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[jp] 『木田さんと原発、そして日本』

総選挙を間近に控えた今日、新しい動画をYouTubeにアップしました。福島県双葉郡富岡町から水戸市へ避難している、木田節子さんのインタビューです。

先月末、毎月撮影をしている「女たちの一票一揆」で、木田さんが「今回の選挙はとても大事な選挙。新橋のサラリーマンに訴えたい」と発言されたのを聞いた時、その光景が頭に浮かんで、即座に(撮りたい!)と思い、その場で取材を申し込んだのでした。

そのときは、新橋アピール(と仮に呼ぶことにします)は確定ではなかったのですが、新橋アピールの前に、一度インタビューをさせてくださいとお願いして、先週、避難先の水戸に伺い、なんと午後1時から夜9時までインタビューをさせてもらったのでした!(ここまで長時間になるとは、双方想定していませんでしたが、私は何かあったら・・・と、泊まり道具と撮影テープ10本(10時間分)、そしてバッテリーが切れた場合のACケーブルも持参していたのでしたwink

以前から木田さんのことは見聞きしていましたが、まともにお話するのはこの日が初めてでした。各地の集会に積極的に参加されていますし、原発立地地域で顔を出し、名前も出して発言される、数少ない人のひとりです(これは本当に相当な勇気と覚悟のいることだと思います)。息子さんが原発関連企業で働いていて、”原発作業員の母”として取り上げられることが多い木田さんですが、私はインタビューをさせてもらって、息子さんとの関係よりも、断然、旦那さんとの関係を変えるべく木田さんが起こしてきた行動に興味を持ちました。それまでのアイデンティティ=”主婦”を捨て、原発に反対し、声を上げ、外に出て行くまでの過程が、とても清々しいのです! なんだか、韓国のドキュメンタリー映画『外泊』に出てくる、女性たちのことを思いました。

私は、木田さんの声を総選挙までに届けたい一心で、自分にとってはありえないスケジュールで撮影と編集を昨日までに終わらせ、今朝アップロードを完了させました。(時間をかければ、もっと構成とかちゃんとできたと思いますが)

アップロード後、まず木田さんに見てもらいたくて、すぐにメールをしました。普段、木田さんは自分が映っている映像はあまり見ないようにしているそうですが、今回は観てくれました。「選挙のことをもっと話せばよかった」と、頂いた感想の中に書いてあったのですが、実際にはインタビューや新橋アピールの際、木田さんはかなり選挙のことを話していました。

しかし、今は選挙期間中。私はこれまでに、もちろん政治には普段から関心を持ち、直接&間接的に参加しているほうだと思いますが、選挙活動とか、選挙に合わせて何かをする(街頭演説の撮影、選挙応援だとかビラ配りだとか)、そういうことはしたことがありませんでした。しかし、「女たちの一票一揆」や経産省前テントでの撮影などを通じて、選挙期間近くに集会で発言したり、チラシを配っている人たちが、公職選挙法に注意していることを知りました。

私は、(私も今回の選挙に対して、自分のできることをしたい!)と思い、木田さんのインタビューを選挙前に公開することを目指しましたが、それなら公職選挙法に気をつけなければと思いました。初めて公職選挙法を読み、それがどのように運用され、何がNGで何がセーフなのか、どんな表現はまずいのか、政党名、候補者名はOKなのか等々、今更ですが、ゼロから調べました。それらを理解したうえで、木田さんの新橋街頭での演説、水戸でのインタビュー内容をチェックし、OKなものを載せたのです。ですから、実際に木田さんが話した選挙の内容よりも、完成品ではずっと少なくなっています。(←とはいえ、はっきりNGな発言はなかったのですが)

そして、私自身の関心が、選挙・国政以前に、木田さんが家庭内で起こした”一揆”にありました。そこが一番根本で、足元であるべきだと思ったので。なので、選挙の話よりも、木田さんと家族の関係についての話の比重が大きくなりました。

無事、選挙前までにネットに載せることができた木田節子さんのインタビュー、こちらよりご覧ください。

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