは、あまりない経験ですし、過去2回観たときは気がつかなかったシーンのつなぎ方やオーバーラップのさせ方など、映像を細かく観ていくことで、私自身もすごく勉強になる!と感じました。

お昼の休憩を挟んで、全9作品の作品資料が完成! 完成したばかりなので、後日言い回しを変えるかも知れませんし、作品の尺や監督名、そして作品のスチール写真をそろえなければなりませんが、現時点での作品資料を以下にご紹介しますね!

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1 A Film by Phuong

退屈な日常
でも逃れられない

わたしの体
わたしの顔

生きている?

2 The Garden

家主に棄てられ、荒れた庭
まるで自分の幼少期のよう

一つ屋根の下で暮す母とは
10年以上会話がない

遠くから、レンズを通して
彼女を見つめるだけ

私を愛している
そう願いながら

3 Train Journal

列車から撮影するとき
ドリー撮影をしている気分になる

列車の内外で起きる出来事に
夢中になってカメラを回す

そこには人々の生があり
そして悲しい別れもある

今日も列車は走る

4 Fiction

24歳の私
仕事は文芸・映画批評

ジェンダーについても学んでいるけど
実体験が伴っていないとからかわれる

本を読みあさり、映画を観る
知識はどんどん入ってくる

「大島渚の映画における性」…
そう書きかけたものの、筆が一向に進まない

私の考え、価値観、見るもの、話すこと

全てはフィクションなのか?

5 Hieu's Story

最新のファッションに身を包み
オンライン・ショップで洋服を売るHieu

人は外見で判断する

良い洋服を着ているか
大きな家に住んでいるか

結局それが全てだろ?

親世代の価値観を押し付けられるのは
うんざりだ

分かり合える相手じゃない…

急激に変化する社会の中で
もがき続けるHieuの日常

6 Friendgradma

私の祖母は、私の母です
祖母は私の友人です

全く異なる時代に育った
90歳の彼女と25歳の私

共に時間を過ごし、幸せな友情を育む

タンスの中に眠る華やかなドレス
手に深く刻まれたしわ

それら全てが愛おしく、そして懐かしい

7 The Medium

20歳そこそこの青年Trung

少年のあどけなさと女性の妖艶さが漂う彼は
とある宗教の教祖!

6歳で洗礼を受けて信仰の道へ
それまでの生き辛さから開放された

洗礼では王女が降臨したという

今では信者のお布施でお寺を構える

王女に扮し、艶やかな衣装をまとう
信者は熱狂し、お札が宙を舞う

人が新しい洋服を求めるように
宗教も変わっていくべきだ

Trungは自らの癒しと再生を
宗教に見出す

8 Ramblings

たくさんの人が行き交う街
恋人たち 物を売る人たち

親元を離れて10年近く
古いアパートの一室で暮す私

金網越しに見る隣人が
とても遠くに感じてしまう

誰かのぬくもりを感じたくて
あてどなく街をさまよう

9 Underneath It All

山村から都市へ出てきた少女、Dieu
男たちに混じり、建設現場で働く

バラック小屋で
作業員たちと寝起きする日々

彼らの視線やからかいに戸惑いつつも
そこで働き続ける少女

心安らぐ場所ではないと感じるが
道行く人の視線はもっと冷ややかだ

大都市で働く少年少女たちの
リアルな日常

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[jp] 便利なツールかも

年末年始に海外の映画祭に応募したいと思って情報収集をしていたとき、応募が有料となっている映画祭のいくつかで、「PAYPAL」(ペイパル)を利用して支払うものがありました。

面白いと思ったのは、PAYPAL経由で支払う場合、支払先の情報として必要なものがメールアドレスだけだったことです。私自身はPAYPALの会員になる必要なく、PAYPALのHPに行き、相手先のメールアドレスを入力して支払いを済ませました。(支払いにはクレジットカードが必要)

PAYPALの会員(無料)になるには、メールアドレスとパスワードが必要なのですが、それで支払いが出来るだけでなく、そのメールアドレスを知らせるだけで他人からの支払い受領も出来るのです!

これは便利だなと思いました。特に海外とのやり取りで使えるかもしれないと思ったのです。例えば知り合った海外の映像作家たちの作品を日本で上映する場合に、会場で集めた寄付を気軽に海外へ送金できないか?と考えていました。海外送金の手数料は、一般的な銀行の送金では金額に関わらず最低2000円ほどの手数料がかかります。(ネットを利用した送金ではもう少し安くなるみたいですが)。少額の寄付の場合、ほとんどが送金手数料に消えてしまいます。

また、海外送金の場合は、必要な個人情報を相手側に知らせる必要もあります。送金に必要なSWIFTコードなどの番号も調べてもらわなければなりません。海外送金をしたことがない人にとっては、色々と面倒な手続きが必要です。

同様の理由から、これまでに「ブライアンと仲間たち」のDVDの海外通販はしていませんでしたし、海外で上映会をしてもらった場合の上映料カンパも、イギリスについてはポールに小切手で受け取ってもらっていましたが(イギリスではいまだに個人間の送金でも小切手が一般的です)、その他の国の場合は送金する手数料がバカバカしいので、慈善団体などに寄付してくださいと言っていました。

PAYPALのホームページでは、支払いをするとき(ショッピングの時)には手数料は一切不要と高らかに謳われていますが、では支払いを受領するときは一体いくらぐらいかかるのだろうか?と思い、今日はそれを調べてみました。

プレミアムやビジネスアカウントにしなくても、通常のアカウントで支払い受領もできるようになっているそうですが、手数料は以下のようになっていました。(下記の手数料は本日サイトで確認した時点のもの)
支払い受領額が30万円以下の場合は、代金の3.6%+40円

それに加え、海外との取引の場合は以下の手数料が加算されます。
支払い受領額が30万円以下の場合は、代金の3.9%+40円

支払いを受領する場合は、PAYPALの口座に入るので、それを実際に引き出す(銀行口座などに移す)には、残高引き出しの手数料もかかります。その手数料は・・・
5万円以上の引き出しは無料。5万円未満は250円

