[jp] これは”イギリス料理”でしょう!
先日、イギリスでは「カツカレー」が日本食として人気で、私は日本の「Panko」をクリスマスプレゼントとしてイギリスへ送ったということを、このブログで書きました。
その日本製パン粉を使い、カツカレーを作った!というレポートが、イギリスのポールから詳細な写真と共に送られて来ましたので、ご紹介します。
にんじんとジャガイモ
適当な大きさに切り、ゆでます。
トマトの缶詰。日本では、多少のトマトを加える家庭もあると思いますが、缶詰を丸ごと入れる家庭はあまりないでしょう。この時点で、やや”ズレ”が発生。
たまねぎ
たまねぎを鍋でいためます。
カレールウ。日本のもの。これがあれば、味付けで心配する可能性はほとんどなし!
トマト缶とカレールウを加えます。
事前に書いたと思われる、レシピノート。よく見ると、「カツカレー2」と書いてあります。以前のバージョンは一体、どんな「カツカレー」だったのでしょうか!?
いよいよ「Panko」を付ける準備! 小麦粉、卵、パン粉と並べているのは、日本と同じ。
日本で「カツカレー」を注文したら、説明されていなくても普通は「豚肉」だと思うのですが、ポールは鶏肉を。
この点について、先日スカイプで面白い会話がありました。イギリスは「ベジタリアン」(菜食主義)発祥の地と言われていますが、元々はとても”肉食”な国。動物愛護の視点から、肉を食べるのをやめようと思う人でも、やはり肉の味は恋しいらしく、ベジタリアン用の「肉もどき」製品がスーパーには沢山あります。
また、ベジタリアンではないものの、なるべく食用にされる動物への負荷が少ないようにと思う人たちは、牛・豚は食べないけれど、鶏肉や魚は食べる、という人たちもかなりいます。そういう人のことを、テレビで「Pescetarian」と紹介していた、そんな言葉は初めて聞いた、と言っていました。
私もその言葉は初めて聞きました。興味を持ってネット上で調べてみると、「ベジタリアン」にはとても幅があり、ベジタリアンだと名乗る人でも、「鶏肉とターキー(七面鳥)は別」なんて人もいるのです! 「Pescetarian」以外にも、そういう食生活の人を「セミ・ベジタリアン」や、「ベジタリアン・シンパサイザー」と呼んだりもするそうです。
・・・ここまでややこしくなってしまった「ベジタリアン」の世界。いっそのこと、「ベジタリアン」という区分は止め、「ビーガン」(牛乳や卵なども一切食さない、厳格な菜食主義)とそれ以外、の2区分だけにしたらどうか?と、私などは思ってしまいます。
さて、話が脱線しましたが、鶏肉にパン粉を付けていきます。まず、小麦粉から。
とき卵を
パン粉を付けます! 台所で作業をするポールの様子。
良い感じについています!
パン粉がついた手の写真まで
フライパンで揚げます。
たまねぎを炒め、そこにトマト缶とカレールウを加え、あらかじめ茹でておいたにんじんとジャガイモを投入。
レンジで温めるタイプのご飯。イギリスのスーパーで売られているお米のほとんどは、インドなどで食べられている細長いお米(バスマティ米)。日本人からすれば、パサパサで美味しくないお米ですが、以前、日本のお米をポールにあげたら、以前「滑りを取る」とか言って、美味しそうにモチモチに炊き上がったお米をざるにあげ、水で洗われてしまったという、衝撃の体験がありました
チキンカツは美味しそうに揚がっています!(やや揚げ油が少なすぎるかも?)
ここで、なぜか春たまねぎ(日本の長ネギのようなもの)登場。
出来上がり! 春たまねぎは、刻んでカツカレーのトッピングにするためだったのでした
日本で「カツカレー」といえば、白いご飯の上にカレー、その上にカツ、というのが定番だと思いますが、送られてきた写真では、カレーを挟んだ両側にご飯とカツが盛り付けられています。そして上には春たまねぎのトッピング。。。どう見てもこれ、”イギリス料理”にしか見えません!!
イギリスでブームだという「カツカレー」、現地では一体どんな展開をしているのか、とても気になります!!
ちなみに、ポールからは、日本のパン粉とカレールウを使った「カツカレー」は、やはり全然違った、とても美味しかったというメールが来ました
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