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[jp] ベトナム・ハノイDOCLAB訪問(その5)

ハノイ5日目、この日も朝からあいにくの小雨。この時期は、一応ぎりぎり乾季の時期のはずでしたが、結局私が滞在していた期間はほとんどが曇りか雨でした。

前日のブログに書きましたが、タオさんからまさかの”7時集合”を提案され、それを8時集合に変更してもらったわけですが、なぜタオさんがそんなに早く集まりたかったのかは、私は知りませんでした。こんなに早い時間に集まるなんて、もしかして朝しか撮れない何かの光景を撮りたいのかもしれないと、私は勝手に想像しました。

もしそうだとしたら、8時に会ってすぐ撮影ということにもなりかねません。朝ごはんナシで、場合によっては昼ごはんも食べる時間なく撮影ということだってあるかも。。。

そう思って、本当は1分でも長く寝ていたかったのですが、7時におきてホテルの近くに朝ごはんを食べに行きました。帰り際には、現地の人が雨の日に着るポンチョを購入。この日は終日バイクで移動するとしたら、傘ではなくポンチョが便利だろうと思ったので。

ポンチョはどこでも買えて、大体20円ぐらい。その代わりぺらぺらなので、念のため2枚買っておきました。さぁ、これで今日はどんなプランになっても大丈夫!!

8時にタオさんがホテルまで迎えに来てくれました。タオさんは朝ご飯を食べていなかったので、まず朝ご飯を食べることに。バイクを湖のそばに停め、良さそうなお店を探します。湖を囲むようにして、四方八方に道が伸び、カオス的に色んな店がごった返している印象のハノイですが、地元の人によれば、それでも大まかに、食材、洋服、くつ、みやげ物、お茶etc、などカテゴリーごとに集中したエリアというのがあるそうです。実際歩いていると、靴ばかりが売られている通りや、魚ばかりを売る通りなどを見かけます。

しばらく歩いて、食べる場所を決めました。こんな感じのエリアです。
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私は既に朝ご飯を食べたので少しだけ・・・といいつつ、ガッツリと食べます^^; 辛目のスープに、パイナップルがのっているフォー。
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ご飯を食べながら話していて、どうやら何か特定の撮影のために、こんなに早く集合したのではないようでした。 ご飯の後、そのままこのお店でしばらく話し込んでいました。

DOCLABの作品は、東南アジアだけでなく、世界中の色んな場所で上映されています。DOCLABのユニークな取り組みとその先進性は、日本でも山形のドキュメンタリー映画祭だけでなく、恵比寿映像祭や、広島、福岡などでも紹介されています。

ほとんどの場合、DOCLABの主宰者であるティさんが呼ばれて海外に行くことが多いのですが、DOCLABの他のメンバーも海外の映画祭やフォーラム、ワークショップなどに参加しています。

タオさんは、DOCLABを代表して、世界最大(ですよね?)のドキュメンタリー映画祭、オランダのアムステルダム・ドキュメンタリー映画祭(IDFA)に、昨年12月に参加しました。その映画祭に参加した経験が、相当強烈だったようで、タオさんは私が会うときはいつも、IDFAのロゴが入った映画祭バッグ(参加監督がお土産でもらえるトートバッグ)を持ち歩いていました。

IDFAのトートバックを持ち歩くタオさん
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いいなぁ、私もいつか参加したいなぁ、アムステルダム・ドキュメンタリー映画祭! 興味深々に映画祭の事を聞いて見ましたが、映画祭自体の印象はあまりないようで・・・???

なんと、タオさんは映画祭に参加していた、別の国からの監督と恋に落ち、タオさんにとってはIDFAイコール彼との思い出だったのでした・・・!!!! 「アムステルダムはとても寒くて、気温が1度だったけど、私は全く寒さを感じなかった」って、なんてロマンチックなんでしょう!!!

