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[jp] 岡山映画祭2012(その2:11月17日)

岡山映画祭の初日。岡山市内に向かうバスが1時間に1本と聞いていたので、乗り遅れないよう早めに起きて支度をしました。

会場の岡山シティミュージアムへ到着。
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岡山映画祭の看板
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岡山映画祭のパンフレット
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10時より、新代表の岡本さんよりオープニングの挨拶
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オープニングの作品は、山崎樹一郎監督による「ひかりのおと」。岡山県真庭市で、なんとトマト農家を営む映画監督なのだそうです! ”地産地生”映画として、地元の人たちをオーディションで役者に起用し、岡山市内の数十箇所で自主上映会を展開したという、ユニークな作品です。

上映後の監督、出演俳優、製作スタッフによる舞台挨拶。
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トークの後、映画祭の小川さん、そしてボランティアの大学院生と共に、お昼ごはんを食べに行きました。

岡山の名物だという「ままかり寿司」(ままかりの酢漬けのお寿司)とおそばのセットを食べました。
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小川さんと会うのも3年ぶりでした。今回の岡山滞在中に何をするのか聞かれ、ヒロシマ平和映画祭の高雄さんから紹介していただいた、岡山在住の市場恵子さんという方に、長島にあるハンセン病療養所に連れて行ってもらう予定だとお話したところ、小川さん、岡山映画祭とハンセン病療養所のこれまでの関わりを教えてくれました。

小川さん自身もプロデューサーとして、在日朝鮮人のハンセン病元患者がお遍路をするというドキュメンタリー映画を過去に制作したことがあり、また、今回の映画祭でもハンセン病に関するドキュメンタリー映画を上映するとのことでした。(山陽女子高校放送部作品集:「私たちの宝1995年、あの日から10年」、「心の架け橋になりたい、山陽学園と長島愛生園の70年」、田中幸夫監督:「虎ハ眠ラズ」)

そして、ヒロシマ平和映画祭経由で紹介していただいた市場さんも、実は岡山映画祭とこれまでに関わりがあるそうです。過去の映画祭で、妨害に遭いながらも「ナヌムの家」を物々しく上映した時、会場で講演をされたのが市場さんだったのだそうです。上映に至るまでの大変な経緯をお聞きしました。

岡山映画祭は、もともとドキュメンタリー映画祭として発足したということもあり、上映する作品はその時々の社会情勢と連動しているといっていました。

お昼ごはんの後は、また会場に戻り、「さぬき巡礼ツアー」を観ました。この映画は、香川県で毎年行われている「さぬき映画祭」の映像作品の企画コンペで選ばれ、その賞金(250万円)をもとに作られた映画なのだそうです! 企画のコンペで250万円って、すごくないですか?(←私が知らないだけで、普通にこれぐらいなのですか? ちなみに、ハンセン病の元患者がお遍路をするドキュメンタリーを作った小川さんも、この映画祭のコンペで助成を受けて作ったといっていました)

「さぬき映画祭」の企画コンペの応募要項については、映画祭のウェブサイトに記載されています。「県内人材育成部門」は、香川出身または香川在住に限定されるそうですが、「一般部門」は県外の人でも応募が可能(ただしテーマは香川にまつわるもの)。香川を舞台に映画を作りたい!という人は、ぜひ応募してみてはいかがでしょうか?

