[jp] 大阪劇場公開(6日目:6月28日)
この日は朝7時半頃に起きました。静かで、朝は寒いぐらいだったため、ぐっすりとよく眠ることが出来ました。
「のらねこ軒」での朝ごはんは、手作りの納豆と味噌汁、お漬物、玄米ご飯でした。ネットでも販売されている「納豆菌」を使って、納豆を手作りしているそうです。「納豆菌」を見せてもらうと、目薬のような小さな容器に入っており、それを耳かき程度のさじですくって少し加えます。簡単に出来そうに聞こえますが、大豆を煮るのに圧力鍋を使うことと(なくても出来ますが、そのほうが時間が短縮できます)、発酵機能つきの電子レンジ(もしくはこたつ、湯たんぽなど)で長時間保温することなどが必要です。
頂いた納豆は、味は納豆そのものでした!
朝ごはんの後、支度をして、10時ごろに車でのらねこ軒を出発。大飯原発に向かいました。琵琶湖を眺めつつ、ほとんど信号がなく、渋滞もない道を車はどんどん走ります。
途中の道はどこもこんな感じ。
オバマ大統領の就任時に注目を浴びた「小浜市」の看板も見えてきました。このあたりの地名だったのか。。。
農村だったり、漁村だったり。
小浜市を過ぎるとすぐに、「おおい町」の案内看板が見えてきました。
すると、それまでの農村&漁村風景が一変。周囲の風景にまるでなじまない、巨大な建物があちこちに見えてきたのです。建設は現在も進行中のようで、多数の重機も見えました。
それまで約1時間半のドライブで、農村と漁村しかほとんど見なかったので、この突然の風景の変わりように驚きました。
大飯町の公園で、原発の再稼動に反対する市民がテント村をやっていると聞き、その公園までやってきました。
大飯町総合運動公園。野球場、テニスコート、体育館、多目的グラウンド、ジョギングコース、フィットネスクラブ、図書館、郷土資料室etc。
人口1万人足らずの町に、こんな立派な総合体育施設があるなんて、原発マネーの力のすごさを見せ付けられた気がしました。
トイレを借りに、中に入ります。
施設の中も外もがらんとして、受付の人以外はいませんでした。まぁ、実際に使われるかどうかはどうでも良くて、「建てる=公共事業の仕事が入る」ことが重要なんだものなぁ。。。
体育館の中に放射線測定器・・・!
子どもが遊ばない公園はどこか寂しげです・・・
野球場。ちなみに、これから10億円かけてサッカー場も作られるんですって。。。
この公園内で反原発テント村があると聞きましたが、果たしてどこに・・・? 広い公園内を歩くと、やがて遠くにテントらしきものが見えてきました。
う~~~ん、でも、あれは見るからに「キャンプ」しているだけなのでは?? と思いました。これまで日本&海外の抗議活動のテントを見てきましたが、同じテントでも、レジャーとしてのキャンプと抗議活動のキャンプは、雰囲気が全く違うのです。見てすぐに分かります。
ここのテントの場合、テントの張られ方(間隔の取り方)や、テントにメッセージや横断幕などが貼られていない、そのほかにも言葉にするのは難しいですが、なんとなく漂ってくる雰囲気から、反原発のテント村ではないのでは?と感じました。抗議活動テントというよりは、ロックフェスのキャンプサイトのような雰囲気です。
どうなのかな~と確信できぬまま、私たちはそのテントの群れに近づいて行きました。
テントの群れのそばを歩くと、やがてここのテントの中心拠点らしきテントが見えてきました。ここまでたどり着いて、置きチラシ、再稼動反対の看板などがあるのが見え、やっとここが反原発のテントなのだということが分かりました。こんなに抗議活動キャンプらしくないキャンプは初めて見ました! 私もまだまだ甘いな。
ちなみに、私たちはテント村の裏口から入ってしまったようで、表玄関(?)から見るとこんな感じです。こちらから見れば、もう少し抗議活動キャンプっぽい感じです。
原発再稼動をやめさせたいと、熊本から約10日前にここに駆けつけ、それ以来帰らないでここに泊まり、抗議活動をしているというまゆみSUNにお話を聞きました。
連日の抗議活動のせいか、声はかなりかすれていました。3.11以後に原発の問題に目覚め、各地の抗議活動に参加するようになったそうです。ここの反原発テントでは、料理を作っています。もともとが料理を作るのが仕事で、野外フェスでの屋台、ミュージシャンのライブに同行して屋台、自分だけでも料理ライブツアーなど、屋外で料理をしたり、即興で料理するのが得意。まゆみSUNの活動については、ネット上でも沢山載っており、ほんと、ミュージシャンみたいに各地を飛び回って、料理”ライブ”しているみたいで、とても面白そうです!(例えばこんな感じ)
再稼動反対の大きな看板
近づいてよ~く見ると、文字が全て「曼荼羅」で出来ているというこだわりっぷり!