・・・ですが、アムステルダムで恋に落ちたその監督とは、帰国してから2週間ぐらいは頻繁にメールがきたものの、その後ほとんど連絡が来なくなってしまったのだそうです。あきらめるべきか、まだ可能性を信じるか、悩んでいるそうです。。。

別の日のブログで書きましたが、DOCLABの中心メンバーの多くは女性です。DOCLABによって女性たちの可能性が引き出され、いきいきと活動しているというのは、何度か訪問しただけの私でも、良く分かりました。

・・・しかし一方で、タオさんが抱える悩み=DOCLABでは男性との出会いがない、は、タオさんにとってかなり深刻なようでした。タオさん曰く「DOCLABでは出会いがないし、これからも期待できないだろう」とのこと。

別の日に、ティさんも「結局DOCLABに定着するのは、同じスピリットを持った女性ばかり」と言っていました。なぜDOCLABには女性が多く、入ってくる男性は定着しないのでしょうか? そのひとつには、やはりティさんの存在が大きいのではないかと思います。聡明で、利発で、クリエイティブなリーダーシップを取るティさんに対して、一般的(?)な男性はとまどい、居心地が悪く感じるのかもしれません。

それでは、男性も参加しやすい方法・雰囲気に変えるべきなのかというと、その必要も無いように私は思います。女性が情報発信する力を養う、ある意味”ラディカル”なDOCLABという場は、世間の常識とは関係なく、ぜひティさんはじめ、女性メンバーたちが自分たちのやりたいように主導していって欲しいと思っています。”出会い”の場は、他で探すとして^^;

この日は、タオさんと湖の周りを歩いたのですが、あちこちで見かけるブライダルの撮影を見ては、「私はもう26歳になってしまったわ・・・」(タオさん曰く、ベトナム女性は25歳で結婚するのが理想)と、立ち止まって深いため息をついているのをみて、彼女より一回り年上で独身の私は苦笑^^;

マーケットの中には、お店だけでなく、お寺などもあります。こちらは中国様式のお寺
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細い路地を入ると、ベトナムの昔の建築様式で出来た家を見つけました。現在は、資料館として開放されています。そこに入って見ることにしました。

立派な客間と先祖を祭る仏壇。テーブルと椅子には、美しい螺鈿加工が施されていました。
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刺繍
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刺繍は代表的なベトナムのお土産品らしく、みやげ物店でも沢山売られていました。(質も金額もピンキリ)
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タオさん
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せっかくなので、2人で記念写真を撮ろうということになり、近くにいた人に写真を撮ってもらいました。

・・・その写真がこちら。
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私、自分の姿を鏡で見ていなかったのですが、こんな格好して歩いていたんですね・・・!! 観光客でも、現地人でもなく、周囲から浮きまくっています^^; ピンクのスカーフは、タオさんからのプレゼントで、黄緑色のポンチョは自分で朝購入したもの。自分の姿に、ショックを覚えました。(ちなみに、この写真を帰国してからDOCLABの人たちに送ったところ、「100年前のベトナム人!」とか、「仏壇から出てきた精霊」とか言われました^^;)

しばらくまたマーケットの中を歩くと、路上でお茶を売る女性を見かけました。タオさんに誘われ、そこでお茶を飲むことに。

・・・かなり汚れたバケツからお茶を汲んでいるのをみて、私はドン引き・・・
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これ、水色のバケツの中に入った急須から出たお茶ですよっ!!
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これ、旅行者の私が飲んでも、おなか壊さないんだろうか。。。ガイドブックには、ベトナムでは水道水を飲まないようにって書いてあったんですが、このバケツは、水道水どころのレベルの話じゃありません! ・・・でも、ここで断るわけには・・・

ええい、おなかが痛くなったとしても、明日にはもう帰国するのだから!と、思い切ってそのお茶を飲みました。

・・・苦い! 茶葉は出がらしを何度も使いながら継ぎ足していくようで、めちゃめちゃ苦いのです。でも、彼女の売るお茶は1杯1,000ベトナム・ドン(日本円約5円)と、現地の人にとっても格安の値段。現在75歳のこの女性は、毎日100杯程度をここで売り、生計を立てているそうです。たくましい・・・
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お茶を飲みに、お客さんが入れかわり・たちかわりで訪れ、商売は繁盛しているようでした。お茶を飲むしばらくの間、話をしたり、自分のお弁当を広げて食べる人もいました。

タオさんは、お客さんの女性と話はじめ、その話が面白かったらしく、途中からさりげなくデジカメで動画を撮影していました。興味を持ったらすぐ撮る、タオさんにドキュメンタリストの姿勢を感じました。

私は彼女たちが何を話しているのか知りたい気持ちはありましたが、撮影の邪魔をしたくなかったので、私は私で黙って動画や写真を撮っていました。
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近くのお店
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タオさんの撮影が一通り終わったときに、私は自分が撮った彼女たちの写真や動画を見せてあげました。興味深々で見ています!
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後日、下の写真を見たティさんから、 「現地に溶け込みすぎ!」と突っ込まれました^^; 「あなたたちは、同じ起業家精神を共有しているわ!」とも。確かに、お茶道具一式を持ち歩き、路上で1杯5円のお茶を売る彼女と、ドキュメンタリー界における私の活動は、共通するものがあるかもしれません^^
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「路上でお茶」の動画を撮影し、YouTubeにアップしましたので、ご覧ください。