とりあえず、上記の手数料が支払いを受領する、そして支払いを受けた代金を引き出すのに必要なようです。引き出しは手数料を節約するために、まとめて引き出すようにすれば良いわけですから、実際に私がブライアンのDVDを海外で販売する場合に、手数料がいくらになるのかを計算してみました。

DVDの代金(1500円)+海外への送料(EMSの書留速達扱いで仮に1500円とする)で、合計3000円とします。その場合の支払い受領+海外取引の手数料は305円となりました。約1割です。

DVDの販売をDVD販売サイトや書店などに取り次ぎ販売を依頼する場合、7~8掛けと設定される場合が多いので、約1割の手数料で自分で販売できるなら、それはかなり安く上がるほうだと思います。購入する相手側も、PAYPALに支払い情報を伝えるだけで、それは販売主には伝わらないので、直接当事者同士が取引するより安心するでしょう。(但し手数料が送金金額のパーセント計算なので、ある一定の額以上であれば、銀行の送金手数料の方が安くなるでしょう。PAYPALは小額・多頻度の送金向けといえます)

但し、取次ぎ販売をするのが、手数料がかかって一概に悪いというわけではありません。DVDの販売サイトに販売を委託することで、自分では届かない顧客層へも情報が届けられるという利点もあります。私も実際にビデオアクトで販売の委託をしています。

将来、「ブライアン~」の海外向けDVD販売を始めるかもしれません(需要はそんなにないかもしれませんがhappy02)。日本向けの「ブライアン~」DVD販売も、PAYPALにした方が購入者は便利かしら?と思ったのですが(現在は銀行振り込み扱いでやっています)、銀行振り込みなら購入者の情報は名前のみですし、クレジットカードを所有していない人でも購入ができるので(PAYPALはクレジットカードがないと出来ません)、日本向けはこれまで同様銀行振り込みで続けようと思います。

探せばPAYPAL以外でも同様の海外決済対応の仕組みがあると思いますが、こういった仕組みを利用して、映画に関わらずあらゆる分野の小規模の自主制作クリエイターたちの活動が広がって行ったらと思います。

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[jp] 田代組!

昨夜は、東京YWCAに、大間原発訴訟の報告会へ行ってきました。昨年9月の空想の森映画祭でお会いした、大間原発訴訟の会の野村保子さんより、この会のことと、この会に合わせて野村さんや田代陽子さんが東京に来られると聞いて、ぜひ行きたいと思ったのでした。

空想の森でご一緒した、ドキュメンタリー監督の中井信介さんも、現在東京に滞在して原発のベトナム輸出に関するドキュメンタリーを作っているので、中井さんもお誘いしたのですが、あいにく予定が合わず、私ひとりで参加しました。

福岡のYWCAには、以前上映会をしていただいたので、行ったことがありましたが、東京のYWCAは初めてでした。フィットネスクラブまで併設されていて、大きな文化施設のような感じでした。
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主催者の方たちが驚いていましたが、この日の報告会は70名を超す方が来られて、会場はかなり狭く感じました。
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昨年の3・11を機に、新作に取り掛かられた田代さんの姿が!
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狭い会場は、撮影者泣かせでもあります。。。

重そうなカメラ、しかもファインダーを覗いて撮影しているということに驚きました!! 私は液晶画面専門ですので、ファインダーを覗いたことなんてありませんcoldsweats01 (それに、民生機のファインダーは小さすぎて覗くには不向きです。彼女のような業務機でないと)

田代さんは、カメラを”キャメラ”って呼ぶのですが、その呼び方、そして撮影する姿に、映画作りへのこだわりと熱意を感じます!! 約2時間のイベントで、ずっとカメラを手持ちで撮影していました。(私なら、集会は基本、三脚載せですgawk

下北半島の先端、大間原発の建設予定地で、最後まで土地を売らず、「あさこはうす」というログハウスを建てて原発に反対し続けた、故・熊谷あさ子さんの娘さん、小笠原厚子さんのお話。
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大間原発訴訟の東京弁護団、河合弘之弁護士
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大間は青森県ですが、青森の県庁所在地よりも、向かい側の函館市の方が大間原発によっぽど近いということが、地図より分かります。
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函館市の市長は、大間原発の無期限建設凍結を求めており、建設が再開された場合は法的手段に訴えることも検討しているそうです。

原子力資料情報室、澤井正子さんのお話
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向かって左側が、故熊谷あさ子さん、右側がお母さんの遺志を受け継いで訴訟原告となっている小笠原厚子さん。亡くなられたのは6年ほど前だそうですが、ぜひお会いしてみたかったです。
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大間原発訴訟・函館弁護団の森越清彦弁護士
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田代さん
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8時半頃にイベントは終了。会場出口付近で、野村さんと田代さん。2人とも大変お疲れ様でした!!
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田代さんのカメラは、5年ほど前の製品を新品で購入したとのことで、実はこのカメラを使うのはこの日が初めてだったそうです!
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報告会の後の飲み会にも参加しました。道中、野村さんが田代さんの映画製作にスタッフとして加わったというお話を聞きました。田代さんの初監督作「空想の森」でもカメラマンを務めた一坪悠介さんも撮影に加わり、この日も撮影をされていました。

「田代組」の三人happy01
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何を注文しようかということで、私はイカの丸焼きがおいしそうだと思ったのですが、ふと、美味しくて新鮮なイカで有名な函館の方々に、東京のチェーン系居酒屋のイカの丸焼きをお勧めするのも失礼な話だと思いました。

でも結局注文coldsweats01
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野菜も、普段もっと美味しいものを食べているでしょうが・・・
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飲み会では、小笠原厚子さんの前に座りました。小笠原さんとは、先月、横浜の脱原発世界会議でもお会いして、忙しい中インタビューにも答えていただいたことがあり、今回お会いするのは2度目でした。横浜の時は、忙しい状況だったのでほんの少ししかお話が出来ませんでしたが、今回はたくさんお話を聞くことが出来ました。

小笠原さん
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億単位のお金を積まれても、絶対に土地は売らないとがんばったお母さんの熊谷あさ子さん。生前に交流のあった弁護士の先生は、熊谷あさ子さんのことを、「憲法の理念を自然に体現していた人」と言っていました。説得にやってくる社員に対して、追い払うのではなく「あんたにも子どもがいるだろう?」と、一人の人間として接し、あさ子さんの説得の役回りをしていた社員は、転勤となった後に年賀状をくれる人もいたのだそうです。

