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[jp] 初クロストーク

選挙直前にネットで公開した『木田さんと原発、そして日本』ですが、おかげさまで結構好評で、「良かった、これからもこのシリーズを撮ってほしい」とわざわざ電話をくれる方や、勉強会で上映したいという問い合わせも頂いています。

続編や同テーマで他の人を撮るという予定は今のところはないのですが、でも、機会があればどんどん撮りたいと思っています。

インタビューに応じてくださった木田さんから、先日メールが届き、年内の活動予定が書かれてありました。各地での講演、抗議活動、そしてアメリカとのスカイプトークなど、スケジュールが連日びっしり!

私とのインタビューの中で、ご飯の支度をせずに抗議集会に出かけ、遅くに帰ってきたらご主人が不機嫌でけんかになったというエピソードがあります。そのときに、木田さんはぶちきれて、「米ぐらい自分で研いで、炊いて、漬け物でご飯食べればいいでしょ!」と言い放ちます。

その木田さんの発言には、私も(ごもっとも!)と同感なのですが、さすがにここまで連日木田さんが各地に出かけ、だんなさんが毎日漬け物でご飯食べるのも可哀想だと思い、炊飯器に入れるだけでOKの、炊き込みご飯の素を、DVDと一緒に送りました。
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もちろん半分冗談ですが、それが伝わらずに、新たな夫婦喧嘩の火種になっちゃったりして・・・thunder!(ちょっとドキドキですがcatface

ところで、話は変わって、先日19日は、渋谷のアップリンクで『さようならUR』の上映がありました。現在上映中の『モバイルハウスのつくりかた』(本田孝義監督)の上映にあわせ、”家”をテーマにした作品を上映するという企画で、私の映画のほか、『渋谷ブランニューデイズ』(遠藤大輔監督)、『藝州かやぶき紀行』(青原さとし監督)の作品が上映されることになっていました。

上映が決まったとき、本田さんから「クロストークをしませんか?」というお誘いを受けました。クロストークというのは(私は今回はじめて聞いた言葉だったのですが)、お互いの映画の上映後のトークに出演することです。私の映画の上映後に、本田さんがトークゲストとして登場し、本田さんの映画の上映後には、私がトークゲストとして参加するということです。

以前から本田さんとは、ビデオアクトなどのイベントでお会いしていましたが、住まいに関心を持ち、映画も作っている数少ない(?)監督の一人だと思っていました。(住まいは、生活の根本に関わる問題ですが、住まいをテーマに映画を撮った人は、意外に少ないのです!)

なので、住まい、住まい方について、本田さんとどのようなトークになるのか、クロストークをとても楽しみにしていました。

『さようならUR』上映の様子
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『さようならUR』上映後のクロストーク(写真はアップリンク藤井さんに撮っていただいたもの。ありがとうございます!)
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本田さんは、以前公団住宅の建替え問題を取り上げた映画に関わる予定でしたが、それが叶わなかったという経験があります。でも、そのときに各地の建替え事情を見聞きして、(建替え後にも住み続けるのは無理)と思ったそうです。私も映画の上映で、建て替えした団地に行く機会がありますが、40~50年前の団地を建替えると、家賃が3~5倍近くに跳ね上がるのです。元からの住民に対して、家賃の低減措置がありますが、それは最初の数年だけ。高齢世帯も多く、家賃が5倍になっても対応できる人は稀でしょう。

本田さん自身は、岡山県の山陽団地出身です。(「団地」という名称ですが、73号棟のようないわゆる団地・集合住宅ではなく、分譲の一戸建ての集合体+賃貸の集合住宅からなる団地です)。大学進学と共に故郷を離れましたが、約10年前、山陽団地を舞台に『ニュータウン物語』というドキュメンタリー映画を作り、団地が出来る前、出来た頃、最盛期のころ、高齢化が進んだ現在の状況を描きました。

映画で描かれる状況は、高幡台団地にも、そして日本中の町にも起きていることだと思いますが、一番印象に残ったのは、映画の最後に、本田さんが企画して、団地で芸術祭を開くシーンでした。アーティストたちに自由な発想で、団地にアートを施したり、団地そのものをアートにしてしまうような、斬新な企画でした。(しかしラストにこのシーンを入れることは、唐突だとか賛否両論あったらしいですが)

本田さんはクロストークで、団地で芸術祭を開くという発想は、「団地再生計画/みかんぐみのリノベーションカタログ」という本を読んで思いついた、と話していました。実現可能性は別として、とにかく団地をこんな風に使ったら面白い!というアイデアが沢山詰まった本で、現在貸してもらって読んでいるのですが、発明家のアイデア集を覗いているようで、面白いのです!

本田さんが紹介された本。
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トークの予定は1時間あり、最初は(こんなに話せるのか?)と心配していましたが、終わってみるとあっという間の、とても楽しいトークでした。

そのあとは、本田さんの『モバイルハウスのつくりかた』を鑑賞。最初の劇場公開時にユーロスペースで観ていたので、今回は2度目となるのですが、初めて観た時とはまた印象が違ったように感じました。初めての時は、とにかく坂口恭平さんの存在感が圧倒的だと感じましたが、今回観て、(いや、実はこの映画の主人公は多摩川の河川敷のおじさんたちでは? このおじさんたちの、時代の先端を行く行き方を、着目して紹介したというのが、坂口さんのすごいところなのでは?)と思いました。まぁ、これは観る人ごとの感じ方ですので、あくまで個人的な感想ですが。

クロストークなので、『モバイルハウス~』上映後のトークにも参加。こちらは次の作品の上映開始時間との関係で、時間は約30分でしたが、『さようなら~』の時とはまた違う視点での住まいについてのトークで、こちらも楽しかったです。(私も聞きたいことが沢山あって、時間を気にせず聞いていたら、お客さんとの質疑応答の時間が無くなってしまいました。スミマセン・・・!)

本田さん、アップリンクの藤井さん、そして平日の昼間にもかかわらず観に来てくださった皆さま、どうもありがとうございました! 『モバイルハウスのつくりかた』は、アップリンクサイトによると来年1月4日まで上映があるそうです。もしまだご覧になっていない方は是非!

追伸:
この日の上映のあとは、来年2月からの劇場公開の試写のために東京に来ていた、「ひかりのおと」監督の山崎樹一さんたちと合流して飲み会。写真は、吉田さんと、東電記者会見出禁となったことで有名なタクシー運転手の田中昭さんという、珍しいツーショット^^
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