テントからは、抗議活動の様子を連日Ustream中継していました。「OnenessTV」というアカウントで配信される大飯原発再稼動反対活動の様子は、7月1日の再稼動日に、原子力発電所へ続く道を封鎖した抗議活動の様子をつぶさに報道するなど、ご覧になった方も多いと思います。
この日のテントには、東京、北海道、山口など、さまざまな人が集まっていました。地域の経済が原発に依存しすぎてきた地元・大飯町では、原発反対の声を地元民が上げるのは、かなり勇気の要ることだそうです。夕方、薄暗くなってから、犬の散歩でテントに立ち寄り、「本当は原発なんて、ない方がいいんだけどねぇ」とつぶやいていく地元の女性もいたと話していました。
でも、「地元の人も活動に参加しているのですか?」と質問した私に、まゆみSUNは「地元、外と分けて考えるほうが、そもそもはおかしい。原発は事故が起きたら、地元も何も関係ない。自分は”外”の人だとは思っていない。自分のこととしてここに駆けつけている」と言っていました。
6月30日には大飯町で1万人集会を開きたいといっていて、そのチラシをくれました。人口約9000人の大飯町で、1万人の集会を開く。地元・大飯だけでなく、全国から人が集まってほしい。政府の暴走を本気で止めないと、と。
まゆみSUNと。
ここにテントを張って抗議活動をしていることに対し、ここの施設の職員はこれまでに3回注意しに来たそうです。「キャンプ禁止」の看板も最近たてられました。(看板はお古のものみたいです)
さらには、抗議活動のキャンプが始まって以降、それまで自由に使えた水道の蛇口が取られ、しっかりと固められ、使えないようになってしまったとのこと!!
お話を聞きながら、抗議活動に対する嫌がらせが、ブライアンたちに対するものと全く一緒だなぁと思いました。ブライアンたちの場合は、パーラメント・スクエアにわたる横断歩道を塗りつぶして無くしてしまい、横断しにくくさせたり、付近の地下鉄のトイレの閉鎖時間を夕方4時ごろに早めるなどの嫌がらせが行われました。原発への国民の不信が高まる中で、経産省の反原発テントと同じですが、表立っての強制排除がしにくいので、こういういやらしい(でも日常生活を不便にさせる)方法を使うんでしょうね。
こういう無意味なオブジェこそ、よっぽど撤去すべきだと思うんですが・・・!
お昼をどこかに食べに行こうかと思いましたが、ここではカンパ制でまゆみSUNのご飯を食べられるということでしたので、こちらで頂くことにしました! まゆみSUNのご飯ライブ、ビデオでも撮らせてもらいました!