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お母さんの遺志を受け継いで、あさこはうすを守り続けている小笠原さんは、きっと物心ついた時から「原発は要らない」と教えられて育ってきたのだろうと思っていました。そう聞いてみると、意外にも約10年前まで小笠原さんは、お母さんが原発の問題でたたかっているということを、全く知らなかったそうです。

当時、小笠原さんは函館に住んでいて、大間原発に関してとある事件(あさ子さんを説得するための大金を社員が横取りしようとして狂言強盗を装った・・・というような事件だったそうですが、スミマセン詳細はうろ覚えです)が起こったことで、函館に住む小笠原さんのところにも、警察の事情聴取がやってきました。警察によって、大間で何が起こっているのか、お母さん一人が土地を売らずにたたかっているということなどを知らされました。

原発に反対する、それも地縁の強い町で。それは、町中から村八分、嫌がらせを受けることを意味します。実際、これまでのお茶のみ友達やカラオケ友達は口を聞いてくれなくなり(あさ子さんと友達をやめるだけで500万円がもらえたと厚子さんは言っていました)、親戚からも絶縁されたそうです。そんな思いを子どもたちにはさせたくないという思いで、あさ子さんは子どもたちには全く知らせず、一人でたたかい続けてきたそうです。

しかし、事件がきっかけで原発反対運動を小笠原さんも知ることになり、亡くなるまでの4年間、一緒に運動を続けたということでした。その間、あさ子さんが生まれたときのことから、原発の問題、反対を貫くことで受けてきた様々な嫌がらせについても、話してくれたそうです。あさ子さんは、自分が嫌がらせや村八分、交通事故まがいの殺人で死ぬのはいい、でも、子どもにだけは手を出すなと、大間の原発を建設する電源開発の会社に乗り込み、言ったそうです。

壮絶なお話に、私は何も言えずにただお話を聞くばかりでした。

大間原発訴訟の東京弁護団、河合弁護士に名刺をいただきました。なんと、裏表3枚にびっしり情報が書かれ、ジャバラのように折りたたまれた名刺です! 日本語で名前や住所などが書かれたページ、英語で書かれたページ、主な社会活動(これがすごくたくさん)、顔写真、目指すもの、事務所の概要、趣味(ハーレーダビットソンですって!)、そして信条と、まるで履歴書を頂いたかのように情報が満載でした。

面白いなと思ったのが「信条」で、そこには

①気宇壮大
②本気ですれば大抵のことができる
   本気ですれば何でも面白い
   本気でしていると誰かが助けてくれる

と書いてありました。特に②について、(これって、物事の道理を言い当てているよなぁ)と思い、その旨伝えました。

すると、田代さん、野村さん、小笠原さん始め、様々な活動をこれまで”本気”でされてきた皆さんが「そうそう、そうなの! 本気でやっていたら、誰かが現れて、助けてくれるの!」と言っていました。

河合弁護士によると、かの高木仁三郎さんも気に入り、引用してくれたとのこと。ネットで検索してみたら、そのことについてどなたかのブログ上に書いてありました!

河合弁護士は「本気じゃないとダメなんだよね、これが」と言っていました。

私もこの言葉を胸に、本気で、と誓った夜でした。

大間原発訴訟の会、ウェブサイトはこちらです。ぜひご注目を!

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[jp] 不覚にも爆睡!

1月31日の夜は、雲南の映画道場で一緒だった台湾のイェンが、日台文化交流(正式名称を失念)で日本に来ていて、飲み会に参加しました。

雲南での経験があまりにも濃密で楽しかったため、久しぶりに会った直後はお互いになんとなくぎこちない感じでしたが、やがて打ち解けました。イェンは、東京→仙台→東京と、約1週間の旅行で忙しく回るそうです。

みんなで記念写真。道場メンバーの藤岡さん、菊池さん、川部さん、多摩川さんに加え、松林さんも飛び入り参加しました。
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この3人の仲の良さは一体・・・
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イェンはヒゲをそって髪も短くなって、なんか印象違う!!
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飲み会は7時半頃からだったのですが、私は次の予定があったので9時半ごろにはお別れをしなければなりませんでした。次はいつ・どこで会えるでしょうか? 日本? 台湾? それとも全く違う国・・・? 「次会うときには、大学卒業できているといいね」と、私は別れ際に言いました(今在籍6年目らしいので・・・coldsweats01

イェンたちの飲み会のあと、私は経産省前の反原発テントに向かいました。1月27日がテントを自主的に撤去する期限とされていました。その日は700人を超える人たちがテントに集まったそうですが、みんなが集まる時に撤去は行われないのが普通で、行われるとしたら平日の終電後ではないか?と噂されていました。この日は1月31日。1月最後の日でもあるので、万が一のことがあっては、と、この日はテントに泊まろうと向かったのでした。

テントに到着すると、これまでずっとテントに泊まり続けてきた乱さんがいました。乱さんは、長年住み続けてきた多摩ニュータウンを建て替えで追われ、近くの友人の家に居候生活をしてきたのですが、なんと畦地さんと同じ日にその友人が亡くなってしまったのです! 亡くなる4日ほど前に、気分が悪いといって倒れ、病院で亡くなってしまったのだとか。。。現在、乱さんは居候先の片づけをしたり、友人の親戚に連絡を取ったりして、テントに泊まる余裕がないそうです。

