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2012年6月

[jp] いよいよ大阪劇場公開です!

明日、6月23日(土)から2週間、「さようならUR」が大阪の「シネ・ヌーヴォX」で劇場公開されます。公開にあわせ、私は今夜からバスで大阪に向かいます。うわ~、いよいよだなぁ・・・梅雨のど真ん中だけど・・・etc、いろいろと不安はありますが、でも、初めての劇場公開を楽しんできたいと思います。

今は荷造りの最中で、雨に備えて大きな70リットルのビニール袋も買いました。ビデオカメラも持っていくし、ぬれたら大変だと思ったので(もちろん洋服とかぬれるのも嫌ですけど)。

大阪の劇場公開のチラシは以下。関西方面にお知り合いがいる方は、ぜひお知らせくださいね! 公開初日の23日~26日までは、連日、1日2回上映の後に舞台挨拶をします。

チラシ表面(クリックすると拡大します)
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チラシ裏面(クリックすると拡大します)
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<上映スケジュール>
6/23(土)〜6/29(金)15:30/19:30
6/30(土)〜7/6(金)11:00/17:25
※6/23(土)〜6/26(火)監督舞台あいさつあり

<鑑賞料金>
一般1500円、学生1300円、シニア会員1000円

詳細は劇場ホームページをご覧ください。

明日は早朝に大阪に到着するのですが、私は普段バスの中でほとんど眠れない性質なのです。宿泊先の釜ヶ崎の安宿に交渉して、チェックイン前に部屋に入れてもらい、数時間仮眠させてもらえるようにお願いしたところOKでした。お昼頃まで寝て、その後に備えようと思います。

ちなみに、明日(23日)の午後3時から、大阪のローカルラジオ局・FM千里の「映画の森」という番組に出演します! ナビゲーターは林ひろこさん。FM千里は、全国どこでもインターネットで生中継が視聴できますので、お時間のある方はぜひ視聴してくださいね! 放送中、番組へのメールやメッセージなども募集しているそうです。視聴方法はこちら

ではでは、行ってきます~

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[jp] 動画再生ソフト6つめ!

これまでも、無料でダウンロードできるソフトを時々紹介してきましたが、正直を言えば、必要以上のソフトをダウンロードするのは、なるべく避けるようにしている私です。

というのも、無料のソフトは、あまり聞いたことのないものはもしかしてウイルスが入っているかもしれませんし、”無料”で提供される分、広告メールが増えたり、何らかの情報がソフト提供会社に渡っているかもしれないからです。(スマートフォンの無料アプリと同じで)

なので、「この機能はこのソフトでしか出来ない!」という場合を除き、なるべくダウンロードしないようにしています。でも、それでも編集作業をしたり、他の人の環境とやり取りしたり、YouTubeのビデオをダウンロードしたり・・・と、日々様々なニーズが発生してくるので、それらに合わせていたら、いつの間にかダウンロードしたソフトが増え、今日数えてみたら、動画再生ソフトだけで5つ、その他、動画の変換ソフト(動画のフォーマットを変えるソフト)やネットから動画をダウンロードするソフトなど、動画関係だけでもかなりのソフトがパソコンに入っていました。

・・・しかし、今日はさらに新たな動画再生ソフトをダウンロードしなければならなくなってしまったのです!

というのも、先日このブログで書いた、韓国のスラム街ポイドンでもらった動画について、ボランさんから今日メールが来て、私のDVD内で使っても良いということと、その動画の英語字幕をもらったのです。

英語字幕が埋め込まれた動画を送ってもらったのかと思ったら、メールに添付されていたのは、これまでに見たことのない「smi」という拡張子のファイル(サイズはたったの8k)のみ添付されていました。

ダブルクリックをしても開かないので、ネット上で「smi 拡張子」などのワードで検索してみると、「Web向けプレゼンテーションフォーマット。構造はXML。動画や音楽、テキスト、イメージなどを1つのメディアファイルとして提供することが可能」と書かれていて、これだけでは良く分からなかったのですが、検索を続けていくと、字幕ファイルとしてよく用いられるデータで、字幕情報のほかにタイムコードやテキストの改行位置などの情報が含まれていて(ウェブサイトのプログラミングテキストのような感じで)、そのテキストを動画に流し込めば、自動的に字幕が動画上に表示されるように使われるものだということが分かりました。

以前、ボランさんからは動画データは既に受け取っていたので、それで今回ボランさんはこの字幕データだけを送ってきたのでしょう。

この字幕データは、テキストのアプリケーションで開いて中身を確認することが出来ましたが、肝心の動画上にどうやって字幕を表示させることが出来るのかはわかりませんでした。検索したところ、無料の動画再生ソフトで有名な「ゴムプレーヤー」でsmiファイルを動画上で表示する方法が載っていましたが、「ゴムプレーヤー」で出来るなら、同じく無料で私が既にダウンロードした「VLCプレーヤー」でも出来るはずと思い、VLCプレーヤーでの字幕表示方法を調べました。

とりあえずオンライン・ヘルプにあるとおりにsmiファイルとaviファイルをメニューから選択したのですが、動画が再生されるだけで、英語字幕が表示されません・・・

フォーラムなども見てみたものの、自分のやり方でなぜ再生がされないのか、いまいち分かりませんでした。晩御飯を食べつつ、(6つ目の動画再生ソフトをダウンロードしなければならないのか・・・)とためらいましたが、やはり字幕が表示されなければ意味がないし、ゴムプレーヤーはユーザーも多いからウイルスの心配もほとんどないだろうと考え、夕食後に早速ダウンロードしてみました。

あらかじめ動画ファイルと字幕ファイルを同じフォルダ内に入れておき、ソフトのダウンロード後に動画の再生をしたところ、「似たような名前のファイルがあります。プレイリストに入れますか?」といったようなメッセージが表示され、「はい」を選ぶと、自動的に英語字幕付きで動画が再生されました!!! 

字幕ファイルは動画再生ソフト上で統合して、一時的に字幕を表示しているだけですので、動画上に字幕が埋め込まれているわけではありません。その利点は、字幕の修正が容易であること(テキストデータ上だけで修正できるので)と、多言語の字幕表示に対応できることです。(動画に字幕を埋め込まなくても、その言語のテキストと共に送れば相手側で表示されるのだから)

でも、私はこの英語字幕データを画面上に埋め込みたいと思っているので、それをどうやるかはこれから調べようと思います(いざとなったら手動でやるけど)。明日から大阪なので、帰ってきてからでも。

私は今回は出来ませんでしたが、「VLCメディアプレーヤー」でもシステム上出来るようにはなっているようですし、「リアルプレーヤー」などでも可能なようです。また、字幕ファイルは、今回受け取ったのは「smi」拡張子のファイルでしたが、他には「srt」という拡張子のファイルもあり、それも同様に字幕のテキスト流し込みデータとして広く使われているようです。字幕テキストの作成方法は「srt」ファイルの方がやり易そうでした。「srt」ファイルの作成方法を覚えたら、今後便利なのではないかと思います。

それにしても、もうこれ以上動画再生ソフトを増やしたくないです・・・!!

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[jp] ブライアンの一周忌

6月18日の月曜日は、ブライアンが亡くなってちょうど1年の日でした。「にっしぃ劇場」を主宰するにっしぃさんが、この命日の日に追悼上映会を開いてくれました。

会場のfrom Earth Cafe OHANA。メニューは全てベジタリアン。ベジタリアン・キーマカレーをいただきました。
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店内にはオーガニックや健康志向の雑貨が沢山!
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大豆で出来たキャンドルですって
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「ふんどし」も! 今、ひそかなブームらしいです。
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挨拶をするにっしぃさん。
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上映の様子
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上映の後は、参加してくれた方々と共に、感想や質問も交えながらお話をしました。映画をこれまでにも観てくださった方もいれば、初めて観たという人もいました。(ちなみに、「ブライアンと仲間たち」を観るのは3回目というにっしぃさんは、しきりに「さようならURは、かなり上達したんですね」と言っていました。確かに「ブライアンと仲間たち」は、構成、編集、ナレーションetc、突っ込みどころが満載なんです・・・coldsweats01

ブライアンと知り合ったきっかけ、パーラメント・スクエアの近況の話、中でもSOCPA法に代わり抗議活動を取り締まる新法についての質問が多くありました。

新法については、マリアやポール、リッキーからの情報、インディーメディアやBBCなどの報道などで主に情報を得ている私ですが、実際の法律の条文を目にしたことはありませんでした。今回、質問を受けたことをきっかけに、初めて法律の条文にあたってみることにしました。

法律の条文を探す過程で、これまで知らなかったり混同していたいくつかの事実を知ることになりました。これまでの紹介で、細部について間違っていた部分がありました。お詫びして以下に訂正します。ネット上の記事や報道は噛み砕いて紹介されていて、それはそれで役に立ちますが、やっぱり原文に当たってみないと分からないこと、沢山ありますね。

まず「新法」と紹介してきたPolice Reform and Social Responsibility Act(PRASRA)ですが、この法律自体は新しいものではなく、ずっと以前からあるもので、部分的に改正・追加しつつ2003...2011とバージョンアップされています。パーラメント・スクエアの抗議活動だけを取り締まるのではなく、アルコール販売の許可、ドラッグの取り締まりなどもこの法律がカバーする分野です。

イギリスの国会のウェブサイトにこの法律についてのページがあります。この法律のカバーする分野については以下のように書いてありました。

The Bill covers five distinct policy areas: police accountability and governance; alcohol licensing; the regulation of protests around Parliament Square; misuse of drugs; and the issue of arrest warrants in respect of private prosecutions for universal jurisdiction offences.