まゆみSUNのキッチンのあるテントへ移動。まゆみSUNのメニューは全てベジタリアンです。
こだわりの調味料。世界各地の珍しい塩も充実。
麻の実やそばの実なども
青空の下でのクッキング! この写真、私のお気に入りの1枚です。再稼動反対という緊迫した状況の中で、この平和な時間は奇跡的な瞬間だったと思うから・・・
全粒粉のパスタとズッキーニ、トマト、唐辛子、にんにくなど。ちなみに、まゆみSUNは作り始めるまで何を作るかは決めず、その場でぱっと思い浮かんだものを作るのだそうです。まさにライブ・ペインティングのようです!
食材も大事だけれど、屋外の調理では水も大事で、いかに水を捨てないかという調理の工夫が生まれてくるそうです。全粒粉のパスタは長時間ゆでても煮崩れないので、お勧めなのだとか。なるほど。。。
色んなものがカンパで届きます。野菜、調味料、梅干(瓶ごと!)、調味料、タオルなど。
最後の仕上げをするまゆみSUN。味付けは塩麴とオリーブオイル。
出来上がり!! 言うまでもなく、美味しかったです!!! 付け合せは、お豆腐を洋風にアレンジしたサラダで、オリーブオイル、塩(真っ黒な溶岩のような塩でした!)、かんきつ類の絞り汁で味付けされていました。
まゆみSUNのご飯を頂いたあと、2時ごろにテント村を離れ、大飯原発のすぐ近くにある原子力発電PR館・エルパークおおいに向かいました。大飯原発に向かう道は、陸上からはこの1本の橋(青戸の大橋)のみ。大地震でこの橋が倒壊すれば、陸路から原発にアクセスできなくなってしまいます。免震棟もなく、十分な高さの防波堤もなく・・・つくづく、福島原発の大惨事の後で、日本で最初に再稼動する原発としては、いくらなんでもお粗末過ぎると思いました。これでも無理やり再稼動すると言うんだものなぁ・・・。狂気の沙汰としか言いようがないです。
橋を渡り、更に1本道を走ります。ここも、かなり急な斜面ばかりで、地震その他の自然災害で、がけが崩れ、道路がふさがれてしまうこともあるでしょう。
原発PR館が見えてきたところで、大きなゲートがあり、進入する車は全て係員の人たちに止められ、どこに向かうのかと聞かれました。原発PR館を越えた先に原発があるので、ここで入ってくる人たちのチェックをするのでしょう。
私は係員が近寄ってくるのとほぼ同時に、首から提げ、撮影していたビデオカメラをとっさにかばんの中に隠しました。
「どこに行くんですか?」ー神経質そうに聞く係員。
「PR館です」ー普通に答える大久保さん。
やり取りはそれだけでした。無事ゲートを通過すると、大久保さんに「なんでカメラ隠しちゃったの? このやり取りを撮らなきゃ~」と言われました。
条件反射的にカメラをかばんにしまった私。もちろん、隠す必要はないのですが、こういうとき、私はまずカメラを隠してしまうタイプです。ここでカメラを奪われたくない、ここはすっと通過して中を撮りたい、そういう気持ちからです。
全国的に注目を集める今の状況では、ガードマンもとても神経質で、もしかしてカメラを取り上げられてしまうことだって、ないとは言い切れません。原発ではないけれど、今までこういう状況の時に、最初にカメラの存在を気づかれてしまったために警戒されるという経験は、何度かありました。
ここまでを撮って、カメラを奪われるか(もしくは、以降不必要に警戒される)、ここではカメラを隠し、中を撮るか(途中で止められても、「知りませんでした」でやり過ごす。途中までは撮れる)・・・その判断は難しいです。だって今、本当にどうでもいいことでさえ「撮らせない」が増えていますもの。だから、カメラを最初に見せたり、撮影の許可を取ろうとしないで、撮り始めてしまうほうが得策だったりします。(それをその後どう使うかは慎重にしなければなりませんが)(←もちろん、こんなことは一般人に対してはしませんが!)