居候先がなくなる・・・。今後の住まいをどうしたものか、と乱さんは話していました。私も居候暮らしですし、他人事とは思えません。

夜11時半頃にもかかわらず、経済産業省は電気が煌煌と付いています。
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地下鉄のトイレがしまってしまう前に、歯磨きとかトイレを済ませておこうと思い、霞ヶ関駅へ。家路に急ぐ人たちの中で、洗面具だけを持った私はかなり浮いてます・・・
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テント内は、風が吹き込んでこないように、間に毛布や布がカーテンのように掛けられていました。昼間はあけているそうですが、これだけでもかなり違うでしょう。
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寝袋2枚と分厚い毛布3枚ほどで、寝床を作りました。外で寝袋で寝ることの難点は、体が凝ってしまうことです。寒さ対策に厚着をしますし、手袋もした状態で私は寝ますし、寝袋の中では体を動かせないので、朝起きると大抵肩やそのほかの部分が凝ってしまいます。でも、今は冬の一番寒い時期ですし、仕方ないのですが・・・
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夜中に何かあったら・・・と、カメラはセットして寝ます。寒さでバッテリーが消費されてしまわないよう、毛布にくるんで。
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隣の方は既に就寝中で、顔もすっぽり埋まっている状態でした。
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寒さに関しては寝袋と毛布で大丈夫な感じでしたが、やはり車の音がうるさく、なかなか寝付けませんでした。(どうしようかな・・・)とためらいましたが、このままでは眠れないと重い、持って来た耳栓をつけて寝ることにしました。

・・・すると、耳栓の効果てきめんだったのか、朝、自分の目覚ましがなるまで一度も起きなかったのです!!! 起きてみたら、私の隣で寝ていた人は既に掃き掃除を始めていて、布団も片付けられていたのですが、私はそれらの物音にも一切気がつきませんでした!!!

きれいに片付けられた隣の人のスペース
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これでは、”防衛”のため、と張り切って泊り込んだにもかかわらず、何の役にも立たないではないですか!! 夜中に撤去が来ても、テントだけ持ち去られ、私はその場で寝袋で寝続ける(=朝起きたら青空の下)という間抜けな事態もありえます。

”耳栓”を使わないと全然眠れないし、使うと爆睡してしまうし。。。難しいところです。

寝袋から顔を出すと、吐く息が真っ白なほど寒かったのですが、寝袋の中にいる分にはとても暖か。このまま日が高くなる10時ごろまで寝袋の中にいてもいいかしら?と思ったのですが、起床時間や”生活時間”が決められていることを初めて知りました。
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8時に起床して、掃除やミーティングをし、夜10時には就寝、なのだそうです。

しぶしぶ寝袋から出ます。
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寝袋を片付けます。
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布団類はこんなに充実しているのです!
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この日一緒に泊まった方より、「地下鉄のトイレに行くならこちらが絶対お勧め!」というトイレを教えていただきました。経産省別館の向かいにあるオフィスビルの地下1階のトイレがとてもきれいなのだそうです。

そちらへ向かって歩きます。洗面具に化粧ポーチ、ノーメイクな私は、通勤ラッシュの中でまたまた浮いています。
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経産省別館向かいの飯野ビル
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地下1階はレストラン街のようです
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地下1階レストラン街入り口。これは期待できそうだっ!
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トイレの表札までおしゃれな感じ
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確かにきれいだし、広いし、暖かいし、お湯&せっけんも出る!
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歯磨きして長時間占領するのは申し訳ないのですが、幸いここにはパウダールームもあるので、そこを占領しました。でも、そもそも朝の忙しい時間帯なので、トイレに立ち寄る人はほとんどいません。

無事歯磨き&メイクをした後は、朝ごはんを食べました。
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朝ごはんを食べてテントに戻り、ふと疑問に思ったことがありました。12月1日から「とつきとおかのテント行動」を始めた福島の女性たちはどこに・・・?

そのことを聞くと、「良く聞かれるのですが・・・」と一緒に泊まった方が事情を説明してくれました。「とつきとおかのテント行動」の発起人である椎野さんは、福島と東京を行ったり来たりの生活で、月の半分ほどこちらのテントに滞在されているそうです。椎野さんと、その他の福島の女性たちが交代でテントに滞在するというのが当初の予定でしたが、椎野さん以外の女性たちはなかなか数日~1週間単位で東京に出てくるのが難しく、実際は椎野さんがほとんどで、椎野さんが福島に戻られている間は福島の女性たちは(1月27日の時のような緊急事態を除いて)滞在していないそうです。

う~~~ん、残念! っていうか、自分は時々来るだけの分際で偉そうなことをいえませんが、12月1日行動初日のインタビューを椎名さんにさせてもらった者としては、なんとしても、この壮大な「とつきとおかのテント行動」をやり遂げてほしかった・・・。でも、それはそれだけ、福島の”お母さん”たちが家庭に、仕事に、色々なものを背負わされてしまっている現状を反映しているものなのかもしれませんけれど・・・。

テントの前も通勤中の人がたくさん通り過ぎます。
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まだ朝で外に立っているのはとても寒いので、玄関の中から眺めますgawk
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テントに来るたびに驚くのが、このテントの整理整頓のされ具合。着実に物は増えていっているようですが、きちんと分類&整理されているので、どこに何があるのか分かりやすいです。

書籍類。充実しているのはやはり原発&震災関連の本と、あとは千代田区周辺の地図など
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長期間滞在する場合、”お風呂”が問題になりますが、幸いこのあたりは「皇居ランナーズ」のために、簡易シャワーが各地にあるそうです。そのシャワー設備にも色々ランクがあるようで、○○のところはパウダールームも備わっているらしいとか、噂話を聞きました。
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救急箱も。
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大きな絵が飾られていました。この絵、「とつきとおかのテント行動」関連のチラシでよく見るのですが、この絵を描いている人にぜひお会いしてみたいですし、絵を描いているところを取材させてもらいたいです!
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お茶はほとんど差し入れのもの。量&バラエティーともに充実。(写真には写っていませんが、ダンボール1箱分ぐらいストックがあります)
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10時ぐらいになるまで、コタツ(中に電気は入っていませんが)に入り、しばし本を読みます。家にいるとついパソコンをやってしまうので、本を読むなんてかなり久しぶり。こんな時間も、たまにはいいかも。
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・・・でも、それにしても寒い! 冬の風と、ビル風があいまって、テントが揺れるぐらいの風が吹いています。テントを完全に目張りしてしまうと、風の影響を強く受けて倒れてしまうことがあるため、わざとテントに隙間を作っているそうです。それは分かりますが、5センチ強の隙間で超寒い!!

