映画を観てくれた人々の感想

[jp] 「さようならUR」、嶋田邦雄さんのレビュー

6月23日からの、シネ・ヌーヴォX(大阪)劇場公開に向けて、5月23日と24日はプレス試写が開催されました。その試写で「さようならUR」をご覧頂いた、ジャーナリスト・嶋田邦雄さんが映画について詳細なレビューを書いてくださったので、ここにご紹介します!
===========
 「さようならUR」の印象を、帰ってから、また繰り返し思い浮かべてみました。やはり本当に素晴らしい内容だと再確認しました。いわゆるドキュメンタリー・フィルムとは根本から違う。何処が違うんだろうと考えました。一貫してUR住宅に入居している人の目線に基礎を置いているのですが、そのURを取り巻く情況を客観的に見つめる視線も失わない。その二つのヴェクトルの交差、あるいは共存の中から、これまでのドキュメンタリーにありがちだった情緒的、あるいは無機的な“教えてやる”式のレポート様式のパターンから完全に脱却することに成功しています。

 インタビューだけでなく、ナレーションも早川由美子監督が担当していることも一つの要因ではないか、と思います。プロのアナウンサーが担当する場合はある意味で中立的な客観性を作り出すことができるでしょう。あるいは俳優が語りを受け持つと、登場人物の内面にシンクロナイズした背景を作り出せるでしょう。しかし、そのどちらとも、結果的には製作者の“教えてやる”的姿勢へと観客を誘導する要因になります。素人的な声をそのままぶつける監督の語りが、実はその両方の欠ける点を補う役割を果たしていたのではないでしょうか。

 それが最も効果的に表れたのが中央大学大学院の教授へのインタビューです。教授は実に理路整然とURを取り巻く現実を解析し、その結論として「民営化以外に解決の道はない」と言います。しかし、インタビュアーは「でも入居者は民営化で不利な立場に追い込まれるのでは」と素朴な質問を投げかけます。教授は言います。「そうです。家賃は上がる。追い出しやすくなります」――彼の言う“民営化”の正体がいわゆる市場原理主義そのものであり、強者が弱者を食いつくし踏み潰してゆく姿を“解決策”として説いていることが引き出されました。“話の分かる”ジャーナリストだったら、悪意でなくても教授の説く“合理的解決策”の論理に乗ってしまい、素人的質問を出すのを憚るかも知れません。しかし、教授の言う“合理”“論理”は重要な点をあえて排除した上に成り立っている(教授自身、それを知っているはずですが)。自分で家を作ったり、買ったりすることのできない人たち、また、自分が今住んでいるところを故郷と感じている人の“人間としての実存在”を排除している。極端に言えば、金のない人は人間ではないのです。

 
 国家の財政をURに毎年、「兆」単位で注ぎ込んでいるという。しかし、税金は本来、そのような民衆の民生、福祉にこそ投入すべきであってそれを正すのだったら、天下りや、官僚システムそれ自体の中に作り出される“白蟻”構造にこそメスを入れるべきです。

 早川さんのインタビューは今国家単位で行われている「年金」「医療」「福祉」への国家予算投入の削減の意味をも併せて考えることをさそいます。学者へのインタビューはこの教授だけでなく、建築学者も登場させましたよね。住民がやっと手に入れた高幡台団地73号棟の設計書類を検証して「もちろん耐震補強をしなくてはならない。しかし、上層部をカットするなどすればずっと安く改造する道もある」と居住者の立場に立った提案をしています。「学者」の立ち位置によって事態へのアプローチも大きく違ってくることも映像化しています。

 さらに、決定的とも言えるのは最後のUR理事長への歩きながらのインタビューです。表面的には紳士的に答える理事長もその答えの内容はいわゆる官僚的逃げ口上でした。肝心な点を突かれると「正式な取材ではないからお答えする必要はありません」。