・・・というか、逆にこの法律の中に、あえて「パーラメントスクエアでの抗議活動」の取締りが規定されているのが不自然な感じです。

そしてこの法に関しては、私は最初に読んだ報道から「条例」とお伝えしたのですが、その後様々な報道やプレスリリースなどを読むうちに、「law」、「bill」、「by-law」、「new legislation」等、様々な表現が入り乱れていて、この法が国会で制定される「法律」なのか、地方自治体が定める「条例」なのか、いまいち自信が持てなくなっていました。

ちなみにマリアが、以前この法に対して起こした裁判では「ウェストミンスター行政区」、「法務局」と「ロンドン警察」を被告としています。

今回改めて調べてみると、このPRASRAは、国会のページにも掲載されているように、国会で制定する「法律」なのですが、このパーラメント・スクエアでの抗議活動に関しては、PRASRAを基にして、「ウェストミンスター行政区」、「大ロンドン庁(Greater London Authority)」などもそれぞれに具体的な手続きや細則を定める「条例」を作るのです。

上記のような理由から、様々な記事で「法律」だったり「条例」だったりという言葉が、その時々に応じて使われているのでした。

今回、パーラメント・スクエアでの夜通しの抗議活動を規制する法律の、問題の箇所についても、初めて法律の原文に当たってみました。上映会での質問で、「寝袋を持ってはいけないと書いてあるのか? 毛布やどてらなら良いのか?」という質問があったからです。

イギリス政府の法律に関するウェブサイトで、この法律の改正箇所についてのページがあります。

具体的な夜通し抗議活動の禁止について、以下のように規定されています。

143条
Prohibited activities in controlled area of Parliament Square

(2)For the purposes of this Part, a “prohibited activity” is any of the following— .

(a)operating any amplified noise equipment in the controlled area of Parliament Square; .

(b)erecting or keeping erected in the controlled area of Parliament Square— .

(i)any tent, or .

(ii)any other structure that is designed, or adapted, (solely or mainly) for the purpose of facilitating sleeping or staying in a place for any period; .

(c)using any tent or other such structure in the controlled area of Parliament Square for the purpose of sleeping or staying in that area; .

(d)placing or keeping in place in the controlled area of Parliament Square any sleeping equipment with a view to its use (whether or not by the person placing it or keeping it in place) for the purpose of sleeping overnight in that area; .

(e)using any sleeping equipment in the controlled area of Parliament Square for the purpose of sleeping overnight in that area.

(4)In subsection (2)(a) “amplified noise equipment” means any device that is designed or adapted for amplifying sound, including (but not limited to)— .

(a)loudspeakers, and .

(b)loudhailers.

(7)In this section “sleeping equipment” means any sleeping bag, mattress or other similar item designed, or adapted, (solely or mainly) for the purpose of facilitating sleeping in a place.

夜通しの抗議活動のための道具だけでなく、スピーカー、マイクなど拡声器の使用も禁止されています。夜通しの抗議活動のための道具は、法律の中では“sleeping equipment”という言葉で表現されていますが、その具体的な定義は「パーラメント・スクエアに、いかなる期間でも滞在、または睡眠をするためのテント、もしくはそれに類するものの設置の禁止」と、「夜通しパーラメント・スクエアに滞在するための睡眠のための道具を、使用するための状態で目に付くような場所に置くこと」(ぎこちない直訳ですみませんが、かばんの中に寝袋が入っているのならOKだけど、使うためにかばんから出して広げたりするのはだめということ)、「“sleeping equipment”とは、寝袋、マットレス、またはそれらに類する寝るためにデザインされた道具」と書かれていました。

なので、上映後のトークで出された「どてら」、「かいまき」、「(防寒のパッドを沢山中に詰めた)着ぐるみ」などの案は、グレーゾーンでこの法律の規制をくぐり抜けられる可能性があります! いまだに夜通しの抗議活動を、何も持たずに続けているバーバラに、日本の着ぐるみを送ったら良いかも! 日本の伝統文化がイギリスの表現の自由を守る?!

追悼上映の後で皆さんと
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気がついたら11時近くになっていました。週初めの月曜日にもかかわらず、企画してくださったにっしぃさん、来てくださった皆様、どうもありがとうございました! おかげさまで良い命日となりました。

ちなみに、これまで月1ほどのペースで開催されてきた「にっしぃ劇場」ですが、今月はなんと3回もあるのです! 6月25日(月)夜7時半~「ヒマラヤを越える子どもたち」書籍出版記念・上映回&トーク、6月30日(土)夜7時半~「草地の生き物と人との関わり」映像&トーク。いずれも会場はfrom Earth Cafe OHANAです。興味のある方はぜひ!

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[jp] ブライアン・ホウ追悼(パーラメント・スクエアのブログ)

昨日、6月18日はブライアンの命日でした。ちょうど1年前なので、一周忌ということでした。バーバラ率いるパーラメント・スクエアの抗議活動のウェブサイト上に、ブライアンを追悼するメッセージが紹介されていたので、ご紹介します。

昨日は、「にっしぃ劇場」にて追悼上映会を開いていただきました。その報告は明日にブログに書きたいと思います。台風が迫っている関東地方ですが(数分前から激しく雨が降り始めました)、今日はこれからインタビュー撮影に行ってきます。

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[jp] 3年前との違い

6月16日の土曜日は、神田神保町の「路地と人」で、ブライアンの追悼上映会を開いていただきました。

「路地と人」に行く前には、経済産業省前テントひろばへ立ち寄りました。大飯原発がいよいよ動き出してしまったということで、いてもたってもいられずここへやってきたという人、この日の夜から弾丸ツアーで福井の集会に参加するという人などで、テントにもかなりの人が集まっていました。
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以前このブログでも紹介した、福井への弾丸バスツアーは、予想を超える申し込みがあり、結局バス6台(300人近く)に増やしたとのことでした!

小1時間ほどテントに立ち寄った後で神保町へ向かいました。

「路地と人」入り口
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ブライアンの追悼上映を企画してくれた原田さん
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ワインのコルクをあけるのに苦戦・・・
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どうやらコルクが柔らかく、途中でつぶれてしまうようです。是恒さんから、ボトルの底を靴で叩けば抜けるという提案が・・・
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確かに叩くことで、数ミリずつコルクが出てきています・・・
なんかもう、上映どころではない騒ぎになってきましたcoldsweats01

最終的には家城君が開栓してくれました! さすが!
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ワインが無事開栓して、映画の上映が始まりました。
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私は一番後ろに座っていたので、「路地と人」のカウンター(?)内を初めてまじまじと見ることができました。省スペースながら必要なものがきちんと置かれている様は屋台のようです。
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原田さんはこの日、一人で上映機材のセッティングや受付をこなしていました。それだけでもかなり大変ですが、なんと食事まで用意してくれていたのです!