お茶の後は、アイスを食べに行きました(食べてばっかり^^;)。有名なアイス・クリームやさんがあるということで、そこを目指して歩きます。到着すると、がらんとした屋根付き駐車場のようなスペースにアイスクリームショップが数軒。みんなが静かにアイスを食べている光景が面白い。
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アイスは、ごく普通のアイス。
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タオさんによれば、ハノイの若者たちがデートで一番最初に来るのがここなのだそう。ここにアイスクリームを食べに行こうと誘われたら、それはデートの誘いなんですって! 確かに、来ている人たちはカップルのような人たちが多くいました。

・・・その光景を見て、タオさんはまた深いため息・・・^^;!

朝早くに集合したので、大分時間が過ぎたように感じても、まだお昼頃なのでした。この日は、朝8時からタオさん、そして午後2時からは同じくDOCLABのキムドックさんとFilming picnicの待ち合わせをしていました。

引き続きマーケットを散策。
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この洗濯物の干し方は、ワイルドすぎです!Dsc01631

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キムドックさんとの待ち合わせ時間に近くなったので、待ち合わせ場所の郵便局に向かいました。キムドックさんのボーイフレンドも参加。キムドックさんは、現在取り組んでいる作品があり、一緒に撮影をしたいと言っていました。その作品というのは、ハノイの市内に子供の遊び場を創るというプロジェクトを追ったもの。キムドックさん自身も、当事者としても関わっています。

これまでこのブログでお伝えしたとおり、ハノイ市内の交通はカオス状態で、交通事故も多いそうです。道路の近くでは子供を遊ばせるのは危険ですが、かといって、子供が遊べるようないわゆる”公園”もほとんど見かけません。子供たちは、路地裏で遊んでいるのを見かけます。

キムドックさんはボーイフレンドとの間に子供がいて(2人はあえて結婚しないで子供を育てる道を選んだそうです)、子供の安全な遊び場が無いというのは、まさに彼女にとっても深刻な問題。

そんな中、ベトナムを何度も訪れ、ベトナムが大好きになったという、一人のアメリカ人女性が、ハノイに子供の遊び場が無いことを憂い、100万円を寄付して、ハノイ市内に遊び場を創ることを申し出ました。

その思いに共感したキムドックさんたちが、ホアン・キエム湖の芝生の、小さな一角を遊び場にしたら良いのではないかと考え、それを実現すべく、ベトナム政府やアメリカ大使館に働きかけました。

遊び場の候補地としてえばられたのはこの一角(10x20メートル位のスペース)
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(↓翌日、別角度から撮影)
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ところが、政府は、「前例が無い」として遊び場を創ることを許可しませんでした。「ホアン・キエム湖は、ハノイ市民にとって神聖な場所だ。そこに手を加えるのは問題だ」などとも答えたそうです。

しかし、実際には、この一角のすぐ近くには、カフェが営業していますし、この芝生の敷地内には、日本の「サロンパス」の広告だって建てられています。なので、説明は食い違います。
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キムドックさんたちは、アメリカ大使館にも協力を求めました。しかし、アメリカ大使館の担当者は「予算が全く無い」として断ったそうです。その担当者が、前々日に行った、「10ヶ月で10本のドキュメンタリー」企画の担当者として、挨拶をしているのを見たとき、キムドックさんは怒り心頭だったそうです・・・! まぁ、アメリカ大使館も、確かに限られた予算内で、毎年何に使うかを考えているのですから、それは仕方の無いことかもしれませんけど。

実は予算よりも、アメリカ大使館が協力しない一番の理由は、そもそもベトナム政府が許可していない案件を、アメリカ大使館が後押しすることが出来ないということだと、キムドックさんの彼氏が言いました。ベトナムで活動する全ての海外政府やNGO・NPOは、ベトナム政府の許可が無いと活動できません。なので、ベトナム政府の意思に反した活動は出来ないのです。ある程度まで画期的な活動は出来ても、ベトナム政府の反対を押し切ってまでは出来ないのが実情だといっていました。