隙間から青空が見えます・・・
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ずっとテントの中にいては、テントに興味を持って訪問する人たち&通りすがりの人たちと話すチャンスがなくなってしまうので、なるべく日中は外に出ることになっているようで、10時ごろになると、みんな思い思いのバナーや看板を手に外に出て行きました。

私も外に出ます。来るたびに外のバナーやのぼり旗も増えていきます。2月1日は、テント144日目です。
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更に新たなのぼり旗を加えるクマさん・・・
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やや離れた場所からこのテントの写真を撮ろうと、信号を渡りました。横断歩道を渡っていて、体がぽかぽかしてきました。気温は寒いものの、日差しがとても暖かいのです。
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しかし、テントは経済産業省のビルのちょうど日陰になってしまい、一日中日が当たらないのだそうです・・・
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これまで葉があって見えませんでしたが、遠くに三角の屋根。国会議事堂です。あちらの方角にあったのか。。。このあたりの方向感覚が未だによく分かりません。
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お昼になり、だいぶ人も増えてきたので家に帰ることにしました。

お昼ごはんを食べていなかったので、家から歩いて数分のところにある、気になっていたお店に行ってみることにしました。

まるで家庭の台所と居間の様な、アットホームな空間。
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メニューは日替わり定食とキーマカレーのみ。後はドリンクとデザートです。
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日替わり定食を注文すると、小鉢に色々おかずをよそってくれます。
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なんと、玄米ご飯、味噌汁、メインのおかずに、小鉢が9品という、とても豪華な定食でした。これが800円なんて信じられない!!
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大根の葉とシラスで作った自家製のふりかけ。塩などは加えず、シラスの塩気だけで仕上げたそうです。
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私もかなり薄味派なのですが、ここの定食は私よりも更に薄味だと思いました。外食でここまでの薄味はかなり珍しいです。薄味でも、だしやゆず、練りゴマなどで美味しくいただけるよう工夫されていて、あっという間に平らげてしまいました。

食べ終わった後は、お店のママさんと色々お話をしました。ご近所の常連さんの話し、遠くから通ってくる仕事に疲れた看護婦さんの話、大学で映画を学んでいる学生客の話。居候して3年になりますが、地元のお店でこんなに良いところがあるなんて・・・!と、今まで来ないでいたことを悔やみました。

「ここに来るのは面白い人か変わった人だけ」と言われ、苦笑してしまいましたが。。。

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[jp] お知らせ2件

今日は、お知らせを2件頂いたのでご紹介します。

まずは現在仙台のメディアテークでお仕事をされている細谷修平さんより、震災後青森から福島まで定点観測し、記録し続けている美術家・藤井光さんのインタビュー映像が完成されたとのこと。ビデオはこちらよりご覧いただけます。

もうひとつは、山形ドキュメンタリー映画祭の「Cinema With Us」プログラムで「私たちにできたこと できなかったこと」を上映された監督・岡崎孝さんより、3月10日(土)午後に東京芸術学舎で上映されることが決まったとのこと。(「Cinema With Us」プログラムのうちの何作品かが上映されると思います)。お時間のある方はぜひ!

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[jp] ドキュメンタリーかフィクションか

中村さんの講演会の翌日は、当初は新宿2丁目のカフェ☆ラバンデリアの、ネコと一緒に映画を観るというコンセプトのイベント「シネマdeネコちゃん」にて、「空っ風」の上映がされるよていでしたが、今回の上映中止を受けて「空っ風」の上映を止め、「鬼平犯科帳」を観ることになりました(「空っ風」から「鬼平犯科帳」って、すごい変更じゃないですか?coldsweats01

私もHDCAMテープを受け取った後で、ラバンデリアに立ち寄りました。以前、うてつあきこさん主催で「ブライアン~」の上映をラバンデリアでやっていただいたことがあるのですが、オーナーの藤本さんとは実はあまり直接お話しする機会がありませんでした。しかし、大阪のご出身だという藤本さんは、大阪万博がどのようなものだったのか(何十回も通ったそうです)、当時の大阪府民にとって千里ニュータウンにはいかに近未来都市的な響きを持っていたのか、をものすごいテンションで話してくれましたhappy01

中村さんもやってきて、藤本さんのハイテンションは更に高まり、挨拶もままならぬうちに千里ニュータウンについて盛り上がります。

やがて、「鬼平犯科帳」の上映時間になりました。店内には”らしさ”を演出するために、ポスターも貼られました(さすがに上映中のみでしたがcoldsweats01)。ミラーボールに「鬼平犯科帳」って。。。
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以前、ラバンデリアにうかがった時は、猫たちは拾われてきたばかりで、手のひらの上に乗るようなサイズだったのですが、すっかり生育したようでした。店内をねこが自由に歩き回る状態で観る「鬼平犯科帳」は、なんだか特別感がありました。

スクリーンの前に立ち、顔を洗い続けるネコ。ネコだから許される行為です。
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結局、休憩時間もはさんで2シリーズを観ました。休憩時間に、映像作家の根来祐さんに電話をし、ラバンデリアにお誘いしました。「鬼平犯科帳」の2本目が終わる10時ごろに到着。

根来さんとお話しする中村さん
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・・・を撮るつもりが、画面中央のネコの表情に私は釘付けになってしまいました!! 

上司に怒られ、とりあえず神妙な面持ちで、うつむき加減で話を聞く・・・まるで新人サラリーマンのような表情のネコではありませんか!
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・・・と、話が脱線してしまいました。だって、その表情にびっくりしたんですもの。

根来さんについては、このブログを読んでいただいている方には説明するまででもありませんが、これまでに摂食障害、女性の労働・生き方、性暴力被害者、移民など、ジェンダー差別や、社会的に弱い立場に置かれている人たちの目線で作品を作り続けている人です。

当事者の方が思い出したくもない被害や経験をカメラの前で語ること、事実を公にすることで当事者が受ける二次的・三次的被害など、”団地問題”以上に当事者との関係、撮る・撮られるという関係性は困難が予想されます。今回の件について、根来さんにもぜひ意見を聞いてみたいとお誘いしたのでした。

根来さんは2001年に山形ドキュメンタリー映画祭で「そして彼女は片目を塞ぐ」を上映しました。サイトの作品解説では、「摂食障害という依存症、神経症の世界を、当事者の目で追いかけたもの。監督本人が摂食障害を抱えているがその視点から自分を取り巻く環境を読み取っていく」とあります。私も以前DVDで見せてもらったことがありました。