 それに対し早川さんの「何度もインタビューを申し込んでいるのに対応してもらえないのはなぜですか?」――このシーンはかつて新聞社に籍を置いた私にとって、痛い、痛いシーンです。新聞社あるいはテレビ局などでしたら取材は受け入れられ、応接室でのインタビューにも応じてもらえたことでしょう。しかし、その場合、多くは“話の分かる”対談しか表に出せないでしょう。肝心なところではミニコミなどを排除してきた(している)この国のジャーナリズムがツケを払わなくてはならない時点へ来ているのだという衝撃を受けました。

 私自身、かつてやっと抽選に当たって大阪・枚方市の香里団地に入ったことがあります。それまでのボロ木賃アパートに比べてなんと違っていたことか。いい点も悪い点も含めて。酔っぱらって帰り着く時など、巨大なコンクリートの機械の中に飲み込まれるような言い知れぬ恐ろしさに襲われる反面、そこをいつの間にか故郷と感じている自分にも気づき、不思議な気分になったものでした。

 転勤で公団住宅住まいは卒業しましたが、その経験が映画「さよならUR」により大きな親近感を与えたのかもしれません。

 とにかく新しい可能性を秘めた映画と言っても決して誇張ではないと思います。ありがとうございました。

 2012年5月24日   嶋田邦雄
===========

私は6月23日の公開にあわせて大阪に行くので、先日の試写へは行けなかったのですが、でも、試写でご覧になった方からこのような反響を頂いて、とてもうれしいです。どうもありがとうございました!

| | コメント (0)

[jp] 12月23日小金井上映会の感想・メッセージ

昨年12月23日に、小金井市で上映会をした際のアンケートを主催者の水由さんが送ってくれました。以下にご紹介します。

=====
作品の感想:
「住まい」を奪うという人権侵害をまざまざと見ることができました。
監督へのメッセージ:
ぜひ、小金井の公民館で自主講座を企画、講師としてドキュメントの作り方を教えてもらいたい。主催者の片山さん、水由さんよろしくお願いします。
(60代、女性)
=====
作品の感想:
変わった題材で興味深かった。
監督へのメッセージ:
ゆったりとした方で興味深かった。
(40代、女性)
=====
作品の感想:
(既に発言させていただきました)
私もフィールドワークでロンドンに通ったり、ビデオドキュメンタリーの企画をしたりしていましたので、ブライアンを購入させていただいて、拝見するのを楽しみにしています。
(70代、女性)
=====
作品の感想:
楽しんで拝見しました。
(50代、男性)
=====
作品の感想:
UR(今小金井ではメジャーなんです)という事で関心を持ちました。予想以上に面白かったです。何であんなにフツーの方たちの語りが、言葉が、確かなものなんだろうと思っていましたが、繰り返し同じ質問を行うことで、信頼関係やインタビューされる技量もアップされると伺い、なるほどと更に感動しました。食事のシーンがたくさんあり、早川さんも召し上がっているのかな~と気になりました。
監督へのメッセージ:
ワークショップ、いいですね。連続とか、宿泊型とか出来たらいいなと思います。古民家でなんていかがですか?
(女性)
=====
作品の感想:
とても面白かったです。誰にとっても身近な問題になりうることって、実はたくさんあるんだなーと思い、怖い気持ちにもなりました。あと、ユーモアとサービス精神を感じました。演歌のところも面白かったです。
監督へのメッセージ:
お話がとても興味深かったです。早川さんの姿勢が、とても率直で素晴らしいと思います。すごくソフトで行動力があり、見習いたいと思う点がたくさんありました。それを上手く言葉で伝えるのも大事なことですね。
(女性)
=====
作品の感想:
単にURだけが悪いわけではなく、国の政策も絡んでいる事を知って、悲しくなりました。結局、負担を強いられるのは普通の市民という構図を変えて行きたいです。
監督へのメッセージ:
友人で映像やりながら居候生活している女性がいるので、勝手に親近感を持ってしまいました。その子も特に勉強したわけではないのです。その友人がまとめている映像のダメだししたりしているので、映像のお話も参考になりました。ありがとうございました。周りの人たちに宣伝します。
(女性)
=====
作品の感想:
30分ほど遅れてきました。ごめんなさい。つい先日「祝の島」を観ました。それは、まず半年ほどじっくり人間関係を築いてから撮影に入るというスタイルをとられていましたが、こちらは、裁判開始前までにという時間的制約があり、それほど時間が取れなかったとの事。でも、良い話を引き出すのは、時間だけではないのだなと感じました。
監督へのメッセージ:
良い作品でした。
(50代、女性)
=====

