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[jp] 子どもは親の望まないほうに

6月29日深夜に京都駅から夜行バスに乗り、朝6時に東京に到着しました。道中、3回ほどトイレ休憩があり、深夜3時ごろにサービスエリアに立ち寄った際、自分の全身がひどい筋肉痛であることに気がつきました。

普段から運動不足ですが、5年ぶりの登山で、尋常ではない筋肉痛になっています。でも、今更どうしようもなく、ひたすらバスの中で少しは眠れるよう努力しました。

7時過ぎに家に帰り、10時まで寝ました。3時間の睡眠でしたが、かなり復活した感が。

11時ごろ家を出て、12時過ぎに吉祥寺駅で是恒香琳さんと待ち合わせをしました。この日の上映は、是恒朋子さん(香琳さんのお母さん)が、明星学園の社会科サークルとして企画してくれた上映会でした。井の頭公園の中を通り過ぎ、明星学園に向かいます。

香琳さんは、初めて会った時は高校生でしたが、いつの間にかお酒も飲める年齢に! つくづく、月日の流れる早さを感じました。学校での生活や、韓国への旅行のこと、自分で立ち上げた映画サークルのことなどを聞きました。

明星学園に到着し、お昼ご飯をいただきました。美味しそうなお弁当です。
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社会科サークル主催ということで、一般の参加も可能だけれど、お客さんは多分身内だけだと思うと聞きました。上映の後、30分ほど私の話、その後15分ほど坂庭さんのお話、あとは会場からの質問ということでした。

是恒朋子さん手作りの”守銭嬢”。人形の口からカンパを入れると、なんと音が鳴るのです!
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司会の是恒さん
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明星学園を定年退職された川手先生からの挨拶
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上映の様子
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最終的には35人の方が観に来てくださったそうです! 主催者も私も驚きました(っていうと変なのですが・・・coldsweats01

上映後のトーク(こちらの2枚は是恒香琳さんが撮ってくれた写真)
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こちらの写真は是恒朋子さんからいただいた写真
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続いて、坂庭さんからは日本の住宅政策の変遷についてのお話がありました。
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上映後の質疑応答では、予定時間をかなりオーバーして様々な質問や意見が出されました。団地にお住まいという方からは、自治会についての質問がありました(高幡台団地の自治会の対応には、団地の居住者や自治会で役員に携わる方から、いつも驚きの声が上がるのですが、本当に起こったこと&現在進行形で起こり続けていることなんですよねぇ・・・)。

また、URは借金が多いのだから、その事情を住民に丁寧に説明すれば、住民側も納得したのではないか? URのこの大きな借金は、やがて国民に付けが回ってくるので、このままでは良くないのではないか?という意見も出ました。

公共サービスの民営化の是非を巡っても、色んな意見が出されました。

当日は、上映後に大学で社会学を教えているという先生ともお話をしました。これからUR団地の住民の聞き取り調査を学生たちとやるため、URについて検索していたら、偶然この映画を見つけた、ということでした。

偶然見つけるということも、あるのですね! 「さようならUR」と入れれば、ネットの検索で引っかかるのは知っていましたが、それでは単に「UR」とだけ入れたらどうなるのか? URという単語なら、色んなページで出てくるだろうから、私の映画は出てこないのでは? と思い、実際にYahooで「UR」とだけ入れて検索してみました。

・・・すると、今日現在ですが、上から9番目に「さようならUR」が結果として表示されたのです!! もちろん、検索トップはUR自身のページ。その後は、ウィキペディアやはてなキーワードなどのページが候補として上がっていました。

私の映画が9番目に来るとは意外でした。もっと下だと思っていました。意外とURに関する記述はネット上で、思ったよりは少ないのでしょうか? それとも検索システムや表示ルールによるのでしょうか??(頻繁に更新されるものが上に行くとか・・・?)。真相は謎です。

