« 2013年9月 | トップページ | 2013年11月 »

2013年10月

[jp] カフェ放送てれれ 最終回!

すでにご存知の方も多いかもしれませんが、大阪の下之坊修子さんが中心となり、10年以上も続けてこられた「てれれ」の上映会が、この11月&12月の上映を最後に、いったんお休みに入るそうです。自分の作品を作りながら、場を維持運営するための”稼ぐ”(?)仕事もしながら、10年間上映会を続けるというのは、並大抵の努力ではないと思います。

私は、ちょうど2年前、山形ドキュメンタリー映画祭期間中に、ベトナムのハノイDOCLABのティさんを下之坊さんとともに取材した映像を、てれれで上映していただきました。懐かしいなぁ!

てれれの上映は、東京では神保町の「路地と人」で行われています。下之坊さんは11月&12月の上映では全会場に行きたいとおっしゃっているそうなので、もしかしたら東京にもこられるのかな?? 行かれる方はぜひ!

上映のスケジュールはこちらからごらんいただけます。

てれれの上映を休止して、これから下之坊さんがますますパワフルに制作活動に専念されるのを期待している私です!!! 

| | コメント (0)

[jp] 『さようならUR』いただいた感想の紹介

『さようならUR』のDVDをご購入いただいた方より、以下の感想をいただきましたので、ご本人の了解を得て、ご紹介します。以前、73号棟に住んでいたことがあるのだそうです!
=======================
『さようならUR』を観ました。

私が『さようならUR』の事を知ったのは、つい最近でした。
実は私はかつて、まさに、高幡台団地73号棟のXXX号室に住んでいたのです。
そんなもので、高幡台団地のことをふと思い出したりするのです。それで、ネットで高幡台団地を検索していたら、「73号棟取り壊し」に関するブログを偶然目にして衝撃を受け、検索を続けたところ、「さようならUR」の存在を知ったという次第です。『とにかく手に入れるしかない』と思いました。

私は5年前の2008年11月29日に、思い出の地、高幡台団地に行って来ていました。京王線で高幡不動で降り、歩きで団地まで行きました。駅周辺からデジカメで撮りながら、『ずっと見ないでいた間に随分と変わってしまったものだなあ…』と驚き、困惑しながらも『まあ、世の中は変わって行くものだからしょうがない事だよな』という未来への希望と諦めが入り交じったような複雑な気持ちでした。高幡台団地に向かう上り坂の中ほどにある階段(さようならURにも撮影されていますが)に差し掛かった所で異様な雰囲気を感じ始めました。全く人けがないからです。階段を登りきって道に出た所で見たのは、たったひとり歩いている女性だけでした。『ゴーストタウンだ』と思いました。

そして、73号棟は変わり果てた姿になっていました。殆どシャッター通りになってしまっていました。XXX号室には南京錠が掛かっていました。

お昼のちょうど12時から1時頃まで、何枚もの写真を撮りました。集合ポスト、エレベーター、めんこやベーゴマをして遊んだ所、広場の滑り台、段ボールでソリごっこをして怪我した階段、ローラースケートで友達と滑ったけど凄く怖かった73号棟前の坂道、毎日通った通学路、高幡台小学校。父とキャッチボールをした73号棟の壁面…。高幡台小学校は夢が丘小学校に統廃合されて廃校になり、もうぼろぼろになっていました。校庭には、卒業の時に埋めたタイムカプセルが、掘り起こされていなければ、今も埋まっているはずです。集合ポストの前に少なくとも150台は駐輪されていたであろう自転車も、全く空っからかんになっていました。

母は73号棟1階の郵便局で働いて家計を助け、私は鍵っ子でしたが全く寂しいと思った事はありませんでした。母は同じX階の数件先の居室に住んでいたXXさんと仲が良く、よくお宅に遊びに行っていました。この73号棟から高尾山にも行ったし、多摩動物公園、多摩テック、サマーランド、御岳山にも行きました。団地から西に30分程離れた所にあるメルセス会修道院に毎週日曜日、カブスカウトにも行っていました。

