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[jp] ビッグイシューの販売員に

今朝、久しぶりにロンドンのマリアの近況を聞きました。なんと、昨日からロンドンの繁華街のひとつ、コベント・ガーデンでビッグイシューの販売を始めたのだそうです!

夜は野宿者用のシェルターに泊まり、昼間はビッグイシューの販売をする・・・

数ヶ月前までパーラメント・スクエアで抗議活動をしていた生活とは、がらりと変わりました。

気になる初日の販売冊数は「6冊」。ビッグイシューの仕組みは、ビッグイシュー日本もそうですが、販売員は最初の10冊は無料でもらえ、それを販売することで、次回からの仕入れの資金にする、というものです。

しかし、マリアによると、イギリス(ロンドン限定?)のビッグイシューでは、最初の10冊無償提供は廃止となり、最初から自己資金で仕入れなければならないのだそうです。(本当なのかしら・・・でも、マリアはそう言っていました)

丸1日販売して6冊。1冊の販売価格は2.5ポンド(約375円)で、仕入れ価格は1.25ポンド。6冊販売したということは、彼女は1日で7.5ポンド(約1125円)を稼いだという計算になります。マリアは、「もっと簡単に売れると思った。丸1日働いてこれでは割に合わない」と言っていました。ちなみに、ロンドンの一般的なサービス業(外国人や移民労働者の多いウェイトレスやマクドナルドなどの仕事)では、1時間の時給は10ポンドくらいです。

でも、初日でもあるし、知らない人に話しかけるのが好きで得意なマリアだったら、これからはもっと売れるかもしれません。彼女は「とりあえず8月まで続けてみようと思う」とのことです。

6冊が販売冊数として多いか少ないかは別として、なかなか冊子が売れない理由には、ロンドン特有の事情があるようにも思います。毎日地下鉄の駅で手に入る新聞「メトロ」は、無料にもかかわらず60ページほどのボリュームがあり、政治から芸能ゴシップまでかなり幅広く網羅されています。それ以外にも、かなりの数のフリーペーパーがあり、既存の新聞の売り上げに影響し、街中でフリーペーパー以外の新聞を読んでいる人を見つけるのは稀です。中には、ロンドンの夕刊紙(イブニング・スタンダード)のように、もとは有料で販売していた新聞を、無料のフリーペーパーに変更したものまであります。

地下鉄や電車の車内では、毎日夕方ごろには読み終えたフリーペーパーが床に散乱するような中で、ページ数が少なく、なおかつ400円近くする雑誌の販売は、読者がその社会的意義を理解して支えてくれないと、かなり苦戦するでしょう。

なかなか難しいなぁ・・・

マリアは、平和活動をやりたいので、就労の意思がないため、失業手当などは受給することが出来ないのだそうです。(就業のためのトレーニングやカウンセリングを受けるのが条件なので)。なので、現在のような状態で当面は生活を続けていくとのこと。

オリンピック開催による観光客増で、雑誌も売れると良いですが!!

ちなみに8月には、マリアの娘・ケリーに二人目の赤ちゃんが生まれるので、その面倒を見るためにケリーの家で生活をするそうです。

マリアの近況でした。

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コメント

こんにちは^^
大変参考になりました。
また寄らせて頂きます。

投稿: 唐立望 | 2012年7月16日 (月) 15時34分

唐立望さん

こんにちは! コメントをありがとうございます。
はい、また是非お立ち寄りください^^

投稿: yumiko | 2012年7月16日 (月) 23時26分

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