無事、上映会が終わり、社会科サークルのメンバーの皆さんたちと、三鷹の「たべもの村」へ移動しました。
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ご飯をいただきながら、皆さんとお話をしました。明星学園の場合、親が明星の卒業生で、子どもも明星に通わせているという人が、とても多いようでした。それだけ、学校の教育方針を気に入っているということの表れでもあります。学校は私服ですし、なんといっても「教科書がない」というのがユニークです。授業は先生が自分で用意するプリントにそって進められるんですって。

打ち上げでは、私の私生活に関しての話にもなりました。どうして映画を作りたいと思うようになったのか、イギリスに留学しようと飛び出したのか、公務員を辞めることにためらいはなかったのか、親はどう思っているのか・・・etc。

なんと今回は「お姉さんのワンルームアパートで、居候をしながら映画を作っている」と是恒さんが話したら、謝礼を2倍にしていただいたそうです! なんか、映画のクオリティとは関係ない私生活のことで謝礼金額を増やしていただいて、恐縮ですcoldsweats01sweat01

川手先生を始め、明星学園にお子さんを通わせる方々は、自分自身もこれまでに自由な生き方を選択してきたので、子どもにもそうなってほしい、冒険してほしいと願っているのだそうです。

ですが、親の願いとは裏腹に、そんなに羽目をはずした子どもになっていないというのが、悩みの種なんですって! なので、私がどういう環境で育ったのか、生活環境や親の教育方針を知りたいということなのでした。

信じる人は少ないと思いますが、私は「うちの子はぬるま湯につかっている。早川さんみたいにたくましく育ってほしい。うちの子と会ってやってほしい」と、何人かから言われたことがあるのですよ! 世の中には珍しい親もいるものです。

ほんと、うちの親が聞いたら、喜んで「じゃあ、引き取ってください」って言うと思うのですが、私は私の親を含め”ないものねだり”をする人たちの姿をみて、つくづく「子どもは親が望む通りには育たないものなのだ」と思います。子育てはしたことがないけれど。

自由な環境で育てたら、自由な発想の子どもになる”確率”は高いかもしれませんが、必ずしもそうなるとは限りません。自由奔放に生きる親に振り回されて、逆に自分は普通に生きたいと願う子どももいるでしょう。

反対に、保守的な環境で育ったら、保守的な価値観を持つ大人になる場合も多いかもしれませんが、逆にずっと押し付けられてきた反動で、反逆心が育ち、ぶっとんだ子どもになる場合もあります。私の場合は、高校、大学、職場(公務員)と、”超”がつくほど保守的な環境で、人生で最も多感な時期を10年以上過ごしました。でも、今はプータロー生活を満喫するような人間になっていますgawk

圧倒的な貧困状態や家庭内暴力などが子どもの人格形成に与える影響は大きいですが、それ以外の場合は、環境がその子どもにどう作用するかは、一概には言えないし、ましてや予測するのは不可能でしょう。その子どもが本来持つ個性にもよるし、学校、友人関係、バイト先、いろんな場所から影響を受けます。

恋愛が与える影響も大きいでしょう。優れた相手と付き合うのが必ずしも人間的成長に繋がるとは限らず、私の周りには、”だめんず”のパートナーによって、逆にたくましく育っていった元・お嬢様がたくさんいます。何がどう影響するか(良く作用するか、それとも裏目に出るか)は、本当にわからないものですよね。

そんなわけで、私は私の生い立ちや育てられ方を説明したところで、それが今の自分をどう形作っているのか、他の人にも通用することなのか、それは良く分かりません。

でも、実際に川手先生の娘さんが私のようだったら、きっと私の親同様、相当困ると思うのですが・・・!!!!

明星で学んだ生徒さんたちが、その後どんな人生を歩んでいくのか、とても楽しみ! そう思った社会科サークル上映会でした。

皆さんと
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上映会を企画してくださった明星学園・社会科サークルの皆さま、映画を観に来てくださった皆さま、ありがとうございました!!

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