とはいえ、そもそも何で職務質問みたいにガードマンが車を止めさせてチェックをするのか、やり取りを執拗にカメラに収めると権限も無いのに「撮影はやめろ」的なことを言うのか、そういうナンセンスこそ、抗議も込めて撮る必要があります。
私の場合、確信犯的に”撮る”と覚悟を決めて挑むとき以外は、とっさにはカメラを守る・隠すほうに行動してしまうんですよね。。。まだまだ弱いなぁと反省です。寺澤さんとかにダメだしされそう。意識的に自分の行動やとっさの判断を変えて行かなければ、と思います。
平成4年にオープンしたそうです。
内容は大体想像していたような内容で、原発PRのトンデモ度に関しては、このPR館よりも、後で立ち寄った「未来体感ミュージアム・エルガイアおおい」の方がすごかったです。
大きな施設の中で、来場者は5~6人ほど。見た目(?)「原発反対」みたいな人たちばかりでした。
PR館の係員による大飯原発の仕組み、内部、安全性に対する説明。もちろん質問(や苦情)は受け付けず。説明によると、「2001年のアメリカ同時多発テロ以降、安全に配慮して原発内の見学は出来ないようになった。それまでは燃料プールのそばまで行くことができた」とのこと。
原子炉の3分の1サイズの模型
PR館ではアンケートに答えると粗品がもらえました。私は答えるのを忘れてしまったのですが、遠藤さんは「原発再稼動反対」と書いたら、ウェットティッシュがもらえ、私にくれました(ちなみに家に帰ったら、姉に奪われました・・・!)
そのほか、この日の「原発マネー施設巡り」では、様々な資料をもらいました。すべて”原発万歳”の視点で書かれているとは思いますが、専門用語などを理解するのには役立つかもしれません。
「原子力コンセンサス2012」の発行元は、あの悪名高い「電気事業連合会」・・・
「大地震にも万全の対策。」と言い切っています・・・!
「越前若狭のふれあい」(関西電力の地域交流誌)
「東日本大震災にかかる関西電力原子力発電所の対応」
PR館の見学を終え、車に乗り、今度は「うみんぴあ大飯」へやってきました。下の写真にあるように、ホテル、温泉施設、こども家族館、「未来体感ミュージアム・エルガイアおおい」など、大きな施設が沢山建てられた海沿いのエリアです。
まだ何か建てるみたいです。施設はどこもガラガラなのに。自然を残したほうがよっぽどこの地域の観光資源になるのになぁ・・・
反原発のテント村の方々から、原発へは陸からは行けないけれど(PR館までで止められてしまい、そこから先へは進めないため)、「うみんぴあ大飯」の成海桟橋から出ている観光船「青戸クルージング」に乗れば、海から原発がバッチリ見えると聞き、クルージング船に乗るためにやってきたのでした。
同じくテント村を訪ねてきていた人たちと待ち合わせをして、団体割引で一人600円でチケットを買いました。約50分のクルーズだそうです。
出発までしばし待ちます。
クルーズ船
クルーズ船内。私はビデオカメラをセットして、張り切って後方のデッキでスタンバイします!
出発すると、その船は外見からは想像できないような高速で、ものすごい速さで走行するのでした! しっかりと手すりにつかまっていないと、振り落とされてしまいそうな勢いです。原発前を全速力で駆け抜けるためなのか?? 優雅なクルーズ観光を想像していた私たちは、いろいろと勘ぐってしまいました。それぐらい、尋常でない速さなのです。
赤い橋が原子力発電所に向かう青戸の大橋です。
北海道や広島から、再稼動反対のために大飯へやってきた人たち。クルーズ船の乗客(PR館の来場客も)、反原発の人たちばかりです。ある意味、私たちは地元経済に貢献していると言えるのではないでしょうか!! そりゃあ、原発があることでの公共事業や原発労働でもたらされるお金には及びませんが、健全な形で地元経済に貢献していると思う!
