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[jp] 目を見張る機材の充実と技術の向上

6月10日は、市ヶ谷で「住まいは人権デー映画祭」が開催され、その午前の部で「さようならUR」を上映していただきました。

市ヶ谷駅を通るたびに気になっていた釣堀。
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いつ見かけてもかなりの人。私は金魚すくいもまともに出来ないのですが、いつか行ってみたいという野望を持っています。
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映画の上映は11時からで、スタッフの集合時間は10時となっていました。私は15分ほど遅れて到着しました。

この会場に機材の下見に来た際、天井がずいぶん低いということが分かりました。この低さでは、前のお客さんの頭が邪魔になって、よく映画が見れません。机を取り払って、前半分は座席のみ、イスを扇状に配置して・・・と下見の際に打ち合わせしていたつもりですが、坂庭さんはすっかりそのことを忘れていて、私も遅れて到着したため、今からでは机の移動は厳しいということになってしまいました。

でも、午前中の人は少ないだろうから・・・ということで、そのままの机と座席の配置で上映を行うことにしたのですが、予想に反してかなりの人が午前中から来てくれました。

(言い訳ではないのですが、このスクリーンの高さでは、上映会場として使うのは本来不可能と判断すべきなのですが、会場が新しくて、予約をしてくれた人が予約時に会場の現況を知らなかったというのと、私が会場の下見(機材の確認のための下見)に行った際には、既に映画祭の広報を始めていたために、会場の変更が難しかったのです)

司会の岸岡さん
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さようならUR上映の様子。この会場、スクリーンはまるでダメなんですが、音響は不釣合いなほど優れていましたcoldsweats01 あと、ブルーレイが上映できるというのもうれしかったです。この天井の低さ、何とかならないものか・・・
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上映の後は、73号棟の村田さん、吉津さんからの挨拶、私の挨拶、そして会場からの質問がありました。

休憩を挟んで午後からは、ビッグイシュー基金の瀬名波さんより、被災地・仙台の路上生活者についての報告がありました。震災前と後で、路上生活者たちの顔ぶれ、特徴、人数など、どのような変化があったのか、どんなことが求められているのか、という興味深いレポートでした。
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続いて、仙台の仮設住宅に関する短編映像3本の上映。ひとつは、私が仙台長町仮設住宅で暮らす、漁師の中澤さんに取材した映像で、残りの二本は、仙台メディアテークの「3がつ11にちをわすれないためにセンター」の作品で、細谷修平さんによって撮影・編集された映像でした。
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以下に、当日上映した短編映像のネット上のリンクを紹介します。

仙台長町仮設住宅 中澤松次郎さん&美佐子さん
撮影:早川由美子

仙台あすと長町仮設住宅 寒さ対策工事
撮影:細谷修平さん

わすれン!ストーリーズ 建築家 伊東豊雄さん
撮影:細谷修平さん

その後は、遠藤大輔さんの「渋谷ブランニューデイズ」の上映とトークがありました。
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休憩の後は、「映像から考える人間の尊厳と住まい」というテーマでの、パネルディスカッション。司会はもやいの稲葉さんで、ディスカッション参加者は私、遠藤さん、坂庭さん、そして池袋を中心に野宿者支援の活動を行うTENOHASHIの森川すいめいさんでした。

ディスカッションの前に。
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ちなみにこの日は、私の友人である横山さんが撮影をしに来てくれました。今回半年振りに会ったら、めちゃくちゃ機材を充実させていて驚きました。
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なんと、この日は動画撮影に向いた一眼レフ3台での撮影体制!
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ディスカッションでは、各人から、それぞれの立場での発言がありました。中でも、森川さんの、日本一自殺率が低い徳島県の○○町(←スミマセン、名前を失念)では、なぜ自殺率が低いのかの調査を行ったところ、「(他人に頼ることに対する)申し訳ないと思う意識」が低いということが分かった、という報告が興味深かったです。

「さようならUR」の制作を通じて、高齢者の日常会話を見聞きする機会が多くなった私は、皆さんが一様に「ピンピンコロリが一番」と言っているのを聞きました。はじめは、この言葉の意味さえ知らなかった私ですが、「誰にも迷惑をかけずにずっと元気(ピンピン)で、ある日突然コロリと死ぬこと」なのだそうです! 確かに、長い闘病生活の据えに苦しんで死ぬのは誰でも嫌ですが、でも、自分の死に際は誰にも分かりません。もし長い闘病生活が必要になっても、それはそれで仕方のないことでもあります。しかし、「ピンピンコロリ」を願う人が多いのは、自分自身の思いからだけではなく、家族に精神的・経済的迷惑を掛けたくない(=申し訳ない)という気持ちの現われでもあるのでしょう。

そんなことを思っていただけに、「自殺率の低さ=他人に頼ることへのハードルの低さ」は、説得力があるように思いました。(ちなみにネットで検索したところ、こんな記事も見つけました)

イベント終了後は、横山さんと駅近くのインドカレー屋でご飯を食べました。この半年ほどの間に揃えたカメラの数々を詳しくみせてもらいます。
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一眼レフでの動画撮影はポピュラーになって来ていますが、カメラの性能と費用の関係でどう機材を選ぶべきかとか、機材の自作や改造などに詳しい人たち御用達の通販ショップの話とか、録音に関するコツなど、気がついたら4時間近く、ひたすら映像に関する話で盛り上がりました。

それにしても、ここ最近の横山さんの技術向上は目を見張るものがあります。以前ベトナムのインディペンデント・メディアセンターDOCLABのティさんも言っていたように、「興味・やる気がある人は自分でどんどん学習する」というのは、まさにその通りだなと思いました。上達には、自分での情報収集、ある程度色んな機材を買って試してみる好奇心、あとはひたすらトライアルアンドエラー・・・が欠かせません。3年前にむさしの・みたか市民テレビ局の基礎講座で知り合ったときは、お互いほとんど技術的な知識が皆無だったのに! すごいなと感心しました。

実は、横山さんのお父さんは、全国アマチュア大会で上位入賞するカンツォーネ(イタリアの歌謡曲)の歌い手。日本の民謡なども歌うそうです。横山さんはお父さんやその他のミュージシャンのライブの撮影や録音を繰り返し行うことによって、撮影や録音の技術を磨いていったそうです。お父さんのカンツォーネ、聴いてみたい!

ちなみに、上の写真はカメラが2台しか写っていませんが、新しく購入した3台目は写真に写ってしまうと、パートナーにばれてまずいということだったので写していませんcoldsweats01 確かに、半年でここまでそろえたら、かなりお金かかりそうですものね・・・

「住まいは人権デー映画祭」、一回きりの映画祭なのか、今後も続いていくのかは分かりませんが、映像を通じて住まいや人権を考えるというこの試み、とても面白かったです。

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