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[jp] DOCLAB作品を分析

先月、神保町の「路地と人」で行われた、大阪のメディアセンター「てれれ」1月・2月号の上映会。そこでは、私が撮影・編集をしたベトナムのメディアセンターDOCLABのティーさんのインタビュー映像も上映してもらいました。

そのときに、DOCLAB2010年のコレクションから2作品を上映し、観た人たちから「全編観たい!!」というリクエストが相次いだということは、以前このブログにも書きました。

「路地と人」の上映の後に、上映で撮った写真や、DOCLAB作品への感想などをティーさんに送り、全編上映をやっても良いか尋ねた所、快く承諾してもらえました!!

なので、現在は「路地と人」の大村さんたちと共に、上映についての詳細を詰めているところです。詳細が決まりましたら、このブログでもお知らせしますので、今から準備(何の?)しておいてくださいね!!

今日はとある飲み会があったのですが、先週から風邪気味で鼻がつまり、食べ物の味が良くわからない状態なので、残念ながらキャンセルしました。風邪はほとんど良くなっているのに、食べ物の味が分からないのでは、飲み会の楽しさも半減ですからね。

なので今日は朝からDOCLABのビデオを観て、作品紹介の資料を作ることにしました。「路地と人」で2作品を上映したときには、(英語字幕しかないけれど大丈夫だろうか?)と心配したのですが、観客からは「言葉は分からなくても、全く気にならないほど面白かった」と言ってもらえました。

とはいえ、やはりインタビューではどんなことを話しているのか、どんな会話がやり取りされているのか理解できたほうが良いと考えて、作品紹介の資料を作ることにしました。

映像を再生して、台詞や情景をノートに詳しくメモしていきます。DOCLAB作品全編に共通することですが、アート性が強く、独特の世界観を持った作品が多いため、”解説”や”説明”、”あらすじ”にするのではなく、その空気感というか雰囲気が伝わるような文章にしたいと思いました。作品の持つ雰囲気を保ちつつ、字幕が分からなくても観客が全体像は理解できるように、必要最低限の情報も織り交ぜていく・・・そんなことを心がけて書きました。

作品を観ながら、私は私で詩の世界を膨らませていくような気持ちで観るのは、あまりない経験ですし、過去2回観たときは気がつかなかったシーンのつなぎ方やオーバーラップのさせ方など、映像を細かく観ていくことで、私自身もすごく勉強になる!と感じました。

お昼の休憩を挟んで、全9作品の作品資料が完成! 完成したばかりなので、後日言い回しを変えるかも知れませんし、作品の尺や監督名、そして作品のスチール写真をそろえなければなりませんが、現時点での作品資料を以下にご紹介しますね!

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1 A Film by Phuong

退屈な日常
でも逃れられない

わたしの体
わたしの顔

生きている?

2 The Garden

家主に棄てられ、荒れた庭
まるで自分の幼少期のよう

一つ屋根の下で暮す母とは
10年以上会話がない

遠くから、レンズを通して
彼女を見つめるだけ

私を愛している
そう願いながら

3 Train Journal

列車から撮影するとき
ドリー撮影をしている気分になる

列車の内外で起きる出来事に
夢中になってカメラを回す

そこには人々の生があり
そして悲しい別れもある

今日も列車は走る

4 Fiction

24歳の私
仕事は文芸・映画批評

ジェンダーについても学んでいるけど
実体験が伴っていないとからかわれる

本を読みあさり、映画を観る
知識はどんどん入ってくる

「大島渚の映画における性」…
そう書きかけたものの、筆が一向に進まない

私の考え、価値観、見るもの、話すこと

全てはフィクションなのか?

5 Hieu's Story

最新のファッションに身を包み
オンライン・ショップで洋服を売るHieu

人は外見で判断する

良い洋服を着ているか
大きな家に住んでいるか

結局それが全てだろ?

親世代の価値観を押し付けられるのは
うんざりだ

分かり合える相手じゃない…

急激に変化する社会の中で
もがき続けるHieuの日常

6 Friendgradma

私の祖母は、私の母です
祖母は私の友人です

全く異なる時代に育った
90歳の彼女と25歳の私

共に時間を過ごし、幸せな友情を育む

タンスの中に眠る華やかなドレス
手に深く刻まれたしわ

それら全てが愛おしく、そして懐かしい

7 The Medium

20歳そこそこの青年Trung

少年のあどけなさと女性の妖艶さが漂う彼は
とある宗教の教祖!

6歳で洗礼を受けて信仰の道へ
それまでの生き辛さから開放された

洗礼では王女が降臨したという

今では信者のお布施でお寺を構える

王女に扮し、艶やかな衣装をまとう
信者は熱狂し、お札が宙を舞う

人が新しい洋服を求めるように
宗教も変わっていくべきだ

Trungは自らの癒しと再生を
宗教に見出す

8 Ramblings

たくさんの人が行き交う街
恋人たち 物を売る人たち

親元を離れて10年近く
古いアパートの一室で暮す私

金網越しに見る隣人が
とても遠くに感じてしまう

誰かのぬくもりを感じたくて
あてどなく街をさまよう

9 Underneath It All

山村から都市へ出てきた少女、Dieu
男たちに混じり、建設現場で働く

バラック小屋で
作業員たちと寝起きする日々

彼らの視線やからかいに戸惑いつつも
そこで働き続ける少女

心安らぐ場所ではないと感じるが
道行く人の視線はもっと冷ややかだ

大都市で働く少年少女たちの
リアルな日常

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