感想、メッセージを寄せてくださった皆様、ありがとうございました! 感想で書かれていた質問「食事のシーンがたくさんあり、早川さんも召し上がっているのかな~と気になりました」ですが、私はもちろん頂いていました (でも、おせんべいとかポリポリ音が鳴るものは控えたほうが良いと反省。被写体の方がおせんべいを食べてポリポリ音が鳴っているのは良いですが、カメラに映っていない位置からポリポリ・・・は良くないと思います!)

| | コメント (0)

[jp] これで安心

年末の大掃除が年内にできないかもしれないと危惧していましたが、今日は6時間ほどかけて部屋、台所、洗面所などの掃除をしました! おかげで家の中はピカピカです。疲れましたが、やはり年内に掃除を終わらせたいと思っていたので、ひと安心しました。

先日DHLで海外の映画祭に送ったブルーレイも、無事届いたとの連絡が。なんと、半日で海外(アジアですが)まで届いてしまうのですから、やっぱりDHLは高額なだけあるなと思いました。

昨日のクリスマス、我が家ではイギリスから送られてきたクリスマス・プレゼントを開けました。
Dsc06115

Dsc06121_3

クリスマスカード、アールグレイの紅茶、スパイス入りのビスケット、チョコレート、ホット・チョコレート、ボディークリーム、チャツネ、大好きな映画のDVDが入っていました!!

チャツネは日本ではあまりなじみがないかもしれませんが、イギリスでは普通にスーパーでも売られています。
Dsc06117

イギリスとアメリカのユーモアの違いが良く分かる映画「PAUL」。よく見ると、DVDのジャケットにポールの証明写真らしきものが貼られています・・・!!
Dsc06120

クリスマスだし、さっそくこの映画を観ようと思ったのですが、しばらく借りたまま観れていなかったアンジェイ・ワイダの「抵抗三部作」を観ました! まだ第1部だけですが、面白いです。

| | コメント (0)

[jp] 遅れましたが、感想

時間がたってしまいましたが、「あいち国際女性映画祭」と先日の鶴岡(11月12日)と品川(11月19日)での上映で、アンケートに寄せられた感想をご紹介します。

まず、「あいち国際女性映画祭」
=====
「さようならUR」のような社会性ある作品を取り上げてほしい。天下り等、日本の税金の使い方はおかしすぎ。報道(TV、新聞)もおかしすぎる。
=====
今回の「さようならUR」、自分が幼稚園~高校まで県内の団地で過ごし、両親も現在も在住なので、とても興味関心を持ってみました。考えさせられる映画でした。民営化が利益追求に走るあまり、国民の自由を侵害している。URが天下り、税金の無駄遣いのしわ寄せが今に至る。おかしい!!この世の中、と思う映画でした。
=====
今年は思いがけず、いい映画を、本当に素晴らしい日になりました。私事ですが、平成4年住宅公団(UR)の高層への建替えのため、市営住宅に引っ越し、平成14年一部バリアフリー内装工事のため追い出されるはめに。映画のお茶を飲みながら「え、私? 絶対出ません」には感動。これからの早川監督に期待しています。ありがとうございました。
=====

