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[jp] ベトナム・ハノイDOCLAB訪問(その1)

ここ半年ほど、忙しさにかまけて上映会レポートを書かないで来てしまいましたが、先月ベトナム・ハノイでグエン・チン・ティさんが主宰するインディペンデントのメディアセンターに行き、自分の映画の上映とトークをさせてもらいましたので、これからその報告を書きたいと思います!

まず、DOCLABで上映することになったいきさつですが、昨年秋にティさんとメールで近況報告をしあっていたときに、私が『踊る善福寺』という新作を完成させたと話したところ、「みたい!」と言われたので、インターネットで動画を送ったのでした。

動画を送って2時間後ぐらいに返事が来て、「すごく良かった! 感動した! DOCLABで上映してもいい? 高解像度の動画を送ってくれる?」と連絡が来たのでした。私は、見てすぐに上映したいほど気に入ってくれたのがうれしくて、もちろんOKしました。でもその時、動画は最終の音調整が済んでいない状態でしたし(何しろ編集期間が1週間弱というありえないスケジュールで仕上げたので!)、日本語と英語の両方の字幕が入ったバージョンだったので、海外で上映するなら英語字幕だけにした方が画面がすっきりするので、「映像を最終的に完成させて、英語字幕だけにしたものを作って送る」とメールをしました。

・・・それから約数週間たち、私が英語字幕だけのバージョンを完成させた頃に、ティさんからメールでDOCLABのクリスマスカードが届きました。DOCLABで撮影されたらしいそのポストカードを見て、「いいな、DOCLAB行ってみたいな!」と書いたところ、すかさずティさんから「来なよ! 来て、映画も上映しよう!」とコメントが。。。

社交辞令のやり取りかもしれないけど、私の中では、いつか行ってみたいと思っていたDOCLAB。観たいと言ってくれた映画があるなら、このタイミングで行くのが一番いいのではないか?と、突如ベトナム行きが具体的な話に変わったのでした。年始めから旅行続きでお金に余裕はありませんでしたが、「行けるときに行っておいたほうが後悔は無い」と考え、気がついたら航空券をネットで検索する自分が・・・!

そんなわけで、年明けから「近いうちにベトナムに行く」という目標を立て、具体的にティさんと訪問時期の調整を始めました。でも、1月はティさんのほうがDOCLABで2週間に及ぶ大々的なイベントを開催していて、かなり忙しく、連絡は滞りがちでした。そして、旧正月を祝うベトナムでは、2月初めの旧正月の時期はみんなホリデー休暇です。

結局、航空券を取ったのは訪問の2週間前で、ティさんが私のためにホテルを予約してくれたのは、何とハノイ訪問の2日前!!という、何の準備もナシの、行き当たりばったりの旅行となりました・・・!

ベトナム、さらにはハノイの知識はゼロ。そしてDOCLABでの上映以外の予定は未定という状態でしたが、訪問の2日ぐらい前にバタバタと私&ティさんの方で色々アイデアを出し合って、「でもまぁ詳しくは現地についてから・・・」ということに。

私の方で事前に決めたことは、ひとつぐらいは観光っぽいことをしておこうと、ハノイの世界遺産である「ハロン湾」の1日ツアーに申し込んだことと、あとはDOCLABのメンバーに、滞在期間中の土日に、時間のある人はハノイ市内で「Fimling picnic」をしませんか?と呼びかけたこと。(結局このFilming picnic企画が好評で、これを通じてDOCLABのメンバーととても仲良くなれました!)

なぜ「ハロン湾」のツアーに参加したかというと、映画を作り始めて以降、いわゆる”普通”の海外旅行をしたことがなく、どこの国に行っても、観光地とは真逆の「立ち退きに抵抗する小屋」とか、「現地のアクティビストたちと路上で飲む」という行動ばかりだったので、それはそれでもちろん面白いのですが、なかなか行く機会はないのだし”一応”観光地もひとつぐらいは行っておこうという貧乏性的な考えからでした。

現地の友達を訪ねたり、現地で色んな人と知り合いそうな旅行の場合、現地についてから旅行日程の後半にどんどん色んな予定が入っていくことが多いので、「ハロン湾」ツアーは到着翌日(木曜日)にし、金曜日はDOCLABでの上映とトーク、その後土、日、月はフリーとしておきました。

そう、今回のハノイの訪問は水曜日成田発・月曜日ハノイ発というとても短い日程。2月はそれ以外にも2週間の旅行が入っていたので、あまり長く家を留守にしてしまうと仕事がたまってしまうと言う理由もありましたが、本当はあと数日ぐらい長く滞在したかったのです。でも、なぜこの日程にしたかというと、それは格安の航空券を見つけたからです。(今回、航空券は自費で、ホテル代はティさんが出してくれました)

航空券をネットで検索したとき、大体8~9万円ぐらいが相場のようでした。直行便のほかにも、韓国経由、中国経由などでチケットがありました。そんな中、JALの直行便で5万4千円という安いチケットがあったのです!