遠藤さんと大久保さん
全速力の航海では、ビデオカメラの撮影は困難を極めました。右手で手すりにしっかりとつかまり、左手にはビデオカメラ。振り落とされないこと、そして水しぶきからカメラを守ること。船のゆれに自分の体を慣らせ、なるべくぶれないように撮影するのはとても難しかったです。そういえば、船の上から撮影するのは初めてでした。例えば、祝島の原発反対運動で、漁師さんの船に乗って撮影をするドキュメンタリー制作者たちは、かなり大変だったのでは?と想像しました。
下の写真で、山の中に、ピンポン玉の上半分だけ見えているような部分があります。そこが、先ほど訪問した原発PR館です。そこからさらに、向かって右奥側に行けば原発なのですが、ここからは見えません。
ちなみにPR館(エルパークおおい)と原子力発電所の位置関係はこちらの地図でよく分かります。
参考までに近隣の府県も含めた若狭湾一体の地図
このクルーズ船は、原発の近くまで行くというけれど、いったいどの程度まで近くを通るのでしょう? 大飯原発が全国的に注目されてしまった今は、コース変更をして原発の近くまでは近寄らせないかもしれません。原発の近くを通っても、さらに全速力で駆け抜けるということだって、ありえます。。。
もうすぐ見えてくるであろう原発は、一体どの程度見えるのか・・・。期待と不安の入り混じった気持ちで、その瞬間を待ちました。
PR館の前を過ぎ、ほんのしばらくしたら、なんと目の前に大飯原子力発電所が見えてきたではありませんか!!!!
しかも、段々と近づき、なんと運転手はそれまで全速力で走らせていたボートを徐行運転に変えたのです!!! この運転手、よく分かってる!!! ありがとう、運転手さん!!
この運転手さんの粋な計らい(?)のおかげで、私たちは思う存分写真を撮ったり、ビデオを撮ったりすることができました!!
それにしても、大飯原子力発電所は、新聞やテレビの報道では上空からの写真が多いですが、海から見ると、如何に海面近くに建てられているのかということが、よく分かります。これで”安全”って太鼓判を押されても・・・
正確にはわかりませんが、1~2分は原発の前で徐行運転をしていたと思います。私が夢中で写真を撮っていたら、他の人たちが「見て、見て!」と別の方角で盛り上がっています。
なんと、イルカがジャンプしているのでした!!
一行は、一瞬原発を忘れ、イルカに心を奪われてしまいました もしかして、原発に関心を向けさせないため、関電が放ったイルカ??と思ってしまうほど、イルカ登場のインパクトは大きかったです
やがてクルーズ船は原発の前を離れ、また元の超高速で再び走り出しました。
私も含め、皆さん期待していた以上の内容に、満足したようでした。もしかしてこのクルーズは、そのうち無くなるか、原発の近くはコースからはずされてしまうかもしれませんが、このクルーズはお勧めです! あの距離からの原子力発電所はかなりの迫力です。乗船料は700円(団体600円)。大飯まで行く人は是非!
約50分間のクルーズを終え、元の桟橋に戻ります。駐車場に戻る途中、「未来体感ミュージアム・エルガイアおおい」に立ち寄りました。子どもの頃に行った「つくば万博」のパビリオンを髣髴とさせるような建物です。
パンフレット「エネルギーの未来と地球の未来について様々なアトラクションを通じて楽しく学び、考え、発見できるPR館です」と書かれていますが、展示を見ても未来型のエネルギーとして、原発以外の選択肢は無いようでした。
漫画家・松本零士プロデュースのキャラクターがお出迎え。
このPR館では、特に子どもに向けた原子力PRに力を入れているのですが、ビックリなのはその内容。
「原子力発電に出会った白クマ」
紙芝居風に、ストーリーが展開されて行きます。
原子力の必要性がいまだにこんな風に語られるなんて、ちょっと唖然としました。人間の息だけなら、福島の人たちは避難したり、除染する必要は無かったではないですか!
原子力は得体が知れない? 何が心配なの?