小さな冷蔵庫の上に置かれたお鍋
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「ブライアンと仲間たち」上映の後はいったん休憩。マカロニの入ったスープを皆さんでいただきました! 美味しかったです。
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その後は、ヒロシマ平和映画祭に寄せた、ブライアンからのメッセージビデオ
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ポールの新作「Brian」
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予定していた映像を全て上映した後は、「ブライアンと仲間たち」後のパーラメント・スクエアの状況について、ブライアンの最期についてなどを話しました。イギリスの抗議活動について、警察による取締りの仕方、抗議活動に関わる人たちが活動内部で抱える問題など、日本でもイギリス同様の問題が起きている!という話で盛り上がりました。
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新宿のインフォショップIRAの成田さんや、先月「マイノリティ・ドキュメンタリー映画祭」を主催した映像作家の島田暁さん、JCJの須貝さんに紹介していただいた小淵さんも来てくれました!
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参加された皆さんの「デモ体験」「活動体験」を聞きながら、私がこの映画を完成させた3年前とは隔世の感があるように思いました。私がこの映画を持って日本に帰ってきた頃は、いわゆる”カツドウカ”みたいな人を除き、「平和活動だけで暮らしている人がいるの?」、「イギリスにはこんな人がいるんだね」というような反応が多かったからです。

それが、東日本大震災、福島の原発事故を経て、皮肉にも、日本でも24時間体制の抗議活動、占拠型の抗議活動を各地で常態化させなければならない状態になってしまったのです。(もちろんそれ以前から問題山積の日本社会だったのでありますが)。

ブライアンたちの活動に対し、「分かる、分かる!」といった反応があるのは、やや複雑な気持ちでもありますが、でも、もともと日本人は声を上げなさ過ぎるので(というか、声を上げる人たちを変人扱いして無視し続けてきたマスコミの責任もありますが)、これでやっと”普通”になったのかもしれません。

話題は抗議活動にとどまらず、今の私たちの生活・学校・職場などにも及びました。先日も、このブログで学校での自治会活動やPTA活動が潰されそうになっているということを書きましたが、この日もその詳しいお話を聞くことが出来ました。以前はPTAの活動で社会問題を取り上げたドキュメンタリーの上映などを頻繁にしていたそうですが、今は「政治的なものはダメ」という理由でなかなか上映をさせてもらえないそうです。何を持って「政治的」とするのか・・・ その線引きはとても難しいです。なにしろ、社会で起きている出来事は全て政治と結びついているのではないでしょうか・・・? もちろん学校内で選挙活動をするのは問題だと思いますが、世の中で起きていることを学ぶというのは、一番大切な”教育”だと思うんですが・・・

しかし、少子化のため、学校は生き残るために進学率を上げることに必死で、先生たちも課外活動に取り組む余裕がない、親たちも課外活動よりも良い大学に進めることを望む・・・という状況から、なかなか難しいようです。でも、おかしいなと思うのは、課外活動の必要性を感じて自ら企画しようという人たちを、わざわざ妨害しようとする人たちがいること。それはなぜなのかと思います。

また、大学の図書館で働いているという人からも、似た状況の話がありました。大学の先生が生徒に読ませたいと思って書籍を購入し、図書館に置こうとしても、例えば原発や政治に関する本などは、外には並べず書庫へしまってしまうのだそうです! それも学校側の教育への”配慮”なのでしょうか・・・

話を聞いていて、なんだか背筋が寒くなるような気がしました。

昨日、イギリスのポールとスカイプでその話をしていたら、現在イギリスでも小学生が書いたブログが公立学校で禁止されたことが話題になっていると言いました。9歳の小学生が、毎日学校で出される給食の写真を撮り、味を10点満点で採点し、何口で食べたか、髪の毛は入っていたか(!)などを、日々詳細に綴っているのです! 給食にしてはまぁ豪華と思える日もあれば、家畜のエサ?と思うような日も(所詮イギリスの食事だしcoldsweats01)。とにかくリアルで面白いのです。

このブログが数百万ビューを超える話題のブログとなり、学校や自治体側は「(良くも悪くも)こんな給食を出しているのか」などと非難されるのを恐れて、その9歳の小学生に給食の写真を撮ることを禁じました。

BBCでの記事はこちら。(この記事のトップに使われている写真は、この小学生が10点満点中2点をつけたワースト給食)

日本語での記事はこちら

この禁止措置について、イギリスの有名なシェフ、ジェイミー・オリバーたちが抗議して、その少女はまた給食の写真を撮れる様になったとのことですが、こんな話を聞いていると、日本だけでなくイギリスでも、学校での自由な活動や発言が制限され、学校や行政側は「子ども」や「教育」のためという想いからではなく、自己保身という発想からあらゆるものを一律に規制しようとするような姿勢が伝わってきます。

そんなことを考えた、「路地と人」でのブライアン追悼上映会でした。

上映を企画してくださった「路地と人」原田さん、そして会場に来ていただいた皆さん、どうもありがとうございました!

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[jp] チラシに個性が!

普段、上映の際には主催者の側で「チラシ」を作り、それで上映の宣伝をすることが多いです。チラシの作成途中、または作成後には、間違いがないかというレベルで、私にもチラシを送ってもらいます。

各地でブライアンの追悼上映会を開いていただいていますが、上映会のチラシは、どれも個性的でステキなものばかりです。先日は「路地と人」原田さんが作った追悼上映のチラシをご紹介しましたが、今日はフリーターユニオン福岡(福岡県)から頂いたチラシをご紹介します!

チラシ表面(クリックすると拡大します)
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チラシ裏面(クリックすると拡大します)
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福岡近郊の方はぜひいらしてくださいね!!

普段、映画のチラシは私から提供した情報(作品紹介と写真)をほぼ流用する形で、それに上映会の日時・場所・入場料を加えて完成させるタイプのものが多いのですが、「路地と人」や、「フリーターユニオン福岡」の場合は、主催者側で独自に映画の解説やメッセージなどを入れているのです。

多分、普段上映会を主催する人たちは、監督や作品に遠慮して(? そういうわけでもないかもしれませんが)、自分たちなりの見方で作品を紹介することはしないのかもしれません。

でも、私としては、主催者の人たちが自分たちなりに映画を受け止めて解釈してくれて、見に来てほしいと呼びかけてくれる独自の文章って、とてもうれしいのです! それがたとえ、私の方で提供したものとはかなり違っていたとしても、そんなことは全然問題ではないのです。

オリジナルのチラシ、大歓迎ですhappy01

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[jp] ブライアン追悼上映会 土曜日&月曜日(東京)

この週末~来週にかけて、東京で2回、ブライアンの追悼上映をやります。ひとつは、明日16日(土)の18:30~(開場は18:00)、神保町の「路地と人」。もうひとつは、ブライアンの命日である来週18日(月)の19:30~(開場は19:00)、三軒茶屋の「from Earth Cafe OHANA」です。

「路地と人」上映の案内はこちら
「from Earth Cafe OHANA」上映の案内はこちら

いずれの上映も、特別映像の上映あり、監督トークありで、会場自体が個性的で面白い場所となっていますので、お時間のある方はぜひいらしてくださいね!

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[jp] あれこれ素材集め中

今日もまた、「さようならUR」のDVD特典映像に関する作業を、朝からやっていました。テープの取り込みは1週間以上前に終わっていましたが、昨日~今日にかけては、各特典映像ごとにタイムラインを作り、実際にそこにビデオを並べていきました。

山形の映画祭のQ&Aについては、ほとんど手を加える必要がなく、Q&Aの冒頭部分にタイトルや撮影日時などを入れるだけで終了してしまいました。

どの映像もこんな調子なら1日で終了してしまうのですが、その他はそう簡単にはいかなそうであることが分かりました。

まず、ソウルの女性映画祭のQ&A。こちらは、韓国語だけの部分があり、当日の会場では通訳の人が私にウィスパリング通訳をしてくれていたのですが、今となってはなんと言っているのかさっぱり思い出せません。韓国語だけの部分は合計で9分ほどあるので、その部分には翻訳が必要になります。

それ以外にも、韓国で撮影した映像の多くに、色々クリアしなければならない事柄が今更いくつか出て来てしまいました。もちろんインタビューの撮影許可は、インタビュー時に得ているのですが、それ以外で使いたいものに関しては、これから許可を取らなければならないのです。

例えば、スラム街・ポイドンのコミュニティーでは、コミュニティーの人から短編映像のデータをいくつかもらいました(実際にはそのときにUSBメモリーを持っていなかったので、同行したAsian Bridgeのボランさんにあとからメールで送ってもらいました)。

インタビュー時には短編映像のデータをもらえるという、それだけで喜んでいた私ですが、その動画を何かで使用してよいかどうかまでは聞いていませんでした(あとで何かで使いたいとまで考えが及んでいませんでした)。