11月12日鶴岡での上映
=====
URの必要性、個人の権利と権利の乱用(今回がそうだというのではなく)による公益性の損失、最大多数の幸せについて考えさせられた。経済性を考えれば○○○戸対7人なのか?もっと知りたい、情報が欲しいと思うきっかけになった。ドキュメンタリー映画は、問題提示になれば成立か?
=====
URは「ウルグアイラウンド」の略称でもある。TPP(環太平洋連携協定)のドキュメンタリー製作を期待しています。「TPP参画と九条国家日本の行方」など。
=====
作りものとは違って、考えさせるところがいいですね。URは相変わらず天下りが無くならない。全くたくさんです。
=====
監督の言ってることに共感します、字幕、日本語でもやって欲しい。
=====
住民の権利、税金の無駄遣い、両面について難しい問題と思った。ただURの上からの思い上がりの態度は許せない。
=====
娘が東京で暮しています。家賃が高く大変ですが、都会で生活していくために、老後どうなっていくのか?しみじみ感じさせられました。大変身近なことで良かったと思いました。
=====
興味深く拝見しました。次回も期待しています。
=====
これはこれで良かったです。しかし、早川様へ、もっと政治に入れませんか?「ひきこもり」で死んでいく若者が多い中、国や県の政策が無い中で、泥臭さがほしい。
=====

11月19日品川での上映
=====
今、何でも公務員・財団法人の敵視になってますが、大マスコミや橋下徹にまどわされず、どのようなところが自分たちの生活に関わって、役に立っているのか考えるべきだと思います。
(50代、男性)
=====
大学教授の新自由主義、元建設官僚の小川忠男・UR理事長の高飛車な発言といった「上から目線」が、高幡台73号棟の住民の生活を脅かしている実態が描き出されていた。
(男性)
=====
身につまされました。今はまだ自分で働けているのでのん気でいられますが、数十年後の保障は何もないことは自覚しています。
雇用にしろ住宅問題にしろ、先が見えない不安感は、生活に直接関わらない活動への意欲を削りますよね。。。
73号棟の方々は逆に夢いっぱいの高度成長期に働き盛りだった方々と思いますが、その40年後がこれではあまりに皮肉ですね。
(30代、女性)
=====
この映画の中では、経済合理性の流れの中で、弱者が追い出される構図が浮かび上がっている。団地(戦後)が建てられて40~50年経ち、全国で同じような問題が起こっている。住まいは重要なだけに、ひとりひとりの立場に立った判断が迫られる。URのトップに迫るところは、ジャーナリスト根性が感じられる。少し説明が多いのは難か。BGMに演歌を入れたところは興ざめ。観ていて、画一化、効率優先の名の下に、切り捨てられる社会には怒りを感じる。この後も追加撮影をしてほしい。
(50代、男性)
=====
明日は我が身だと思った。早川監督の人間愛を強く感じた!
(30代、女性)
=====
「衣食住」の3つが、人間の生きるための最重要な要素です。「衣と食」は、いくらでも節約し我慢できますが、「住」は最も人間生存の基本です。住宅の問題について、貴重な映像の作成のご苦労に、人権尊重の観点から、心から敬意を表します。
(80代、男性)
=====
私は生まれてから一戸建て住宅に住んでいる。今回、このセミナーに参加しなければ、公団住宅の住民が抱えている問題を知ることはなかった。大変勉強になりました。ありがとうございました。
(10代、男性)
=====
胸が詰まりました。「ここで生まれたからここがふるさと」、「毎日見るこの景色がもう見られない」等の住民の方の言葉、論理的・合理的に(上から下を見下げた)割り切った話し方の大学教授、そしてUR理事長の紳士然としながらも冷酷な態度の3者の対比が明確です。UR理事長に(息を切らしながら)冷静に質問されていた早川さんの声は印象に残ります。
(50代、女性)
=====

以上です。アンケートにご協力いただきました皆様、どうもありがとうございました!