放射能が出るんでしょ? ペンギン君はまだ信じない。(安全神話をってことかしら)
だって地震が来たら危ないでしょ?
大丈夫! 地震にも十分な備えをしているんだよ。
※「最大級の地震に対しても安全機能が損なわれることのないように設計しています」と書かれています。福島の事故後でも、こんな記述のままで良いのでしょうか??
ママ、ぼくたくさんお勉強したよ!
ハッピーエンドで物語は終わるのでした。。。な、なんなんだ、この話は・・・!
関西電力の海外での活動PR。CO2を減らす取り組み。
「福島第一原子力発電所事故を踏まえた当社の 安全性向上対策の実施状況について」。ハード面、ソフト面にわかれて掲示されていました。(このブログ内の写真はクリックすれば全て拡大しますので、興味のある方は読んでみてください)
PR館内部に、原子力運転サポートセンターがありました。ここでは、さまざまな運転状況を再現できるシミュレーターで、原発運転員の訓練をするのだそうです。
本日の訓練状況
サポートセンターの様子(ちなみに内部からはこちら側(見学者側)の様子は見えないような、特殊ガラスになっています)
PR館の中には立派なシアター設備もあります。上映されているのは、特殊な映像ばかりですが
見学を終え、「のらねこ軒」へ戻ります。道中、今晩の夕食は何にしようかという話になり、このあたりの地域の名物である「トンちゃん焼き」にすることになりました。鶏肉を味噌ダレにつけたものなのだそうです。いわゆるご当地グルメ。
トンちゃん焼き用の鶏肉が購入できるという地元の人気店へ。民家の1階らしき狭い店舗ですが、私たちの前にお客さんが数組いました。
店内の様子
鶏肉は、親鳥、若鶏を指定します。若鶏の方が肉が柔らかいですが、トンちゃん焼きの”通”は親鳥で食すのだそうで、親鳥を購入。
道の駅にも立ち寄りました。高島市が中江藤樹の生誕の地であることにちなんで、「藤樹の里あどがわ」という道の駅でした。
ここでも「トンちゃん」がアピールされています
私はここで、このあたりの名物だという大豆と小エビの煮つけ、こんにゃく豆腐、鯖寿司を買ってみました。
「のらねこ軒」に戻りました。実は遠藤さんは車の後ろに再稼動反対のプラカードを載せていたそうで、見せてもらいました。
「のらねこ軒」前で再稼動反対アピール!
楽しみな夜ご飯の時間! ホットプレートでトンちゃん焼き。
トンちゃん焼きの親鳥。若鶏に比べ、かなり歯ごたえがあります。普段スーパーで普通に売られているのは「若鶏」だったんだ、と初めて知りました。ご飯が何杯でも食べれてしまうような味です!
私はナスやピーマンを丸ごと焼くのは初めてでした。どうなるのかな・・・?と思っていたら、表面がこげ、中はトロトロの状態! 美味しかったです。(ただし、ざく切りにした場合に比べ、焼き上がりまでに時間がかかります)
ナスの中はこんな感じになります。
鯖寿司も美味しかった!
バーベキューの場合、焼くそばから食べて行きますので、全体としてどのくらい食べたのかあまり意識をしませんが、この日は相当食べたはずです!!
今日はかなりハードな一日だったため、明日に何をするかは、朝起きて考えようということになりました。すごく疲れが出るかもしれないし、天気も悪いかもしれません。朝起きて決めるのが良い、と。
この日も11時ごろに寝ました。いよいよ明日は、今回の旅の最終日です!
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コメント
エネルギー事業の未来に期待ですね。
投稿: よし@コミュニケーションスキル | 2012年7月12日 (木) 22時37分
よし@コミュニケーションスキル さん
コメントをありがとうございます!
将来は、もっと自然エネルギーが普及してほしいものですね~
投稿: yumiko | 2012年7月13日 (金) 08時39分