しかし、今回ポイドンでのインタビュー動画を見返してみて、インタビューの冒頭で、「このコミュニティーの歴史については、インタビューで説明する前に、この15分のビデオをみてもらった方が分かりやすい」と言われ、短編映像のうちの1つを見せられたのです。

その動画には字幕や会話があるのですが、韓国語のみだったため、ボランさんが同時通訳してくれました。しかし、同時通訳の音声はビデオのオリジナルの音声とかなり競合して聞き取りづらいというか、ほとんどかき消されてしまっているような状態でした。(これはガンマイクを向けた方向にもよるものかもしれません)

とはいえ、そのビデオを見せられてからインタビューを始めたので、インタビューは基礎的な部分が飛ばされた形(ビデオで既に説明済みと考えているので)になってしまいました。・・・ということは、そのビデオがないと、このインタビューだけではかなり理解が厳しい内容になってしまっているということです。

・・・だからといって、15分の短編映像を日本語に翻訳するのか、でも一体誰にお願いすればよいのか、費用もかなりかかりそうだ・・・とあれこれ悩み、いったんは特典映像からははずそうかとも考えました。そのほうが楽ですから。

でも、ポイドンの歴史は韓国の戦後史にとって、とても大事な存在だと思い、やはり入れることにしました。インタビューだけでは不足なので、MBCのインタビューの時にしたような、冒頭に写真と風景ビデオなどを使いながら、このコミュニティーの歴史について字幕で説明しようと思いました。幸い、コミュニティーの歴史については英語で書かれた十分なボリュームの資料をもらっていますので、歴史を簡潔に説明することは出来ます。

私はコミュニティーで沢山風景写真は撮りましたが、ビデオはそんなにきちんと撮れていないので(複数人で歩きながらの説明の時に撮ったものなので)、もらった短編映像のうち、風景映像を一部使わせてもらえないかと思いました。

でもそのことについてはその場で確認していませんでしたし、その短編映像をくれたコミュニティーの人が著作権者(=その映像の制作者)でないことは明らかです。なので、日本に帰って2ヶ月近く経った今、改めて連絡を取り、映像を一部使っても良いか、コピーライトの表示(著作権者の名前)について聞かなければならないのでした。

インタビューに答えてくれた人は、全く英語を話さない人だったので、当日通訳をしてくれたAsian Bridgeのボランさんへ今日メールを出しました。・・・返事が来るといいけど・・・どうかなぁ・・・

もしボランさんから返事が来なかったり、ポイドンの人がボランさんからの問い合わせに応じなかったら、短編映像の使用はあきらめなければなりません。その場合は私の撮った写真や、綺麗ではないけれど動画はあるので、それらを使ってやることになります。

・・・つくづく、特に後日の連絡が難しい海外に関しては、色んな許可や確認を現地で済ませてくることが肝心!と痛感しました。日本に帰ってからでは、色んな手続きがもっともっと大変になってしまうのです。

あと、インタビューの前に動画を見せてもらうということについても、今後は良く注意したほうが良いと思います。インタビューを受ける側にとっては、コンパクトにまとめてあるのだからそれを観てもらうのが手っ取り早いではないかと考えますが、動画でのインタビューの場合(文章なら問題ないですが)、その紹介動画があることを前提にインタビューをしては、後で見返してみると全然ダメな内容になっている危険性があるでしょう。

あと、映像の音声と解説の音声がかぶっては、その動画をカメラで写しても、音が交じり合って使えないと思います。今回のような場合は、映像の音声をオフにしてもらったほうが良かったかもしれません(でもそうするとインタビューのパートで何を言っているか分からなくなってしまう・・・!)。いずれにせよ、動画は見せてもらわないようにするか、みせてもらったにもかかわらず、そのことは忘れたかのように基本からインタビューするとか(う~~~ん、でもこれらは相手に対して失礼ですが・・・)、とにかく注意が必要です。

また、延世大学で住宅問題に取り組む、ナメクジ・ユニオンのインタビューに関しても、インタビュー時のインサート映像に、彼らが制作した「空き家占拠」の映像を使わせてほしいと思っていて、こちらに関しても今日、使用許可と、高解像度の映像を送ってほしい旨、メールをしました(YouTubeにアップされている動画では解像度が不十分なので)。こちらは、幸いナメクジ・ユニオンのメンバーからすぐに返事がきて、使用許可がもらえ、高解像度の映像は今夜メールでダウンロード先を送ってくれると書いてあったので、安心しました。良かった。。。

その土地に生活しながら撮れるなら別ですが、海外の取材というのは、やはり日本国内の取材に比べて、色々と気をつけ、何が必要になりそうかと先回りして許可や必要な資料をもらっておくことが必要だと痛感しました。

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[jp] 珍しくお腹が・・・

普段、風邪は引いても食欲だけはある私なのですが、珍しく月曜・火曜とお腹が痛くて色んな作業が滞ってしまいました。今日は回復したのですが、思い当たる原因はなんだろう?と考えました。疲れか、それとも日曜日に食べたインドカレーか・・・。

ここのカレー、美味しかったんですが、かなり辛かったのと、お店に長居していたので、水を4時間のうちに15杯近く飲んだのです。冷たい水の飲みすぎか、それともスパイスが合わなかったのか・・・

いずれにせよ、海外旅行ですらお腹が痛くなったことがないので、私にとってこれはかなり珍しいことでした。

原因は不明なのですが、このことは私にとって、既に来週からに迫った大阪劇場公開中の、自分の行動について考えるきっかけとなりました。

というのも、現在、大阪滞在中に色んな人と会う予定を立てているところなのですが、1日2回上映で、各上映回のあとに舞台挨拶があるため、1日を3つに分けて、人と会う予定を組んでいるのです。ひとつはお昼以降~4時ごろまで、そして1回目の上映後の5時ごろ~8時ごろまで、そして2回目の上映後の9時ごろ~終電ぐらいまで。

お昼の待ち合わせはランチやお茶だと思いますが、夕方以降は飲み会が多かったりして、しかも1日に2回飲み会がある日も多いのです。

でも、私の場合、お酒を飲むとすぐ顔に出るので、前半の飲み会では最初に1杯程度にしておこうと思っています。だって、2回目の上映の舞台挨拶で、赤い顔で登場するなんて、(破天荒な大監督ならアリかもしれませんが)、私自身は既に酔いは醒めていたとしてもそんな状態で、観に来てくれる人たちに挨拶するのは嫌だと思うからです。

でも、お酒を飲まなくても、居酒屋にあるソフトドリンクは冷たいものがほとんど。あまり冷たいものを飲みすぎて、お腹が痛くならないように気をつけなければ、と思いました。

あと、私の宿の近くには、西成が本社の「スーパー玉出」という有名な激安スーパーがあり、なんとお弁当が200円程度で買えてしまうような店なのですが、激安だからといって飛びつかないようにしよう・・・とも思ったり。

だって、万が一おなかの調子が悪くなってしまったら、4日間で10回の会食はこなせなくなってしまうでしょう!

やはり健康が第一と思いますし、美味しいものをおいしく食べられることの幸せを再認識したのでした。

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[jp] 目を見張る機材の充実と技術の向上

6月10日は、市ヶ谷で「住まいは人権デー映画祭」が開催され、その午前の部で「さようならUR」を上映していただきました。

市ヶ谷駅を通るたびに気になっていた釣堀。
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いつ見かけてもかなりの人。私は金魚すくいもまともに出来ないのですが、いつか行ってみたいという野望を持っています。
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映画の上映は11時からで、スタッフの集合時間は10時となっていました。私は15分ほど遅れて到着しました。

この会場に機材の下見に来た際、天井がずいぶん低いということが分かりました。この低さでは、前のお客さんの頭が邪魔になって、よく映画が見れません。机を取り払って、前半分は座席のみ、イスを扇状に配置して・・・と下見の際に打ち合わせしていたつもりですが、坂庭さんはすっかりそのことを忘れていて、私も遅れて到着したため、今からでは机の移動は厳しいということになってしまいました。

でも、午前中の人は少ないだろうから・・・ということで、そのままの机と座席の配置で上映を行うことにしたのですが、予想に反してかなりの人が午前中から来てくれました。

(言い訳ではないのですが、このスクリーンの高さでは、上映会場として使うのは本来不可能と判断すべきなのですが、会場が新しくて、予約をしてくれた人が予約時に会場の現況を知らなかったというのと、私が会場の下見(機材の確認のための下見)に行った際には、既に映画祭の広報を始めていたために、会場の変更が難しかったのです)