2008年、73号棟にはまだ「美容パリジェンヌ」と「理容ニシムラ」「クリーニング・クリーンワールド」「肉の専門店・関ミート」「寿司うなぎ・寿司松」「グルメシティ」は営業をしていました。関ミートではペヤングソース焼きそばも売っていました。しかし、私と友達に、コロッケをただでプレゼントしてくれた揚げ物屋さんの姿はもうなく、中華そばが美味しかった店もなくなり、その場所が「寿司うなぎ・寿司松」になっていました。スーパーボールをよく買ったお店も、名物店だった中村屋もなくなっていました。「グルメシティ」も以前は「セイフー」でした。

私が73号棟に住んでいたのは団地が出来たばかりの昭和46年から50年までのたった4年間だけでしたが、とてもとても長く長く熱い日々でした。5年生の時に府中に引っ越す事になりましたが、残りの1年間も、電車とバスを乗り継いで50分かけて通い、高幡台小学校を卒業しました。

中川さん、津覇さん、畦地さんらも、新築当初から73号棟に住み、かれらのお子さん達も高幡台小学校に通い、同じ店で買い物をし、同じ風景を見、いろんな事を考え、喜んだりしていたのだろうなと思うと、友人知人ではないけれども皆、「別個に非ず一体なり」というような感慨に打たれました。

私が高幡台団地に行ったのが奇しくもURの取り壊し対策が始まった直後だったのは、何か第六感か何かのようなものが私を高幡台団地に赴かせたのでしょうか。

吉津さんが冷やし中華を振る舞った場面に心揺さぶられ、また笑いもしました。みんな、困難な案件を引き受けさせられ、プレッシャーを感じ、悩んだり苦しんだりと煩悶する中でも、大きなダメージを受けないように明るい面を見て、まだ起こりもせぬ事に取り越し苦労する心を持たず、幸福のほうを向いていらっしゃる姿に感銘しました。

畦地さんが南から撮った昔の色褪せた73号棟の写真には想いを馳せられました。『ちょうどこの時、私も73号棟に住んでいたんだなあ』と。畦地さんが亡くなられてしまった事は本当に残念で悲しい事です。

この世の中は諸行無常だと思います。世の中で変わらない物質は何ひとつありません。しかしながら、人間は良心だけは光り輝やせ、自分も他人も守り合い、共に愛し合い、生かし合い、許し合う事が大切だと思います。心だけは向上させ、滅尽させてはならないと思います。慈悲観だけは失ってはならないと思います。
愛し合い、睦み合い、信じ合う世界がやはり真実であり、理想だと思います。そんな事を確認した映像でした。

結局、団地内で見かけた人の数はたったの7人でした。大変な事態が起こっているなどとはつゆ知らず、私は『少子化だからこんなんになっちゃったんだろうな』位にしか思わず、ただ個人的な寂しさを感じていただけでした。

『さようならUR』を観て、やはり、国と法人は責務として、42年間住み続け、活用してきてくれた住人を守り、73号棟を維持・発展させ、持ち堪えさせ、生活の質をより良きものにしてあげる判断をするべきです。裁判所とURは心をクラリと変えなければなりません。URは、むしろ恩返しをするほうの立場であるのです。
=======================
73号棟に住んでいたわけではない私でも、映画の制作を通じて、以前、一時期ではあっても73号棟で暮らしたことがある人にとって、73号棟は思い出のたくさん詰まった場所であるのだ、という気持ちは分かります。単なる建物じゃない、そこには自分が生きた証がある、歴史がある・・・ 感想の最後、「URはむしろ恩返しをするほうの立場である」に深く納得。
ご感想をありがとうございました! このメッセージは、73号棟に住み続けたい住民の会でも紹介されました。

| | コメント (0)

[jp] 『木田さんと原発、そして日本』DVD発売開始!

今は福島のこと
いつかは貴方の町のこと…

東日本大震災・福島第一原発事故により、これまでの生活を奪われた木田節子さん。分断されていく故郷を思い、この苦しみを福島で終わりにさせようと声を上げ続ける彼女の姿に、同時代を生きる“私たち”は何を思い、どう生きるのか?