将来の子供の遊び場となるか? ”予定地”の前で、キムドックさん、彼氏、タオさん
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あいにくの小雨でしたが、キムドックさんはスポーツ用の小型ビデオカメラを持参! 湖周辺でしばらく撮影しました。
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ちなみに、キムドックさんの彼氏は新聞記者です。来る前、ベトナムのメディアはほとんど国営と聞いていましたが、彼は民間のメディア企業に勤めています。いわゆる”新聞”(色んな時事ニュースが速報で報道される)ではなく、主力は電化製品やバイクなどの新商品を紹介する雑誌。でも、その会社は雑誌の他にオンラインの新聞も発行していて、そこには電化製品の紹介だけでなく、小さなスペースではありますが、政治やアートなどを紹介するコーナーがあり、彼はその記事を担当しているそうです。

キムドックさんと彼氏。私が渡した日本からのお土産を彼氏が真剣に見ているので(賞味期限が過ぎたものを買ってしまったのかしら・・・)と不安に思いましたが、なんと賞味期限が彼の誕生日というのに驚いていたのだそうです! ヨカッタ。
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キムドックさんの背後に鶏が映り込んでます・・・!Dsc01642

キムドックさんの彼氏から、ベトナムの表現の自由について色々お話を聞くことが出来ました。ベトナムに行く前、「ベトナムはデモをする権利が認められていない」と聞いていましたので、本当にそうなのかと聞いてみました。デモは出来るものの、デモを行う場合は事前に申請が必要なのだそうです。

日本でも、デモの際は道路使用の許可が必要ですし、デモの内容によっては「警備が手薄になる」とかよく分からないことを言われて、デモコースの変更を命じられたりするので、似たようなものですよね?

でも、ベトナムの場合、デモが許可になっても、そのデモの当日、デモ会場で政府の側もイベントを主催して、例えば「大フォークダンス大会」(!)を開いて、デモ参加者が入ってこられないぐらいの大人数の”やらせダンサー”たちを投入して、デモが事実上開催不能となってしまうように仕向けるのだそうです!! (←それはそれで見てみたい光景ではあります^^;)。

または、デモ会場のすぐ近くで、政府側によって集められた人たちが、大人数で金属を叩いたり、石を割ったりする行為をし、不快な大騒音でデモ会場のスピーチが聞こえないようにするなどの、迷惑行為をするのだとか。それでもしデモ参加者が文句を言おうものなら、翌日には「せっかくの楽しいフォークダンス大会が、過激派によって襲撃されました」という新聞記事になってしまうのですって!!

・・・それって、漫画の世界じゃん!!・・・

と思わず言ったら、彼氏は「でしょ? 私もこれを漫画にして表現すべきじゃないかと思っている」と。デモ現場の取材は危険なのか聞いたら、「市民側に立って撮影していると狙われるけれど、海外メディアの取材者にはベトナム政府は手を出さない、あとで問題になるから」と言っていました。

というわけで、なかなかデモも報道も一筋縄ではいかないのですが、工夫しながら問題を伝えるべく努力しているそうです。例えば、彼がこの日着ていたTシャツには、ベトナムー中国間の問題を訴えるメッセージが。正面切ってデモをすれば逮捕されかねないけれど、さりげなくこのTシャツを着てアピールしているといっていました。「ベトナムは、隣のタイと違って、表面上は何も起こっていないように見えるだろうけど、そんなことはない」と。
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夕方近くになり、ご飯を食べに行きます。ハノイに来てから、毎日すごい量のご飯を食べていますが、ヘルシーだし、全然胃はもたれません。
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キムドックさんとのFilming picnicは、キムドックさんのプロジェクト(子供の遊び場)の撮影をするためでしたが、途中からなぜかタオさんの「彼氏募集」ビデオの撮影に変更。。。キムドックさんの彼氏にタオさんがデジカメを渡し、それでタオさんを撮影するように頼んでいました。

そんな、タオさん「彼氏募集」ビデオのメイキングを、私も撮影^^ 動画をYouTubeにアップしました。(使用している動画の一部が、路上でお茶を売る女性のとかぶっていますけど)。もしかして、日本から彼氏立候補の問い合わせが来るんじゃないかしら! どきどき。

ご飯の後、キムドックさんたちと別れました。
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キムドックさんの作品DVDを頂きました。観るのが楽しみです!
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この日、タオさんから家に泊まりに来ないかと誘われました。私は是非ベトナム人の家を見てみたかったので、泊めてもらうことにしました。タオさんの家は、ホテルからバイクで30分ぐらい。ハノイの郊外にあります。

