« [jp] DOCLAB2010コレクション上映会+スカイプ@路地と人 | トップページ | [jp] 「さようならUR」というタイトルについて »

[jp] 裁判の引継ぎ

今朝は、高幡台団地73号棟の裁判傍聴のため、立川地裁に行きました。あいにくの雨でしたが、傍聴席は満席で、住民側約20名、UR側8名が傍聴していました。

毎回、住民側の意見陳述として、これまで住民がどのような気持ちで暮らし、今回の件に対して驚き、URに失望し、怒り、そしてこの裁判に臨んでいるのかを、一人ずつ述べています。今回は栗原さんでした。緊張のため手が少し震えているのが見えました。意見陳述の間、私はUR側の傍聴人たちを見ていたのですが、無表情にただじっと聞いていました。

畦地さんが先月亡くなったとき、同居していた畦地さんの奥さんは、73号棟に住み続けるために裁判を引き継ぐことになりました。

そこで、早速先日は、毎月行っている家賃の供託(URが家賃を受け取らないので、毎月法務局まで家賃を納めに行っています)のときに、家賃払い込み人の変更手続きをしました。手続きはとても簡単だったそうです。(一般的にお金を払うという手続きは支払いを受ける手続きに比べて簡単ですものね)

ところが、今日、裁判の引継ぎについて裁判で話題になったところ、裁判官は「法定相続人全員(奥さん+同居していない3人の息子さん)が被告になる」という見解を示しました。今回の裁判では、73号棟の住民は”訴えられている”側なので、これは権利の承継ではなく、”債務”となるということで、その場合は奥さんと息子さんたちが被告の立場になるのだ、と。

息子さんたちがその”債務”から逃れる方法としては、”相続放棄”があります。例えば、亡くなった方が借金を抱えていた場合などに、相続放棄すればその債務を逃れることが出来ます。しかし、今回の件で”被告”となることを逃れるために相続放棄をしてしまうと、それは他の資産や預金も放棄することになってしまうのか・・・???? (この点につき、「この部分については放棄する」、など、限定的な放棄なんて出来るのか?と帰り道に住民の方たちで話していたのですが、どうなのでしょうかね?? 私は法学部卒ですが、まったく分かりませんcoldsweats01

担当の弁護士の方は、「息子さんたちも被告になるといっても、弁護士に委任してもらって弁護士が法廷に行くのだから、被告=法廷に毎回足を運ばなければならないというような負担はない」と言っていましたが、奥さんは、同居していないし、この73号棟の問題について何も関わりのなかった息子さんたちを、畦地さんが亡くなってしまったからと言っていきなり被告に加えるのは抵抗がある、と言っていました。

以前、畦地さんにインタビューをした時に、息子さんたちとの関係について尋ねたことがあります。息子さんたちはこの立ち退き問題についてどう思っているのか?、と。畦地さんは「息子たちは”また親父が何かやってるよ。止めても無駄だ”と言って、それ以上は何も言わない」と言っていました。それを聞いて如何にも畦地さんらしいなぁと思っていました。何も言わせないかわりに、それは何も関係ない(その結果の影響は子どもたちには及ばない)、ということでもあっただろうと思います。

畦地さんの奥さんの希望としては、奥さん一人が被告になることですが、それがどうやって実現可能なのか、とんでもなく大変な手続きが必要なのか、気になるところです。

今後の裁判の日程は3月29日(木)11時~、5月17日(木)11:30~、いずれも場所は立川地裁です。たくさんの方が傍聴にこられるということは、この裁判を注目しているのだという裁判官・原告への大きなアピール・圧力となるそうです。ぜひ、都合のつく方はいらしてください!!

|

« [jp] DOCLAB2010コレクション上映会+スカイプ@路地と人 | トップページ | [jp] 「さようならUR」というタイトルについて »

新作制作状況」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« [jp] DOCLAB2010コレクション上映会+スカイプ@路地と人 | トップページ | [jp] 「さようならUR」というタイトルについて »