|

[jp] ブライアン追悼上映会 参加していただいた方の感想

10月2日のブライアン追悼上映会で、アンケートに記入していただいた方の感想を掲載します。

=====

住民同士のみならず家族間にまで対立を生むURのやり方に非常に怒りを覚えました。建て替えになった新しいUR住宅に住む私ですが、問題は根深いですね。いつもエネルギッシュに撮影する早川監督の今後に期待します。
(40代、女性)

=====

観ながら、しきりと、原子力村のことを連想してしまいました。行政主導の公共事業が血税を浪費し、様々な利権や天下り、大借金など、ブラックホールそのもの。その氷山の一角に果敢に喰らいついた映像に喝采!
(50代、男性)

=====

住民が追い込まれていく様子と家族内で意見が異なっている場面など、まるで福島県(+東北)で今起きていることと、そのままだと思いました。
UR、専門家(!?)の「経済合理性」を振りかざす姿は、いつでもどこでも同じだなぁーと。
市民(住民)ひとりひとりが考えていくための情報がたくさん詰まっていますね。突撃取材には大拍手を送ります。おつかれさま。ありがとう!!
(50代、女性)

=====

何より住人への愛情がにじみ出ている、そこがこの映画のイノチですね。でも、切実な現実を抱えている人々、あるいは逆に今身近に具体的な問題が見当たらなくて、「結論」だけが欲しい人たちは、性急に「どうしたらいいのか?」と答えを(この映画に)求めることでしょう。でも「答」は「戦術」でも「対処法」でもない。各々の生活の場で、一人ひとりが「住民として」力をつけていくために必要なことを、この映画を通して皆が考えられることを期待しています。
(50代、男性)

=====

「さようならUR」「ブライアンと仲間たち パーラメント・スクエアSW1」を初めて拝見しました。

「さようならUR」
築年数の古いURに住む老人達の気持ち、URの経営状況、両方がよく分かりました。子育ても仕事も一段落し、これからゆっくり過ごそうとしていたところに移住をせまられ、不安で夜も眠れないご老人。大きな負債をかかえ、政府にはせっつかれ、どうにか経営を立て直さなくちゃならないUR。お互いが一歩も引かず、折り合いをつけられない状況は、改善できないのでしょうか。
URの住人達は、今まで甘えていたところがあったはずです。何か問題があったらURに頼めば良い、自治会の会長は常に同じで対話をあまりしない、近所のコミュニティ活動を活発にしていなかった。URもそうです。ずさんな経営とURの住人への理不尽な対応。お互いの問題点を解決し、自分の主張を完全に通そうとせずに、どちらも納得が出来る妥協点を見つける努力が出来たら良いのに。
73号棟のおじいちゃん、おばあちゃんは、どうしているだろう。裁判の行方が気がかりです。

「ブライアンと仲間たち」
ブライアンは子供が好き、そして自分の国イギリスも好きなのだな、と感じました。自分の好きなイギリスが、子供を傷つけているのが許せない。だから、何年も何年も訴え続ける。イギリスが、ひどいことを続ける訳がないと信じて。
そんなブライアンに賛同し、サポートを続ける人々の勇気も凄い。自分の生活そっちのけで人を助けるなんて、なかなか出来ない。ブライアンが亡くなった今も座り込みを続けてる、素晴らしいです。イギリス政府は国益ばかり考えず、心の通った政治を一刻も早くしてほしい。

「マリア達との対話」
とても面白かったです。遠く離れた国に住む私達が、お互いのことを思いやっていて、嬉しく心強く思いました。早川さんの同時通訳も素晴らしかった。楽しいイベントをありがとうございました。

(メールにて、女性)

=====

どうもありがとうございました!

| | コメント (0)

[jp] 8月10日藤沢労働会館 参加された人の感想

先日、8月10日に藤沢労働会館で行った上映+講演のイベントで、当日参加していただいた人から感想をいただきましたので、ここに掲載します。感想をお寄せくださって、ありがとうございました。

