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[jp] なくなっていく表現&自治の場

6月9日は、小金井市公民館で、昨年6月18日に亡くなったブライアンの追悼上映会を開いていただきました。昨年末に同会場で「さようならUR」を上映してくれた、水由さんと、小金井市市議会議員の片山さんが企画をしてくれました。

水由さん
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まず、「ブライアンと仲間たち」の上映、その後休憩を挟んで映画についてお話しながら、2009年ヒロシマ平和映画祭開催に寄せた、ブライアンの日本の観客へのビデオメッセージ、続いて今年5月に完成したばかりのブライアンの元サポーター、ポールによる「Brian」が上映されました。

上映後の質疑応答の様子(写真は片山さんに撮影していただいたもの)
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ブライアンと知り合ったきっかけ、撮影はどのように行ったのか、ブライアンたちと信頼関係を築いていく過程、ブライアンの最期、現在のパーラメント・スクエアの状況、表現の自由が脅かされている現状、などについてお話をしました。

「ブライアンと仲間たち」の上映は、昨年10月吉祥寺の追悼上映会以来でしたので、ブライアンについて話すのがとても久しぶりに感じました。私が日本へ帰ってきて3年ほどの間にも、ずいぶんパーラメント・スクエアの状況が変化(というか悪化)してきたと痛感します。このブログを継続的にご覧になっている方は、その変化についてよくご存知だと思いますが・・・。

上映の後は、前回と同じお店で懇親会がありました。もう10時ごろにもかかわらず、店内は満席! 小金井市を中心に市民活動をしている人たちが集う場となっているようです。お店を一人で切り盛りする女将さんは相当忙しそうでした。

懇親会の様子
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前回の「さようならUR」の時もいらしてくれた方もいれば、初めてお会いする人もいました。中には、福島の原発事故後、日本が大変な状況にあると危機感を感じて、イギリスから半年間帰国している日本人の方もいました。

他には、テント芝居の劇団で俳優をしているという方もいました。・・・テント芝居・・・。そういえば、震災後、東京から仙台の被災地に移り、記録を続けている細谷修平さんから、以前石巻のテント芝居を取材したビデオを見せてもらったことがありました。もしかしてそれでは?と思い聞いてみると、その劇団(野戦之月海筆子(ヤセンノツキ ハイビィーツ))でした!

細谷さんのビデオはこちら
野戦之月海筆子のサイトはこちら

私はまだこの劇団の公演を観れていないのですが、ビデオで見る限り、かなり大きなテントのようです。劇団自らがテントを建て、芝居をし、また別の地へ・・・というスタイルがかっこいいなぁと思い、どんな場所でテント芝居をしているのかと聞いてみました。

すると、テント芝居をすることができる場所がどんどんなくなっていると言われました。芝居では火を使うことが多いそうですが、火気使用を禁じる公園などの規則により、使う場所が限られ、また、これまで使えていた場所でさえも、規則を厳格に運用し公演を認めなくなってきているそうです。

”火を使う”という理由は表面的な理由で、体制批判的な芝居の内容が排除される一番の原因ではないか、とも言っていました。

・・・お話を聞きながら、政府や組織に対して物言う人たちの場所がますます減らされていくのだなぁと思いました。パーラメント・スクエア然り、そして大学の自治会活動が認められなくなって来ている現状然り。最近では、学校のPTA活動までもが、自由に行えなくなって来ているという話も聞きます。

まるで、「何も考えるな」、「批判するな」、「ただ勉強(社会人なら仕事&納税)だけしていればいいんだ、余計な活動はするな」と言われているような気分になってしまいます。しかも、こういう活動が「安全・安心」という実態があいまいでよく分からない(でももっともらしく響く)名目によって、規制されていくのが、なんとも嫌らしい。私は為政者・大企業&組織の上の人たちが使う「安心・安全」や「エコ」という言葉ほど胡散臭いものはないと思います。真の安全・安心やエコは、本来表現の自由を制限するものではないし、お金儲けの手段でもない。

そんなことを考えた、ブライアンの追悼上映会でした。

主催してくださった水由さん、片山さん、そして雨の中会場に足を運んでくださった皆様、どうもありがとうございました!

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