その映画には5~6人の当事者の方が登場します。私がもらったDVDのバージョンでは削除されていたのでしょうが、映画に登場する一人と関係がこじれ、その人のパートは全て削除したと根来さんは話しました。

聞いていて、テーマがテーマですので、最初は撮影に同意してくれたとしても、その後やはり気が変わって嫌と言われることもあるだろうなと思ったのですが、驚いたのが、当事者の一人が関わるパートを全て削除してほしいと言われたタイミングは、出来上がった映画を当事者も気に入り、一緒に上映会を開催したこともあり、山形でも上映された後である、ということ。制作の過程で、とか、完成作品を観て当事者の気が変わることはままあるにせよ、一緒に上映・普及活動をしていたにも関わらず、途中で自分のパートを削ってほしいと言われることもあるのだということに、私も中村さんもとても驚きました。

根来さんはその原因について、映画の内容ではなく私との人間関係が悪化したから、と言っていました。

人間関係は常に同じではなく、時が経つにつれて良くも悪くも変化(進化するときもあれば後退する時もある)するものだと思いますが、それが作り上げてだいぶ経った映画にも及ぶ。。。当たり前と言えば当たり前かもしれませんが、やはり「映画を作る」ということは、その問題&その人に様々な形で一生付き合うことなのだな、と思いました。

その他の作品でも、数年かけて撮影している途中に制作の中止を求められたりしたことがあったそうです。以前根来さんが誰かに「ドキュメンタリーの打率(成功率)は2割」と聞いたことがあったそうで、それに深く同意したと話していたのを思い出しました。「作りたい」と思った作品のうち、実際完成にまでこぎつける作品は2割ぐらいなのだ、と。それぐらい、ドキュメンタリーを作るのは難しいことだし、奇跡的なことである、と。

私自身は今のところ自分が作りたいと思ったものは作れていますが、でも、私の場合でも、例えばパーラメント・スクエアの内部分裂が生じてしまった今はイギリスであの映画を上映することはバーバラ陣営の反発を招くと思いますし、作品自体は存在しても環境が変わったがために上映できないということがあります。

根来さんは現在性暴力の被害者のドキュメンタリーを撮っているそうで、それは企業のセクハラを裁判で告発した女性が中心人物なのだそうです。裁判で公にしているからといっても、「空っ風」同様上映の中止を求められる可能性はあるわけで、根来さんもそれを常に自覚しながら作り続けているそうです。

驚いたのは(この人からもし制作や上映の中止を求められた場合でも、作品が出来上がるように)と、その人が抜けた場合も想定しながら作品を作るようにしている、ということです。

ドキュメンタリーを作ると言うことは、以前このブログにも書きましたが、私の場合はその問題に対する関心というのはただのきっかけに過ぎず、具体的に作品を作り始める原動力となるのは”ある人”との出会いです。この人を撮りたい、この人の表情を追いたい・・・そういう気持ちが結局は作品を作る具体的な理由となるのです。

中村さんも「空っ風」が中村さんの監督作品となるきっかけはある女性との出会いだったそうですから、その中心人物が作品からいなくなっても作品が成り立つようにというのは、ちょっと想像できませんでした。

でも、それだけ根来さんは身近に切実に被写体との関係性を考えながら作品を作っているのだ、ということでもあるのかもしれません。

根来さんと中村さん
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中村さんの所属するNDSでは、現在メンバーの佐藤零郎さんが劇映画の脚本を作っているそうです。釜ヶ崎の日雇い労働者や野宿生活者のドキュメンタリーをこれまでに作ってきましたが、釜ヶ崎でドキュメンタリーを撮ることが非常に難しいということ、ドキュメンタリーとフィクションの境界線は実はとても曖昧なのだと思うようになってきたということ等から、釜ヶ崎で実際に働いている人から役者に誘い、今年もしくは来年にも撮影をするそうです。

根来さんも、センシティブな問題を撮り続けているので、必要あればフィクションで表現することもあると思う、と言っていました。

私も自分で撮影&編集をやっていますので、森達也さんの「ドキュメンタリーは嘘をつく」ではないですが、ドキュメンタリーだから事実を表現しているとは限らない、その人の主観で撮影&編集がなされるものなのだ、という自覚はありますが、でも、やはり脚本を作って撮るフィクションと、制作者が被写体と向き合ってもがきながら作るドキュメンタリーは、全然別物ではないかと思います。根来さんやNDSほどの苦労をまだ経験していないとはいえ、私はドキュメンタリーで自分がどこまで出来るのか、やってみたいなと思っているのですが。。。

これまでドキュメンタリーを作り続けてきた人たちと、ドキュメンタリーか、フィクションかという話をしたのが私は初めてだったので、いろいろと考えさせられるところがありました。

ネコも混じって!
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中村さんと根来さんがネコを抱いて撮った写真もあるのですが、ネコが暴れ、どうやってもネコを虐待しているかのような写真になってしまったので、載せませんcoldsweats02

中村さんと根来さんと
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閉店間際の時間でしたが、「家について色々思うことがある」というラバンデリアオーナーの藤本さんより、ラバンデリアを自分たちで半年かけ、クリーニング店からカフェへ改装したときのビデオを見せていただきました!
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藤本さんは、「モノの値段は家賃で決まる」と言っていました。ラバンデリアのドリンク類はどれも美味しくてボリュームがあるのに300円程度と格安です。それはここの貸主である平井玄さんが家賃を低く抑えて貸してくれているからだ、と言っていました。低い家賃で借りて、商品の値段は高めに設定して利益を上げることもできますが、それはここで実現したいことに対して理解をしてくれている貸主、そしてここを利用するお客さんのために、家賃なりの商品価格にしている、と。

自分たちで改造し場所を作った藤本さんとしては、近年のリフォーム業者たちの商売には嫌悪感を感じるそうです。安い家賃しか取れないような古い場所を、若者に受けるようなモダンなつくりにリフォームして高い家賃をとるような仕組み。そもそも、古い建物というのは安くで提供されるべきで、それを自分たちの手で改装するから面白いのだ、と。もともとヨーロッパなどで盛んなDIYは、棄てられた廃墟を自分たちで改造してスタジオやクラブにし、文化発信をする、コミュニティーを作るという使われ方をしてきた。その一番大事な”精神性”を全くなくした形で、本来は安い家賃で提供されるべきものを、こぎれいに改装して高い家賃を取る。文化がないとも言っていました。