でも、チケットの内訳を良く見ると、成田発は夕方6時、ハノイ着は夜10時半ごろ(ハノイと日本の時差は2時間)で、初日は移動だけで終わってしまい、帰国は月曜日の夜11:55(ほとんど真夜中)で、成田着は翌日の朝6時半という、飛行機に乗るだけで疲れてしまいそうなフライトスケジュールでした。

そのチケットは、例えば、成田を午前発にしたり、日程を1日でも延ばそうとすると、たちまち2万円近く跳ね上がってしまうのです。土日発で高くなることは良くありますが、このチケットに関しては、土日発でも値段は関係ないようでした。チケットの条件を見ると、ハノイの滞在が6日間に限定されたチケットだとの事。。。なぜに??

もうちょっと長く滞在したかったのですが、チケット代の安さに惹かれ、そのチケットを購入することにしました。ティさんからも「滞在期間が短すぎる!!」と言われてしまったのですが、チケット代金のことを話すと、「そんなにやすいチケットがあるの?」と驚いていました。でも、「それは日本発券限定のチケットだと思う」とも言われました。謎のフライトスケジュールについて話すと、「日本のサラリーマンがめい一杯働くためのスケジュールだ」とも。

つまり、このチケットを使えば、日本を日曜日の夕方に出て、ハノイにその日の夜に到着し、月曜日の朝から仕事が出来ます。金曜日の夜まで働いて、金曜日深夜にハノイを発ち、土曜日の早朝に日本に戻るのです・・・! なるほど!! 日本からベトナムに行く需要と、ベトナム人が日本に来る需要では、日本企業がベトナムに出向く需要の方が圧倒的に多いため、日本発券だけのバーゲンチケットだろう、と、ティさんは分析していました。

近年ますます高まるASEANとの経済交流で、こういうチケットも用意されているのかな、と思ったりしました。(その種類のチケットが常時発売されているかは不明ですが)

そんなわけで、金額の安さのみで選んだ今回の旅行日程。夜10時半にハノイに着き、翌朝7時からハロン湾へのツアーに参加(ハロン湾へは、ハノイ市内からバスで3~4時間かかるため)という強行スケジュールで挑みました。

行きの飛行機で、日本で10年暮らしているベトナム人女性のバンさんと相席になり、ベトナムについて色々教えてくれました。ハノイは四季があり、冬は結構寒いこと。今の時期は一番寒くて13度ぐらいの日もあれば、晴れれば20度ぐらいにもなったりすること。バイクが多くて、道路を渡るのが大変なこと。ご飯は安くて美味しいこと。

ハノイの親戚に会いに行くというバンさんは、ホーチミンの方が長く住んだ経験があり、ハノイよりもホーチミンの方がいいよ、などと話していました^^; タイやカンボジアに近く、気候も暖かいホーチミンの方が、人懐っこくて優しい人が多いのだそうです。中国に近いハノイは、「無愛想な人が多いけど、悪気はないから気にしないで」、などと言われました。日本同様、ベトナムも中国と島の領有権を争っていて、その話にもなりました。「既に奪われてしまった島については、あきらめるけど、今もっている島はこれ以上奪われたくないと言うのがベトナムの主張」だとも言っていました。

バンさんは、私が宿泊するホテルにタクシーの送迎を頼んだことを心配し、「本当に空港に迎えに来るかしら?」としきりに言っていました。飛行機の到着は30分以上遅れ、荷物を受け取って空港を出る頃には11時半を過ぎていました。バンさんは、「私の親戚が車で迎えに来るから、もしタクシーが迎えに来てなかったら、車でホテルまで送る」と言ってくれました。実際、以前トルコの映画祭に参加したとき、ホテルに頼んだはずのタクシーの送迎がなく、大変な思いをして深夜にホテルまでたどり着いた経験があります。

しかし、意外なことにタクシーの送迎はちゃんと待っており、バンさんと分かれて私はタクシーに乗りました。タクシーに乗ること約40分。タクシーは飛ばしていますが、運転手はシートベルトなし! 周りの車も、デフォルトでシートベルトはしていないようです・・・ 反対車線では、大破した車がひっくり返っているのをみて、私はひそかにシートベルト着用・・・^^; 

12時半頃、無事にホテルに到着し、チェックインをしました。深夜でしたが、道路には沢山の人が座ってお茶を飲んだり、ご飯を食べていました。ホテルのあるエリアは、外国人向けのバックパッカー宿が密集する地域で、私が泊まったホテルも個室ですが如何にもバックパッカー向けの宿。事前にネットでホテルのサイトを見たときに、わざわざ「お湯のシャワーが出ます」と書いてあるので、逆に不安になってしまうのでしたが、滞在中お湯が出ないということはなく、そもそも寝に帰るだけだし、私にとっては過不足ないホテルでした。

ホテルの部屋(翌朝撮影)
Dsc01730


Dsc01731

ホテルからの“景色”

Dsc01301

とりあえず到着初日は深夜でしたので、ホテルについてすぐ寝ました。(その2)につづく。

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