司会の岸岡さん
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さようならUR上映の様子。この会場、スクリーンはまるでダメなんですが、音響は不釣合いなほど優れていましたcoldsweats01 あと、ブルーレイが上映できるというのもうれしかったです。この天井の低さ、何とかならないものか・・・
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上映の後は、73号棟の村田さん、吉津さんからの挨拶、私の挨拶、そして会場からの質問がありました。

休憩を挟んで午後からは、ビッグイシュー基金の瀬名波さんより、被災地・仙台の路上生活者についての報告がありました。震災前と後で、路上生活者たちの顔ぶれ、特徴、人数など、どのような変化があったのか、どんなことが求められているのか、という興味深いレポートでした。
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続いて、仙台の仮設住宅に関する短編映像3本の上映。ひとつは、私が仙台長町仮設住宅で暮らす、漁師の中澤さんに取材した映像で、残りの二本は、仙台メディアテークの「3がつ11にちをわすれないためにセンター」の作品で、細谷修平さんによって撮影・編集された映像でした。
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以下に、当日上映した短編映像のネット上のリンクを紹介します。

仙台長町仮設住宅 中澤松次郎さん&美佐子さん
撮影:早川由美子

仙台あすと長町仮設住宅 寒さ対策工事
撮影:細谷修平さん

わすれン!ストーリーズ 建築家 伊東豊雄さん
撮影:細谷修平さん

その後は、遠藤大輔さんの「渋谷ブランニューデイズ」の上映とトークがありました。
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休憩の後は、「映像から考える人間の尊厳と住まい」というテーマでの、パネルディスカッション。司会はもやいの稲葉さんで、ディスカッション参加者は私、遠藤さん、坂庭さん、そして池袋を中心に野宿者支援の活動を行うTENOHASHIの森川すいめいさんでした。

ディスカッションの前に。
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ちなみにこの日は、私の友人である横山さんが撮影をしに来てくれました。今回半年振りに会ったら、めちゃくちゃ機材を充実させていて驚きました。
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なんと、この日は動画撮影に向いた一眼レフ3台での撮影体制!
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ディスカッションでは、各人から、それぞれの立場での発言がありました。中でも、森川さんの、日本一自殺率が低い徳島県の○○町(←スミマセン、名前を失念)では、なぜ自殺率が低いのかの調査を行ったところ、「(他人に頼ることに対する)申し訳ないと思う意識」が低いということが分かった、という報告が興味深かったです。

「さようならUR」の制作を通じて、高齢者の日常会話を見聞きする機会が多くなった私は、皆さんが一様に「ピンピンコロリが一番」と言っているのを聞きました。はじめは、この言葉の意味さえ知らなかった私ですが、「誰にも迷惑をかけずにずっと元気(ピンピン)で、ある日突然コロリと死ぬこと」なのだそうです! 確かに、長い闘病生活の据えに苦しんで死ぬのは誰でも嫌ですが、でも、自分の死に際は誰にも分かりません。もし長い闘病生活が必要になっても、それはそれで仕方のないことでもあります。しかし、「ピンピンコロリ」を願う人が多いのは、自分自身の思いからだけではなく、家族に精神的・経済的迷惑を掛けたくない(=申し訳ない)という気持ちの現われでもあるのでしょう。

そんなことを思っていただけに、「自殺率の低さ=他人に頼ることへのハードルの低さ」は、説得力があるように思いました。(ちなみにネットで検索したところ、こんな記事も見つけました)

イベント終了後は、横山さんと駅近くのインドカレー屋でご飯を食べました。この半年ほどの間に揃えたカメラの数々を詳しくみせてもらいます。
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一眼レフでの動画撮影はポピュラーになって来ていますが、カメラの性能と費用の関係でどう機材を選ぶべきかとか、機材の自作や改造などに詳しい人たち御用達の通販ショップの話とか、録音に関するコツなど、気がついたら4時間近く、ひたすら映像に関する話で盛り上がりました。

それにしても、ここ最近の横山さんの技術向上は目を見張るものがあります。以前ベトナムのインディペンデント・メディアセンターDOCLABのティさんも言っていたように、「興味・やる気がある人は自分でどんどん学習する」というのは、まさにその通りだなと思いました。上達には、自分での情報収集、ある程度色んな機材を買って試してみる好奇心、あとはひたすらトライアルアンドエラー・・・が欠かせません。3年前にむさしの・みたか市民テレビ局の基礎講座で知り合ったときは、お互いほとんど技術的な知識が皆無だったのに! すごいなと感心しました。

実は、横山さんのお父さんは、全国アマチュア大会で上位入賞するカンツォーネ(イタリアの歌謡曲)の歌い手。日本の民謡なども歌うそうです。横山さんはお父さんやその他のミュージシャンのライブの撮影や録音を繰り返し行うことによって、撮影や録音の技術を磨いていったそうです。お父さんのカンツォーネ、聴いてみたい!

ちなみに、上の写真はカメラが2台しか写っていませんが、新しく購入した3台目は写真に写ってしまうと、パートナーにばれてまずいということだったので写していませんcoldsweats01 確かに、半年でここまでそろえたら、かなりお金かかりそうですものね・・・

「住まいは人権デー映画祭」、一回きりの映画祭なのか、今後も続いていくのかは分かりませんが、映像を通じて住まいや人権を考えるというこの試み、とても面白かったです。

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[jp] なくなっていく表現&自治の場

6月9日は、小金井市公民館で、昨年6月18日に亡くなったブライアンの追悼上映会を開いていただきました。昨年末に同会場で「さようならUR」を上映してくれた、水由さんと、小金井市市議会議員の片山さんが企画をしてくれました。

水由さん
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まず、「ブライアンと仲間たち」の上映、その後休憩を挟んで映画についてお話しながら、2009年ヒロシマ平和映画祭開催に寄せた、ブライアンの日本の観客へのビデオメッセージ、続いて今年5月に完成したばかりのブライアンの元サポーター、ポールによる「Brian」が上映されました。

上映後の質疑応答の様子(写真は片山さんに撮影していただいたもの)
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ブライアンと知り合ったきっかけ、撮影はどのように行ったのか、ブライアンたちと信頼関係を築いていく過程、ブライアンの最期、現在のパーラメント・スクエアの状況、表現の自由が脅かされている現状、などについてお話をしました。

「ブライアンと仲間たち」の上映は、昨年10月吉祥寺の追悼上映会以来でしたので、ブライアンについて話すのがとても久しぶりに感じました。私が日本へ帰ってきて3年ほどの間にも、ずいぶんパーラメント・スクエアの状況が変化(というか悪化)してきたと痛感します。このブログを継続的にご覧になっている方は、その変化についてよくご存知だと思いますが・・・。

上映の後は、前回と同じお店で懇親会がありました。もう10時ごろにもかかわらず、店内は満席! 小金井市を中心に市民活動をしている人たちが集う場となっているようです。お店を一人で切り盛りする女将さんは相当忙しそうでした。

懇親会の様子
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前回の「さようならUR」の時もいらしてくれた方もいれば、初めてお会いする人もいました。中には、福島の原発事故後、日本が大変な状況にあると危機感を感じて、イギリスから半年間帰国している日本人の方もいました。

他には、テント芝居の劇団で俳優をしているという方もいました。・・・テント芝居・・・。そういえば、震災後、東京から仙台の被災地に移り、記録を続けている細谷修平さんから、以前石巻のテント芝居を取材したビデオを見せてもらったことがありました。もしかしてそれでは?と思い聞いてみると、その劇団(野戦之月海筆子(ヤセンノツキ ハイビィーツ))でした!