映画の上映後には、プロデューサーの吉田摩弥子さんによるトークがありました。
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トークの後、次の映画は瀬々敬久監督の「アントキノイノチ」で、別会場での上映となっていました。四国から映画祭にやってきたという、映画好きの成合夫妻と歩きながら上映会場へ向かうことに。

「四国から来た」というと、ずいぶん時間がかかるというイメージを持っていたのですが、なんと電車で1時間なのだそうです!(←もちろん、四国のどこかにもよりますが)。そんなに近いとは驚きでした。四国から岡山へ通勤・通学している人も珍しくないそうです。しかも終電は遅くまであり、岡山は普通に行動範囲だといっていました。

成合さんは自営業(本業)の傍ら、四国で映画のロケがされるときには、必ずと言っていいほどエキストラ出演をされているそうです。これまでに度々エキストラをしたそうで、時には真冬に時代劇の格好のまま12時間外で待たされたこともある、と、エキストラの苦労話を聞かせてもらいました。

12時間も待たされるなんて、なんでそんなことになったのかと聞くと、それは前の撮影が押したり、準備に時間がかかったりして、予定時刻がどんどん過ぎていくからだそうです。エキストラとして、これまでに数多くの現場を見てきた成合さんによると、「監督は素人でも、スタッフがしっかりしていれば映画はできる」とのこと。・・・もちろん作品にもよると思いますが、なんか(なるほど)と合点のいく発言でしたhappy02

「アントキノイノチ」の上映会場に到着したものの、上映までだいぶ時間がありました。近所でお茶でも・・・と思っていたら、小川さんから「控え室で瀬々監督たちが打ち合わせしていますよ」と言っていたので、私たちも控え室にお邪魔することに。

打ち合わせ中の瀬々さんたち
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私は瀬々さんと会うのは初めてで、名刺交換をしたところ、「高幡台団地、俺も映画に撮ったんだよ!」と言われました。えぇっ?!とびっくりしたところ、なんと、1993年に高幡台団地で起きた、日野OL不倫放火殺人事件をモチーフに映画を作ったというのです!!(事件の詳細については、ネット上でいくつか見つけることができます。例えばこちら)。高幡台団地で撮影もしたそうで、あの団地の構造についてとても詳しくご存知でした。まさか、瀬々さんと、高幡台団地つながりがあったとは・・・! 驚きでした。

日野不倫OL放火殺人事件をモチーフに、瀬々さんが監督した作品のジャケットまで見せてもらいました! この作品が「さようならUR」とつながりがあるとは、感慨深いです。
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「アントキノイノチ」上映後、小川さんの挨拶
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上映後のトーク。進行は映画祭スタッフの中原さん。
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上映の後は、スタッフ、関係者、来場監督たちで飲み会に。飲み会では、山崎監督をはじめ、岡山に移住した人たちがなぜかすごく元気になっているという話で盛り上がりました。「晴れの国」とも呼ばれる岡山、一体何が起こっているのでしょう・・・!

飲み会の様子。順番に自己紹介。
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京都から岡山に移住し、トマト農家を営みながら映画を作り続けている山崎さんですが、さぞ地元では映画監督としてモテモテなのでは?と誰かが聞きました。それに対して山崎さんは、「映画監督なんて言っても全然モテない。百姓って言うほうがよっぽどモテる」と答えていました。

確かに、特にこの311後の社会を生きる私たちにとって、自分の食べるものを自分で作ることが出来たり、小屋を建てられたりするサバイバル・スキルは、新たな”モテ”基準となったように思います。映画監督と言った所で、災害時に役立ちそうなスキルはあまり持ち合わせていなそうですからねぇ・・・gawk 面白いな~と思いながら聞きました。

映画祭スタッフの小西瞬夏さんからは、句集をいただきました。巻末には俳句と映像のコラボレーション作品のDVDが収録されているとのこと。俳句と映像のコラボなんて、楽しみです!
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宴たけなわの頃、お店のマスターが色紙を持ってやってきました。瀬々さんのサインが欲しいということでした。どういうわけか、その場のノリで山崎さんと私まで同じ色紙にサインをすることに! 私のサインが加わることで、(この色紙本物?)状態になってしまうのでは・・・と危惧しつつ、酔った勢いに任せて私もサインをすることに!
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色紙を持っているのがお店のマスターです。
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ちなみに、サイン部分だけ拡大するとこんな感じ。
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楽しい初日でした。

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