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[jp] IAEA(原発)>WHO(健康)

先日、毎月恒例の「女たちの一票一揆」集会の撮影に行きました。今回は、北海道の医師・松崎道幸先生の講演が中心で、「今、福島の子どもたちを守るために何をすべきか? ~福島の子どもたちの最新甲状腺検査とチェルノブイリ、原発労働者のデータから」というテーマで、大変興味深い&ショッキングな内容の講演でした。

この講演の動画は、昨日キャプチャ&編集を終え、現在アップロード中ですので、近日中にも公開できる予定です。

今日は、その講演のあとで、福島の佐々木慶子さんより「フクシマ・アクション・プロジェクト」の設立の報告と、参加の呼びかけがありましたので、ご紹介します。連日報道でも(少しは)取り上げられている、国際原子力機関(IAEA)が12月15~17日に、福島県郡山市で開催する「原子力安全に関する福島閣僚会議」に対して、立ち上がったプロジェクトです。

IAEAは2013年に福島県に研究拠点を設置することを発表しています。「フクシマ・アクション・プロジェクト」は、IAEAとは何か、何のために、どんな研究をするのかを知って関心を高め、原発被災者のために真に生かされるか見極めると共に、IAEAに対して原発被災地から望むことを届けることを目的にしています。

集会では、「フクシマ・アクション・プロジェクト」のリーフレットがあり、そこに書かれていたIAEAの説明、これまでの活動がとても分かりやすく、なおかつとても酷かったので、スキャンして掲載します。ぜひご覧ください。

リーフレット表面(クリックすると拡大します)
Leaflet_1_small

リーフレット裏面(クリックすると拡大します)
Leaflet_2_small

特に驚いたのは、裏面の内容でした。リーフレットによると、IAEAの権限はとても強大で、1959年にWHO(世界保健機関)とIAEAとの間に取り交わされた「合意書」により、WHOはIAEAの同意を得ない限り、原子力による健康被害について、発言できないようになっているそうです・・・!!

WHOは国連の社会経済理事会の傘下ですが、IAEAは安全保障理事会の傘下にあるため、一段と強い力を持っています。元来健康を扱う権限はないはずの、原子力を推進するための機関であるIAEAの意向が、国際社会で健康を守り、病人の救援の先頭に立つWHOより優先する・・・。実際、チェルノブイリ事故では、少なく見積もっても数万人以上に被害が及んだと推定されますが、IAEAの規制を受け、WHOはたった30数名の死者しか認めず、子どもの甲状腺がんもなかなか存在を認めなかったそうです。(やっと認めた後も、「大して重い病気ではない」などと言っています!!)

福島県は、「福島環境創造センター」を設置し、IAEAを招致すると発表していますが、そもそも原発推進で、健康被害を軽視する姿勢のIAEAを招致して、福島や日本の政策決定に重大な影響を与える研究や決定にもIAEAが関わっていく予定だなんて、考えただけで背筋が寒くなります。

「フクシマ・アクション・プロジェクト」事務局長・佐々木慶子さんの発言ビデオはこちらです。ぜひご覧ください。

「フクシマ・アクション・プロジェクト」のIAEA福島閣僚会議前後の行動予定は、こちらのサイトに掲載されています。

最後に、リーフレットの最後に書かれている文章を引用します。

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私たちは「命を大切にする立場」からの復興以外を望みません。核の推進機関の、県行政への関わりは、福島県知事が宣言した脱原発という福島県の方針と矛盾しないのでしょうか。
今後、広島長崎の時のように、被災者が研究対象者としてのみ扱われるのではないか、分析や提言にも歪みが出るのではないか、といったことも私たちは心配です。そのようなことが起こらないよう、情報開示を求め、私たちの命や人権が大切にされる福島の未来を求めて、働きかけて行きたいと思っています。
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新聞やラジオぐらいしかなかった広島・長崎の時と比べ、現在は市民が強力な情報発信ツールを持っています。市民&市民メディアなどの力を総動員して、IAEAの好き勝手にさせないようにしなければなりません!(ちなみに、12月15日からの「IAEA福島閣僚会議」は、またしてもフリーランスの排除が行われています。フリーランスの参加登録&審査の基準はこちら。海外メディアの参加はゆるい基準だそうなのに。官&マスメディアがタッグを組んで、フリーランスを入れないよう頑張っているみたいcoldsweats02 ほんと、この人たち終わってる)

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