細谷さんのビデオはこちら
野戦之月海筆子のサイトはこちら

私はまだこの劇団の公演を観れていないのですが、ビデオで見る限り、かなり大きなテントのようです。劇団自らがテントを建て、芝居をし、また別の地へ・・・というスタイルがかっこいいなぁと思い、どんな場所でテント芝居をしているのかと聞いてみました。

すると、テント芝居をすることができる場所がどんどんなくなっていると言われました。芝居では火を使うことが多いそうですが、火気使用を禁じる公園などの規則により、使う場所が限られ、また、これまで使えていた場所でさえも、規則を厳格に運用し公演を認めなくなってきているそうです。

”火を使う”という理由は表面的な理由で、体制批判的な芝居の内容が排除される一番の原因ではないか、とも言っていました。

・・・お話を聞きながら、政府や組織に対して物言う人たちの場所がますます減らされていくのだなぁと思いました。パーラメント・スクエア然り、そして大学の自治会活動が認められなくなって来ている現状然り。最近では、学校のPTA活動までもが、自由に行えなくなって来ているという話も聞きます。

まるで、「何も考えるな」、「批判するな」、「ただ勉強(社会人なら仕事&納税)だけしていればいいんだ、余計な活動はするな」と言われているような気分になってしまいます。しかも、こういう活動が「安全・安心」という実態があいまいでよく分からない(でももっともらしく響く)名目によって、規制されていくのが、なんとも嫌らしい。私は為政者・大企業&組織の上の人たちが使う「安心・安全」や「エコ」という言葉ほど胡散臭いものはないと思います。真の安全・安心やエコは、本来表現の自由を制限するものではないし、お金儲けの手段でもない。

そんなことを考えた、ブライアンの追悼上映会でした。

主催してくださった水由さん、片山さん、そして雨の中会場に足を運んでくださった皆様、どうもありがとうございました!

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[jp] 公的住宅の削減実態について(記者会見資料)

私も参加する「住まいの貧困に取り組むネットワーク」が、6月7日に国交省記者クラブで記者会見を行い、公的住宅が削減されている実態について報告をしました。

記者会見の資料をここに掲載します。
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「住まいは人権」に反する公的住宅の削減実態について
2012年6月7日
国民の住まいを守る全国連絡会(住まい連)

はじめに―2012年「住まいは人権デー」映画祭の開催

日本住宅会議、国民の住まいを守る全国連絡会、住まいの貧困に取り組むネットワークの住宅関係3団体は、6月10日に2012年「住まいは人権デー」映画祭を「住まい、つながり、ささえ合い」を掲げて開催する(別紙に案内)。この「住まいは人権デー」の開催にあたり、住宅人権を直接供給によって保障すべき公的賃貸住宅の最近の実態を調査したところ、以下の憂慮すべき状況が明らかになった。 

1. 3万戸を超える公的住宅の削減(最近5年間)が行われる

最近5年間(2005年度~2010年度)の公的賃貸住宅(公営、公団、公社)の増減状況を見ると、(表1)に示すように3万戸を超える住宅の削減が行われている実態が明らかとなった(国土交通省の住宅管理戸数の資料等による)。

このうち公営住宅の削減が2万1千戸、UR(公団)住宅が7千戸(06年から11年では1万3千戸)、公社住宅が4千戸の減となっている。公営住宅の削減状況は(表2)に見るように、直接建設分の減は2万6千戸超であり、買取や借上による増加分約5千戸を差し引いたものである。

2.地域ごとの削減の特徴について、特に大阪府など

公的賃貸住宅の削減が多い都道府県は、大阪府8千2百戸、兵庫県5千7百戸、愛知県2千6百戸、北海道2千6百戸、千葉県2千1百戸などとなっている。なお、東日本大震災の被災県では公営住宅の減少が岩手県1,021戸、宮城県2,616戸、福島県3,184戸となっているが、この減少戸数は被災市町村の管理戸数が除かれたり、被災による減少分も含まれるものである。

 
削減戸数が最大である大阪府の特徴を見ると、市町村営住宅で延べ約4千戸減とともに、大阪府営住宅は約900戸の削減が行われている。橋下大阪府知事時代の2008年度~2010年度で約900戸の削減となっている。 同様に、兵庫県は市町村営住宅530戸減に対し、県営住宅約1,900戸、神戸市営住宅1,150戸の削減が行われている。
 

また、愛知県は市町村営住宅の減少は200戸程度で、県営住宅の削減が1,308戸ある。北海道では市町村営住宅2,400戸減で、県営住宅の減少は数十戸にとどまっている。

このように地域ごとの減少は一様ではないが、住宅の直接保障の柱である公営住宅が大都市を中心に2万戸以上削減されていることは極めて憂慮すべき事態である。

3.公営住宅の応募状況が示すもの

その公営住宅の最近の応募状況を見ると(表3)、全国的には応募倍率は2005年度の約10倍から2010年度は約9倍となっている。募集戸数が6.3千戸減となる中で、応募世帯数は約95万世帯から約80万世帯となった。この応募世帯の減少は、公営住宅入居希望が少なくなったのではなく、2009年度から応募資格の入居収入基準が従来の20万円(標準世帯の月収)から15万8千円に引き下げられ、応募できなくなったことが作用している。現に07年度の85.4万世帯から09年度は2.7万世帯、10年度はさらに2.5万世帯、計5.2万世帯も減っている。一方、応募倍率が10倍以上となっている7都府県の状況を見ると、削減戸数の多い府県で倍率が増加している現実にある。特に大阪府は15.7倍から17.6倍に2ポイントも増える(募集戸数1千戸減)状況にある。

また、東京都は全国平均の3倍以上の応募という高倍率である。都営住宅の新規建設ゼロが続く中で、入りたくても入れない事態が日常化している現状にある。

このように、公営住宅の削減、縮小政策が国民の住生活に大きな影響を及ぼし、住まいは人権を脅かしていることが現実のものとなっている。

4.高齢化と貧困社会の中で、削減政策をやめ、充実・強化を
 
 

公営住宅以外の公的賃貸住宅であるUR(公団)賃貸住宅も06年度の768,608戸から11年度には755,642戸に1.3万戸も削減されている。削減率※は公営住宅を大きく上回る(公営住宅の全国平均-0・98に対し、UR住宅は-1.72)。これは07年の年末に策定された「UR賃貸住宅ストック再生・再編方針」(10年間で約8万戸の既存住宅を削減)によるものである。

また、住宅供給公社賃貸住宅も05年度183,329戸から10年度179,298戸と約4千戸の減となっている(下段注にUR、公社賃貸住宅の主な都府県の状況を例示)。

わが国社会の高齢化、貧困が進む中で、また、大地震や大災害がいつ襲うかも知れない今日、公的住宅を柱とした住宅の確保と居住の安定は、最も優先すべき喫緊の課題である。大震災の中で公的住宅の果たしている役割が重要であることは論をまたない。公的賃貸住宅の削減・縮小の実施は直ちにやめ、充実、強化を図ることを強く求めるものである。国民の住まいを守る全国連絡会(住まい連)は、広範な関係諸団体と共に国民的な運動を起こし、その実現をめざすものである。

(注) 
UR賃貸住宅―東京都(2,408戸減)、大阪府(1,947戸減)、千葉県(2,168戸減)、神奈川県(1,251戸減)、愛知県(1,506戸減)、福岡県(634戸減)、埼玉県(529戸減)
公社賃貸住宅―大阪府(897戸減)、兵庫県(970戸減)、千葉県(275戸減)、福岡県(236戸減)
なお、※削減率とは(10年度戸数-05年度戸数)/10年度戸数×100)で算出したもの。UR賃貸住宅は11年度と06年度の数値である(上記削減戸数も同じ)。

(下図はクリックすると拡大します)
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(下図はクリックすると拡大します)
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[jp] かなりしんどいマリアの生活

パーラメント・スクエアでの夜通しの抗議活動を規制する新法が出来、マリアはそれに対し裁判で訴えましたが、訴えが認められず、現在はホームレス用のシェルターで寝泊りしているということは、以前このブログでもお伝えしました。

その後のマリアの近況ですが、現在も引き続きホームレス用シェルターで寝泊りをしているそうです。しかし、このシェルターは民間の慈善団体が政府からの補助金を受けて運営しているそうですが、夜11時にならないとシェルターは開放されず、しかも朝6時にはシェルターを出なければならないのだそうです。本当に”寝る”ためだけの場所。

パーラメント・スクエアを去った後、マリアは日中はまたパーラメント・スクエアで活動しているのかと思っていましたが、そうではなくて、クリスチャンの慈善団体を少し手伝ったり、これからの予定・作戦を立てたりしながら日々を過ごしているのだそうです。

日本でもそうですが、日中、タダで時間をつぶせる場所というのは、どんどん少なくなって来ていると思います。現在、1日のうち17時間あまりをどこかで過ごさなければならないマリアは、それを痛感するそうです。天気が良ければ公園のベンチにいてもいいかもしれませんが、ご存知の通りイギリスは雨の日が多く、6月でも12度程度しかない日も珍しくありません。ベンチ自体も撤去される傾向にあり、カフェでお金を払ってコーヒーを飲むなどしない限り、ゆっくりと休む場所は得にくいのです。