Kida002_re2
Photo: 山本宗補


<推薦の言葉>

原発難民の木田さんにはこの国の構造が透けて見えるのだ。
泣きそうになりながら喋る彼女の言葉は真実を突いてる。
気がついた人は後戻りはできない。茨の道を今日も行く!
武藤類子(福島原発告訴団)

木田さんが最後に語った言葉がすべてだ。
まったく同感だ。それでも、われわれも日本人。
見て見ぬふりをする者は、人間ではない。 
広瀬隆

cherry DVDのご購入はこちらから cherry
DVDジャケット表面(クリックすると拡大します)
Kidasan_dvdjacket_front_small

DVDジャケット裏面(クリックすると拡大します)
Kidasan_dvdjacket_back_small

<あらすじ>
前編:「木田さんと原発、そして日本」(2012年/30分)
Kidasan_1


震災前、福島県双葉郡富岡町で暮らしていた木田節子さん。原発に近い場所に家を建てた当時のこと、原発関連企業で働く息子のこと、震災を機に変わった夫との関係、避難民になって思うこの「日本」という国について語る。これまで、“原発作業員の母”として取り上げられることの多かった木田さんだが、このインタビューではむしろ夫との関係の変化に着目。家に閉じこもっていた木田さんが、外に出て声を上げ始めるまでの過程が清々しい!

後編:「木田さんと原発、そして日本 2 ~選挙~」(2013年/34分)
Kidasan2_3



2013年7月21日の、参議院議員選挙に立候補した木田さん。国政選挙へかける思い、そして東京・銀座での選挙活動をカメラは追う。“反原発”を掲げて立候補した彼女が直面する出来事は、まさに日本社会の縮図。“妻”が選挙に出る、“高卒”が政治家を目指す、“原発難民”とは名乗らせないマスメディア… 原発を支えてきた日本社会のありようが、声を上げようと立ち上がった木田さんの前に立ちはだかる。

Kidasan2_8


clover 特典映像「政治をマツリゴトに!」選挙フェス@渋谷ダイジェスト映像(2013年)

Senkyo_fes_banner_1

Banner: 三宅洋平 OFFICIAL WEB SITE


参議院議員候補・三宅洋平さんが始めた、新しいスタイルの街頭演説「選挙フェス」。音楽と共に政治を語るというユニークな手法はネットで注目を集め、選挙に無関心だった若者たちに、政治への参加を促す大きなきっかけとなった。選挙戦最終日、渋谷ハチ公前を人で埋め尽くした「選挙フェス」フィナーレの様子をダイジェスト版でお届けする。木田節子さん、三宅洋平さん、山本太郎さんのスピーチも収録! 特典映像の冒頭約3分は、こちらよりご覧いただけます!

_aaa4688_re
Photo: 山本宗補

_re
Photo: 山本宗補


<作品情報>
監督・撮影・編集:早川由美子
写真提供:山本宗補
映像提供(特典映像):佐藤秀明(ricapon)
DVDジャケットデザイン:冨田吉樹
2013年/日本/HDビデオ/カラー/64分

<DVD情報>
品名:『木田さんと原発、そして日本』
規格:DVD-R
定価:一般価格 1,000円
団体(学校含む)・ライブラリー価格 10,000円
※このDVDには、上映権は付いていません。
上映をご希望の場合はウェブサイトよりご連絡ください。

cherry DVDのご購入はこちらから cherry

| | コメント (1)

[jp] 現在こちらでブログを書いています!

ここ最近、ブログの更新が滞っていてすみません! 先月より、DisLocateのプロジェクトに参加していて、そちらのブログに日々の活動を書いています。

Dislocateのプロジェクト media + forest
http://dis-locate.net/media+forest/about.html

活動のブログ(英語で書いているのが、カンボジアからの映像作家・ラズマイさんで、日本語で書いているのが私です)

私の記事:その1
http://dislocate13.wordpress.com/2013/10/11/%e5%88%9d%e3%82%81%e3%81%a6%e3%81%a5%e3%81%8f%e3%81%97%e3%81%aedislocate%e6%98%a0%e5%83%8f%e3%83%af%e3%83%bc%e3%82%af%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%97%ef%bc%81-2/

私の記事:その2
http://dislocate13.wordpress.com/2013/10/14/%e6%99%82%e9%96%93%e5%86%85%e3%81%ab%e4%bb%95%e4%b8%8a%e3%81%8c%e3%82%8b%e3%81%a7%e3%81%97%e3%82%87%e3%81%86%e3%81%8b%e3%80%80%e3%83%89%e3%82%ad%e3%83%89%e3%82%ad%e3%81%ae%e3%83%af%e3%83%bc/