バイクでホテルに戻り、15分ぐらいで泊まる支度をして、またバイクに乗ります。夕食のための食材を買って、タオさんの家に向かいました。

バイクを降りずに買物が可能。肉の量り売り。
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バイクで走ること30分。方向としては、空港に近い方角だと言っていました。混雑しまくったハノイ中心地から、段々と風景が横長に変わっていきます。タオさんの家に着く頃には、あたりはすっかり暗くなっていました。

タオさんは一人暮らしで、家賃は月5千円ぐらい。ベトナム人にとっても安い物件ですが、それはここの大家さんとタオさんのお母さんが知り合いだからとのこと。平屋建てで、中央には野菜畑(大家さんの畑)があり、それをコの字型で囲むように各部屋が並ぶという形式でした。

建物の様子(翌朝撮影)。ここでも、基本ドアは開け放した生活で、隣の家の様子もよく分かります。
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大家の女性
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大家さんの家はさすがに立派です!(上がらせて見せてくれました)
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広い台所もあるのに、外で作業をするのが私にはやっぱり不思議。
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さて、気になるタオさんのお部屋は・・・
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青い壁がステキな、 カラフルなお部屋です!(壁は自分で塗ったんですって)。そして、部屋にはDOCLABのビデオカメラも!

部屋って、本当にその人の個性とか人柄が出るなと思うのですが、タオさんの色使い、すごく素敵だなと思いました。タオさんの映像作品も、色使いがとても印象的な作品です。
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^_^
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台所で料理をするタオさん
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上の写真では、見づらいかもしれませんが、「流し」は左足元にあり、ホースから水が出て、その下の赤い洗面器で洗います。しゃがまないと洗えませんし、何よりスペースが狭すぎます。しかも、この水場の部分も、タイルやステンレスではなく、他の床と同じ、合板のような素材で出来ています。日本だったら、すぐにカビが生えてしまうでしょう。でも、もしかして、こういった台所の作りは、「外で調理する」ことを前提に作られているのかもしれません。ここで本格的な料理を作るのは難しそうです。ちなみにカセットコンロを使っていました。

洗い物をするのも大変。
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タオさんが料理を作っている間、私は他の部屋に行きました。なんと、このアパートには、もう一人DOCLABのメンバーが住んでいるのです! ハノイで活動する海外NGOのスタッフとして働いているそうです。
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そしてこの日は、将来DOCLABに参加したいという友達まで遊びに来ていました。なんと、このアパートに引っ越すべく、現在引越し準備中なんですって。このアパート、将来は新たなドキュメンタリーの拠点になるのでは?と密かに思っています^^ 

こちらの女性は、ハノイにある少数民族専門の美術館(?)に勤めていて、普段から少数民族の調査でビデオカメラを使っているとのこと。「まるで素人だけど・・・」と言って、携帯で撮影した動画を見せてもらいましたが、私には既に十分に思えました。
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タオさんのパスタが完成したので、みんなでいただきます! ワインも^^
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話しの中心は、もちろんタオさんのIDFA話^^ 周りは「またその話?」とからかいます。
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何だかんだ12時ぐらいまで話し込んで、お開きになりました。疲れたし、そろそろ寝ようかというときに、見知らぬ女性が入ってきました。なんと、タオさんの同居人だそうです。この部屋、二人暮らしだったんだ! この部屋に先に住んでいた人で、元々は知らなかった人とのこと。家賃を安く抑えるために共同生活することになったそうです。同居人の女性は、レストランで働いているので、朝早くに仕事に行き、夜遅くまで帰ってこないとのこと。普段は、同じ布団に2人で寝るそうです。今日は、私が突然泊まることになったので、どうやって寝るんだろうと思ったら、「彼女には倉庫で寝てもらうわ」って・・・! ”先住民”なのに・・・!

ところで、今回のハノイレポート初日で、「ホテルのホームページに”シャワーはお湯が出ます”と書いてあるのを見て逆に不安になった」と書きましたが、(なるほど)と納得しました。タオさんの家、お湯が出ないのです。

バスルーム
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右側においてある水色の桶に水を張り、トイレは赤い桶に水を汲んで流します。5回ぐらい水を流さないと、トイレットペーパーは流れていきません。お風呂は、やかんでお湯を沸かし、それをこの水色の桶に足してぬるま湯にし、それで体や髪を洗うのです。冬はかなり寒いハノイで、これは結構大変なこと! 私はこの日、結局顔だけ洗って寝ました。家の中の設備を総合すると、これでは屋外で家事をするほうが楽だろうと感じましたし、家の中にいても、かなりアウトドアライフな感じでした。

早いもので、ハノイの5日目が終わりました。

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