クリスチャンの慈善団体は悪くはないそうですが、その団体には団体の活動方針や決まりごとがありますので、それにマリアはやりづらさを感じているそうです。また、これまでからマリアを支えてきた女性センターに関しても、”女性と子ども”の問題に力点を置きすぎるのが、老若男女問わない問題だと思うマリアには、なかなかなじめないそうです。

まさにパーラメント・スクエアを拠点とした平和活動は、マリアにとって本当にぴったりの場所だったんだなぁ・・・と思います。その拠点を失ってしまった今は、日々を過ごすのがかなり大変のようです。

夏ごろには、マリアの娘・ケリーに二人目の赤ちゃんが生まれるので、マリアはその頃にはケリーと住んで赤ちゃんの世話を手伝いたいと思っているそうです。

マリアが住民票を置くウェストミンスター行政区(パーラメント・スクエアのある行政区)からは、単身者用の公営住宅を斡旋するからそこに入るように連絡が来ていて、マリアとしてはそこに入るべきかどうか迷っています。

というのも、イギリスでも公営住宅に入るのは現代では至難の業で、相当の生活困窮者(シングルマザー、重度の障がい者、ドラッグ中毒者など)でないと入れないということは、このブログでも時々触れていますが、ずっと順番待ちをしている人たちがいるのに、自分が優先して公営住宅に入ってしまうことに対する後ろめたさを感じるからだそうです。(ウェストミンスター行政区がマリアに優先的に公営住宅を斡旋する背景には、パーラメント・スクエアの抗議活動を止めさせるために、すぐにでも住む場所を与えて去らせたいという思惑もあります)

公営住宅に入るとなった場合は、その公営住宅はウェストミンスター行政区ではないそうです。ロンドンの公営住宅に入れる保証はなく、他の都市ということもあるそうです。(空き状況により、ですが、パーラメント・スクエアからマリアを遠ざけるためにわざと他の都市の公営住宅に入れさせる可能性もあるでしょう)

そして、政府の斡旋で公営住宅に入った場合は、自立のための職業訓練なども受けなければならないそうで、職探しでなく平和運動をやり続けたいと考えている彼女としては、そういう政府のサポート&義務に縛られるのはちょっと違うと思っているそうです。

しかし、この公営住宅の斡旋は、ある程度の期限内に返答しなければならず、その斡旋を断ったら、今後住む場所について自力で何とかしなければなりませんので、なかなか難しい決断を迫られています。どうするんだろう・・・

ところで、そのマリアから、別の件でメールの転送が届きました。土地開放、オルタナティブ・ヴィレッジなどの運動をする人たちが、王室所有の使われていない土地を占拠して、自分たちのヴィレッジを作ろうという呼びかけです。転載、転送歓迎ということですので、以下ご紹介します。

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Eco-village occupation in Windsor this June.

This Saturday 09th June, we will be walking from Syon Lane Community Allotment in West London to Windsor.  We will be camping for one night on the route. Our aim is to start a community on a piece of disused land on the Crown Estate.

We plan to grow our own food, make shelters and live sustainably: to show an alternative to our system of crisis. We call for the right for everyone to be able to use the disused land to live on, free the yoke of debt and rent.

If you share our vision, and you are willing to work to achieve it, we welcome you to join us.

Meetup details:

Meet at Syon Lane Community Allotment on Sat 09th June from 11 a.m. We will be
departing at 1 p.m sharp.  Bring camping equipment, warm  clothing, mug, bowl, spoon and a torch. Also please bring seeds and any useful equipment if you can.

Should you wish to meet us in Windsor, or at some other point along the journey, please call the numbers below to find out where we are or visit the website.

If  you would like to know more about this  project, please visit:
www.diggers2012.wordpress.com or email    diggers2012@yahoo.co.uk

Alternatively you can call or text the following numbers: 07963 475 195 / 07905 283 114 to find out more.

Syon Lane Community Allotment Directions and map.
Street Address: The lane adjacent to Platform 1, Syon Lane Station, Rothbury Gardens, Isleworth, Middlesex, TW7 5JG
Getting to the site: We are situated on the long strip of land adjacent to Platform 1 of Syon Lane Station, on the line coming from Waterloo via Kew Bridge and Hounslow.  For train times, check: www.nationalrail.co.uk
Nearest Tube: Osterley – Turn left out of the station, follow the Great West Road until you reach Syon Lane, then turn right. Then turn right down a footpath before you cross the railway bridge, it will lead you through to Rothbury Gardens, and you will see our site entrance opposite.
Nearest bus stop: London Road – Busch Corner (237/267/235) – Come up either Spur Road or Syon Lane until you reach the railway bridge. Then go onto Platform 1 and follow the footpath between two metal fences, you will see our entrance on your left.

Map link: http://g.co/maps/ga6mn

http://diggers2012.wordpress.com/
https://www.facebook.com/events/388997621152693/
http://london.indymedia.org/events/12282
https://twitter.com/#!/freetheland

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よく、欧州の社会・住宅運動などを勉強されている方々から、「ヨーロッパではスクウォッティング(占拠)が盛んに行われていると聞いた」と言われるのですが、上にご紹介した行動もスクウォッティングの部類に当てはまります。このような試みはイギリス各地で散発的に起こっていますが、即座~数ヶ月以内に取り締まられ、解散させられることがほとんどです。リーマンショック以降、開発計画が中止となって更地・空き家のままとなっている場所が多いにもかかわらず、いざ不法占拠されると知ると、すぐに駆けつけてきます。

スクウォッティングは「不法占拠」と翻訳されるぐらいですから、その是非は人によって分かれると思いますが、他人にそんなに迷惑をかけているわけではない”タダ”の場所が減っていくという現状に、マリアの今の生活が重なるように私には見えます。

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[jp] 2ヶ国語インタビューをどうするか

「さようならUR」のDVD特典のため、今日からはキャプチャーした韓国でのインタビュー映像をざっと見ていっています。

インタビューは、以前ブログにも書きましたが、延世大学のナメクジ・ユニオン、ASIAN BRIDGEのナ・ヒョウさん、そしてポイドン・コミュニティーの3本です。

編集や字幕作業に取り掛かる前に「ざっと」観ておこうと思った理由は、インタビュー映像とあわせてどんな資料や映像が必要かを把握したかったのと、字幕をどうするか考えたかったからです。

インタビュー映像に合わせて、彼らからもらった映像資料などを一部使わせてもらえたら、より彼らの活動や主張が伝わりやすい、イメージしやすいと思ったので、インタビューにはどんな映像があわせやすいか、そして映像を使わせてもらう許可を取るために、事前にインタビューをざっと観て判断しようと思いました。

また、字幕に関しても、実際のインタビュー映像を見てどのような方針で行くかを判断したいと思いました。というのも、ナ・ヒョウさんのインタビューはインタビュアー&インタビュイーともに英語なので問題ないですが、ナメクジ・ユニオンとポイドンに関しては韓国語を英語に通訳してもらってのインタビューだったのです。

私は「さようならUR」の特典映像を作るのに際し、これはあくまでも「特典映像」なのだから、費用&時間をかけ過ぎないで作りたいと思っています。インタビュー時に善意で通訳をしてくれた学生、NGOのスタッフは、もしかして韓国語の原文を100%正確に訳してくれたのかどうかは分かりません。間違っていなくても、省略したりしているかもしれません。

本当に正確を期すべきなら、韓国語の翻訳者に韓国語の部分を日本語に翻訳してもらうのが、一番間違いがありません。でも、それには費用もかかるし、時間もかかる。これが映画本編として韓国語のインタビューを使うのなら、いくら費用がかかっても、時間がかかっても、正確に原文から翻訳すべきだと思いますが、今回のインタビューはあくまでも「さようならUR」の特典映像としての映像なので、割り切って「英語部分からの日本語字幕制作」にしたいと思っています。韓国語が分かる人が聞いたら、もしかして間違ったり、ニュアンスが違う部分もあるかもしれません。

なので、DVDを販売するときには「日本語字幕は英語通訳を基に制作されているため、韓国語話者の発言内容とはニュアンスの違いや省略などが生じている場合があります」といったような但し書きを加えておきたいと思います。

英語部分に日本語字幕をつけるということは、韓国語で話している間は、韓国語が分からない人にとっては「無駄」な時間に見えてしまうかもしれません。実際、韓国語で話している部分をカットすれば、インタビューの時間は半分近くまで短縮できます。

韓国語と英語によるインタビューで、字幕を英語ベースにする場合、以下のような選択肢があると思います。

①韓国語での会話部分をカットする
②韓国語での会話部分に、英語ベースで翻訳した日本語字幕をあてがう
③韓国語での会話部分は何もしないまま残し、英語部分に日本語字幕をつける

①の場合、実際にインタビューをしている人がカットされてしまい、当事者ではない通訳者の話だけが残るのはどうかなぁと思ってしまいます。言語は分からなくても、その人の話しぶり、声、表情などによって伝わるものがあると思うのです。

②英語に通訳されるときに、省略されたり、ニュアンスが変わったりすることがありますので、日本語字幕を、韓国語の分からない私が適当に(台詞の長さにあわせて)日本語字幕をあてがっていくというのは、どうも抵抗があります。もしかしたら間違っているかもしれないし、順番も変わっているかもしれないのに。特に韓国語が分かる人が見たら、すごく変な字幕と思われるでしょうね!