=====

(映画)
住民同志の分断が悲しい。提訴されたとのことですが、弁護士の話によるとそんなに悲観的でなくてもいい感じもする。全国に数多く居ると思われるサイレント・マジョリティーの為にも頑張って欲しいと思います。

(講演)
公共住宅の、その国の住宅全体に占める割合を知って驚いた。日本はずい分、割合が低い。
弱者を救う為にも、もっと割合をあげないと。やはり、日本の政治を変えなければいけないと痛感する。

=====

(映画)
これを作った早川さんは元々その団地の方ではなかったという。すごい人ですね。後半の方で当局の人を突撃インタビューしていましたが、「シッコ」のマイケル・ムーアを思い出させます。
これからもいい映画を作ってください。
 
(講演)
竹内さんのレジメを見るとスゴイ調査と努力がうかがえます。この「集い」を進めた一人ですが、講演の時間をもう少し取れなかったのを申し訳なく思っています。辻堂団地の問題もいい方向で解決することを願っています。

=====

私は長後(藤沢市)の市営住宅に住んでいる者です。駅からはちょっと遠い所ですが静かで高台でとてもいい所です。飛行機の音がとてもうるさいところですが、今までなんにもトラブルもなく気持ちよく生活をしてきました。
今日、東京の日野市から見えた人の話・映画を見て驚きました。まだまだ使える家を壊したり、出て行けという、大変なことですね。贅沢は無駄な世の中なのに、こんな無駄なことはないですよね。
えらい人は私達の事を考えて住みよい生活が出来るよう考えて欲しいです。

=====

日本の政治の貧困がこんなところにも及んでいる。なんとか政治を変えないと。
資本主義そのものを考えないといけないのかも。

=====

どうもありがとうございました。

|

[jp] 6月25日にっしぃ劇場 会場アンケートより

6月25日「にっしぃ劇場」会場でアンケートにご協力いただいた方々の感想を掲載します。どうもありがとうございました!

=====
深刻な問題なのに、面白く観ることができました。
音楽のセンスも良く、音が効果的だなぁと思いました。
突ゲキ取材の勇気、感心しました。
とにかく”おもしろい”っていう観点はいつ何時も必要なものだと思います。
(30代、女性)

=====
怒りを持続させる、闘うことは、エネルギーが必要で、73号棟の住民の方はもちろん、早川さんの食らいつく取材姿勢にも感動しました。
(女性)

=====
映像の合間に花やサンダルが映るのが良かった。
(30代、男性)

=====
ご本人がとても魅力的な人でした。
すばらしかったです!! 自分がふるさとと思うところ、終の住み処と決めたところで、ずっと暮したいという気持ちを取り上げた情緒的な話かと思っていたら、前作と全く同じ、国民を愚弄する政府と役人を斬る!! 日本の女マイケル・ムーア全開の映画でした。次は何をぶった斬ってくれるのか、今から次回作が楽しみです。トークでイラク反戦と住宅問題がどうつながるのかを説明されたときに、私の勝手なつなげ方とは違っているのにもびっくりしましたが、それはそれで納得しました。
(女性)

=====

| | コメント (0)

2009年6月20日東京高田馬場MediR Video Act上映会の感想

去る6月20日に、Video Actさん主催で上映会を開催した際の感想をご紹介します。いずれもお名前はありませんでした。
========
早川さんもブライアンさんと仲間たちも世界平和、戦争に対してメッセージを届けているコトが、ただすごいと思いました。私も色々なコト柄や人々に出逢っているのに表現が出来ないもどかしさや、罪悪感を持ち自分に対しての嫌悪も感じつつ何もできないのです。早川さんの行動はすばらしいと思いました。これからもがんばってください。ありがとうございました。
========
ブライアンさんとその仲間たちは、やっていることはすごいことだと思いますが、普通の人たちなんだなと思いました。なんか見終って勇気のでてくる映画だと思いました。
========
初監督作で、ここまでの内容に仕上げられるなんて素晴らしいです。観れて良かった。オックスフォードユニオンの黒い服に身をつつんだ、いわゆる「エリート」達の言うことは、地に足がついていないなぁと思いました。ブライアンの男性でありながら「all child is precious」でしたっけ。そういう生活感に根ざした主張は当たり前のことですが、胸を打ちました。
結局、アカデミズムとかエリートとかディスカッションって、大事な何かを置き忘れて自分たちの特権をもてあそんでいる気がしました。
========

| | コメント (0)