ラバンデリアの改装ビデオ、藤本さんにお願いすれば見せてもらえるかもしれません。興味のある方はぜひお店に行ってみてください。

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[jp] 議論を持ちかけてみたものの・・・

先日、29日の中村葉子監督講演会。待ち合わせは高幡不動駅に12時でしたが、私は1時間前に駅について、買い物をしました。この日に納棺、2月1日には出棺となる、73号棟住民の畦地さんに、ちょっと早めのバレンタインチョコとお手紙を書こうと思ったのでした。

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京王アートマンで、肌や髪の色も様々な子供たちが仲良く並んでいるカードを見つけました。畦地さんだったら、こういうの好きなのでは?と思って、それを買い、メッセージを書きました。

のんびりコーヒーを飲みながら手紙を書いていたら、待ち合わせ時刻に5分ほど遅刻してしまいましたsweat01

高幡不動駅改札で、中村さんと、山形の映画祭で知り合った佐藤さんと待ち合わせをしました。お昼ごはんをあまりゆっくり食べる時間がないので(高幡台団地では、かつてはお蕎麦屋さんなどがあったそうですが、73号棟問題で商店街が潰れてしまったため、駅でご飯を食べてから向かうことにしていました)、駅ビル内にあるお蕎麦屋さんに入りました。

中村さんと佐藤さんは初対面だと思っていたら、そうではありませんでしたし、お互いにかなりドキュメンタリーに詳しい様子。ドキュメンタリーを作っているにもかかわらず、ほとんどドキュメンタリーを観ていない私は、ただただ二人の詳しい知識に驚くばかり。

お昼ごはんを終えた後は、バスに乗って高幡台団地へ向かいました。そういえば、団地はどこも”○○台”とか”△△ヶ丘”とか、そういう名前が多いです。中村さんの作品「空っ風」も「桃山台団地」です。丘陵地や山を切り開いて高度成長期にたくさんの団地が作られたのだろう、という話になりました。

73号棟の前で記念写真を(思いっきり逆光です・・・)
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会場である、中央公民館・高幡台分室に到着。プロジェクターを受付で借りて、設営作業をします。
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佐藤さんには、ご近所さんということで今回お誘いしたのですが、結局プロジェクターの設営から、受付、カンパの呼びかけetc、たくさんお手伝いしていただきました。すみません&ありがとうございます。

73号棟の村田さんたちも来てくれて、イスを並べる作業をしました。果たしてイスをいくつ用意するか。映画上映が中止になったと知らずに来る人がたくさんいるか、それとも、映画上映がないなら行かないと、来る人が減るか。想像がつきませんでした。

結局、25名ほどの方が来てくれ、会場はほぼ満員となりました!
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映画の上映が中止になったことを知らずに埼玉から来られた方もいれば、映画の上映が中止になるいきさつを読み、それで興味を持って講演会に来られたという方までいました!

会の初めに、私からのお詫びと挨拶、そして、共催者である73号棟に住み続けたい住民の会と高幡台団地を考える会よりひと言ずつ挨拶を頂きました。

予定では、中村さんの1時間の講演、10分間の休憩、後半は20分程度私からの質問、40分は会場との質疑応答としていました。

今回、直前になって上映会が中止となり、講演会へ変更したのですが、私としては今回の件で中村さんが動揺したり、対応に追われて、講演会の準備をすることなく本番を迎えてしまうことを心配していました。私の経験からして、1時間の講演をするというのは、それなりの準備が要ります。そして、中村さん自体講演をするのが初めてと聞いていたので、ますます準備が必要だろうと思い、事前にメールのやり取りをしていたときに「中村さん、1時間講演するって、かなりの準備が必要ですよ!」とおせっかいにもメールをしたのでした。私自身、上映会は中止になってしまったけど、講演会は成功させて、将来の上映会につなげたいという思いがあったからです。

予定していた中村さんの1時間の講演は、お客さんからの質問も途中でどんどん入ってきてしまったこともあり、主催者としては(どこで私が出て行くべきか)とハラハラしながら見守っていたのですが、予定時間を40分ほど過ぎたころにとりあえず終了となりました。

初めてとは思えないほど、用意してきていただいた資料もきちんとしていて、お話の筋道も分かりやすいものでした。逆に、映画よりも(私は3回観ていますが)、団地の抱える問題について全体像がよく分かりました。(←映画というのは部分的にフォーカスしたりするものなので、必ずしも全体像を捉えているものとは限りませんし、その必要もあるわけではないと思います)。

休憩後、今度は私からの質問タイムとなりました。中村さん自体、東京でイベントに出演されるのが初めてということでしたので、中村さんを紹介するという意味合いも込めて、映像制作を始めたきっかけや、所属するNDSについて、というあたりからお聞きしました。私自身も、実は中村さんにお会いするのが2度目で、ほとんど知らず、私がまず知りたかったと言うのもあります。

質問は事前に色々用意してきたつもりでしたが、千里ニュータウンの建替え問題に関する質問は、前の講演会でほとんど網羅されていたので、話題は強制執行のことや、今回の上映中止に至る経緯のことになりました。

私自身も作り手として、同じ問題は自分にもいつでも起こりうることですし、映画に登場される人とどのように信頼関係を築けるのか、撮られる側の気持ちは・・・etc、中村さんにも、会場に来られた団地問題の当事者、住宅運動に関わる支援者たちに聞いてみたかったのです。

そのあたりの質問をしてみたのですが、中村さんとしても、当事者の方と関係がこじれたままの現在の状況では、公の場で語れることは限られますし、会場に来られた団地問題の当事者(73号棟の住民や、高幡台団地の分譲の居住者など)は、「空っ風」で起きたような切迫した状態を経験したことがないこともあってか、全てを、自分にとって好・不都合も含めて全て洗いざらい撮られることに対して、いまいちピンと来ないといった反応でした。(私の投げかけ方が悪かったのかもしれませんが)