・・・となると、尺は長くなってしまいますが、③の韓国語での会話部分を何もしないまま表示し、英語の通訳部分にだけ日本語字幕をつける、ということになるのか・・・

消去法的な考え方ではありますが、でも、今のところこれが一番無難なのかなぁ、と思っています。何か良いアイデアがある方は教えてください・・・!

今日はナメクジ・ユニオンとナ・ヒョウさんのインタビュー映像を見たので、明日はポイドン・コミュニティのビデオを見たいと思います。

今日は、郵便局に郵便物を出しに行った帰りに、知らない女性に呼び止められました。「ヒヨコがいるからこっち来て!」ですって。なんだろう・・・?

池に、カルガモ(?)の親子が泳いでいました! デジカメを持っていたので、写真を撮りました。でも、イメージしていたような、「親子が隊列をなしてゆっくりと泳ぐ」のではなく、実際のカルガモは、みんなバラバラで、しかもかなり速く泳ぐのでした。写真を撮るのに一苦労。
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だんだんまとまってきた・・・?
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鶏の卵ぐらいの大きさなのに、泳ぐのがかなり速いんです!
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沢山撮った中で、これがマトモな1枚かな・・・?(写真はクリックすると拡大します)
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あっという間に私たちの前を通り過ぎ、奥へ向かって泳いでいきます。
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私を呼び止めた女性によると、1日に数回親子連れで池を泳ぎ、その後は茂みの中で休むのだそうです。
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帰りは雑木林の中を歩いて家に戻りました。小さな雑木林ですが、程よく手入れされていて、とてもきれいです。
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「さようならUR」の中で、真夏のセミの鳴き声が入っているのですが、その音はこの雑木林で採音(?)しました。でも、こういう雑木林には、確かにセミがたくさんいるのですが、セミがたくさん鳴いているのは、「音」としてうるさすぎると思いました。セミの声を際立たせるには、セミがほとんどいないような場所で、たった1匹のセミが鳴いているほうが、「音」としてきれいだと思います。沢山いる場所でセミの鳴き声を採音しても、大量に同時にジージーないていると、騒音のようになってしまうので。

また、映画の中で登場する「川面」も、ここで撮影したものです。

この雑木林と用水路はとてもこじんまりしており、住宅地に隣接しているので、全景を見るとそんなに自然にあふれた感じではありません。
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でも、あえて周りの風景を一切いれずに、近づいて撮影することで、自然の豊かな場所にある小川の水面を撮影した風にしました。
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映画では両脇の石も排除して、水面だけにしています。
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ちなみにこの雑木林は以前URが宅地化しようとしたのを、市民たちによる反対運動で阻止したと聞いたことがあります。身近な美しい自然がこれ以上奪われてほしくないとつくづく思います。

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[jp] 喜んで良いもの・・・?

2週間ほど前、1通のメールが届きました。差出人に心当たりはなかったのですが、メールを開いてみると、「Dear fellow filmmakers: your work has been selected from 205 entries for this our 10th Intl. Film Festival de Cine Pobre de La Paz. Please send us your urls so we can publish them on our website.」とだけ書いてありました。

私の名前はなく、一斉に宛てたようなメールで、「第10回Intl. Film Festival de Cine Pobre de La Paz映画祭に、205の応募作品の中からあなたの作品が選ばれた、よってURLを送ってください」と書いてあるだけ。。。

新種のウイルスか?とさえ思ってしまい、念のため自分が応募した映画祭かどうか調べてみたところ(←10以上の映画祭にランダムに応募したので、忘れてしまいましたcoldsweats01)、私が応募した映画祭で、しかもその映画祭のサイトには上映作品のリストの中に、「さようならUR」も入っていました!

でも、この映画祭がどこで、いつ開催されるものなのか、詳しいことがまったく書かれていません。まだタイムスケジュールが決まっていないから書かれていないなら良いですが、過去の映画祭のアーカイブを見ても、毎年作品のリストだけが並んでいる様子。。。

一応その映画祭には私のウェブサイトのURLを送ったのですが、それ以降特に返事はありません。普通、映画祭の場合、落選したら落選通知が来て終わりですが、上映されるとなった場合は、その後色々とメールのやり取りがあることが多いですが(上映素材の送付、字幕、プレスキット、予告編、映画祭への来場etc)、そういうのも全くナシ。多分このまま連絡がないってこともありえるような気さえしてきました。

ちなみにこの映画祭はメキシコなので、気軽に立ち寄るには遠すぎる距離ですから、とりあえずこのまま連絡が来るのかどうか、様子を見てみようと思います。「選ばれた」とはいえ、喜んでよいものかどうか分からない微妙な状態であります。

ところで、話は変わって、つい先日、「さようならUR」のポスターが完成し、我が家へ送られてきました。

サイズはB2の、大きなポスターです!
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今日は、このポスターをシネ・ヌーヴォさんへ10枚送りました。

午後には、イギリスのポールから小さな箱が届きました。やたら厳重にパッキングされています。なんだろう・・・
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なんと、ポールの近所の養蜂農家が採取した蜂蜜が入っていました! 私はここの蜂蜜が大好きで、居候させてもらったときに良く買いに行っていました。懐かしいなぁ・・・!
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家の保管用にちょうど良い紙袋を見つけました(チョコレートを買ったときのもの)
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やっぱりぴったりサイズだ!
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この蜂蜜はかなり濃厚なので、長く楽しめそうです。いいなぁ、超・地元産。うちの近所にも、養蜂農家があるかどうか探して見たいです。

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[jp] 沖縄だけでなく

もう半月以上前になってしまいますが、5月13日は、東京・池袋の立教大学へ、韓国の済州島に建設されようとしている海軍基地反対闘争をテーマにしたドキュメンタリー映画「JAM DOCU江汀(カンジョン)」を観にいきました。8人の監督からなるオムニバスで、この日の上映には韓国から、8人のうち唯一の済州島生まれで、現在も島で制作活動を続けるヤン・ドンギュ監督が来日し、質疑応答がありました。

基地問題で揺れる、済州島の南部にある小さな集落・江汀(カンジョン)について、そしてこの海軍基地建設が異例の速さ・手続きで進められているのかについて、ネット上にはなかなか日本語での情報が見当たらなかったのですが(私が見つけられないだけかもしれないけれど)、当日会場でこの問題について簡潔に紹介されたリーフレットを頂いたので、スキャンしたものをここに紹介します。

リーフレット表面(写真はクリックすると拡大します)
Gangjeong_front_re

リーフレット裏面
Gangjeong_back_re

ヤン・ドンギュ監督(向かって左側)質疑応答の様子
Dsc08873

映画を見て、監督のお話を聞いて、基地問題は沖縄の米軍基地問題にとどまらず、日本、韓国、中国を取り巻くこの東アジア圏エリアで、アメリカの思惑も絡みつつ急ピッチで各地の基地の整備が着々と進められようとしているのだということを、改めて感じました。済州島の小さな町、カンジョンでの基地建設が、東アジア圏でどのような位置づけ、意味を持つのかは、オーストラリアまでも含めたより大きな地図で、各地の基地建設の動きを見ると、その巨大な構想の意図が浮かび上がってくる気さえします。

日本の、特に沖縄の基地問題とあわせ、この映画が日本でも広く上映され、認識が共有されていくべきと思います。

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