2009年7月5日 新潟柏崎上映会の感想

2009年7月5日、新潟県柏崎市にて柏刈はたらく者の九条の会さん主催で、上映会が行われました。私は残念ながら参加できませんでしたが、感想をいただきましたので掲載します。

========
大変良い映画でした。英国での反戦(平和運動)が少し理解できた様です。
日本で今出来る自分の平和運動を考えさせられました。
多くの人に観てもらいたいものです。
平和と愛を言葉でなく現実のものとする為に考え、行動したい。
日本だけでなく世界の平和が又、同じになって欲しいと感じました。
(山﨑豊昭さん・九条の会)
========
人の良い陽気な英国市民が、様々な苦労を強いられて、「平和運動」に取り組んでいることが分かった。「平和」とは人類が最も大切にして守り抜かねばならない基本的理念だと思う。戦争によって最も潤うのは兵器産業の会社だ。
日本の平和活動家の一端も紹介されていて、私には心強く感じられた。ブライアン達と共に連帯することが、大きな国際的平和運動になると確信した。
(お名前なし)
========

| | コメント (0)

2009年4月13日 札幌・みんたる上映会の感想

去る、4月13日(月)に札幌・みんたるでの上映会でいただいた感想です。ありがとうございました!(すべて原文のまま。日本語・英語)
英語でいただいた分は、英語版ページにも記載しています。

========
イギリスが平和活動に対して、あれほど規制的であることにびっくりした。
それに加えて、日本人の女の子(学生の子)が、学校で通報されるなんてことに、なんて世の中だ、全然戦後じゃないなって思った。
戦争のない世の中を望んでいる人のほうが圧倒的に多いとは思うけど、無関心が戦争したい人をのさばらせるのだと思う。
無関心でいられないことになる前に、なんとかしなくっちゃ。
戦争や原発やめなくっちゃ。
(Yurippe. Gogenさん)
========
すばらしい映画でした!
いっぱい色々なことを思いました。
英国と米国、そして日本。民主主義をうたっていても、実現してはいませんね。
まだまだまだまだ道なかば。
早川さんのような活動が、気づきをうながすキッカケやパワーを与えてくれると思います。
ありがとうございました!
(フジワラトシカズさん)
========
ストーリーの構成がアンバランスだったので、もうエンディングかと思う場面が2度あった。
もう少しブライアン本人の話や映像があった方が良かった。
ナレーションが遅すぎて間延びしていた。
2時間は長すぎる。1時間ぐらいでまとめた方が良いのでは?
(お名前なし)
========
I can't support Brian directly, but I will work on my own field in Japan. I am very encouraged with their activity itself and community of the people. I imagine the cold wind strongly blow them, but support of surrounding people will warm them.
(Koharu Ryuさん)
========
Your protest is great!!
大変良かったです。ブライアンさんがこういう活動をするようになった背景を知りたいなと思いました。
(S・Mさん)
========
オックスフォードユニオンの場面がとても印象的でした。
賛成・反対の議論は、今の日本の現状と比べるとうらやましく思えましたが、ブライアンさんが発言した後は、全てが机上の議論に見えてしまい、先進国の頭でっかちなやり取りが印象的でした。
ブライアンさんの行動や声が本当の人間の想いであると感じました。
ありがとうございます。
(N・Hさん)
========
We have to realize what's going on in the world.
I want to choose love words.
We can change!!
(T・Jさん)
========

| | コメント (0)