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[jp] 粘り強く!

予想最低気温3度という寒さの中、日曜日は経産省前テントひろば「Cinema de Tent」にて、「ブライアンと仲間たち」の上映がありました。

この日、テントは開始448日目!
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これまで沢山テント表面に掲げられていた看板類がほとんどはずされています。代わりに、経産省の看板がぐるりと張り巡らされてしまっています。
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このブログでも以前書きましたが、テント=屋外での上映であるため、プロジェクターなどの稼動には発電機が必要で、それらの機材の扱い方もテントの女性たちで身につけようという目的がありました。

上映会は5時からだったので、スタッフの皆さんが3時に集合して、テントの男性スタッフ・原田さんから発電機、プロジェクターの使い方のレクチャーを受けることになっていました。

テントの裏に設置されている発電機。かなり大きいです!
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この発電機は、ガスコンロなどで使うカセットガスを使うタイプです。4~5人の女性で、にぎやかにレクチャーを受ける様子。普段からテントに来ている女性でも、私を含め発電機は触ったことがない人が多く、みんな興味しんしんです。
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相当にぎやかだったのか、しばらくして経産省職員と、ビデオカメラを持ったガードマン2人が、注意しにきてしまいました・・・! テントでは、火気使用禁止となっていますが、火気使用のためではないこの発電機の使用もダメだというのです!

経産省職員とのやり取りの様子(動画)はこちら

火気使用はダメといっている、テントの撤去を毎日お願いしているetcを職員は言いましたが、火気使用ではないし、テントの撤去にはそもそもこちらが応じていないというのがあるので、あまりにも杓子定規だなぁと思うのですが(タバコを吸うためのライターとか、経産省の職員でも普通に持ち歩いて、建物内にも持ち込んでいますよね?)、発電機の使用はあきらめることになりました。

・・・しかし、発電機の使用禁止は、まさに”想定外”の出来事で、私たちはそれ以外の電源を全く考えていませんでした。ノートパソコンに付属しているバッテリーで、ノートパソコンは動かせるかもしれませんが、プロジェクターは無理だし。。。

原田さんから、テントのカーバッテリーを使って上映する提案があり、そうすることにしました。カーバッテリーは、フル充電ならば数時間の上映会もOKですが、この日はフルではありませんでした。どこまで持つか分からないけれど、やれるところまでこのカーバッテリーでやり、切れてしまった後は、ノートパソコンの画面で見ることにしよう、ということになりました。
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屋外のテント、しかも原発に反対し、経産省の敷地内を占拠して張られているテントならではの出来事です。普段、コンセントにつなぐだけで電気が使える暮らしに慣れていると、どんなに便利な生活を享受しているのかと気づかされます。本来は、こういうことが起こるのがテント、そしてテントでの上映なわけです。ちなみに、原発に疑問を感じテントを訪れる人でも、「このテント寒い。暖房は?」と尋ねる人もいるそうです。

発電機のレクチャーがなくなり、電力を無駄に消費しないため直前まで動かさないことになり、余裕を持って2時間前に集合しましたが、だいぶ時間が余ってしまいました。

・・・ということで、おやつタイムに!
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上映開始時間になり、スタンバイします。
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見に来てくれた方々には、経産省により発電機が使えなくなったこと、急遽カーバッテリーを使ってやることになったこと、もしかして途中でバッテリーが切れてノートパソコンの画面で見るかもしれないこと、などがあらかじめ伝えられました。何とか持ちこたえてくれるとよいですが・・・!

上映の様子
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問題なく上映は進みました。しかし、開始から40分ほど経った頃、突然、何の前触れもなくスクリーンが真っ暗になりました。すっかりカーバッテリーでの電力ということを忘れて快適に見ていたため、一瞬何が起こったのか、理解するまでに数秒かかりました。

事前の説明どおり、ノートパソコンでの上映に切り替えます。字幕があるので、相当見づらかったかもしれませんが、ノートパソコンを囲んで鑑賞。
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画面は小さいですが、それでも何とか見ることはでき、参加者の皆さんも段々その画面の小ささになれて鑑賞をし始めた頃、また突然画面が落ちました・・・! 今度はパソコンのバッテリーが切れてしまったのです!
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映画はあと残り30分ぐらい。まだ結構あります。映画鑑賞はここまでにして、続きの説明もしながら、もう残りはお話会とするか、それとも何か方法があるのか・・・

誰かノートパソコンを持っている人はいないか尋ねましたが、残念ながら持っている人はいませんでした。しかし、第1テントにノートパソコンがあり、それを借りて上映をすることに! バッテリーの残量は不明ですが、やれるところまでやってみようということで!
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こちらのノートパソコンにインストールされていた再生ソフトでは、なぜか映画の字幕が表示されず、私は活弁(?)のように、台詞を同時に話しました。何十回と見ているので、台詞はほぼ覚えているのです。でも、普通の会話は何とかなっても、例えばエンディングでマリアが読み上げる手紙の部分とか難関なので、内心(このまま最後までやるのか?)とドキドキでした。

途中、参加者の人がパソコンの画面をいじって字幕を表示できるようにしてくれ、同時通訳をしないですんだので一安心。助かりました。

結局、映画は最後の残り2分ぐらいを残したところで、このパソコンのバッテリーがなくなり、映画のほとんどを見れたのでした! 最後まで見れなかったのは残念でもありますが、でもそれより何より、発電機禁止、カーバッテリー切れ、ノートパソコン2台を駆使して、粘り強く・しぶとく上映を続けるのが、まさにブライアンの活動や、ここのテントの活動と相通ずるスピリットだと思い、私はそれに感激したのでした。

上映の後は、お話会がありました。ブライアンとの出会いや、映画を作ろうと思った理由、イギリスの反戦運動の様子、ブライアンたちの活動がイギリスの一般国民にとってどうだったのか、現在のパーラメント・スクエアの状況、3・11前と後での映画を見てくれる人たちの受け止め方など、一通りお話しました。

参加者の中に、フランス出身の方がいて、”デモ好き”で”不満の多い”フランス人と、それらによって勝ち得てきたフランスの権利・保障などについての話もありました。

翻って日本人は、おとなしくて、お上の言うことを信じて、政治の話をしない、デモに行かない、周りから浮いてしまうことを恐れる・・・などなどの意見が出てきたのですが、誰かが「でも、ここにいる日本人たちには当てはまらないでしょ!」と言ったのがおかしかったですhappy02 「どうして日本にいるのに、いわゆる日本人らしくないのか。どこでどうなったのか?」なんて話も出ました。

気がつけば、あっと言う間に9時を過ぎていて、第1回Cinema de Tentは無事終了しました。

皆さんと
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企画してくださった簔口さん、谷田部さん、そして観に来てくださった皆さん、どうもありがとうございました!

追伸:
昨年末のテントオールナイト上映では、とんでもない寒さのため、参加者はダルマ化していきましたが、今回は寒さは大丈夫でした。前回は、オールナイトがゆえにおなかもすいて、眠気で体力も低下して・・・という過酷な状況だったこともありますが、一番大きな要因は、テントの断熱の進化にあると思います。すのこ、銀マット、毛布、プチプチの梱包財、畳などが何重にもしかれ、隙間に目張りがされ、寒さをかなり防いでいました。まぁ、もちろんずっとコートは着たままですけれども。

寒さ対策がされたテントの床。紅葉した落ち葉が季節感catface
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