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[jp] 3年前との違い

6月16日の土曜日は、神田神保町の「路地と人」で、ブライアンの追悼上映会を開いていただきました。

「路地と人」に行く前には、経済産業省前テントひろばへ立ち寄りました。大飯原発がいよいよ動き出してしまったということで、いてもたってもいられずここへやってきたという人、この日の夜から弾丸ツアーで福井の集会に参加するという人などで、テントにもかなりの人が集まっていました。
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以前このブログでも紹介した、福井への弾丸バスツアーは、予想を超える申し込みがあり、結局バス6台(300人近く)に増やしたとのことでした!

小1時間ほどテントに立ち寄った後で神保町へ向かいました。

「路地と人」入り口
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ブライアンの追悼上映を企画してくれた原田さん
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ワインのコルクをあけるのに苦戦・・・
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どうやらコルクが柔らかく、途中でつぶれてしまうようです。是恒さんから、ボトルの底を靴で叩けば抜けるという提案が・・・
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確かに叩くことで、数ミリずつコルクが出てきています・・・
なんかもう、上映どころではない騒ぎになってきましたcoldsweats01

最終的には家城君が開栓してくれました! さすが!
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ワインが無事開栓して、映画の上映が始まりました。
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私は一番後ろに座っていたので、「路地と人」のカウンター(?)内を初めてまじまじと見ることができました。省スペースながら必要なものがきちんと置かれている様は屋台のようです。
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原田さんはこの日、一人で上映機材のセッティングや受付をこなしていました。それだけでもかなり大変ですが、なんと食事まで用意してくれていたのです!

小さな冷蔵庫の上に置かれたお鍋
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「ブライアンと仲間たち」上映の後はいったん休憩。マカロニの入ったスープを皆さんでいただきました! 美味しかったです。
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その後は、ヒロシマ平和映画祭に寄せた、ブライアンからのメッセージビデオ
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ポールの新作「Brian」
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予定していた映像を全て上映した後は、「ブライアンと仲間たち」後のパーラメント・スクエアの状況について、ブライアンの最期についてなどを話しました。イギリスの抗議活動について、警察による取締りの仕方、抗議活動に関わる人たちが活動内部で抱える問題など、日本でもイギリス同様の問題が起きている!という話で盛り上がりました。
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新宿のインフォショップIRAの成田さんや、先月「マイノリティ・ドキュメンタリー映画祭」を主催した映像作家の島田暁さん、JCJの須貝さんに紹介していただいた小淵さんも来てくれました!
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参加された皆さんの「デモ体験」「活動体験」を聞きながら、私がこの映画を完成させた3年前とは隔世の感があるように思いました。私がこの映画を持って日本に帰ってきた頃は、いわゆる”カツドウカ”みたいな人を除き、「平和活動だけで暮らしている人がいるの?」、「イギリスにはこんな人がいるんだね」というような反応が多かったからです。

それが、東日本大震災、福島の原発事故を経て、皮肉にも、日本でも24時間体制の抗議活動、占拠型の抗議活動を各地で常態化させなければならない状態になってしまったのです。(もちろんそれ以前から問題山積の日本社会だったのでありますが)。

ブライアンたちの活動に対し、「分かる、分かる!」といった反応があるのは、やや複雑な気持ちでもありますが、でも、もともと日本人は声を上げなさ過ぎるので(というか、声を上げる人たちを変人扱いして無視し続けてきたマスコミの責任もありますが)、これでやっと”普通”になったのかもしれません。

話題は抗議活動にとどまらず、今の私たちの生活・学校・職場などにも及びました。先日も、このブログで学校での自治会活動やPTA活動が潰されそうになっているということを書きましたが、この日もその詳しいお話を聞くことが出来ました。以前はPTAの活動で社会問題を取り上げたドキュメンタリーの上映などを頻繁にしていたそうですが、今は「政治的なものはダメ」という理由でなかなか上映をさせてもらえないそうです。何を持って「政治的」とするのか・・・ その線引きはとても難しいです。なにしろ、社会で起きている出来事は全て政治と結びついているのではないでしょうか・・・? もちろん学校内で選挙活動をするのは問題だと思いますが、世の中で起きていることを学ぶというのは、一番大切な”教育”だと思うんですが・・・

しかし、少子化のため、学校は生き残るために進学率を上げることに必死で、先生たちも課外活動に取り組む余裕がない、親たちも課外活動よりも良い大学に進めることを望む・・・という状況から、なかなか難しいようです。でも、おかしいなと思うのは、課外活動の必要性を感じて自ら企画しようという人たちを、わざわざ妨害しようとする人たちがいること。それはなぜなのかと思います。

また、大学の図書館で働いているという人からも、似た状況の話がありました。大学の先生が生徒に読ませたいと思って書籍を購入し、図書館に置こうとしても、例えば原発や政治に関する本などは、外には並べず書庫へしまってしまうのだそうです! それも学校側の教育への”配慮”なのでしょうか・・・

話を聞いていて、なんだか背筋が寒くなるような気がしました。

昨日、イギリスのポールとスカイプでその話をしていたら、現在イギリスでも小学生が書いたブログが公立学校で禁止されたことが話題になっていると言いました。9歳の小学生が、毎日学校で出される給食の写真を撮り、味を10点満点で採点し、何口で食べたか、髪の毛は入っていたか(!)などを、日々詳細に綴っているのです! 給食にしてはまぁ豪華と思える日もあれば、家畜のエサ?と思うような日も(所詮イギリスの食事だしcoldsweats01)。とにかくリアルで面白いのです。

このブログが数百万ビューを超える話題のブログとなり、学校や自治体側は「(良くも悪くも)こんな給食を出しているのか」などと非難されるのを恐れて、その9歳の小学生に給食の写真を撮ることを禁じました。

BBCでの記事はこちら。(この記事のトップに使われている写真は、この小学生が10点満点中2点をつけたワースト給食)

日本語での記事はこちら

この禁止措置について、イギリスの有名なシェフ、ジェイミー・オリバーたちが抗議して、その少女はまた給食の写真を撮れる様になったとのことですが、こんな話を聞いていると、日本だけでなくイギリスでも、学校での自由な活動や発言が制限され、学校や行政側は「子ども」や「教育」のためという想いからではなく、自己保身という発想からあらゆるものを一律に規制しようとするような姿勢が伝わってきます。

そんなことを考えた、「路地と人」でのブライアン追悼上映会でした。

上映を企画してくださった「路地と人」原田さん、そして会場に来ていただいた皆さん、どうもありがとうございました!

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