私の記事:その3
http://dislocate13.wordpress.com/2013/10/19/%e3%82%a2%e3%83%bc%e3%83%86%e3%82%a3%e3%82%b9%e3%83%88%e3%83%bb%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%bb%e3%83%ac%e3%82%b8%e3%83%87%e3%83%b3%e3%82%b9%e3%81%ae%e6%97%a5%e3%80%85/

アーティスト・イン・レジデンスは初めての経験なのですが、感想を完結に言えば「すごく楽しくて、すごく忙しい」! たぶん週1ぐらいで、プロジェクトブログに何か書くと思います。ぜひ読んでやってくださいね~

| | コメント (0)

[jp] 「木田さんと原発、そして日本」名古屋で上映&トーク!

昨年末の衆院選、そして昨夏の参院選選挙前にネットで公開していた「木田さんと原発、そして日本」、現在DVD化に向けた作業をしていることは、以前このブログでも書きましたが、名古屋での上映&トークが決定しました!

「乙女ハウス」のプレミア上映も名古屋だったんですが、またしても、「木田さんと原発、そして日本」のプレミア上映も名古屋に!! 

詳細は以下です。名古屋方面の方、ぜひいらしてください。当日は上映後に私のトークもあります!

=====================

一市民の木田さんがあの日、原発避難民になった。家も仕事もあきらめた。でも息子は原発関係に就職している。声をあげ続ける彼女と変容し成長する家族、対峙する社会。愕然とする現実は私たちが作っている?!

発言し、行動する木田さんに早川由美子監督が向き合います。問われているのは私たち。監督トークで一緒に考え、深めましょう。

●実施日時
11月9日(土)14:00~16:30

●会場名称
ウィルあいち 視聴覚ルーム
愛知県名古屋市東区上竪杉町1 (周辺地図)

●参加定員
50名

●申込方法
特になし、当日直接ご来場ください

●団体名

あいち平和映画祭実行委員会
担当:鳥濱さん
団体URL:http://aichiheiwa.movie.coocan.jp

●その他
【交通手段】公共交通機関のみ
【最寄り駅】名城線「市役所駅」徒歩7分
【参加費等】一般800円、学生・障がい者500円
【子ども連れでの参加】可能
====================

| | コメント (0)

[jp] 10月28日イベントのお知らせ

先日、このブログでも紹介した、山形ドキュメンタリー映画祭で通訳を務める山之内悦子さんの、出版記念イベントのお知らせをいただきましたので、ご紹介します。

イベントのチラシはこちらよりご覧いただけます。
イベント内容について、チラシより抜粋↓
=====================
『あきらめない映画 山形国際ドキュメンタリー映画祭の日々』(大月書店)出版記念イベント
乱調なんか怖くない ヤマガタへの愛
~今日の“悦子の部屋”のお客様は崔洋一監督~
1989年に「アジア初の国際ドキュメンタリー映画祭」として始まって以来、隔年開催されてきたヤマガタに、住まいのあるカナダのバンクーバーから自費で飛んででも通ってきた通訳者の山之内悦子さん。
そんな山之内さんが、「ヤマガタの魅力を伝えたくて、書かずにはいられなかった」という新刊『あきらめない映画 山形国際ドキュメンタリー映画祭の日々』の刊行を記念して、トークイベントを開催いたします。
ゲストにお招きするのは、本書の「仕掛け人」崔洋一監督。ヤマガタを熱愛するお二人が、刺激的な「おしゃべり」を繰り広げます。ぜひご参加ください。
■日時:2013年10月28日(月)午後6時30分~8時00分(6時10分開場)
■開場:文京シビックセンター26階 スカイホール
〒112-0003 東京都文京区春日1-16-21(TEL: 03-3812-7111)
■定員:100名(先着順)
■参加費:無料
●お申し込み方法(できるだけ事前のお申し込みをお願いします。当日参加もOKです)
1. お名前 2. 住所 3. 電話番号 4. メールアドレス 5. 参加人数 を明記のうえ、
メール(info@otsukishoten.co.jp)またはFAX(03-3814-2926)でお申し込みください。
■主催:大月書店
〒113-0033 東京都文京区本郷2-11-9
TEL: 03-3813-4651 FAX: 03-3813-4656
=====================
どんなトークが繰り広げられるのか、楽しみですね!

|

« 2013年9月 | トップページ | 2013年11月 »