例えば、73号棟の住民からは、私の取材に対して「早川さんを全面的に信頼して撮影をしてもらっていた。信頼していたから、どんな映画が出来ても、どんな描かれ方をされても、それは構わないと思った」というような発言があったのですが、一方で「裁判と強制執行は別。判決によって強制執行がなされ、それは裁判所の命令なのだから。従わざるを得ない。そこで撮影者が撮りたいからと居座られたら、こちらの不利になるから、それはもちろん止めてほしい」という発言も同じ方からありました。

これは、私を信頼しているといいつつも、やはり、当事者の認めた範囲内での撮影の自由である、ということなのだと思います。どこかで、究極の事態で、私と当事者の思惑が異なれば、それはもちろん当事者の意向を尊重してもらわなければ困る、それは記録することの社会的意義うんぬん以前の問題だ、と言うことなのだと思います。

そもそも強制執行の現場を撮るということが、なぜ当事者に不利となるのか。それこそ、不都合な現場は法的な根拠なく撮らせたくないという権力側の意向に、当事者が乗っかってしまっていると思うのですが、その辺のことも説明はして見ましたが、会場の反応は薄いと感じました。なので、それ以上議論することはせず、まだ団地建替えの問題に話題を戻しました。

結局、今回のイベントは予定より1時間半もオーバーして、5時半に終了となりました。イベントの主目的である千里ニュータウンの建替え問題に関しては、十分な講演と質疑応答で有意義な意見交換が出来たと思いますが、私にとってのメインテーマである撮る・撮られるの関係については、ああいう場ではなかなか議論が難しいものなのだな、と思いました。そのあとで、村田さんも交えて晩御飯を食べに行った時に、またその話題を持ち出したのですが、そのときは少人数だったので良い議論が出来たと思います。そういう感じで個人的に話したり、聞いたりするのが良いのかもしれません。

イベント終了後は、畦地さんのお宅に伺いました。畦地さんの奥様は、中村さんに「泊まってくれることを楽しみにしていたのに・・・」と話していました。

たくさんのお花に囲まれて、不謹慎かもしれませんが、私の第一声は「うわぁ、きれい!」でした。お花も、畦地さんの写真も、本当にきれいだなと思ったからです。さすがに、棺の中に納められた畦地さんの顔を見た時は、涙があふれてきましたが。

奥様に畦地さんあてのバレンタインチョコとお手紙を渡しました。お棺に入れてくださるとのことでした。

畦地さんのお宅に寄った後は、中村さん、佐藤さん、村田さんと共にご飯を食べに行きました。村田さんがおごってくれると言うことで、私ははりきって特大鍋を注文したのですが、中村さんや佐藤さんは遠慮したのか小さめのご飯。「野菜てんぷら丼」なんて、その遠慮がいじらしいです。私だったらそのような類のものは絶対頼まないですし、せめて特大えびぐらいは入っていてほしいものです。
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食べながら、NDSの制作方式について聞きました。「空っ風」では、NDSの数人がカメラを回しています。監督のサポートと言うよりは、それぞれが自主的に撮影をしている感じが画面から伝わってきました。なので、共同で製作、撮影という場合、その作品の”監督”はどう決まるのか、何をするのが監督なのか?と質問しました。すると、最初はみんながそれぞれに撮影をしているのだけど、ある時点で、ある出来事やもしくは決定的な人との出会いをした時に、メンバーの中で自然に(このテーマはこの人のもの)と決まるのだそうです。

「釜の住民票を返せ!」の金さんは、あるおじさんとの出会いによって、そして「空っ風」の中村さんは映画に登場する白い布をまとった女性とのかかわりによって。。。そんな風に決まるとは、驚きでした。

ご飯をご馳走になった後、村田さんは車で帰り、私たちは高幡不動駅前の居酒屋に行きました。既に半日が経過しましたが、一番肝心なことをまだ話し合えていませんでした。今回の問題が起きて、今後どうするべきか。どうやって当事者の方と信頼関係を回復し、映画を上映するか。それを、中村さんと話したいと思いましたし、ドキュメンタリーに広くネットワークを持つ佐藤さんともお話ししたいと思いました。

当事者の方との関係がこじれた経緯や、現在の状況、メールでのやり取りなどについて聞きました。現在も交渉中であるので、ここには詳しく書けませんが、やはり結論としては、まずこれまでの対応をお詫びし、当事者の方の気持ちをきちんと聞くこと、ではないか?ということでした。私としては(もし重要なパートを削れと言われたらどうするのか?)等々先回りして色々心配したのですが、まずはお詫びしてお話を聞かない限りは先に進めないし、考えられないとのこと。確かにそうです。。。

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居酒屋でしたが、お酒は最初の一杯のみで、あとはソフトドリンクにスイーツという、女子会的な雰囲気でしたhappy01 中村さんが妊娠中だということは知っていましたが、8ヶ月で、洋服に隠れていた大きなおなかを見て、びっくり!! こんな時期に東京にくるのは大変だったのでは?と、予定通りきていただいたことに感謝しました。

会話の途中で突然寝る佐藤さんhappy01 テレビの制作って、大変なんだろうなぁ・・・
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気がついたら11時過ぎになり、お開きとなりました。中村さん、講演会に来ていただいた皆さま、共催者として多方面で協力していただいた住民の会&団地を考える会の皆さま、そしてスタッフ並にお手伝いいただいた佐藤さん、どうもありがとうございました!!

以下に、会場でアンケートにご協力いただいた方の中で、「公開可」という方のアンケートをご紹介します。

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千里団地から、住民の追い出し、強制執行に至るまでのプロセスはよく理解できた。
上映禁止の背景もよく伝えた。
何とか住民との関係を修復して、上映に結び付けてほしい。
(50代、男性)
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映画が上映されず、残念ではありましたが、周りの方の話を聞いて、大まかにどんな内容かは分かりました。上映できるようになったら、ぜひ観たいと思います。
(40代、男性)
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アンケートへのご協力、ありがとうございました。

そして、会場にいらした皆さまからいただいたカンパは総額11,500円になりました!! 全額中村さんにお渡ししました。どうもありがとうございました!!!!!

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